発言者：[[ネロス・サタナイル]]
対象者：[[ライル]]([[ロト]])
[[PARADISE LOST]]の終盤、[[ネロス・サタナイル]]が素っ気ない口調で呟いた台詞。
[[ライル]]([[ロト]])が自らの[[罪]]──&ruby(ベリアル){[[罪悪の王>ナハト]]}に打ち勝った事に対する第一声である。
&size(16){&color(Silver){&bold(){お前が勝ったか、ロト}}}
&size(16){&color(Silver){&bold(){どれだけ細心に組み上げても、破綻するときは破綻するか。しかしそれも、また予定調和の一つにすぎない}}}
&size(16){&color(Silver){&bold(){まさか私が、お前を見くびるはずなどないのだから……}}}
魔王ベリアル──在りし日に、魔導科学の秘術を以て喚び出した&ruby(アダム・カドモン・アンチテーゼ){完全なる生命の相克存在}。
ただの人間が、アレのもたらす死の波から脱することなど本来なら有り得ない。&bold(){そのように繋いだのだし、そうなるべく誘導した。}
だが、それが敗れたというこの現状……。
なるほど、確かにこれは破綻している。しかし、想定外とは思っていない。
少なくとも一個人として言わせてもらえば、勝ちの見えた勝負など端から賭けにならないのだから。
勝ちを譲る趣味はない。無論手抜きもしなかった。アレがこの世界における最強種という自負は、今この時も揺らいでいない。
それと同時に──矛盾するが──唯一絶対などというモノは存在しないとサタナイルは思っている。
ロトがベリアルを斃しうる可能性──万分の一以下の確率で存在したはずだし、事実そうなっている。
預言の成就には影響のない些事に過ぎぬが、思えばきっと、それこそが……
&size(16){&color(Silver){&bold(){私の求めた、答えかもしれない}}}
どこか茫洋としたままで、しかし抑え難い歓喜のうねりに彼は身を震わせる。
&size(16){&color(Silver){&bold(){よければ教えてくれないか。おまえは何を拠に、あの[[夜>ナハト]]を退けた？}}}
&size(16){&color(Silver){&bold(){力以外の何をもって、[[人形>リル]]をヒトの域に昇華させた？}}}
&size(16){&color(Silver){&bold(){私には、まだ量れぬことが多すぎる}}}
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**備考
ここでサタナイル自身が、完璧な統治であろうと万分の一以下の確率でそれが崩壊する可能性を常に孕んでいる事を示唆しているが、実際に神となった本人が最終的に体現してしまった。
そう考えると、このシーンは[[非想天>明星悲想天]]の終わりを暗示しているようにも思える。
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- サタナイルはこの時本気で嬉しかったんだろうな -- 名無しさん (2012-12-31 00:15:07)
- 万分の一の確立でコズミック変質者のフラグがたってしまった…… -- 名無しさん (2012-12-31 01:37:52)
- 良い意味での潔さ -- 名無しさん (2012-12-31 01:39:56)
- ちなみに勝因は3つ。物質を問答無用で腐滅させるので精神世界で戦った事、ライルは器なのでべリアルの力を吸収できた事、愛する人を得た事で自分の存在を確立して凄い根性を得た事。 -- 名無しさん (2012-12-31 02:28:08)
- ↑ 愛とただの人間最強すぎる -- 名無しさん (2012-12-31 02:34:02)
- 全てを否定する＝自分も否定する＝自分が無い。だからこそ精神世界で、我ありと言えた人間に後れをとってしまったのだったんだっけな -- 名無しさん (2012-12-31 02:39:01)
- ↑×2 座宇宙は愛の強さ＝戦闘の強さだからな。ゆえに無限の自己愛を持つ（∴）が最強。 -- 名無しさん (2012-12-31 02:40:46)
- サタ「お前が勝ったか、ロ…誰だお前？」（∴）「あ？俺は俺だろ、何いってんだこの塵は」 -- 名無しさん (2012-12-31 23:52:21)
- ↑サタナイルさんなら「己は己、か。なるほど…一理ある」とか言って真顔でマジレスしそうだな。 -- 名無しさん (2013-01-22 11:49:25)
- ↓おい、AAwwww -- 名無しさん (2013-01-26 21:53:14)
- サタナイルさんなら（∴）の悩みを真面目に聞き解決案を教えてくれるかもしれない。説教もあるか。 -- 名無しさん (2013-01-27 03:43:16)
- ただ、波旬がそれをまともに聞いているかな？即殺そうとするんじゃないか？ -- 名無しさん (2013-01-27 06:08:05)
- サタナイルさんはサーヴァントだったのか -- 名無しさん (2013-01-27 21:06:07)
- ショータイムだ -- 名無しさん (2013-01-29 22:46:06)
- サタナイル＜お前が勝ってしまったか、龍水 -- 名無しさん (2013-10-12 12:41:14)
- 誰が負けたよｗネタキャラNO.１でもきそってたかｗ -- 名無しさん (2013-10-12 13:54:14)
- ↑性欲界紳士道が衆道至高天に敗北したんだろうさ -- 名無しさん (2013-10-12 13:55:33)
- ↑龍水「衆道至高天こそ至高」 -- 名無しさん (2013-10-12 14:07:41)
- サタさんは隔絶した能力の持ち主なのに自分の限界を弁えすぎている。水銀が黄昏の才能に膝を折ったように明星も水銀の才気を認めて身を引いたのかもしれんな -- 名無しさん (2013-10-12 17:14:40)
- ↑確かに変態ということを除けば優秀だからな。変態すぎて長所が目立たないけど -- 名無しさん (2013-10-12 17:31:04)
- 神楽の基準でいけば邪神じゃないからなー。明星こそ自分が「神に相応しい」じゃなく「二天を認めない」優先だったし -- 名無しさん (2013-10-12 20:09:25)
- ↑3 そういう意味じゃ水銀も傲慢なくせに謙虚で分をわきまえるという点はサタナイルと似ているな。ただし、あいつは往生際が（尋常じゃないレベルで）悪かった -- 名無しさん (2013-10-12 21:26:55)
- 水銀にとり「往生際の悪さ」は渇望の核だからねｗ潔さとかは獣殿の方が似てるｗ -- 名無しさん (2013-10-13 00:10:20)
- 「特別以外は無価値」な辺りこの台詞の主役ライルにも似てると思う -- 名無しさん (2013-10-13 13:49:21)
- ライルの勝利って、明星だけでなく根源たる二天も喜んでそう。彼の理を人が体現できる何よりの証だし -- 名無しさん (2013-10-14 10:32:17)
- なら殺したいと思ってる三天と二天が感想を同じくとは皮肉だな。親子という意味では当然かもしれんが -- 名無しさん (2013-10-14 17:14:59)
- やり直して思うに、一番驚いたのはジューダスの奥にいるナラカだったりして -- 名無しさん (2013-10-15 03:03:00)
- そしてライルとの死闘で、自分の「人間になりたい」という願望に気づかされそれ以降端末もその渇望を自覚し易くなった、とか？ -- 名無しさん (2013-10-16 23:27:01)
- お前が勝ったか、ロート -- 名無しさん (2013-11-04 10:11:57)
- ↑確かにシュピーネさんは最近獣殿に勝ったな。サタナイルさんも驚きだったらしい -- 名無しさん (2013-11-04 10:21:41)
- よく考えたらこの後サタナイルもやられるけど、それだとライル「神に勝つ者」ともいえる様な・・・まだ明星違うけど -- 名無しさん (2013-11-07 19:11:28)
- 量れぬことが多すぎるって、そういや、アップデートを繰り返し続けていたって事は、サタナイルさん的にはまだ未知が多すぎる世界だったんかな第三天。行き過ぎてて他の連中からは未知への渇望生まれてたけど -- 名無しさん (2020-11-03 07:56:43)
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