****とくいてん [[座]]の世界観([[神座万象シリーズ]])における用語。 [[座]]の支配、世界法則に属さない場所の総称。 例として[[PARADISE LOST]]なら[[堕天無慙楽土]]/[[堕天奈落]]、[[Dies irae]]なら[[永劫水銀回帰]]/[[永劫回帰]]、[[神咒神威神楽]]なら[[波旬大欲界天狗道]]/[[大欲界天狗道]]、[[黒白のアヴェスター]]なら[[善悪二元真我]]/[[二元論]]に属さない場所の事。 世界に穿たれた孔の中、事象へ影響を及ぼさない無色の空間。世界が耐えきれず破れた先。どこでもない場所。覇道の鬩ぎ合いが臨界を突破した先。 [[覇道]]の[[太極]]とは、喩えるなら絵を描く行為に酷似している。みずからの理という色をもって、世界という画布に望む情景を描きあげること。 ゆえに当然、絵という概念に付随する諸々が適応される。例えば、同じ箇所で何度も重ね塗りをしていると、筆圧によって画布に穴が空く。 [[覇道]][[太極]]のぶつかり合い、異なる法と法の鬩ぎ合いが起こった場所では、世界がその圧に耐え切れず、穴を生じさせてしまう。 そうした場所を、&bold(){特異点}と言う。 特異点という「穴」があけば当然当事者は「落下」する。そして落下の果てにたどりつくもの、穴の底こそが当代の神の[[座]]に他ならない。特異点で起きた事象は原則として、世界に影響を及ぼさないので当代の神が座で殺害されても世界の魂が道連れにならない。 例えば[[ラインハルト>ラインハルト・ハイドリヒ]]がここで死んでも特異点の外にいる[[エインフェリア]]は道連れにはならない。 ここに入った瞬間は強制的に覇道の[[流出]]は一度止まる。そして再び流出することでさらに深く落ちる。マリィルートで[[藤井蓮]]と[[ラインハルト>ラインハルト・ハイドリヒ]]はここで戦った。 [[マリィ]]が囚われていた黄昏の浜辺がこの場所。ここから更に流出することで四代目の座に到達する。 「穴」の深さはその代における[[座]]の[[神格]]の[[強度]]に応じたものとなり、[[水銀>水銀の蛇]]が[[座]]を握っていた時の深さは、せいぜい常人が呼吸を止めていられる時間で到達することが出来る深さだった。 それを踏まえて、[[第六天波旬]]が[[座]]に坐している今の深さは遥かな昔から落下し続けているにも拘らず到達し得ない深度。 何百年、何千年、いやもしかしたら、それ以上かけても辿り着けない超深奥に坐しているという事実は、それのみで[[波旬>第六天波旬]]の[[神格]]の強度を意味している。 上記のように、特異点は原則覇道の衝突によってのみ生じるが、[[神咒神威神楽]]では、[[全てを切り裂く剣>経津主神・布都御魂剣]]を[[無限に受け止められる蜃気楼>紅楼蜃夢・摩利支天]]にぶつけ、[[求道]]の衝突で最後の穴をあけるという離れ業をやってのけた。 特異点は、あらゆる太極に属さない中立地帯ではあるが、同時に過去存在したあらゆる太極が混在する場所でもある。 敗者が勝者に従属するのは古今東西、一貫にして常に不変。よって歴代の覇道神の法則はそうした形として残り、新たな覇道神の扱う力、その一端へと堕ちる。 天地の閾を掘削することで潜航することができる。 無色透明の空白地帯。踏み入ったものに対して何一つ、わずかとして影響を及ばさない無窮の闇。人間の考え付く「無」を体現しながら、同時に如何なる様にも発展する多様性すら有している。薬にも毒にもならず、ただ有り続ける無色の太極。ある一線を超えた場合、この場はまさに新世界の芽へと転身する。&bold(){現世界、丸ごと塗り潰すほどの波動を得た者に限り、この空にて活動を許され、また新たな理を生み出すことができる。}即ち――太極の保有。されど色は一色のみ、求道者ならばいざ知らず、覇道を持つなら先住者を滅殺せねばならなくなる。 凡夫がここに足を踏み入れれば、その生半可な意志は拡散する。大陸を沈没させるほどの真水に向かい、砂糖を一粒落としてみるようなものだ。当然、砂糖は溶かされ、水に甘味もつかぬだろう。常人の精神構造であればこの透明さに耐えきれない。神格にのみ許された世界。 余談だが、忘我の境地により波旬と同化した龍水は夜行を思い浮かべ、それに縋って、縁にして自分を取り戻している。 夜行はここを掘削する際、歴代の太極に触れ呑まれそうになりながらも、それぞれの[[咒]]を見定めることでやり過ごしている。 また、上記の覇道太極の激突によって生じる「穴」とは異なるが、[[求道神]]や[[覇道神]]なども、座の支配下にはないことから、「移動する特異点」「歩く特異点」などと表現されることがある。 ---- **その他 [[第一神座時代>善悪二元真我]]の用語については、[[特異点アンラ・マンユ]]を参照。 ---- - 特異点ってぶつかり合ってる理が混ざってるんじゃないの? -- 名無しさん (2012-02-21 13:34:36) - 水銀→常人が息を止めていられる程度ならもっと弱いはずの堕天奈落や二元論はどの程度なのだろうか? -- 名無しさん (2012-03-01 13:37:26) - 常人の俺は2分ちょいなら息を止めれてられる。 -- 名無しさん (2012-03-01 13:45:40) - ニートの場合は練炭と獣殿二人分の流出だしなあ -- 名無しさん (2012-06-04 22:04:45) - 別に下までの距離に人数なんて関係ないだろ -- 名無しさん (2012-06-05 10:21:47) - ↑「落下速度」は鬩ぎ合いが激しいほど加速するよ? -- 名無しさん (2012-06-05 11:26:00) - ↑別に一人でもニートとの鬩ぎあいが起こるから関係ない -- 名無しさん (2012-06-05 12:11:08) - 夜刀が新生してパワーアップしたら、落下が加速したっぽい描写はされたが、流出人数が落下速度に関わるかどうかは分からないな -- 名無しさん (2012-06-05 17:21:07) - 人数増えれば筆圧が強くなるから落下が加速すると言えるが、足引っ張り合うからむしろ逆効果とも言える -- 名無しさん (2012-06-05 17:27:18) - 同じ箇所で何度も重ね塗りをするんだから当然、法則は混ざってる。混ざりながら鬩ぎ合ってるのよ -- 名無しさん (2012-06-25 05:29:24) - kkkで、もし夜刀が覇吐を盾にすれば波洵にも勝てる・・という話があるんだけど、この場合は特異点はどうやって突破するの?なんかkkkの終盤の陰陽師ペアルートで龍明が夜刀では特異点を突破できないみたいな事を言ってなかった? -- 名無しさん (2012-09-24 21:55:44) - ↑すまん、会話自体は覚えてないんだけど夜刀が座に行けないわけないはず。誰かと勘違いしてるんじゃ? -- 名無しさん (2012-09-24 22:00:25) - ↑「これは偏に強度の問題だ。夜刀では釣り合わない。そのために、波洵のもとまで到達するのは不可能なのだ」という発言を龍明がしてた。 -- 名無しさん (2012-09-24 22:13:02) - ↑ただ単に夜刀では勝てないって意味じゃ? もしくは既に敗北者の烙印を押された旧世界の住民じゃ勝者である波洵に対して弱体化するという意味か -- 名無しさん (2012-09-24 22:18:34) - ↑実際にそのシーンを見てみる方が良いかもね。具体的には夜行・龍水ペアルートの東征が終わった後で龍明が最後の復活をして龍水に話をするシーン。 -- 名無しさん (2012-09-24 22:30:18) - VFBで夜刀が座√は覇吐達巻き込んで波洵に殴り込みかけるとあるんだから新生のほうは普通に突破可能だろう。あの文はたぶん新生前だろうな。龍明は新生のこと知らんからあの台詞でも矛盾ないし -- 名無しさん (2012-09-25 00:14:11) - 上でも出てるが、覇道の挑戦者一人いれば(神とのせめぎ合いで)で穴は開くのにdiesで獣殿と練炭二人用意したのはなんでなんだろうな。 -- 名無しさん (2012-10-25 22:41:49) - 黄昏を覇道にするために2人必要だっただけだろ?敵役て相棒役が -- 名無しさん (2012-10-25 23:10:01) - ↑ニートの最終目的の為にはマリィが覇道流出する必要があるが、彼女一人じゃ変わらない→一緒に覇道流出まで付き合ってくれる代替を用意しよう→代替を高速レベルアップする為&さっさと穴空けてもらうためにいい感じの敵を用意しよう→やだ、いいオトコ……スピリチュアルな既知感がニートのカラダを 駆け巡った……。「・・・(カッコイイ・・・!!・・・これって運命……?)」 男は自滅因子だった。座までやってこられて戦争した。「またこの結末か」共倒れした。 「ガッシ!ボカッ!」ニートは死んだ。Dies(怒) と言うことだろう -- 名無しさん (2012-10-25 23:29:28) - ↑これを見るとメルクリウスにとって覇道神以外が所詮端役というのがよくわかるな -- 名無しさん (2012-10-25 23:52:25) - まあ、そもそも獣殿だけ来られてもマリィに座を譲れないからな。マリィを座につれてった後他の神格には退場してもらわんといけない。でも水銀自信が獣殿と戦うわけにはいかない。獣殿を倒す役が必要。 -- 名無しさん (2012-10-26 11:58:12) - 世界の外には無が広がっているのな。 -- 名無しさん (2013-01-21 07:33:42) - 獣殿はマリィを覇道型にするのに必要だった -- 名無しさん (2014-10-20 21:15:04) - 水銀が流出してないから覇道神が二人必要だった -- 名無しさん (2015-09-14 16:31:28) - ↑水銀ははじめから流出してんだが -- 名無しさん (2015-09-14 19:14:01) - 水銀が流出するのって最期の巻き戻しだけじゃなかったけ? -- 名無しさん (2015-11-18 15:25:21) - ニートは生まれた直後からすでに座に着いていたとか、マリィに抱きしめられるという至高の未知を求めていて、それがかなわず獣殿との相打ちで回帰を繰り返すというのがdiesの世界観のはずなのに、そもそも一番最初の流出はマリィにで出会う前のはずだろとか、もうおかしなところを説明しようとしてもうまく言葉にできないくらい意味が分からないやつで、卵が先か鶏が先かというか、まあ要するにニートが変態だからおかしいことになってると言えばいいかな -- 名無しさん (2015-11-19 02:46:49) - 変態の原点は座でも把握しきれないしね仕方ないね -- 名無しさん (2015-11-19 09:14:25) - ↑このwikiの何処かにある神座万象年代図を見るといい。水銀の奇妙さがよく分かるから。 -- 名無しさん (2015-11-19 21:19:07) - 曙光を滅ぼそうとする神格は座に着く直前に大欲界の理をくらうことになるのか -- 名無しさん (2017-07-30 09:28:23) #comment