無間叫喚地獄

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無間叫喚地獄 - (2012/01/22 (日) 00:57:43) の最新版との変更点

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むげんきょうかんじごく。 [[天魔・悪路]]が所有する異能。[[太極]]位。発現は[[軍勢変生]]・[[求道]]型。 己に触れたもの悉く腐り落とす埋葬の地獄。それは直接的な意味に留まらず、視線や気勢に至るまで効果を伴う。 すなわち、己の身を腐毒そのものへと変生させる太極で、この状態の悪路が放つ腐の瘴気は[[東征軍]]の殆どの戦力を一度に腐り落とす。視線、つまり視界に入れたものを例外なく腐らせるというのは、悪路が視認するのを否定するか、悪路と同等の位階に達している者でなければ、避け得ず防げ得ず腐り滅ぼされる。作中では&bold(){「腐滅の魔眼」}とも称された。 単純な話、彼と真っ向対峙するだけで命取りとなるため、敵に回したらもっとも厄介な一人と言っていいだろう。 肉体そのものが高濃度の陰気であるため、[[玖錠紫織]]が放つ莫大量の生命圧の拳技ですら、触れた刹那に腐り落ち、またそういった特性から、相手の[[歪み]]を受けて倍返しに跳ね返す[[坂上覇吐]]の[[桃花・黄泉返り]]を見舞っても、「毒に毒を浴びせても効果がない」と思わせてしまうほど。 太極の発現と共に現れる悪路の[[随神相]]は巨大な剣を持った武者。 凄絶な笑みを浮かべることが多い巨人であり、この随神相の内界は腐毒の世界であり、内側に立ち呼吸するのみならず存在するだけで魂魄が腐っていく毒と瘴気が渦巻く異界。 作中において東征軍にもっとも直接的な打撃を与え、また同時に物語における重要なきっかけを与えた原因でもある。 元になったのは[[Dies irae]]における[[トバルカイン]]こと[[櫻井戒]]の[[創造]]。 彼がこうした能力を持つに至った背景は、愛しい他者を数多の嘆きから守るため。彼らを傷つかせないし汚させない。そのためならば&bold(){「自分一人が毒を被ることになって構わない」}という救済の祈りである。 その渇望は変わらぬまま、[[無間神無月>無間大紅蓮地獄]]による[[軍勢変生]]の恩恵を受けて神格の域にまで効果が高められており、かつてとは比べ物にならない強度を獲得している。 名称の元ネタはおそらく仏教の教えにある八大地獄の四層目「叫喚地獄」。 殺生・盗み・邪淫・飲酒をした者が落ちる地獄とされ、熱湯の大釜や熱せられた鉄室に閉じ込めたり、焼けた鉄の汁を飲ませたり、焼けた鉄の上を走らせたりするなどの苦しみを約852兆6400億年もの間、罪人たちに与え続けるとされる。 **詠唱 一 二 三 四 五 六 七 八 九十 (ひい ふう みい よお いい むう なあ やあ ここのたり) 布留部 由良由良止 布留部 (ふるべ ゆらゆらと ふるべ) 血の道と血の道と其の血の道返し畏み給おう (ちのみちとちのみちとそのちのみちかえしかしこみたまおう) 禍災に悩むこの病毒を この加持に今吹き払う呪いの神風 (かさいになやむこのびょうどくを このかじにいまふきはらうとこいのかみかぜ) 橘の 小戸の禊を始めにて 今も清むる吾が身なりけり (たちばなの おどのみそぎをはじめにて いまもきよむるわがみなりけり) 千早振る神の御末の吾なれば 祈りしことの叶わぬは無し (ちはやふるかみのみせいのわれなれば いのりしことのかなわぬはなし) ――太・極―― (――たい・きょく――) 随神相――神咒神威・無間叫喚 (かむながら――かじりかむい・むげんきょうかん) - あけおめ屑兄! -- 名無しさん (2012-01-01 09:33:08) - PV4の開幕で流れてたな -- 名無しさん (2012-01-21 08:29:02) - 旧世界から続登組だから詠唱は太極の奴でいいとして、屑兄さんの元々の創造の名称は結局なんだったんだろうな -- 名無しさん (2012-01-21 21:53:19) - 櫻井一族だしこの後に続く文章が創造名になるんじゃない? -- 名無しさん (2012-01-21 21:56:46) - ↑ダメだ……ググッても『千早振る神の御末の吾なれば 祈りしことの叶わぬは無し』の続きがわからねぇ……。正田卿の言語解読班の方はいらっしゃいませんか!? -- 名無しさん (2012-01-21 22:32:10) - 千早振る~は和歌?だと思うから、続く文章といったら『この加持に今吹き払う呪いの神風』の後じゃないの? -- 名無し (2012-01-22 00:57:43) #comment
****むげんきょうかんじごく 太極・無間叫喚地獄。 [[天魔・悪路]]が所有する異能。[[太極]]位。発現は[[軍勢変生]]・[[求道]]型。 己に触れたものを悉く腐り落とす埋葬の地獄。猛毒と侵食と腐食の宇宙。それは直接的な意味に留まらず、悪路の視線や呼気、気勢、大気を伝播する声に至るまで、悪路の放つもの触れるという現象の全てに腐らせる効果を伴う。 すなわち&bold(){「己の身を腐毒そのものへと変生させる」}太極。この状態の悪路が放つ腐の瘴気は次元が違い、人間程度ならばどれだけいようが一睨みで汚泥に変え、軽い一撃で[[東征軍]]を瞬時に腐り殺した。 [[不和之関]]では眉の一筋すら動かさずに、本人曰く拳の一撃を繰り出した。星が自転や公転を続けてもそれを人が認識できないように、存在そのものが極大な歪みである彼は攻撃に傍目にわかる動作など必ずしも必要ない。祝詞を紡ぐと悪路の周囲に広がる粘性を帯びた泥に似た闇が質量を数百倍へと爆発させ、津波さながら音速を超えて広がり東征軍第一陣の半数、五千強を虐殺した。 また視線、つまり視界に入れたものを例外なく腐らせる&bold(){「腐滅の魔眼」}とも称されるそれは、悪路の視界に一切入らないか、悪路と同等の位階に達している者でなければ、避け得ず防げ得ず、ただ見られるだけで腐り滅ぼされる。 肉体そのものが高濃度の陰気であるため、[[玖錠紫織]]が放つ莫大量の生命圧の拳技ですら、触れた刹那に腐り落ちる。[[遠当ての斬風>首飛ばしの颶風]]という実体の無いものさえ悪路の体皮に触れた途端に腐れ落とす。 [[無間蝦夷]]の宗次郎との戦いでは自分の姿を映した者の眼球さえ腐らせるという現象を起こしている。 己自身が毒であるため、相手の[[歪み]]を受けて倍返しに跳ね返す[[坂上覇吐]]の[[桃花・黄泉返り]]で毒を持って毒を制すと言ったところで、この場合はより強化させてしまう可能性の方が遥かに高い、と意味を成さなかった。 さらに肉体だけでなく悪路が所持する大剣も腐毒の塊となるため、剣戟の風すら腐食の毒となる攻防一体の能力。 単純な話、彼と真っ向対峙するだけで命取りとなるため、敵に回すと最も厄介な一人と言える。 **[[随神相]] 太極の発現と共に現れる悪路の[[随神相]]は、醜悪な面相に凄絶な笑みを浮かべる、巨大な剣を持った武者。 [[母禮>天魔・母禮]]と共に、作中において東征軍に最も直接的な打撃を与え、また同時に物語における[[重要なきっかけ>畸形曼荼羅]]を与えた存在である。 この随神相の内界は腐毒の世界であり、内側に立ち呼吸するのみならず、ただ存在するだけで魂魄が腐っていく、超級の毒と瘴気が渦巻く異界。 踏み入った悉くを腐らせるという理であり、入った者は刹那も保たず腐れ落とす。毒素の濃度を操り腐蝕の力を強化させることも可能。 内界の異常は見た目だけではわからないため、腐食する理由に瞬時に気付きにくい。 **元の術法 元になったのは『&ruby(ここだくのわざわいめしてはやさすらいたまえちくらのおきくら){[[許許太久禍穢速佐須良比給千座置座]]}』 [[Dies irae]]の三代目[[トバルカイン]]こと[[櫻井戒]]の[[創造]]。 彼がこうした能力を持つに至った背景は、愛しい他者を数多の嘆きから守るため。彼らを傷つかせないし汚させない。そのためならば&bold(){「自分一人が毒を被ることになって構わない」}という救済の祈りである。 その渇望は変わらぬまま、[[無間神無月>無間大紅蓮地獄]]による[[軍勢変生]]の恩恵を受けて神格の域にまで効果が高められており、かつてとは比べ物にならない強度を獲得している。 求道型の力として自己の肉体のみを変生させるだけだったが、[[覇道]]型のように周囲に影響を与えることが可能になった。 また悪路が拳の一撃として繰り出した腐食の津波は、初代トバルカイン・[[櫻井武蔵]]の創造『&ruby(かくさすらひうしなひてつみといふつみはあらじ){[[此久佐須良比失比氏罪登云布罪波在良自]]}』の能力と詠唱が元になっている。 ---- **詠唱 -[[腐蝕の津波>此久佐須良比失比氏罪登云布罪波在良自]] &ruby(くさぐさ){種種}の&ruby(つみごと){罪事}は&ruby(あまつつみ){天津罪}、&ruby(くにつつみ){国津罪} &ruby(ここだく){許許太久}の罪&ruby(い){出}でむ、&ruby(か){此}く&ruby(い){出}でよ &ruby(かくさすらいうしないて){此久佐須良比失比氏}――&ruby(つみというつみはあらじ){罪登云布罪波在良自} -太極 &ruby(ひ){壱}、&ruby(ふ){弐}、&ruby(み){参}、&ruby(よ){肆}、&ruby(い){伍}、&ruby(む){陸}、&ruby(な){漆}、&ruby(や){捌}、&ruby(ここの){玖}、&ruby(たり){拾} &ruby(ふるべ){布留部} &ruby(ゆらゆらと){由良由良止} &ruby(ふるべ){布留部} 血の道と血の道と 其の血の道返し&ruby(かしこ){畏}み&ruby(たま){給}おう &ruby(かさい){禍災}に悩むこの病毒を この&ruby(かじ){加持}にて今吹き払う&ruby(とこ){呪}いの&ruby(かみかぜ){神風} &ruby(たちばな){橘}の &ruby(おど){小戸}の禊を始めにて 今も清むる&ruby(わ){吾}が身なりけり &ruby(ちはや){千早}振る神の&ruby(みせい){御末}の&ruby(われ){吾}なれば 祈りしことの叶わぬは無し ――&ruby(たい){太}・&ruby(きょく){極}―― &ruby(かむながら){随神相}――&ruby(かじりかむい){神咒神威}・&ruby(むげんきょうかん){無間叫喚} ---- **備考 名称の元ネタはおそらく仏教の教えにある八大地獄の四層目「叫喚地獄」 殺生・盗み・邪淫・飲酒をした者が落ちる地獄とされ、熱湯の大釜や熱せられた鉄室に閉じ込めたり、焼けた鉄の汁を飲ませたり、焼けた鉄の上を走らせたりするなどの苦しみを約852兆6400億年もの間、罪人たちに与え続けるとされる。 ---- - あけおめ屑兄! -- 名無しさん (2012-01-01 09:33:08) - PV4の開幕で流れてたな -- 名無しさん (2012-01-21 08:29:02) - 旧世界から続登組だから詠唱は太極の奴でいいとして、屑兄さんの元々の創造の名称は結局なんだったんだろうな -- 名無しさん (2012-01-21 21:53:19) - 櫻井一族だしこの後に続く文章が創造名になるんじゃない? -- 名無しさん (2012-01-21 21:56:46) - ↑ダメだ……ググッても『千早振る神の御末の吾なれば 祈りしことの叶わぬは無し』の続きがわからねぇ……。正田卿の言語解読班の方はいらっしゃいませんか!? -- 名無しさん (2012-01-21 22:32:10) - 千早振る~は和歌?だと思うから、続く文章といったら『この加持に今吹き払う呪いの神風』の後じゃないの? -- 名無し (2012-01-22 00:57:43) - ていうかPV4で全文でてないか? -- 名無しさん (2012-01-23 01:35:12) - コンシューマーできっと創造名出るよな、兄さん!! -- 名無しさん (2012-04-08 13:00:15) - ヤツカハギは厄介な奴しかいなくないか? -- 名無しさん (2012-12-10 23:26:19) - 詠唱の元ネタがよくわからんな -- 名無しさん (2012-12-20 22:57:29) - 詠唱の上二つは「ひふみ祓」じゃなかったけ -- 名無しさん (2012-12-20 23:13:15) - 随神相持ちなのに求道太極なの? -- 名無しさん (2013-01-28 10:25:49) - お前も随神相のページ読んで来い -- 名無しさん (2013-01-28 10:38:15) - (∴)「この汚物、塵屑共の糞をよく欲しがる割には消化が悪いぞ、使えんなァ」 -- 名無しさん (2014-05-17 14:59:56) - つまりは装甲悪鬼ですね >醜悪な面相に凄絶な笑みを浮かべる、巨大な剣を持った武者。 -- 名無しさん (2015-08-18 19:11:04) - 血の道と~の元ネタが分かりません教えてウザい人! -- 名無しさん (2018-08-07 18:54:34) #comment

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