発言者:[[緋衣南天]] 長年かけて周到に用意してきた計画が実を結び、[[信明>世良信明]]と[[聖十郎>柊聖十郎]]を核に[[玻璃爛宮]]を顕象することで遂に死病からの解放という悲願を達成した南天。 絶頂すら引き起こす恍惚が身を包み、あまりの歓喜に破滅していく街へ喝采し、叫びながら狂気の笑みを深めていく。その姿はまるで彼女が望んだ悪魔そのものであった。 しかし気付けば、頬に一筋の涙が伝っている。いつの間に?そして何故?自分が涙を流していることが全く理解できないし、その理由さえ思い至らない。ただ一瞬、自らが首を絞めて玻璃爛宮へと捧げた信明の最期が頭に浮かんで…… &bold(){「これは歓喜の涙だろうが!} &bold(){そうよね、泣くよね!だって、やっと夢が叶ったんだもん!} &bold(){うふははははははははははははは―――!」} そう結論付けて、狂気の笑みとともに南天は再び哄笑する。 しかし彼女は気付いていない。性命双修の体現者にして、最強の眷属。誰よりも現実を見ていた緋衣南天が初めて「現実」から目を逸らしたのだという事実を。 それに気付くのは、そして彼女が目を逸らしてしまった「現実」とは一体なんなのか。それが分かるのはそう遠くないことである。 ---- - 作成乙(南天ちゃんマジゲスかわいい) -- 名無しさん (2015-06-04 18:16:42) - 南天チャン、カワイイ! ヤッター| -- 名無しさん (2015-06-04 19:11:28) #comment