運(神咒神威神楽)

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運(神咒神威神楽) - (2016/09/09 (金) 18:52:58) のソース

神咒神威神楽では単純な身体能力強化や現象発生術とは別に、因果に干渉する能力等が存在する。
このページの目的は作中の運に関することをまとめ、
物語の裏でどのような力が働いていたのかを推察するプレイヤーの助けとなることである。

[[禹歩法]]:極めれば高次元の霊的防御を得られるという技法。
[[宿星]]:世界に対する役割。
[[太極]]:相手が有する常識を、己が世界の常識で破る異能。
[[禁縛]]:歪みを封じる術、禍憑きを抑えこむ。

[[凶月咲耶]]の陰気汚染:身体能力強化ではなく、因果操作に基づく存在維持という別次元の強化が起きている。
[[禍憑き]]:危機に陥ったとき、その不運を別の者に押し付ける運気操作。
[[天魔・血染花]]:相手の力を吸収する、その際に運気も吸収している。

[[先見、未来視]]:無限に枝分かれした未来の中から特定の一つの未来を無理矢理決定して引きずり出す運命改変。
[[■■■■■■■]]:思えば叶う力。幸福に必要なモノを周囲から掻き集める、無ければ作る。

[[桃花・黄泉返り]]:歪みを跳ね返す、運気操作の禍憑きも歪みであるため跳ね返す。

[[陀羅尼摩利支天]]:自身の可能性を拡大する能力、戦闘において別の行動をした自分を呼び出せる。
[[紅楼蜃夢・摩利支天]]:陀羅尼摩利支天の上位互換。

[[壬生宗次郎]]の[[歪み]]:試合だろうが木刀だろうが、宗次郎と戦った者は後に死ぬ。
[[経津主神・布都御魂剣]]:あらゆるものを斬る、その中には運気も含まれる。

[[無間身洋受苦処地獄]]:異能を無効化する。
[[観測者]]:神座システムそのもの。座の交代が永劫に繰り返されるように戦局そのものを誘導する。

[[自滅因子]]:確実に死ぬような目に遭ってもありえないほどの幸運などが起き消滅することが許されない。
[[畸形曼荼羅]]・生玉・黄泉・劔・蜃・顕:自滅因子によって感染した力。

[[太陽]]:大筋において意味を持たず、別に存在しなくても話は変わらないという者。故に物語の外側へ渦中の者らを引っ張れる。

[[大欲界天狗道]]:第六代目の脚本。

#region(運に関する文章)

#region(不二にて常世)
先の不和之関。
東征軍たる名目で攻めてきた者らに対し、彼女は躊躇なく信頼する同胞二柱を送り出した。
アレに通じる汚濁万象、それら悉く滅殺せんとした自分の采配に間違いはなく、
また人選としてもこの上なく的確だったと今も変わらず信じている。
だが、だからこそ浮き彫りになるのはこの現状。
「……なぜ、どうして死んでいないの?」
滅尽滅相――だったはずだ。
彼らが手を抜いたことなどあり得ないし、見逃す慈悲などそれこそ皆無。
力の差とて歴然だった。
しかし、それでも敵は全滅していない。
事実上の戦線崩壊? 馬鹿を言え、零でないのならそれは討ち損じたことの証明だろう。
重要なのは、圧倒的に格上の自分たちが紛れもない全霊で臨みながら、
彼らの中になぜか生き残った者がいるということ。
それが運であれ偶然であれ、あってはならないことだろう。
異常事態。考えるたびに彼女の心胆に恐れが走る。
#endregion

#region(穢土諏訪原にして宿儺)
「もう一つ、主役の条件ってやつを教えてやるよ――神の玩具だ」
「だから、もし本当におまえがそんな馬鹿げた存在だったなら、おまえに自由は何一つない」
「玩具だから、役割は決められてる。永遠に終わることのない既知感だ。
死なないから、負けるはずがないから、おまえは世界に必要な役割を演じなければならない」 
#endregion

#region(奥羽にて太陽)
それは大筋において特に意味のないもので、だからこそ無視することが出来ないもの。
隙無く構成された物事には遊びがなく、ゆえに始まりから結末までの流れが変わらない。
分岐、寄り道、無駄話……それはすなわち可能性だ。
本来やるべきではないことをやらなければ、本来辿り着く終わりにしか向かわない。
その完成図が死と嘆きに満ちているなら、無駄なことをしてでも台本を変えなければならないだろう。
そしてそれが出来る者は、登場人物という創造主の玩具ではない。
少なくともきっかけは。
最終的に道を決めるのは彼ら登場人物であったとしても、
彼らに己が玩具であると知らせるきっかけは外側から持ち込まねばならない。
喩えるなら蚊帳の外。
大筋において意味を持たず、別に存在しなくても話は変わらないという者だけが、
物語の外側へ渦中の者らを引っ張れる。

積もりに積もった時間の中で、皆が与えられた法則(キセキ)に抗えなかった。
たとえ手を振り払っても、知らない間に組み込まれている。
神様はそれほど強引でお節介だから、舞台に上がった誰も皆、自分の非業(やくわり)に逆らえない。
力強い姿形を嫌々ながらも演じてしまう。だから、主役はいつも神様のおもちゃ。
でもね、それは同時に宇宙(かみさま)にとって勝手に動く配役(いぶつ)こそ、何より致命的だっていうことの証なの。
…遠い昔、旧い神様が自分の筋書きを壊すため、極力主役を放し飼いにしたように。
#endregion

#region(無間蝦夷にて夜刀)
「苦しいか。ああ、だが運がいい」
「直撃すれば原子の域まで分解されていたものを。喜劇のような生き汚さだ」
ゆえに直撃することなどありはしない。
神に連なる玩具の未来は、その役を終えるまで敗北の二文字が存在せぬのだ。
致死は十分に放ったぞ。さあ、このからくりに気づいてみろ。
疑念を感じて亀裂と化せ。
天体を打ち砕くほどの破壊光。それを一身に受けながら、
生き延びる人間などが当然ありえるはずはない。
己の背を押すモノがあると、そろそろ分かってきているはずだ。
#endregion

#region(座にて夜行)
「渇望(ゆがみ)――龍水の有した陰気が、私とあれを引き合わせた」
「いや。摩多羅夜行そのものを…」
形作ったと、唇がわななきながら声無き声にて搾り出した。
恐らくそれは、渇望と呼ばれるものの根源にして、最も純粋な姿だろう。
思い願った未来が訪れるという、非常に分かりやすい、想い遂げるという力。
己が描いた道筋こそが訪れるという、因果の補正。
特殊な形態を持たない、稚児の妄想そのものといえる歪みだった。
運命や不幸すら無意識の内に幸福な姿へ捻じ曲げる。
水面下で密かに行われていた改変作業。
それが御門龍水の有していた陰気の本質だったのか。

彼は他者の事象においてはいち早く看破しておきながら、己自身の事柄にだけはあまりに頓着しなかったのだ。
これが我、これが自分。自負と呼べば聞こえはいいが、それは最初から仕組まれている精神構造と言っていい。
疑問を抱かぬよう、常に何者かの干渉下にあっただけのこと。
#endregion

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- 要するに、神座シリーズの「運気」って神の干渉をどれだけ受けてるかの指標って事だよね?  -- 名無しさん  (2016-09-09 18:14:17)
- 龍水みたいに干渉してる側の場合もあるから、一概には言えない  -- 名無しさん  (2016-09-09 18:52:58)
#comment
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