ズール

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ズール - (2012/01/28 (土) 15:38:56) のソース

[[PARADISE LOST]]の登場する人物。

[[隔離街]]を支配する暴力組織「[[無限蛇]]」の[[デザード・グレイヴ]]の兵隊、それ以上でもそれ以下でもない男。口調は乱暴で、自らの力に自信を持っている。その自信の源は、暴力に特化した異形のカタチである&bold(){変異体}と呼ばれる力。
変身時には骨格を高速で組み替え、二回りほど巨大化した体に燐光を放つ鱗が並ぶ。両脇から腕が突出し、ギチギチと伸縮させるその姿はトカゲやサソリのようである。その異形の姿に対峙した[[ナハト]]から&bold(){醜男}と呼ばれ馬鹿にされている。

しかし力のほどは馬鹿に出来るようなレベルではなく、4本の腕の抱擁にかかれば、鋼鉄の巨柱でもアルミ缶のようにひしゃげさせることが出来る。しかし[[ナハト]]には毛程も通じることはなかったご自慢のパワー(笑)
鱗には静電気を蓄積しており、全てを集束し放電すると人間一人を黒焦げにする事など造作なく出来る。しかしこれもまた[[ナハト]]には通用しない、哀れなパワー(笑)
西部劇でよく使われるような疾走する馬で引きずる拷問の如くに、M区画中を人外のスピードで引きずり回されてミンチ肉よりもひどい状態になるという惨劇を受けるなど踏んだり蹴ったりの目に遭っている。

しかしそんな哀れな存在である彼の最大の功績は、なんといっても[[ライル]]とリルの出逢いを&bold(){自らの身体と命を使って}演出したことであろう。&bold(){つまり彼がこの世に存在しなければ[[ライル]]とリルは再び出逢うことはなかったのである。}
なお、物語で[[無価値の炎]]を最初に食らった人間としても有名で、なんだかんだ言って色々頑張った人である。

>***STORY

物語のプロローグ、[[デザード・グレイヴ]]の命を受けてD4エリアに向かった部隊が全滅した後で、自身らの部隊を引き連れてシャンブロウと共に現れる。
シャンブロウと部隊全滅の原因を話し合い、自らの部下に犯人捜索の下知を飛ばす。そして間を置かずに部下たちを全滅させて現れた黒衣の影。噂に名高い[[デスサイズ>ナハト]]の登場に、怒りも露わに変異体へと変身。
シャンブロウと共に挑みかかるもののシャンブロウが脱落し、自らの腕も切り落とされる。激高し突っかかるものの、変異体の目を持ってしても残像すら捉えることが出来ず、挙句の果てにはハンデと称してマシンガンを与えられる。
怒りの臨界点を超えたズールはマシンガンを乱射しながらどこかへと移動する[[デスサイズ>ナハト]]を追跡するが・・・

M区画に誘導されたズールはもはや言葉すら満足に紡げない。全身が腐り落ちて行く中で、嘲りも露わにマシンガンの攻撃を食らってやると言った[[デスサイズ>ナハト]]を殺すべく、頭部目がけてマシンガンを乱射する。
しかし[[デスサイズ>ナハト]]は死ぬことがなく、驚愕、恐怖、絶望、そして狂乱。そんなズールに鎖を絡ませ引きずり回す[[デスサイズ>ナハト]]。挙句に原形などとうの昔にとどめていないボロ屑と化したズールを地面へと叩きつけ・・・

衝撃により足元の地盤が割れ、[[デスサイズ>ナハト]]と共に死骸となったズールが落下した場所は、命、癒し、すなわち聖性と呼べるもので溢れている場所であった。
その場所の作用なのか、すでに骸と化していたズールの負傷が瞬く間に再生し、最後の灯火を与える。しかし死の状態から一瞬で全快した超高速の細胞分裂により、発生した熱が火を噴き肉体ごと理性までも焼き尽くす。
炎を纏いながらの最後の突進。しかし[[デスサイズ>ライル]]の[[無価値の炎]]の一撃により真っ二つに両断され、塵となって消滅した。

- 修正、加筆あればよろしくおねがいします。  -- 名無しさん  (2012-01-28 13:53:34)
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