静岡県

静岡県島田市、震災がれき受け入れ方針

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111214-OYT1T00822.htm?from=popin
 静岡県島田市が、東日本大震災で生じた被災地のがれき処理について、受け入れる方針を決めたことが14日、わかった。
 焼却灰を処理する最終処分場の周辺住民らに理解を求めたうえで、近く正式に発表する。環境省によると、東北や関東以外の地域で受け入れを決めたのは初めて。
 同市は、これまで静岡県が支援を続けてきた岩手県山田町や大槌町で生じた木くずの処理を想定。22日に開かれる静岡県市長会で桜井勝郎市長が受け入れの意向を表明する予定だ。
(2011年12月14日15時40分 読売新聞)

12/25

島田市 試験的受け入れ

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20111224-OYT8T00862.htm?from=popin
震災がれき 放射性物質を検査し判断
 島田市の桜井勝郎市長は24日、岩手県大槌町や山田町の震災がれきについて、最初は試験的に受け入れて、放射性物質検査などを行った後、正式な受け入れ表明を行う方針を明らかにした。桜井市長は「市民に(試験の)全てを公開した時点で、決断しなければならない」と語り、住民への説明を尽くしていく考えを示した。
 同日、市内の町内会長らを対象とした説明会の後、記者会見で明らかにした。会見には、大村慎一副知事らも出席。試験的な受け入れの実施時期について、大村副知事は「1月中にできればいいが、できるだけ速やかに」と述べた。
 桜井市長は、がれきを処理する溶融炉や最終処分場の周辺住民に対し、年明けにも川勝知事とともに改めて説明する考えを示した。桜井市長は今月14日、読売新聞の取材にがれきを受け入れる方針を示しており、「受け入れを理解してほしい気持ちに変わりはない」と、基本的な方針に変化がないことを強調した。
 細野環境相は町内会長らへの説明会で、「受け入れに反対や心配をしている方には、国が責任を持って説明、説得する努力を最後まで続ける」と明言。「島田が前に進めば、必ず他の市町の動きも出る。受け入れに賛成の声を出してほしい」と呼び掛けた。会場からは「賛成」の声とともに拍手が沸く場面もあった。
 説明会に出席した町内会長の男性(66)は「八百屋を営む中、東北産野菜の風評被害の重みを痛感し、何とか力になりたいと思っていた。細野環境相の『安全性は責任を持つ』との言葉を聞き、その気持ちが強まった」と話した。
(2011年12月25日 読売新聞)

細野大臣 がれき広域処理で要請

東日本大震災で出たがれきを被災地以外の自治体で受け入れる広域処理を進めるため、細野環境大臣は受け入れの意向を示している静岡県の島田市を訪れ、市長や住民らにあらためて協力を要請しました。
被災地のがれきをほかの自治体で受け入れる広域処理を巡っては、放射性物質への不安から、東北地方以外で受け入れているのは東京都だけにとどまっています。細野環境大臣は、岩手県のがれきを受け入れる意向を示している静岡県の島田市を訪れて桜井市長と会談し、改めて協力を要請しました。これに対し桜井市長は、反対のメールが1日に5、60件、来ていることを明らかにしたうえで、「私の気持ちは変わっておらず、早い時期に決断したい」と述べました。また、細野大臣は住民との会合にも出席し、「がれきの安全については国が責任を持つと断言する。島田市が前に進むことで日本が変わるかもしれない」と述べ、理解と協力を求めました。このあと桜井市長が記者会見し、試験的にがれきを受け入れて処理過程を公開し、問題がないことを確認したうえで、正式な受け入れを表明する考えを明らかにしました。細野大臣は記者団に対し、「この問題は近道があるとは思っていない。きょうに限っては手応えを感じたが、これからも不安を持っている人たちに丁寧に説明していきたい」と述べました。

11/10

静岡の市長・町村会、震災がれき受け入れに協力

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20111110-OYT1T01073.htm?from=popin
 東日本大震災で生じた被災地のがれきの受け入れについて、静岡県の市長会と町村会は10日、「安全性の確認など受け入れ環境を整えた上で、各市町の実情にあった協力をしていく」とする共同声明を採択した。
 県が支援を続けてきた岩手県大槌町や山田町のがれきの受け入れについて、川勝平太知事が一部の市町に打診し、市町がこれに応じた。声明は、国や県に対し、「きめ細かな責任ある対応をしていくべきだ」との注文も付けた。
 市長会長の鈴木尚・富士市長は会合後、「痛みは分かちあうべきだという心情が同じことを確認できた。できない理由を探すより、できる努力をしてほしい」と話した。
(2011年11月10日20時52分 読売新聞)

2012/1/28

震災がれき受け入れ、国に回答再申し入れ 風評賠償明記など 静岡

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120128/szk12012802030000-n1.htm
 東日本大震災で発生した岩手県山田、大槌両町の災害廃棄物(がれき)の受け入れをめぐり、県市長会(会長・鈴木尚富士市長)と県町村会(会長・遠藤日出夫長泉町長)は27日までに、細野豪志環境大臣と川勝平太知事に連名による再度の申し入れ書を提出した。
 再度の申し入れの理由は、1月13日に受けた前回の申し入れに対する環境省と県の回答を検討した結果、申し入れの内容を満たす内容でなかったため。
 主な内容は、風評被害が生じた場合、賠償することを明記する▽災害廃棄物の受け入れ処理には国民の理解が進まない状況であり直接、国民に訴えるなどスケジュールを明示する▽最終処分が困難になった焼却灰は国が責任を持って処分することを明記する-など。両会は2月2日までに文書での回答を求めている。
(2012.1.28 02:03 読売新聞)

2012年2月12日

がれき全て基準値以下 岩手から島田に向け搬出完了

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120212/CK2012021202000014.html
 島田市で試験焼却(溶融)される岩手県山田町の被災がれきについて、静岡県は11日、木材チップ全10トンで県の定めた安全基準を下回り、同町から島田市に向けた搬出が完了したと発表した。
 県廃棄物リサイクル課によると、山田町で前日に続き、島田市が受け入れる木材チップ10トンのうち残りの6トン分を3台のコンテナに積み込んだ。岩手県の検査機関が3台の放射線量を測定した結果、「遮蔽(しゃへい)線量率」は1台で毎時0・001マイクロシーベルトだったほかは検出されず、基準の毎時0・01マイクロシーベルトを下回った。
 またコンテナの左右の「空間線量率」は毎時0・06~0・07マイクロシーベルトで、いずれも周囲の空間線量率(毎時0・08マイクロシーベルト)の3倍未満という基準を満たした。

「受け入れNO」 島田で反対集会に200人

 震災がれきの試験焼却(溶融)が始まる島田市で11日、がれき受け入れに反対する集会が開かれた。脱原発を主張する俳優山本太郎さん(37)も参加し、「今こそ立ち上がるべき時。島田を守ってください」と訴えた。
 集会は、放射性物質汚染への警戒を呼びかける団体「放射能防御プロジェクト静岡」(伊豆の国市)が企画。会場となった島田市民総合施設プラザおおるりには、市内外から約200人が集まった。
 同プロジェクト本部の木下黄太代表が「汚染範囲を拡大させないためにも、がれきは汚染場所で処理するのが合理的」と強調。山本さんも「受け入れが強行されたら、島田市民は福島の人と同じ不条理を味わうことになる。住民の力で止めるしかない」と声を上げた。
 最後は木下代表が、島田市役所への大規模デモを参加者に呼びかけると、一部の参加者が賛意を示した。
(写真:「今こそ立ち上がるべき時」と参加者に訴えかける山本太郎さん=11日、島田市民総合施設プラザおおるりで)

震災がれき:島田市、試験焼却の灰…セシウム、基準値以下

 東日本大震災で発生した岩手県大槌、山田両町のがれきを受け入れる方針を示している静岡県島田市は20日、がれきを試験焼却して生じた灰の放射性セシウム濃度が1キロあたり64ベクレルだったと発表した。埋め立て処分できる国の基準1キロあたり8000ベクレルを大幅に下回り、原子炉等規制法で放射性物質として扱わなくて良いとされる基準同100ベクレルも下回った。市役所で公開した灰周辺の放射線の空間線量率は毎時0.09マイクロシーベルトで、灰の搬入前と変わらなかった。
 同市の久保田正・環境経済部長は「市民に安心していただけるレベルだと思う」と話した。【小玉沙織】



最終更新:2012年02月21日 15:44
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