鬼無里

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鬼無里 - (2013/06/13 (木) 22:14:53) のソース

きなさ

穢土にある山間の小国。普通の人間としか思えぬ住人達が数万単位で暮らしている。
町の入口は宿場も兼ねているのか何件か旅籠が軒を連ねており、一服いれるための茶屋がある。飛脚も通っており、何処にでもある神州の街道町と変わらない。住民には百姓、問屋、町民、どれも取り揃っており、花売りでは白い薔薇が売られている。
町の中へと入っていけば宿場町から城下町の様相へと変わっていき、その町の作りは神州そのままの情景である。
町の中心部らしき場所へ向かう道の途中には両替商と反物屋が有り、その辻では瓦版が売られている。

曰く、鬼無里の傍には高志という村があり、そこの村人曰く鬼無里の良い医者を知っているとか、近くの川では翡翠が取れ、その翡翠を集め、加工し、売り捌くのが高志の生業なのだとか、この辺りには娯楽が無いので、趣味代わりに翡翠を鬼無里に卸しに来る過程で聞きかじった噂を瓦版にして売っているとか。
瓦版はこの町の数少ない情報源であるが、この町には人の営みに常に付き纏う争いが存在せず、瓦版の内容はせいぜい山のお爺さんの天気の予報や祭りの知らせ程度。何にも事件がないためそれで良いらしい。
町の住民たちには、英雄の歌。今この時も続いている、八人の益荒男の物語が伝わっているのだと言う。

その正体は[[夜都賀波岐]]の一柱[[天魔・紅葉]]の直轄領。一番優しい英雄の国。
夜都賀波岐や天魔の名は西側が勝手に名付けたモノであるため、穢土の者が自分達の民に名乗っていたりするのはオカシイのである。
この町の住民たちは300年前の東征で死んだ者たちであり、台詞を見るにその意識は穢土側のモノとなっているようだ。
「あの方の、優しくも慈悲深いお心を……」
「傷つけるのか……嘆かせるのか……」
「穢れた、西の細胞が……」
彼らは紅葉を崇拝しつつ、日々を勤勉かつ幸福に過ごしている。
この町は紅葉が実質単独で維持しているため、紅葉が[[自らの法>無間等活地獄]]を解けば、
風が吹く度に徐々に形を失い、塵芥へと変わっていくほど古い年月を重ねた風化しつつある瓦礫の世界と化し、やがて何もなくただ荒涼たる空き地が広がるだけとなる。

#region(龍水が感じていた、この町の違和感とは?)
&sizex(7){気前のいい男衆しかいない}
#endregion


元ネタは長野県鬼無里村。[[天魔・紅葉]]の元ネタである紅葉伝説においては、主人公である紅葉が京都を追われた末に辿り着いた場所として登場する。現在は町村合併により長野市に編集され、長野市鬼無里地区となっている。
また、上記の高志の元ネタは福岡から山形付近までの日本海沿岸を指す古い呼び名の事。該当する地域で翡翠が取れる川がある場所は新潟県糸魚川市の姫川付近になるのだが、古事記においては[[奴奈比売>天魔・奴奈比売]]が住んでいた地域だとされている。

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- 隠している部分が含みあり過ぎるだろww  -- 名無しさん  (2012-10-13 22:01:24)
- ↑ 龍水+男衆=ホモォ  -- 名無しさん  (2012-10-14 14:36:38)
- 隠匿部分が不意打ち過ぎたwwww  -- 名無しさん  (2012-10-14 14:49:35)
- 人の営みに〜のくだり読んで、「いや争いの前に女いなきゃ営み作れないだろ!そこ書かねぇのかよ」とか思ってたら、ふと現れる隠匿部分ww  -- 名無しさん  (2012-10-19 20:02:21)
- 気前のいい男衆しかいない(意味深)  -- 名無しさん  (2012-12-18 18:51:21)
- (∴)「ウホッ!!いい男!」  -- 名無しさん  (2012-12-18 21:25:08)
- 夜刀様が座を握るとこんな感じの世界になるのかな?  -- 名無しさん  (2013-06-13 22:14:53)
#comment
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