やだ、見るな。見るな見るな、そんな目でッ――

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やだ、見るな。見るな見るな、そんな目でッ―― - (2016/05/25 (水) 23:17:22) のソース

発言者:[[緋衣南天]]
対象者:[[世良信明]]
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一度完敗しておきながら懲りずに立ち向かってくる[[石神静乃]]を再び[[落魂陣>雲笈七籤・墜落の逆さ磔]]に叩き落そうと、[[崑崙宮殿]]で彼女を待ち構えていた南天。
[[しかしそこに現れたのは信明だった。>待たせてごめん、けれど、約束を果たしに来たよ緋衣さん]]
病が再発し、何とか維持していた外見も元通りになってしまっていた南天は、容姿を誤魔化す迷彩の夢も使っていなかったので、醜く病み爛れた本来の姿を信明の前に晒してしまう。

南天が信明の前ではどんなときでも外見だけは取り繕ったのは、あくまで彼を誑かすために必要な行為だったから。それ以外の意味などないはずだった。
故に既に利用価値もなく、逆に排除すべき明確な障害となった信明に対して姿を偽る必要はまったくない。むしろ、こんなおぞましい化け物をお前は抱いていたのだと嘲笑ってやればいい。
南天は理性ではそう思っているはずなのに、気が狂いそうなほどに信明に己の姿を見られるのが恐ろしくてたまらない。


以前南天が信明と深夜の逢瀬を行ったとき、彼女は髪型や服装で悩み、化粧でもしてみようかとも思った。
その行為は偽装や騙し、生存の手段として用いるような無味乾燥なものではなかった。
より良く見せたい。見られたい。自分をより良く見せるための努力している。そうした行為を楽しんでいる。

信明一人に会うだけだというのに、それが信明を騙すためでなければ、健康体を得るための生存の手段でもないというのなら、そのようなことを楽しむ理由は何か?


南天が信明により良い姿を見せたいのも、醜い姿を見られたくないのも、その本当の理由は言葉にしてみればとても単純なもの。
そう、すべては――

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**関連項目
-[[これは歓喜の涙だろうが!]]

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- これのどこが男を手玉に取る悪女だよ!  -- 名無しさん  (2016-05-25 23:17:22)
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