ヴィルヘルム・カナリス

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ヴィルヘルム・フランツ・カナリス(Wilhelm Franz Canaris)
[[Dies irae ~Wolfsrudel~]]の登場人物。

***来歴

階級は海軍大将。
第一次世界大戦を生き抜いた歴戦の海軍士官。彼を慕う軍人からは敬意を込め「提督」と呼ばれる。
親衛隊とは指揮系統が異なる国防軍の軍事情報部長官として諜報、防諜部門を取り仕切っていた。
[[ラインハルト>ラインハルト・ハイドリヒ]]とはラインハルトが海軍士官候補生だった頃からの付き合いで、その頃から親子ほどもある年齢差のラインハルトに目をかけ、ラインハルトが海軍を去った後も家族ぐるみの付き合いを続けていた。
どのくらいの付き合いかというと親衛隊情報部指揮官となったラインハルトが態々自宅の隣に引っ越してきた位である。
1942年におけるラインハルトの表向きの葬儀に際し、列席した重鎮たちの誰もがラインハルトを忌み嫌い取り繕った敬意を向ける中、唯一人彼の死を真に嘆き涙を流した。
その後、親衛隊によってラインハルト暗殺事件の首謀者であるとされ逮捕、拘禁される。
その拘禁の背景には、第三帝国のあらゆる秘密に通じると言わしめる存在への恐れがあった。

そして1945年3月、ベルリンが戦火に包まれるまであと僅かまで迫ったその日。
拘禁場所である一室にて、死を見届けたはずのラインハルトに遭遇する。
ラインハルトは「[[不遇の人生を変えたければ、魂を差し出せ>エインフェリア]]」と契約を持ちかけるも、既に敗北が決定した祖国の未来に疲弊し、それを知って尚勝利に貢献せよと言うその黄金の輝きの先にあるおぞましさを見抜いたが故にそれを拒んだ。
それを聞いたラインハルトは「[[なるほど。では、あなたは今回も、この結末を選ぶのだな。提督>永劫回帰]]」と言い残し去っていった。

ラインハルトと邂逅した翌日、自身は拘禁中の身から友人である親衛隊情報部の[[ヴァルター・シェレンベルク]]と密かに連絡を取り、ラインハルトの背後にあるであろう第三帝国の闇の情報を持てる限り彼に託す。
そして自身は、親衛隊が発見した軍事情報部の秘密金庫内にあった、軍事情報部がラインハルト暗殺に関与していたという決定的な証拠により、親衛隊によって絞首刑にされた。

ベルリンが戦火に包まれる、そのおぞましき光景を目にしてしまう前に、老雄は息絶えた。
託された情報の中に軍事情報部の秘密金庫の在り処が含まれていたこと、そしてそれが処刑などではなく自殺であるという事実を知るのは、ヴァルター唯一人であった。

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**関連人物
-[[ラインハルト・ハイドリヒ]] :嘗ての部下であり、友人であり、実の息子のように思っていた
-[[ヴァルター・シェレンベルク]] :組織的にはライバルだが年の離れた友人であり、死を前にして後を託した
-[[ヴィルヘルム・エーレンブルグ]] :&bold(){名前が一緒}

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- 拙いながらも作成。アイヒマンがいたのにカナリスがいなかったので  -- 名無しさん  (2017-12-13 18:11:16)
- ↑乙です。読んでたとき結構印象に残ってたキャラだから作ってもらえてうれしいです  -- 名無しさん  (2017-12-13 21:20:03)
- 獣殿に出会って畏怖やら嫌悪やら心酔やらせず普通に付き合えるあたり一般人ながら傑物やなあ  -- 名無しさん  (2017-12-13 21:51:58)
- 小説二つとも、魔人に屈しないドイツ軍人ばかりでかっこいいという  -- 名無しさん  (2017-12-14 15:54:07)
- 完璧な獣だか黄金の獣だかマキャヴェリズムの権化ってハイドリヒを評した人だったっけ?厨二帝国ナチは凄いよ  -- 名無しさん  (2017-12-15 08:09:41)
- 史実でもスペイン参戦を参戦させないためにあれこれ手を尽くしたり、捕虜収容所にいたときは看守を絞め殺して脱走したりと中々の経歴の持ち主  -- 名無しさん  (2017-12-30 12:26:27)
- 「も」と言うあたり、聖槍13騎士団に入る世界もあったのかな?  -- 名無しさん  (2018-01-29 23:54:41)
- ↑むしろどの世界でも手を取ってないって話だろ。  -- 名無しさん  (2018-01-30 23:50:42)
- そもそもDies本編まではどの世界もひとつ残らず同じ経過だと・・・・・・  -- 名無しさん  (2018-01-30 23:57:29)
- 名前が一緒なカズィクル・ベイ  -- 名無しさん  (2018-01-31 14:33:31)
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