****あやかしめん・くろしきじょう [[神祇省]]の構成員の一人、[[怪士]]の五常・破ノ段。 初めての使用は[[歩美>龍辺歩美]]√で、第五層においての[[逆十字]]、[[べんぼう]]、[[貴族院辰宮]]との戦闘時に、[[柊聖十郎]]に対して使用。 その後の[[壇狩摩]]の五常・[[急ノ段>軍法持用・金烏玉兎釈迦ノ掌]]で展開された盤面世界で行われた[[柊四四八]]との戦いで詠唱、能力が判明した。 その効果は「&bold(){拳に触れた部分から輝かしい若さを吸い取る}」というもの。 “若さ”とは闘気や気魄といった意欲全般を指し、[[怪士]]に殴られた相手は拳の直撃部分からあまねく生気を吸い取られる。生気を吸い取られた直後に凄まじいまでの倦怠感に襲われ、殴られた箇所からはまるで老化でも始まったかのように皺が犇めき、瞬く間に血色は失われ、体内臓器の機能が止まっていく。やがて皺はウィルス感染さながらにじわじわと伝播しながら総身へと広がっていき、最後にはミイラと化して老衰死を迎えることになる。 この能力は発動すれば、たとえ発生源である[[怪士]]から離れていても効果を発揮し続けるため、早急に治癒を施さなければその分致命的な状態に追い込まれていく。しかし[[楯法>邯鄲の夢]]によって進行を阻止しようにも、皺は回復していく生気そのものを蝕むため、下手な回復はむしろ皺の進行を加速させることになりかねない。作中でも[[四四八>柊四四八]]の破段によって全資質を楯法の活に一点集中させ、ようやく老化の進行を堰き止めたものの、完全な根治には至らなかった。 極論、当たらなければ効果を発揮しない破段であるが、怪士自身の卓越した殺人術から逃れることは至難であり、直撃すれば即座に能力が発動し生半可な楯法ならば糧にして対象の生気を吸い取り尽くすため、破段の中でも直接的な対人戦に於いては凶悪なまでの性能を誇っている。 この夢の根底にあるものは日ノ本最古の職業殺人者として持って生まれた殺人欲求を満たすため人生の総てを殺人術に費やし、その技で命を奪い、屍を嬲り尽くすことが出来なかったことに対する後悔と憤怒。動乱の時代たる幕末を生きた[[怪士]]はいずれ殺人術を使える機会を待ち望んで武の研鑽を積み続け、技能を無双の域にまで鍛え上げたものの、結局その業が果たされる日はついぞ訪れはしなかった。無情にも流れる時に身体は老い、欲求は満たされないまま肉体強度が落ちていく。生まれ落ちて八十年、ただの一度も一人も殺せず、存分に業を振るったこともないまま衰えていくなど許せない。「&bold(){だから私に若さを寄越せ}」。たとえ巡り合わせの悪い運命であろうと、百年千年生き続ければきっと至福のときは訪れるだろう。そして無限に味わえるだろう。 殺人欲求を永遠に満たし続けるため、そしていずれ巡り合うだろう英雄豪傑との死闘の希求という怪士の切実な渇望が具現化した夢である。 **詠唱 &bold(){――破段・顕象――} &bold(){「怪士面――黒式尉」} ****（あやかしめん――くろしきじょう） **備考 ---- - 微妙にベイと被るんだよねコレ。新生するか回帰するかの違いだけど。 -- 名無しさん (2014-03-21 13:45:07) - あの歳で、しかもこれなしで百鬼夜行の大群を堰き止めてた爺さんって・・・ -- 名無しさん (2014-03-21 13:46:37) - これなしというか夢なしだから邯鄲自体使えんのやで -- 名無しさん (2014-03-21 14:24:43) - 百鬼夜行から若さって吸い取れるのか？ -- 名無しさん (2014-03-21 16:21:45) - あの時点では望んだ戦場を提供してもらえたことで例え邯鄲使えても破段はまともに使えないって説明になってたが……多分吸い取れるんじゃね？百鬼夜行も生物なわけだし -- 名無しさん (2014-03-21 18:30:07) - 爺さんより年上ばっかりな気がするが(妖怪だし)、その場合も吸えるんかね？ &br()吸えたとしても「若さ」という表現が合わない…。 &br()まぁ生気を吸ってるようなもんかね？ -- 名無しさん (2014-03-21 22:16:54) - 第二天VS曽根玄心のジジイバトルが見てええええええ！！！ -- 名無しさん (2014-03-22 08:00:44) - 花ちゃん「ｇｋｂｒ」 -- 名無しさん (2014-03-22 09:08:58) - 若さに特化した逆さ磔という印象、しかも破段で。爺さん強いでぇ -- 名無しさん (2014-03-22 10:12:01) #comment
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