石川県

七尾市が震災がれきの篝火中止

 石川県七尾市の神社で実施される年越し行事で、東日本大震災で被災した宮城県石巻市のがれきを篝火にする計画について、地元団体は21日までに「放射性物質が飛散する恐れがある」との七尾市側の自粛要請を受け、中止を決めた。
 七尾市などによると、地元の「田鶴浜区奉賛会」が同市田鶴浜町の住吉神社で31日深夜から行われる行事で、鎮魂の願いを込めて篝火の一部に段ボール1箱分の廃材を使う計画をしていた。
 だが、市側は宮城県のデータで、石巻市の災害廃棄物のうち木材から1キロ当たり35ベクレルの放射性物質が検出されていることを確認した。
共同ニュース2011年12月21日

がれき放射線は低レベル 受け入れ検討の輪島市報告

 東日本大震災で発生したがれきの受け入れを検討する石川県輪島市は27日、市議会の安全対策特別委員会で、23~25日に市職員2人を派遣して行った宮城県での現地調査の結果、がれきの空間放射線量は輪島市内と同様に低レベルだったと報告した。
 輪島市は、受け入れの判断基準となるがれきの放射性セシウム濃度の調査方法について県と協議し、がれき処理を既に行っている東京都へ職員を派遣、視察する方針。
 報告によると、宮城県石巻市と名取市、女川町のがれき仮置き場などの空間放射線量は毎時0・04~0・08マイクロシーベルトで、輪島市が昨年12月~1月にかけて市内3カ所で測った数値は、毎時0・04~0・11マイクロシーベルトだった。
 同委員会の小山栄委員長は終了後「これから勉強を重ねて慎重に判断したい」と話し、市側へ調査過程の丁寧な説明を求めた。
産経ニュース2012.1.27 17:29 [放射能漏れ]
最終更新:2012年02月04日 08:26
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