曙光八百万

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曙光八百万 - (2020/01/15 (水) 21:21:59) のソース

****アマテラス

#image(center,https://pbs.twimg.com/media/Dg6QwnvUwAARWls.jpg,height=400)

#center(){&italic(){&big(){「よいか、わたしは偉いのじゃ。たぶん最高に凄いのじゃ」}}}


第七[[神座]]。
[[神座万象シリーズ]]における七代目の[[神]]の[[理]]。
神の名は「&ruby(しょこう){[[曙光>天照坐皇大御神]]}」。本名は[[ヒルメ]]。 
[[神咒神威神楽]]の終盤および外伝・曙之光、[[神なる座に列し伝わる救世主]]、[[Dies irae PANTHEON]]の世界法則。 

その法則は「歴代の神座世界を疑似再現し、魂の自由意思を尊重しつつ、人々の共生を促す」というもの。
&ruby(わに){鰐}((鮫(サメ)の古語))にとっての楽園は、&ruby(こい){鯉}にとっての毒でしかない。
如何なる完成度を誇ろうとも栄枯盛衰、やがては滅ぶ。[[万人を救済する天上楽土>明星悲想天]]に塗り潰そうが、生じた[[軋轢そのもの>背教徒]]が未来となって[[破滅を運ぶ>永劫水銀回帰]]。
それは[[天狗道>波旬大欲界天狗道]]であろうと変わりなかった、&ruby(ゆがみ){[[畸形>畸形嚢腫]]}こそがその証明。
どれだけ弱かろうが、魂と心が有る限り、何処かで必ず渇望が育まれる。時の狭間か、宇宙の隙間か、手の届かない[[座]]の外側たる虚無からさえも。
どだい多種多様な&ruby(こころ){内界}を、天頂星一つで統べる事自体が不可能である。
だから代替わりそのものは良しとする。だが、今を生きる者として切磋琢磨してより良き未来を見据えて進むのだ。
曙光に今を託してくれた[[刹那>天魔・夜刀]]と[[黄昏>マリィ]]に尽きぬ感謝を感じるからこそ、我らもまた良き形で継承して行かなければならない。
[[坂上覇吐]]や[[久雅竜胆]]がその目に焼き付けた[[夜都賀波岐]]や[[第六天波旬]]のような悲壮悲劇が生まれないように。
だから、曙光の世界ではどのような者にもその魂に見合った行き場所が見つかるようにしていく。

その[[渇望]]は&bold(){「化外を生まない」}というもの。
進歩がない者は[[永劫水銀回帰]]、
善に生きた者なら[[明星悲想天]]、
悪に殉じた者には[[堕天無慙楽土]]、
報われずに生を終えた者には[[黄昏輪廻転生]]といったように。
それだけに終わらず、人々が多様な価値観を許容して、互いに認め合いながら共存していく事を促し、継承して未来に希望を繋げていく。
これこそが絆の[[覇道]][[太極]]、第七神座・曙光八百万である。

端的に言うならば、第五神座・黄昏輪廻転生をベースにその欠点の克服を図った法則である。
黄昏が危険分子もろとも一つの世界で(強引に)まとめて抱きしめてしまったのに対し、曙光は危険分子にもある種のガス抜きとしてその魂に見合った世界へ誘導する。
歴代の中でも非常に優れていた黄昏に工夫を凝らしているだけあって、自由型の理でありながら歴代でも類を見ないほどの安定性を発揮している。
なお、神咒神威神楽では第六を除く第一神座から第五神座までの世界を再現しているとの事だったが、神なる座に列し伝わる救世主では第六神座までを再現している事になっている。

当代の神座は[[高天原]]と呼ばれ、そこには[[求道神]]の面々と[[覇道神]]のヒルメが在住している。
基本的にその神々の中でバリバリと働いているのは死を裁く神・[[摩多羅夜行]]のみであり、彼は自身の行き先を見失ってしまった[[魂]]に寄り添い語らいながら化外の発生を未然に防いでいる。とはいえヒルメが言うには最近はほぼ無意識のオートに任せているとのこと。
その他の求道神たちは神座の守護者であり、自身の鍛錬に加え、[[若>主人公(Dies irae PANTHEON]][[人>ヒルメ]][[たち>ヨミ]]に継承していく教師としての側面が強い。

なお、神座の中心に座しているのはヒルメの心臓と言える「桜の大樹」である。これは覇吐と融合していた[[畸形嚢腫]]と竜胆の有していた覇道が合わさり、「畸形本人が本人の分身の子供として新生した姿」と考えるのが妥当と言える。
舞い散る花弁はその一枚一枚が人の世界で人の魂。七枚花弁は神座の象徴。

非常に安定している神座ではあるが、如何に優れていようと座の世界のルールから逃れることは不可能。代替わりという破滅の要素は拭えない。当代の神が滅びる予兆とされる[[観測者]]の出現。謎の存在である観測者によるいつか訪れる滅びとは、ヒルメの死の訪れに他ならない。
故にそれを防ぐべく、八百万の理によるすべての時代の模倣再現を行い何故観測者は生まれるのか、神座という世界の根源とは何なのか、というすべての謎を解いていく空前規模の戦いこそが[[Dies irae PANTHEON]]の物語である。
おそらくPANTHEONから第六神座を再現していることになっているのは上記の通り、観測者を知る為である。
なお、再現はあくまで模倣したものであるため完璧ではない。その時代の時間軸にはいない人物がいたり、話の流れが違っていたりする。

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**備考
なお、憶測の域を出ないが、シナリオライターの正田崇が「ヒルメと最も相性が良い神格は[[黄金>修羅道黄金至高天]]」と挙げたのは、彼女の出自に[[とある物>聖約・運命の神槍]]が関係しているからではないかと推測できる。

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*関連項目
-[[八百万]]…………………[[神咒神威神楽]]における名称。
-[[天照坐皇大御神]]………[[神咒神威神楽]]における名称。
-[[ヒルメ]]…………………神の真名。
-[[坂上覇吐]]………………父上なのじゃ!
-[[久雅竜胆]]………………母上なのじゃ!
-[[主人公>主人公(Dies irae PANTHEON)]]…………………???
-[[ヨミ]]……………………???
-[[黄昏輪廻転生]]…………第五神座。先々代。歪な身体でも抱きしめてくれた彼女に感謝を。
-[[無間刹那大紅蓮地獄]]…無間神無月の英雄。俺たち二人にとって最高の益荒男だ。
-[[波旬大欲界天狗道]]……第六神座。先代。[[いったいどういう男だったんじゃろうな。>父上の兄弟……つまりわたしの伯父というわけか。いったいどういう男だったんじゃろうな]]

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- Frohe Weihnachten! 提督と王子やりながら執筆してたらPCがバグって再起動して一から書き直しになった。間違ってたらすまんが、加筆訂正は頼む。  -- クリスマスにPCの前でもくもくと本項を書く爪牙  (2018-12-25 00:09:24)
- いつも思うが、夜行さんだけ業務量が飛び抜けてるよな、  -- 名無しさん  (2018-12-25 13:06:13)
- 刹那でも黄昏でもなく黄金が一番相性がいいらしいが獣殿とヒルメの会話って想像つかねえ  -- 名無しさん  (2018-12-25 17:45:44)
- 水銀が支配領域を拡張したせいで無限の平行宇宙×過去現在未来の無限の魂を裁くことになった夜行さん  -- 名無しさん  (2018-12-25 18:35:26)
- 死後裁判は座の興亡期の兆しが座にいる覇道神じゃなくても知覚できるからいいシステムではあるwマリィの時はマリィ自身がアカン兆しを見て見ぬふりしちゃったからな…  -- 名無しさん  (2018-12-25 19:52:30)
- 夜行さんの仕事って全てからあぶれた人の面談とその後の面倒じゃなかったっけ?  -- 名無しさん  (2019-01-03 08:27:57)
- 本来治世は覇道神の領分だけど、あぶれる魂という治世において危険信号が分かりやすく出る部分を覇道神と求道神で管理する権力分立してるんだよなw  -- 名無しさん  (2019-01-03 13:59:52)
- 鯉のネタ元は多分今昔物語出展だろうけどこの話だと鰐鮫に勝って追い出してるし、比較的優美な扱いされてる側の魚だが実態は濁った悪環境でほぼ何でもバクバク喰って生息するゲテモノの部類だったりする  -- 名無しさん  (2019-01-27 14:06:01)
- そういや、神咒の時には死後概念の更なる追加も可能ってあったけど、ようはアップデートってことなんだよな。そこは第三神座と同じだからこそ、水銀の発生のようにアップデートに端を発する致命バグを引き起こしかねないかも  -- 名無しさん  (2019-11-05 13:08:13)
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