ギラ・ズール(アンジェロ機)

ギラ・ズール(アンジェロ・ザウパー専用機)
GEARA ZULU ANGELO SAUPER USE
登場作品 機動戦士ガンダムUC
型式番号 AMS-129
全高 20.0m
重量 27.3t
所属 ネオ・ジオン軍
武装 ビーム・ホーク
ビーム・ショット・ライフル
ランゲ・ブルーノ砲・改
シールド
搭乗者 アンジェロ・ザウパー


【設定】

ネオ・ジオン残党軍「袖付き」のアンジェロ・ザウパー専用モビルスーツ。
ギラ・ズール(親衛隊仕様機)をベースにバックパックを大型プロペラント・タンクを取り付けた重武装型に換装することで出力と推力を強化している。
頭部は指揮官機を表すブレード・アンテナを配し、カラーリングはパープルとなっている。


【武装】

ビーム・ホーク

近接戦闘用のビーム兵器。
斬撃用の「ホーク」、刺突用の「パイル」、貫通力に優れた「ピック」の3種のモードを使い分ける。

ビーム・ショット・ライフル

携行式のビーム砲。
サザビーと同型の物を本機用に調節している。

ランゲ・ブルーノ砲・改

重武装型バックパックに装備されているビーム砲。
ギラ・ドーガ重装型のランゲ・ブルーノ砲を改良した物で、宇宙での運用を重視して実弾砲からビーム砲へと変更されている。
高速で発射されるビームは威力と貫通力に優れている。

シールド

一般機と異なり、ギラ・ドーガの物を改良した手持ち式となっている。


【原作の活躍】

フル・フロンタルシナンジュと共に出撃。
シナンジュがネェル・アーガマのMS隊と交戦中は「大佐の戦場を汚す」ということで傍観していたが、ユニコーンガンダムが出撃したことにより状況が一変。
ユニコーンガンダムの放ったビーム・マグナムの流れ弾により親衛隊のセルジ少尉が乗るギラ・ズールが掠めただけで撃墜される。
その反射で思わず援護してしまいフロンタルの戦場を汚してしまった*1として激昂、以降は構わず援護する。
その後シナンジュがクシャトリヤとの連携でユニコーンを捕獲し、それに合わせて撤退。

その後シナンジュと共にラプラス官邸を調査する連邦軍を襲撃、今回は始めからユニコーンを落とすつもりでかかり、NT-Dの発動を促すように戦闘をすることに。
後にユニコーンがNT-Dを発動した際にはキュアロン中尉のギラ・ズールとのコンビネーションで攻めるが、NT-Dを発動したユニコーンによってキュアロン中尉は死亡、アンジェロ機は両手両足を切り落とされるなど返り討ちにされた。
その後はユニコーンとの戦闘が終わり大気圏より離脱したシナンジュに牽引された後に、シナンジュの予備パーツを使ってローゼン・ズールへと変貌することになる。


【搭乗者】

アンジェロ・ザウパー

CV:柿原 徹也

ネオ・ジオン残党軍「袖付き」のフル・フロンタル親衛隊の隊長。
まだ19歳の若者でありながら、階級は大尉となっている。
スベロア・ジンネマンと同じサイド3のとある都市出身だが、終戦後はマリーダ・クルス並に壮絶な幼少期を過ごしており、そこをフロンタルに助けられて以降、彼に心酔している。
バナージ・リンクスによって部下を次々と失ったことや、フロンタルのバナージに対する態度から、個人的にバナージを激しく憎むようになる。
フロンタルの関心を惹きながらも、それに応じないバナージに憎悪の念を向けており、箱の鍵でなければ殺そうとさえしていた。

【原作名台詞】

  • 「掠めただけで…!」
    • OVA版Ep2から、後方に待機していたときにビーム・マグナムの流れ弾でセルジ機が撃墜された時に驚愕しながらつぶやいた一言。
      文字媒体でビーム・マグナムの高い威力を表現するのに的確な台詞である。

  • 「撃ってしまった…大佐の戦場を汚してしまった…私に…私に撃たせたなぁ!」
    • フロンタルを援護し(てしまっ)た際に。
      普通に考えれば援護射撃の判断は間違っていないがアンジェロ的にはフロンタルとの出撃で今まで一度も引かなかった引き金を引くほどの敵が存在する事実が相当屈辱だったのだろう
      事実その表情は怒気に満ちていた。

  • 「では貴様はどうなのだ!武力がすべて悪だというのならガンダムを使った貴様も同罪だ!貴様のせいで我々も貴重な兵を失った…たとえ流れ弾だろうが、貴様が撃ったことに変わりはない!」
    • フロンタルに「どんな理由があっても人の命を奪うのはよくない!そんな権利どこにもないんだ!」と言ったバナージに対して。
      どちらの意見も正当なものではある。

  • 「所詮は素人だ、シミュレーションで予測した通りに動いてくれる!」
    • OVA版Ep3から、この後挟み撃ちにしようとするが、逆にキュアロン機はビーム・トンファーにコックピットを横から串刺しにされた挙句、アンジェロ機も達磨にされてしまった。

【その他名台詞】

  • 「知るものか。ただ、あの人が私をこの場に誘ってくれた。薄汚い染みだらけのシーツから引き剥がして、自分の力を存分に試せるこの場所に。
    だから、大佐はあの「大佐」でなければならない。宇宙に棄てられた民を導き、この世界に浄化をもたらす棄民の王…。もしそうでなかったら…その時は、私がこの手で撃ち殺してやる…!」
    • PS3版『機動戦士ガンダムUC』Ep0から。
      シナンジュ・スタイン強奪(譲渡)作戦へ向かう途上、キュアロンに「フロンタルのことをどう思っているのか?」と聞かれて。彼なりに大佐を値踏みしていた頃もあったのである。


【VS.シリーズの活躍】

EXVS.

シナンジュのアシスト武装として登場、ダウン属性のビームを一発撃つ。
ダウン値が高いが、弾速が速くリロードも良好とダウンを取りたい時のお供や牽制に最適。
ダウンさせる射撃武装がなく、射撃武器が心もとない高機動モード時でも呼び出せる等、シナンジュを健気に支援する姿はまさに親衛隊の鑑。

EXVS.FORCE

ローゼン・ズールだけがUCのプレイアブルからリストラされたので、本機が唯一のアンジェロの機体としての参戦。
シナンジュのアシスト時代のビームを連射するなどCPU機体の中では屈指の強さを誇る。
同作のお粗末なCPUだとローゼン・ズールを使いこなせない可能性が高いので、結果的にはよかった…かもしれない。
ファン的には遺憾の念しかないだろうが。

EXVS.MBON

シリーズが進むたびにメインキャンセルがついたり、弾速、誘導があがったり、弾がスタンになったりとどんどん性能が上がっていったが、本作でついにローゼン・ズールに代わる形で引退した。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年05月19日 15:14
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。

*1 それまでフロンタルの出撃時に弾を撃ったことは一度もなかった