正田崇作品 @ ウィキ内検索 / 「生きるということに、嘘も真もあるものか」で検索した結果

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  • 生きるということに、嘘も真もあるものか
    ...寝ぼけた事を」 「生きるということに、嘘も真もあるものか……!」 鬼畜外道の道を選んででも、ただひたすらに自分が回復する方法を追い求めた柊聖十郎の人生観がこの台詞に現れているといえる。 ≪関連人物≫ 発言者:世良信明 対象者:緋衣南天 相州戦神館學園万仙陣にて、信明が作中何度か口にしている矜持であり、そして夢である彼が最後に残した言葉の一つでもある。 相互理解の協力強制が成立した事により、信明の急段によって癒されていく自らの肉体。その癒しを受けながらもかつてない敗北感を味わう彼女。 先代の逆十字達、柊聖十郎や緋衣征志郎であったなら、他人に救われる事を拒絶していただろう。悪党として鬼畜を貫き果てていったに違いない。 「私は弱い」 「いいや、君は強いよ。なぜなら最終的に生き残るという目標を達成する事が出来たんだから」 より邪悪...
  • セリフ/相州戦神館學園万仙陣
    ...べてを愛している 生きるということに、嘘も真もあるものか 緋衣さんに関することなら、それだけで僕には大事だ 僕の真は、彼女を守りたいというただそれだけだ 待たせてごめん、けれど、約束を果たしに来たよ緋衣さん まつ毛、長いね この男、単純にとんでもない馬鹿じゃないのか 柊四四八(ひいらぎ よしや) LOVEりーくまたんはんばーぐデラックスやすらぎ風味を一つ 眷属の許可を与える 世良水希(せら みずき) 思いっきり、滅茶苦茶激しくやるものなのよ! 真奈瀬晶(まなせ あきら) 龍辺歩美(たつのべ あゆみ) 我堂鈴子(がどう りんこ) 大杉栄光(おおすぎ はるみつ) それで忘れてしまっても、何度だって好きになるよ 甘粕正彦? 邯鄲の夢? 知らねえんだよそんなもんは、どうでもいい! 鳴滝淳士(なるたき あつし) 野澤祥子(のざわ しょうこ) 辰宮百合香(たつみや ゆり...
  • セリフ・相州戦神館學園八命陣
    ...はお前が羨ましい 生きるということに、嘘も真もあるものか 鋼牙 キーラ・ゲオルギエヴナ・グルジェワ(Keira Georgievna Gurdjieva) ロムルス・レムス(Romulus&Remus) 貴族院辰宮 辰宮百合香(たつみや ゆりか) 幽雫宗冬(くらな むねふゆ) 俺があなたの、新たな牢獄になるなどと……絶対に御免こうむる 伊藤野枝(いとう のえ) 月が、綺麗ですね 芦角花恵(あしずみ かえ) 要するに全部狩摩が悪いんだよ べんぼう 神野明影(しんの あきかげ) くらなくんはまぞ。 頑張れ、頑張れ、セージッ! 裏勾陳 百鬼空亡(なきり くうぼう) 盧生 甘粕正彦(あまかす まさひこ) 万歳、万歳、おおぉぉォッ、万歳ァィ! 人間賛歌を謳わせてくれ、喉が枯れ果てるほどにッ 諦めなければ夢は必ず叶うと信じているのだァッ! その他(現実) 柊恵理子(ひ...
  • 信明の急段
    のぶあきのきゅうだん 「生きることに嘘も真もないのだから」 世良信明の急段。詠唱が無いので正式名称は不明 その効果を一言で言えば「相手と自分の属性を理解に応じて混ぜ合わせる」というものであり、信明の言葉を借りるのであれば曰く、生きることを分かち合うという果ての悟りから生まれた夢。 この急段は晶の急段のような回復や癒しによる救済とは全く異なっており、その理由としては先にも述べた「相互理解」という協力強制の要素が関係しているといえるだろう。 人が生きる上で重要なのは互いの意思を汲み取ること。同時に想いを正しい形で相手に上手く伝えることであり、自分にだけ通じる自分だけのルールや理屈等はどこまで言っても意味をなさない。勿論完全に分かり合えないのは誰もが知っている大前提だし、傷つくことやすれ違うことも当然ある。どんなに親しい間柄であっても互いの本心が分からず不安になることもあ...
  • 生きろよ
    発言者ライル 対象者ノウ・クライスト 苦労人ライルの有難い教え それぞれの目的のために二手に別れる際、ライルがノウに言う台詞の選択肢の一つ。 「……生きろよ」 「唐突に、なんだよ?  生きろって……言われなくても死ぬつもりは」 「違う。そうじゃない」 「死なないっていうのと生きてみせるっていうのは、似てるようで微妙に違う」 「死っていうのは、自分のためにあるもんだ。  いつどこで、どう死ぬか……選択権があってもなくても、その結果は自分だけで独占するだろ?」 「だから、死ねない、死にたくないって気持ちは個人的な理由なんだ。  納得さえしちまえば、180度気持ちが変わることだってあるかもしれない」 そう、あの時の俺がそうだったように。 「自己犠牲愛なんて反吐が出る。死を自分のものとして扱うのに一番典型的なパターンだが、  それだけにガキの我...
  • 手は出すんじゃない、出させるものだッ!
    ≪関連人物≫ 発言者:柊聖十郎 対象者:緋衣南天 相州戦神館學園万仙陣メロンブックス特典ドラマCD『何か間違った逆さ磔』における台詞。 逆ナン失敗を繰り返す子孫に対して、先祖が繊細な男心を掴むために語ったアドバイスである。 信明を上手く籠絡して利用するためにそばもんにより昇天した御先祖様の霊を召喚してアドバイスをしてもらうことにした南天。 同じ業病患者なので逆サ磔が効かないことをいいことに、逆らったらとりあえずスタンガンによる電流拷問をかまして話を進めていく。余談だが電流で痺れるセージは必聴(笑)である。 今まで天国にいたせいか、微妙に漂白されたセージは霊体化して守護霊となり、南天の逆ナン練習に付き合うことにしたのだが、「まずやってみろ」と促したところ通りすがりの栄光が標的になり、脅迫まがいの壁ドンと股ドンのコンボをしたところでドン引きされ、逃げられてし...
  • 権能
    けんのう 黒白のアヴェスターの用語。 我力や戒律のように心身を削って成すものではなく、“それを行える権利”の執行。それをやっていいと認められた資格の行使であり、これは宇宙(カミ)に許された権利とされる。 主に星霊が扱う力で、星霊は己を定義する権能を個々に持っている。例えばカイホスルーなら貴石化、マシュヤーナなら腐敗。 星霊は星という巨大な存在が意志を持った生物であるためその力は当然強大。 権能は自身の星の命に対する絶対強制権。支配下にあるものを意思一つで自由に扱う。 強制的に民を昏睡させたり、認識や記憶を改竄し生命力を略奪するのも系統としては権能に分類する行為。 星霊の権能たる力の執行は、基本如何なる抵抗も許さない。例えば魔王カイホスルーの権能は、受けた側は原則レジスト不可能。それは特級魔将や同じ魔王でも同じこと。 理屈としては彼の星体上で生きる生物は彼の龍精...
  • ハイドリヒ卿がいなくなっても、俺は生きる。宇宙がぶっ壊れようが……生きるんだよ!
    発言者:ヴィルヘルム・エーレンブルグ 対象者:ルートヴィヒ・ヴァン・ローゼンクランツ Dies irae ~Interview with Kaziklu Bey~の白夜の北極圏においてヴィルヘルムが言い放った台詞。 +台詞と一部地の文のみ抜粋 ヴィルヘルム「俺らを雑魚の理屈に当て嵌めんなあああァァッ!」 ヴィルヘルム「空飛ぶピラミッドなんざねえんだよ!てめえのお仲間が消えたのも、てめえがこれから消えるのも、弱いからに決まってるだろうが!」 ヴィルヘルム「俺らは違う――残り続ける!」 ヴィルヘルム「進化し、飛翔し、最新式であり続ける。後ろなんか見やしねえ!」 ヴィルヘルム「今より上の過去なんかねえんだよ、覇道の歴史は成長の歴史だ」 ヴィルヘルム「てめえらみたいな古いもんが何を言おうが、負け犬の遠吠えにすぎねえ!そっちが強えって言うんなら、消えるわけがねえん...
  • 勝利とは、走り抜けた後で振り返るもの
    発言者:ウォルフガング・シュライバー 「そも、勝利とは何か」 ラインハルトが己の居城で、眼前に傅く三騎士に対して問うた言葉。 これに対するシュライバーの返答が、 「勝利とは、走り抜けた後で振り返るもの」 である。彼の本質は猟犬、一度動き出したら主の命が下るまで止まらない凶獣。 何をおいてもまず殺す。人であれ、物であれ、事象であれ何であれ、何よりも殺意が先走る。 ゆえに、ウォルフガング・シュライバーにとっての勝利とは、走り抜けた後に残る足跡、轍。 轢殺の果てに蟠る、幾百幾千の骸が構成する死者の軌跡こそが、我が勝利であると答えた。 (∴)「勝利とは」 -- 名無しさん (2012-02-25 22 05 20) ↑誤爆。(∴)「勝利とは、自分以外誰も居ない平穏な宇宙のこと」 -- 名無しさん (2012-02-25 22 06 03)...
  • 俺達は永遠になれない刹那だ。
    発言者:ロートス・ライヒハート 女神の新世界で、ロートスがラインハルトにあてた言葉。 「永遠」は「幻想」「夢」の象徴、刹那は「現実」「(まともな)人間」の象徴である。 己の荒唐無稽な夢から、己の正気を疑い、苦悩するラインハルトに対し、 「夢は叶わない。現実を生きるとは、人間であるということはそういうことだ。それでいい。そうあるべきだ。」と釘を刺しつつ、 同時に「叶わぬ夢を抱えるのも、現実を生きる人間である証だ。あんたはまともだよ」とラインハルトの生を肯定している言葉でもある。 ロートスも同様の苦悩を抱えており、自分に向けた言葉でもあると思われる。 この言葉にラインハルトは満足し、人として生きていくことを誓って去っていった。 ラインハルト「私は正気だよ。そう思っている。いや、そう思いたいがゆえの足掻きかな。我ながら、女々しい限りではあるが」 「あんた...
  • 胸にズシンと響くやつ……そういうもんが、本物だろう
    発言者 坂上覇吐 対象者 天魔・夜刀 無間蝦夷での決戦で覇吐と夜刀の問答。 「物や形に残るなら、そいつは逆に本物なのか?」 「目に見えて、手で触れられて、臭いと味がついていりゃあ満足できるものなのか?」 「抱きしめたら、笑えるのか?」 「語るまでもない」 それこそ永久不変、至高の記憶。 俺たちを照らしてくれた勝利の軌跡だったと信じている。 たとえこれから幾億もの改変が起ころうと、その事実だけは心の奥で揺るがないのだ。 「ぐ、そうかい……俺は、もっとたくさんあると思うぜ!」 「たぶん、なんかこう……ああ、糞!」 「胸にズシンと響くやつ……そういうもんが、本物だろう」 「――魂が喜ぶような、よォ!」 ……ならば、それこそがおまえにとっての道なのだろう。 作中において天狗道の法下にある西側は狂気に満ちあふれ、対して穢土側は世界滅亡...
  • 変わらないものなんて、この世にない。だからこそ俺たちは、変わっちゃいけないものを見つけなければいけないんだよ
    発言者:ワルフラーン 対象者:クワルナフ 黒白のアヴェスターの幕間におけるワルフラーンの台詞。 ワルフラーンによって放たれた閃光の斬撃。 それにより、これまで誰が何をやっても通じなかった絶滅の星に初めて変化が訪れる。勇者の剣を受けた絶滅星団が、物理的な損傷を受けたのだ。 ワルフラーンを脅威と認める魔王の思考が成されている隙を衝き、自軍を引かせるようにワルフラーンはスィリオスに要請する。 有無を言わせぬ覇気をぶつけて、勇者は仲間たちを置いていき、そこから先は、彼の凄絶な孤剣が展開された。 解せん、矛盾だ。みんなが大事と言いながら、おまえは部品を切り捨てる。総体が減れば弱化するのが道理であり、自滅の選択としか言いようがないだろう。勝利と生存を優先するなら、端的に愚劣。悪手 おまえは俺が諦めてるように見えるのか? そうは思えぬから問うている ...
  • 生き残ったほうが正しいことにすればいい
    発言者:白か黒 この宇宙における善と悪を端的に表した台詞。 善悪闘争の決着がついた時に発生する宇宙規模の大転墜によって再配置された「数の白」と「質の黒」。 どちらかの色に入れ替わった生命体達は、真我が命じる戦いのために戦う理由を新しく掲げ始める。 善も悪も多様な解釈のもと乱立し、異なる色も同じ色も関係なく、誰もが覇権を懸けて戦う混沌期の始まりである。 「俺が善だ」「私こそ善だ」 「私こそ悪だ」「俺が悪だ」 何が正しく何が間違っているかの判別において誰の規範が正しいのか。 最先端の善悪に誰もが物申さずにはいられない。 「いいかよく聞け、真実の正義とは」「いやいやちょっと待ておかしいだろう」 誰もがときめいて、燃え上がるネタに世界は大炎上。この世は混沌と煮え滾る。 結果まともな者は死に絶えて、生き残るのは頭の鈍い愚者か、忘れてしまった可...
  • 真面目に生きていない奴のことを、オレは絶対認めねぇ
    ≪関連人物≫ 発言者:天魔・宿儺 対象者:凶月刑士郎 刑士郎が解脱した直後、宿儺の拳に応撃するように放った拳がクロスカウンター気味に直撃し、かつ通じた。 その事実に驚愕を隠さない刑士郎に対して、宿儺がそれまでの嘲りや歪みの一切ない、いっそ清々しいほどの笑顔で殴り合いながら答えた。 「真面目に生きていない奴のことを、オレは絶対認めねぇ」 「現実に嫌気差したからって、神様に甘えてんな」 「そいつが、今まで持ち続けていた矜持って奴さ。ああつまり、面倒くせえな要するにだ――」 「――このガチンコは単に、オレ様の趣味ってわけだよ。このタコがッ!」 ……この台詞とCGもが相俟って、前作での友情の語り合いを想起させる。 相手は違うものの、前作からの継承という観点から、両者の持つ因縁の清算とも見て取れる場面。 タマついてんのか切り落とすぞォ! -- 名...
  • 大事なのは安定していること
    発言者 アスト 対象者 リル 変わってしまいそうになっているアストが、既に変わってしまったリルに言った台詞 リル 「もしかして……あなたは変わるのが嫌なんですか?」 アスト 「……分かりません。ただ、好ましいと思ってないのは確かなようです」 「およそあらゆることに共通して言えますが、 大事なのは安定していることであり、また強固であるということです。 そこに善悪や美醜などは関係なく、常異常などの価値観も意味を為さない」 リル 「それはつまり、自分を疑ってさえいなければ、狂っていても構わないと?」 アスト 「狂う?」 「では逆に訊きましょう、貴女は何をもって、それが狂者だと言うのです」 「思うに、真の異常とは、外れた者を指して言うのではありません 自身を見失った者。地に足が付いてない者。安定できず、振り回され、浮遊するしかない弱者の...
  • 不変なる欲望
    ふへんなるよくぼう 森羅万象、あまねくすべては俺のもの。俺のものは誰にも渡さん! カイホスルーの覇道。正式名称は不明。 完成すればやがては宇宙のすべてを覆い尽くし新世界を創造する神の御業。 元となった渇望は「何も捨てずにすべてを得たい」「無限に奪い続けたい」 「何かを得るためには何かを支払う」という等価交換の概念を嫌うカイホスルーが持つ、子供の我儘のような願いを叶えるためのものがこの覇道である。 始まりに“何か”を失くしてしまったことで抱いた強烈な怒り。己を己として定義できたのはこの間違った世界だからこそ、と狂った宇宙を生み出した真我に対する憤怒と畏敬が混じる念。 始まりの喪失を埋めるために、その全てを奪わんと恋にも似た欲望で貪婪に望んでいる。 全てを奪い、神すら魅了させてみせる。神の座は己の器を示して譲らせるもの。そんな天すら掴まんとする己の自負を信じ...
  • たとえば、己の一生がすべて定められていたとしたらどうだろう。
    発言者:メルクリウス Dies iraeを初回起動あるいはプロローグを開始時に、まず最初に流れるムービー。 内容は永劫回帰という世界についてメルクリウスが長々と語った後、場面は1945年の陥落寸前のベルリン、 その裏で暗躍する聖槍十三騎士団へと移っていく。どこが学園もの? 以下全文。 + メルクリウスはかく語りき たとえば、己の一生がすべて定められていたとしたらどうだろう。 人生におけるあらゆる選択、些細なものから大事なものまで、 選んでいるのではなく、選ばされているとしたらどうだろう。 無限の可能性などというものは幻想であり、 人はどれだけ足掻こうとも、定められた道の上から降りられない。 富める者は富めるように。貧しき...
  • ……なぁ柊、おまえもしかして、実は結構馬鹿なのか?
    発言者:鳴滝淳士 対象者:柊四四八 じゃなけりゃわざわざ世界を滅ぼす力場に気合いと根性で耐えて説教しに行くわけ無いじゃん。 +詳細 相州戦神館學園八命陣にて、修学旅行において男子風呂を覗くという奇行に走った変態痴女軍団に対して報復を決行することにした四四八、及びノリノリな栄光に対する、鳴滝の冷静且つ核心を突いたツッコミの台詞。 同時に、他の馬鹿達主に甘粕大尉が馬鹿と指摘されることが多いなか、基本的に真面目という認識をされることが多い四四八に面と向かって馬鹿疑惑が向けられる数少ないシーンでもある。 「俺は自分が男に生まれたことを誇りに思っている。これまでもこれからも、男らしく生きていくつもりだし、生まれ変わっても男でいたい」 「だから世間で言われている草食だの何だのいう戯言は、しょせん他人事だとな、どこか楽観していたんだよ」 「だが、それは間違っていたよう...
  • 飽いていれば良い、飢えていれば良いのだ
    発言者:ラインハルト・ハイドリヒ、天魔・宿儺 対象者:ロートス・ライヒハート、凶月刑士郎 現実を生きていればつまらぬ現実に飽い、満たされぬ夢に飢えることもあるが、それこそが人間である。 それを無理やり満たそうと神様の力に手を伸ばすことは、現実からの、人であることから逃避でしかない。満たされぬまま生きる人間でいいじゃないか。そうでなくてはならない。 神座万象シリーズの世界観では、どうしても叶えたい夢を持った人間たちが神様の加護を受けて、あるいは自ら神となってその夢を叶えることができるのだが、そんなある意味都合の良い世界でも神に頼らず、結果満たされることがないとしても無力な人間として生きぬいていくことを選ぶという、作中世界への究極のアンチテーゼである。 同時に、そのような世界において人間とは何であるかという正田なりの回答といえ、正田作品全体において極めて重要な場面で...
  • 壬生宗次郎の異能
    正式名称なし 壬生宗次郎が所有する歪みによる異能。発現は求道型。 この異能については元から分かり易い現象を起こすわけでもなく、太極『経津主神・布都御魂剣』の到達で実体が判明するため名称は特にない。 宗次郎自身でさえ実体を掴めていない。 ただ事実として、彼とどのような形であれ一度でも剣を交えた者は結果に関わらず皆遠からず死ぬ。これが真実だとしたならば、彼の宿星ある太歳による祟りなのか。もしくは、無謬の剣たらんとしているその生き様ゆえの必然か。 壬生宗次郎は人ではなく、斬人の刃ゆえに関わる者は命を絶たれるということかもしれない。竹刀稽古やチャンバラ遊びに至るまで彼の斬撃に一度でも狙われると死ぬ。死に方は病気や事故だったりとバラバラで時期も早くて数日、遅くて一年。 剣気で人の命を刈り殺す。それは直接的なだけでなく観念的な意味にまで効果が及ぶ。 汚染度は低く目に見えて...
  • 日記
    にっき 日記(にっき)とは、日々の出来事を、ある程度連続的に紙などに記録したものである。単なる記録として扱われるものから、文学として扱われるものまで、その内容は様々である。(Wikipediaより参照) 正田作品では日記の類が本編外伝問わずそれなりに登場する。そして大抵碌でもない。 以下、登場するものを羅列。 エリザベート・バートリーの日記 彼女の残した日記が聖遺物と化し、本編ではルサルカまたは司狼が扱う。 担い手がドSなら意気投合し、ドMなら一方的ラブコールを送るらしい。 ベアトリスの日記 Dies irae~Acta est Fabula~ヨドバシカメラ特典ドラマCDの内容。Dies本編まで時間がありまくってる現世組だが、そんな中ベアトリスは日記を書くことにした。「シュピーネは以下略」、魚釣りで電撃を放つ、三日坊主などネタやギャグが多いが、最後は櫻井兄妹...
  • 桃花・黄泉返り
    とうか・よもつがえり 坂上覇吐が所有する歪みによる異能。発現は求道型。 この能力を端的に言えば、「歪みに対する不死性・反射特性」 他者の歪みを受け止めて、それ以上にして撥ね返す反撃の返し風。 覇吐が歪みによる攻撃を受けた場合、覇吐の総体を五百と仮定し、その身に受けた歪みが千だとして、そこで覇吐は死ぬ。だが桃花・黄泉返りは受けた歪みを増幅し、千五百の力を発生させる。うち五百の力を使って覇吐は蘇り、残った千の力を対象に跳ね返す。 なお、この説明ではちょうど同害報復となっているが、増幅率は一定ではないらしく、極一部しか反射できないこともあれば、倍返しになることもある。例を挙げれば、御前試合では、数割増しで返杯。天魔・夜刀へのトドメは、全霊の一撃による渾身の倍返しとなっている。 その性質上、異能が飛び交う戦闘で死ぬ確率は零に近く、彼が自己を無敵と嘯くのも頷ける強力な歪み...
  • 多元宇宙
    たげんうちゅう 座の世界観(神座万象シリーズ)における用語。 複数の宇宙が同時に存在するという概念。可能性的並行時空。 その定義は幾つかあるが、ここで述べるのは選択による可能性で分岐する“他に有り得たかもしれない世界”――すなわち並行宇宙(パラレルワールド)と呼ばれるもの。 これが発生するためには前提として、高い自由度と自立した意志を皆が持っている必要があり、言い換えれば宇宙の在り方が開放的な体系でなければならない。 そのような理由により初期の座の世界は単一の宇宙として構成されていた。多元的な広がりを見せるのは第四神座からで、現在の座は無限の平行宇宙を擁している。 現在座のシステムに組み込まれていない宇宙は存在していないが、新たに生まれる可能性はあるという。ただしその場合は別の可能性宇宙を掌握した(発生させた)神座があるということなので戦争になる。水銀と明星の関係...
  • というわけで、ここはこんな感じに終わりました。
    ≪関連人物≫ 発言者:神野明影 対象者:プレイヤー?、鎌倉市民? 相州戦神館學園万仙陣内の神野のセリフ。 南天と信明が四四八の邯鄲一周目攻略の追体験をしていた際に発動した万仙陣の効果により選択肢が生まれ、そちらを選ぶと百合香が四四八の血を受け取らなくなる。 そのために五層突破を請け負った神祇省、辰宮の眷属たちが聖十郎の無力化に失敗してしまうという史実とは異なる流れを作ってしまい、神野が介入せざるを得なくなってしまう。彼本人も不本意のようでこの発言の前に選択肢を選んだプレイヤーに反省を促している。 前作同様に選択肢を間違えたためのBADエンドかと思いきや、裏方を自称する神野の救済措置が入るということに気づかず、ロードし直したプレイヤーはいるのではないだろうか。 「というわけで、ここはこんな感じに終わりました。  セージくんを一応無力化させたから...
  • 巻き込んだり、込まれたんじゃない。望んだんだ、あたしらが
    発言者:真奈瀬晶 対象者:柊四四八 相州戦神館學園八命陣の共通三話での晶の台詞。四四八は夢の中で母親がセージに殺された後、母親の死から目をそらすように葬儀などの手続きを淡々と、且つ完璧にこなしていた。その間、一度も仲間たちに対して、怒ったり泣いたり、まして自分たちを責める様子はなかった。 晶はその理由について、詰まるところ自分たちが頼りないからだという結論に達し、四四八に「しばらく眠るな」と言われたことについても、四四八は抜け駆けなどしないと信じて眠らない、しかし自分はそんな風に理由を付けて逃げているんじゃないだろうか、いや違う、だが眠ることは四四八の方針を違えることになる、いや、いつまで四四八に頼ろうというのだという悪循環に陥っていたところを、父に背中を押され、四四八の家に行った際に告げた決意の台詞。 「おまえはあんときぶっ倒れてたから知らないかもしんないけど、水希...
  • 彼らを心より愛していると、胸を張って言えるのだから
    発言者:スィリオス 己の真実の覇道を取り戻したスィリオスの限りなき祈りであり、今はもうこの世にいない大切な人達へ送る誓いの言葉。 本来、スィリオス……聖王の戒律は死した義者を覚える必要はない。 あくまでかの戒律は『聖王領(ワフマン・ヤシュト)に生きる全義者(アシャワン)を記憶する』だけで想像を絶するという言葉さえ相応しくない負担が掛かり、そこに死した義者の記憶まで覚える等自殺行為で義者の『黒を討つ』という正義に基づけばスィリオスのやっている事は義者の法から確かに逸脱をしているだろう。 「アータル、ロスタム、ラシュヌ、エラム、イスファン、ザイード、アズライール」 だが、スィリオスは『恥知らず』だからそうしたのではない。 何故なら彼らはもうこの世にはいなくても、スィリオスと夢を同じくした同志たちである。 その喪失に執着していたことを、かつての彼は弱さ...
  • 偉大なる主へ捧ぐ讃歌
    ザムヤード・ヤシュト ムンサラートの第一戒律。 自分を倒した者の中で、もっとも眩しい存在に服従する代わりに、主命により能力が跳ね上がる 百三十年以上も前の若年の頃に神剣アフラマズダという絶対的存在に出会い彼女に尽くすと決めて課した、己を道具であると定義する戒律。 現在は魔王フレデリカを主とし「遍く殺人鬼を慈しめ(同胞を守れ)」という主命を受けているため、殺人鬼を脅威から守護しようとする行動の際に能力が強化される。 作中ではマグサリオンの暴威に対して、メイド達を守ろうとする際に発動し、小手調べとはいえ主である魔王フレデリカの一撃さえも上回る火力を発揮した。 本来仲間意識など無い、虚な存在である殺人鬼がある種の絆を体現する。 ただし実際に犠牲が出る寸前にまでならなければ動けないという不義者(ドルグワント)であるが故の性格的な行動限界がある。 クインの戒律『...
  • 運(神咒神威神楽)
    うん 神咒神威神楽では単純な身体能力強化や現象発生術とは別に、因果に干渉する能力等が存在する。 このページの目的は作中の運に関することをまとめ、 物語の裏でどのような力が働いていたのかを推察するプレイヤーの助けとなることである。 作中の例 禹歩法:極めれば高次元の霊的防御を得られるという技法。 宿星:登場人物の持つ世界に対する役割。 禁縛:歪みを封じる術、禍憑きを抑えこむ。 凶月咲耶の陰気汚染:身体能力強化ではなく、因果操作に基づく存在維持という別次元の強化が起きている。 禍憑き:危機に陥ったとき、その不運を別の者に押し付ける運気操作。 天魔・血染花:相手の力を吸収する、その際に運気も吸収している。 先見、未来視:無限に枝分かれした未来の中から特定の一つの未来を無理矢理決定して引きずり出す運命改変。 ■■■■■■■:思えば叶う力。幸福に必要な...
  • 階層
    レイヤー 事象地平戦線アーディティヤの用語。 貴族かつ暗殺家業を生業としている経験により培われた、ヴァルナが語る世界の構造。ヴィヴァスの宇宙生命説にも通ずる部分がある。 人間社会に当てはめるなら、権力を持つ者は政治(システム)に近い階層に住めるため、そのルールを好きに創れるしそれを破るも守るも自由だが、大衆はその決まりを強いられる。いわゆる裏社会、強者・上位者と呼ばれる者達ほど世界の深部に生息している。下の階ほど真実に近づいていくという概念。 これは世界の理とて同じこと、全ての事象に根源となるものがあるなら、世界を管理する法則は底から表面に向けられて編まれている。子供が大人の世界を理解できないことと同じように、己の世界より底にあるものは理解できないし、認識すら不可能なこともある。 人類に当てはめるなら普通人より新世代(クリシュナ)の方が世界の底に近い存在。 現状真...
  • 過去のコメント(柊聖十郎)
    自分の妻を殺すとはなんて外道な奴だ。すさまじい!これはこれまでの作品より高純度の外道だぜ!すごい!すごい!外道すごい! -- 名無しさん (2013-09-28 11 45 52) 体験版前からラスボスじゃね?とか言われてたが本当にろくな奴じゃなかった、なんでこんなのに惚れちゃったんすか… -- 名無しさん (2013-09-28 11 51 30) 波旬以上だわある意味 このド外道野郎 ただ何かありそう -- 名無しさん (2013-09-28 13 20 24) ベイ「夜…愛した(?)女を殺す…こいつとは気が合いそう」 -- 夢夢 (2013-09-28 13 49 01) 確かに波旬を軽々と越えかねない規格外の外道だよな。波旬でもここまではやれなかった……。 -- 名無しさん (2013-09-28 14 17 06) 波旬はある意味精神病だったからしょ...
  • 悠久の果てに集えよ怒りの軍勢
    ディエスイレ・パンテオン 始まりの覇道神 真我(ミトラ)の戒律。 怒りの感情を抱かない代わりに、激しく怒っている者ほど強い世界を生む 第一神座・善悪二元真我(アフラマズダ)の宇宙に存在する戒律という法則。 この法則はこの宇宙を創り出した神自身にも適用される。そして法を敷いた張本人だからこそ、むしろ絶対に遵守しなければならない。 戒律によっては縛りを課すことで自動的に縛りに関わる行動が制限されると思わしきモノも存在する(*1)が、これは自分の意思で怒りを抑制しなければならない縛り。その縛りの強さは真我を構成する綾模様(細胞)の一部たちの比ではない。誇張なく、宇宙の重さに相当する禁忌事項。 すなわちミトラという存在は本来かなり怒りやすい性格。心や意志の力を奉じる彼女にとって、生涯通して最も大切だった怒りという感情を生贄として捧げている。 そして頂点かつ原点の存...
  • 当代、いま我々を包んでいる黄昏という名の、なんともつまらない宇宙である
    発言者 邪宗門の信者 第五天の治世下において、邪教徒が淤能碁呂島に書き残していた黄昏の女神とその宇宙に対する感想。 その「つまらない宇宙」を塗り替えるべく、彼らは新しい神を祀り上げたのだが、その結果どうなったかは言うまでもないだろう。 実際、第五天は神座の歴史の中では人の自由意志を尊重していた天であり、理も人の来世の幸せを願うという穏便な天であった。 その結果、このような感想を抱くに至った彼らと彼らが生み出した極大の邪神に討滅されてしまったのだから皮肉というしかないだろう。 これを目にした坂上覇吐は激怒し、このような文を記した者達を抱きしめる価値などない塵屑と批難した上で、黄昏の女神に対しても女神さんよ、あんた甘すぎんだよと、自分達のような者を生み出してしまったその優しさに対し苦言を述べている。 なお、正確には波旬の覇道の理を受けた者たちの発言であるため...
  • ああ、君がやると言うなら否応もあるまい。出来る範囲で協力しよう
    発言者:メルクリウス 対象者:マリィ マリィ「付き合ってくれるんでしょう、カリオストロ」 ニート「ああ、君がやると言うなら否応もあるまい。出来る範囲で協力しよう」 マリィ「うん、ありがとう」 ニート(あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~) 神なる座に列し伝わる救世主におけるメルクリウスの台詞。 愛しの女神に頼られてしまった為、あまりの嬉しさに彼がニートから挺身追跡隊長へジョブチェンジした瞬間である。 息子は正直どうでもいいが、親友もやる気みたいだから否応も無いね。 プレイヤー的に非常に頼りになるのだが、何故かムカつくというメルクリウスらしい言葉である。 作成乙 -- 名無しさん (2018-11-04 10 03 01) 心の声で草 -- 名無しさん (2018-11-04 10 17 12) \(≖∀≖)/ -...
  • 不変
    ふへん 変わらないこと。また、その在り様を指す単語。 黒白のアヴェスターにおいて重要な意味を持つ概念。 世の在り方に収まらぬ概念。不変なるもの。唯一無二。 何もかもが定かではなく、根底にある善悪ですら次の瞬間には崩れ去る。全てが流転する二元論の宇宙において、多くの者が求めているもの。 この宇宙における異能の源である戒律も、自分はこうあるべきであると天地に謳いあげる事で自分を保つための救済措置であると真我は言う。 またこの世界では基本的に真我に従って縛りや立場を重ねればいくらでも力を得ることができるため、生のままにある力ほど稀有で超常的な業は無い。ごく稀に存在する本当の意味で自力と呼べる力も含めて魔王ナダレは不変と呼んでいる。 主人公であるマグサリオンは「何もかもが定かでないから、定かな唯一になりたい」と永遠に変わらない在り方をしている。 どれだけ時が流れ...
  • 絶し不変なる征服への飛翔
    サオシュヤント・タルワリー 真我(きさま)の許可など仰がない 俺が俺のためにだけに、刃を研ぎ上げ振るうんだよ マグサリオンの第四戒律。 既存戒律を改良し、従来のままでは使わない代わりに、真我の予想を超えた存在になる。 マグサリオンの四つ目の戒律と定義しているが、厳密にはこれ以外の既存の戒律とは決定的に異なる。なので戒律という名称は便宜上のもの。 既存の戒律は大義式戒律のような上の者から下の者へと一方的に課すものを除けば真我(カミ)への宣誓と承認という手順を踏んでいる。大義式戒律にしても戒律そのものが真我が設けた二元論世界のルールとして定められたもの。 そのため戒律を扱い真我を倒すという段階に至ったとしても真我の掌の上で踊っているままであり、その法を超えたことにはならない。 支配からの脱却として分かりやすい方法は自主的な破戒を行った後、二...
  • 行くぞォ!
    正田崇作品では、主に開戦の号砲を上げる時に叫ばれる台詞。 シンプルかつ、最も大事な戦いだからこそそれに全力をかける魂の雄叫びでもある。 Dies irae~Amantes amentes~ 発言者:藤井蓮、ラインハルト、メルクリウス 対象者:お互い 三つ巴ルートにて、全てに決着をつけるために水銀の毒を捨て去ると決めた蓮、この戦に高揚するラインハルト、嫌だったはずなのにこの時がきたことを嬉しく思いもう止まらないメルクリウス。 三人の男は最後の戦が始まった。 神なる座に列し伝わる救世主 発言者:コウハ 対象者:極彩色の異形の軍勢 神座とナラカ、この全ての一切合切のふざけたものに決着をつけるために、怒りで編まれたパンテオンと共に最後の門を開き、使命に生きるとはどういうことなのかを弟に向けて思った。 黒白のアヴェスター 発言者:ナダレ 対象者:マグサリオン ...
  • 畸形嚢腫
    きけいのうしゅ 神咒神威神楽の作中用語、もしくは登場人物。物語の核心を突くキーワード。 現実に存在する「畸形嚢腫」とは、双子の片方が奇形として生まれ、もう片方の身体に吸収されている症状のことを言う。 やや誇張はしてあるものの、手塚治虫著ブラック・ジャックのピノコというキャラクターがその例として有名である。 神咒神威神楽で「畸形嚢腫」という言葉が指すのは、当代の神、第六天波旬と共に生まれ、畸形嚢腫として波旬の体内に存在する波旬の双子の兄弟のことである。 波旬のCGにある神座においては歴代の神が祀られている蓮座の左上に顔を隠した人物が畸形嚢腫にあたる。 来歴 本来波旬は「独りになりたい」という渇望を持つ求道の神性を持つ者だったが、畸形嚢腫を持って生まれたために常に何かに纏わり付かれているという不快感を抱き続け、その「何か」に憎悪を向けたために求道型の覇道...
  • みんな
    みんな 黒白のアヴェスターの用語。 義者(アシャワン)が時おり口にする単語。 魔王クワルナフが聖王領に攻めた際、義者達は「みんなの祈りが希望を生む。希望は光となって奇跡を起こし、貴様を討つ」と語った。だがクワルナフは“みんな”があまりにも抽象的な単位であることと、具体的な義者の総数と自らの総体を比較して計算上では自分の方が上回るというのに、それでも敗北を認めようとしない義者を理不尽だと考えながらそこに脅威を感じる。 クワルナフは彼らにしか分からない理屈があると考え、みんなの祈りが生み出すという力の存在・奇跡とやらが何なのかを知るために、みんなの祈りに触れて奇跡を収集するクインを生み出した。物量が物を言うのか、理外の法が存在するのか、それを知った上で“みんなの祈り”を喰らい尽くそうとする。 そしてクインはみんなの祈りを集めた果てに、魔王を倒す奇跡の神剣(曰く、宇宙すら斬り伏...
  • 魔王の器
    まおうのうつわ PARADISE LOSTに登場する用語。 ネロス・サタナイルが命名した、地獄(アビス)の門を開く鍵・大罪を持った者たちの事。 神が創造したアダム・カドモンのアンチテーゼ。魔が創造した暗黒のアダム・カドモン、罪の使徒。完全なる生命の相剋。 神魔の狭間に立つのが現段階でのヒトであるが、始祖から受け継いだ高純度の罪(シン)である大罪——魔王を意味する罪のカタチを引き当ててしまった者は神魔の狭間に立っていない為、あらゆる意味でヒトではなくなってしまう。 このような事が起こる理由は、故意であれ過失であれ、単純に王冠に坐す神が完全ではないからである。 大罪を持つものはヒトならざるものに近づき過ぎたため、ヒトの精神から外れた存在になっている。悪魔たちからは同類だと哄笑される彼らは、自分の意思でそうなったわけではないので、ヒトになりたいと願っており、王冠の...
  • 貴様、やはり狂っているよ
    ≪関連人物≫ 発言者:柊聖十郎 対象者:甘粕正彦 本編開始前の時系列において、自らが目指す楽園の夢の内容と、その夢を追い求める一因となる、邯鄲で体験した人の輝きが腐敗した(※甘粕談)可能性世界の話を語り、生きる事に何よりも真摯なお前なら自らの夢と、人間の真の輝きが分かるだろうと熱く同意を求める甘粕正彦に対する、柊聖十郎の率直な感想である。 甘粕正彦の思想と目指す世界が、真っ当な常識人どころかある種の狂人の常識からもかけ離れた世界である事が伺える一幕。 また、このエピソードより未来の時系列の話である相州戦神館學園八命陣本編でも 楽園(ぱらいぞ)の試練として、甘粕が放った第八等指定廃神が一柱・百鬼空亡との交戦前にもセージはこれとほぼ同じ台詞を言い放っている。 「甘粕…貴様、やはり狂っているよ。こんなものを呼び出して楽園も何もあるまい」 コメント...
  • たとえ仏や天魔じゃろうと、壇狩摩の裏は絶対取れん
    ≪関連人物≫ 発言者 壇狩摩 対象者 戦真館 相州戦神館學園八命陣の第二章、四四八達にとって本当の意味でのプロローグと言える戦いの最中に、晶たちに言い放った言葉であり壇狩摩という男を象徴するセリフ。 【以下、八命陣より抜粋(セリフのみ)】 「俺は反射神経の人間よ。先の読み合いなんぞは苦手じゃし興味もない。 萎えようが、そういうんは。漢の生き様としちぁあ、ふゥが悪いわ」 「じゃけえ大して考えん。臨機応変、その時々よ。お前らみとォな凡人にゃあ俺はアホに見えるんじゃろうが、それでも負けたことがないんでの。 そしてこれからも、俺は負けん。もう一度言っちゃろう」 「笑うんは俺じゃ。これは既に決まっちょる。たとえ仏や天魔じゃろうと、壇狩摩の裏は絶対取れん。 分かったか、ヒヨッコども」 【抜粋終わり】 自負というには大言壮語で、妄想とさえ言ってい...
  • だから笑ってなんかあげるものですか!
    発言者:ナーキッド 対象者:スィリオス ナーキッドが心の底から苛立つ(したう)兄へ面と向かって初めて向けた宣戦布告(親愛の情)。 己の真実を取り戻したスィリオス。 かつて自分を苛立たせて擦り切れさせた目障り(大好き)な状態となった兄は、演者の業に囚われる自分を救済しようと喧嘩を挑んできた。 魔王の力を以て攻撃するナーキッドに対し、スィリオスは不殺を貫くだけでなく隙を晒した妹に貼り手の一つすらくれてやらない。 兄だから? 兄として? 妹の我がままをすべて受け止める構えなのか。よろしい、ならばお望み通りに演じよう。 だから、殺す気でやったのだし、跡形も残らず滅してしまうのが当然だ。 「あ……」 なのに……まるで迷子の子供みたいに、怯えた顔で伸ばされた手が宙を泳ぐ。 自分が成した所業を前に、違うそんなつもりじゃなかったと慌てているかのようだった。...
  • 星霊
    せいれい 黒白のアヴェスターで登場した用語。種族名。 第一神座時代固有の生命体。 星の魂たる特殊な生命体。 宙に輝く星が自我と魂を備えるに至った超存在、天体という宇宙最強の種族。 星も真我(アヴェスター)の理に従い、二種の勢力別けに組み込まれているため「善(アシャワン)」と「悪(ドルグワント)」どちらにも星霊は存在する。 悪側の筆頭である「魔王」の多くが特にこの種であるとされ、現在でもクワルナフ、マシュヤーナ、カイホスルーの三名が該当している。 星霊操術という星霊を使役する術も存在する。 特にナーキッドはこれに秀でており、彼女は二千以上もの星霊を従え、その力を万全に発揮させていた。 形態 星霊には二つの形態が存在し、クワルナフの様に超質量の星そのものを肉体として駆り銀河を滅ぼす者も居れば、ウォフ・マナフの様に魂を擬獣、あるいは擬人化した姿で顕現し...
  • 過去のコメント(座)
    覇道神って、座に着いて自分の思い通りの世界法則になったら弱体化したりしないのかな?渇望が満たされちまうが… -- 名無しさん (2012-06-05 17 15 26) ↑ ニートはその性質上、座に着いてる間は絶対に満たされないけどな。特定の条件を満たして死ねばようやく満たされるんだよな -- 名無しさん (2012-06-06 00 25 44) ↑うん。まぁ満たされてそうなのが第三天とマリィくらいだけど -- 名無しさん (2012-06-06 00 29 43) そういや夜刀が座を握ったら深度はどのくらいなんだろ?単一で波旬以外の歴代覇道神を超えた強さをもってるからそれなりには深いと思うんだか -- 名無しさん (2012-06-08 17 13 22) 素朴な疑問ですまんが、座が入れ替わる度に何で文明のレベルが落ちて行くんだ? 次の座シリーズは弥生時代になる...
  • なぜなら私の敵……あの独裁者は一度の戦で打倒できるものでもない
    発言者:ネロス・サタナイル 対象者:アスト PARADISE LOSTのEXTRA STORY "APOSTLE OF SIN" におけるネロス・サタナイルの台詞。 自らに忠誠を誓ったジューダスが、魔王の器の素養がありつつも、現時点ではあと一歩及ばないと語るサタナイル。 己から欠けた感情を追い求め、総てを喰らい尽くす暴食のハリケーン——彼こそ、偽神の器に相応しい。 しかし、アストは必要な時に使えなければ何も意味がないのではと疑問を呈する。 というのも、サタナイル自身が魔王を呼び出す絶好の機会である大歳まで時間が無いと語っていたからである。 これに対してサタナイルは、類は友を呼ぶものだと返す。 今回のジューダスには魔王の器を呼び出す起爆剤になってもらい、さらに強力な罪に接触させれば来世で覚醒する際に有利になるだろうと踏んでいた。 ...
  • 大義式戒律
    たいぎしきかいりつ 星霊が己の支配地に住む生物へ強制的に課す戒律。 全宇宙を対象としている真我を惑星内までに小規模化させたものと表現できる。 すなわち神(おや)の意向――大義(ぞくせい)を細胞(こ)に押し付けるもの。 仕組みはほぼ真我と同じであり、その内容に子は一切の疑問を抱かない。 龍晶星の大義式戒律 龍晶星だけの土着的な決め事で、星霊はこれを自身の民へ課していた。 その内容は「意図的に配置した不義者を主の恵みとして有り難く賜り、虐げる」という縛りに対し、「日常の不安、不満、迷いから解き放たれる」というもの。 これは被差別民として不義者を配置することで、義者世界の安定を図る一種のヘイトコントロール。龍晶星の星霊は完璧主義者で可能な限り不平不満を和らげようとしていたらしい。 一般的な善の星霊はこのような方法をとることは無いのだが、珍しいことに龍晶星の星霊は独自の善の...
  • 殲くし螺旋する熱望の剣
    タルヴィ・アストウィーザート タルヴィードの第二戒律。 自身が行うすべての挙動を螺旋軌道でしか成さない代わりに、螺旋軌道による攻防全ての威力や精度が跳ね上がる 万象削る螺旋の剣。 この戒律によってタルヴィードが繰り出す攻撃は全て巻き技となっており、移動も総て螺旋軌道を描かなければならない。 スィリオスが聖王領の民を昏睡させた際、ふらふらと左右に動いて民の様子を窺っていたのはこの戒律に起因する。 ある種の遠回りを課すこの戒律は明朗闊達なタルヴィの性格とは合わないが、それによって縛りの難度が上がっているため戒律の威力も向上している。ザリチェードの我力を上乗せした『渇望の槍』とは総合的な威力はほぼ互角。 第一の戒律『殲くし滅ぼす無尽の暴窮(ハザフ・ルマ)』は魔王バフラヴァーンへの敬意の表れでしかなく、この戒律こそタルヴィード固有の戒律であり、こちらの方がより凶悪...
  • 存在強度
    そんざいきょうど 神咒神威神楽にて登場する用語。 しかし作中これに対して公式からの説明は無い。 読んだ漢字の意味そのままで捉えれば、存在することにおける強さの度合いとなるが、あくまで推測でしかないため、その意味は謎となっている。 以下、作中での登場をまとめると 等級項目には書かれていない隠しパラメータで「格」の高さを示すモノ、といったところだろうか? 作中での登場 東征軍を例に挙げれば、目に優れているのが宗次郎。死角の隠匿に長けているのが紫織。存在強度が高いのが覇吐ら高位の歪みであり、それら総てに秀でているのが夜行である。 — 神咒神威神楽 用語紹介 禹歩法 禹歩法の説明において登場。 この文から、歪み者や太極に至っている者は存在強度が高いことが判る。 歪みに対する不死性と反射特性という点では変わっていない。ただし不破之関での戦がそ...
  • 泣いてることが尊いなどといった幻想を殺したいのだ
    黒白のアヴェスターの幕間にて神剣の巫女を娶るなどと言い出したワルフラーン。 その言葉に俺の妹を捨てるというのかと激昂するスィリオス。自分の身内を蔑ろにするのも許せないが、聖王領の政治的な体裁からも到底容認できるものではなかった。 ワルフラーンとナーキッドの仲はすでに民の間で公認のものとなっていた。それはスィリオスが仕向けたからでもあるが、その既成事実を覆せばどうなるか。 ナーキッドは恋に破れ、その傷を埋めるために聖王の重責を担ったと民は考え、そういったドラマが生まれるだろう。 それは美談の一種であるが、儚さを前提とした悲劇の筋書だ。完全無欠の大団円とは到底かけ離れている。 「俺は――俺の目の届く範囲で誰一人として泣かせはしない。正確には、泣いてることが尊いなどといった幻想を殺したいのだ」 涙は不吉。流さなくて済むなら流す必要がないものであるから。 それ...
  • 凶月咲耶
    「満天、日や月、星やそして雪の下、誰はばかりなく兄様と歩けるように……」 パーソナル 身長:五尺二寸 体重:十二貫 B:七十二 W:五十五 H:七十 異能 『禍津日神禁厭(まがつひのかみのかしり)』 バトルパラメータ 筋力 体力 気力 咒力 走力 歪曲 初伝 1 1 5 8 1 10 中伝 1 1 8 8 1 20 奥伝 1 1 10 8 1 0 他者寸評 刑士郎「なんで俺たちについてくるんだ。おまえは大人しくしてりゃいいもんを」 龍水「歪みが強すぎる。力になりたいとは思うが、すまない」 竜胆「おまえがそうなのはおまえのせいではない。……と言ってやるくらいしか出来ぬな、無力だ」 紫織「でも本人は特に悲観しちゃいないみたいだけどねえ」 宗次郎「刑士郎さんの手綱を握れるだけで大した...
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