佐賀県

震災がれき受け入れ撤回、武雄市長「予期せぬ脅迫」

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20101002-883049/news/20111202-OYS1T00162.htm
 東日本大震災で発生したがれきの処理について、受け入れをいったん見送る方針を表明した佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は1日、読売新聞などの取材に対し、「反対意見は予想していたが市民や職員への脅迫を伴う予期せぬ声があった」と撤回の理由を語った。
 樋渡市長は11月28日、がれきを、同市を含む3市4町でつくる「杵藤(きとう)地区広域市町村圏組合」のごみ処理施設で処理する構想を表明した。しかし抗議が殺到。市によると、11月29日~12月1日の3日間で市役所に約800件の電話やメールが寄せられた。9割以上が反対意見で、市長個人に対しても約500件のメールや電話があった。「引き受けたら、その苦しみを職員に与える」「市内のイベントを妨害する」「地元産品の不買運動を呼び掛ける」といった内容もあったという。
(2011年12月2日 読売新聞)

震災がれき受け入れ、武雄市長が撤回

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20101002-883049/news/20111201-OYS1T00740.htm
 東日本大震災で発生したがれきの処理の受け入れについて、佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は1日、市議会で、同市を含む3市4町で運営する「杵藤(きとう)地区広域市町村圏組合」の首長会議への提案をいったん見送る考えを明らかにした。
 市長は「市役所に脅迫を伴う反対の意見が寄せられた。万が一のことがあっては取り返しがつかないので、提案を見合わせることにした。受け入れの信念は変わらない」と述べた。
 議会後、市長は「自治体が受け入れる環境を国が整備した時、(組合に)提案したい」と語った。
 組合の管理者を務める樋渡市長は6日に首長会議を開き、がれきを海上輸送して組合運営の武雄市内のごみ処理施設で処理する構想について、理解を求める意向を示していた。
 市によると、市長の受け入れ方針が報道された後、11月29、30日の2日間で市役所に約600件の電話やメールが寄せられ、このうち9割以上が反対意見だった。市長個人に対しても、メールや電話が約400件あったという。
(2011年12月1日 読売新聞)

震災がれき処理、武雄市長が受け入れ意向


 東日本大震災で発生したがれきの処理について、佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は28日、同市を含む3市4町で運営する「杵藤(きとう)地区広域市町村圏組合」での受け入れを組合の首長会議に諮る意向を明らかにした。会議は12月6日に開かれ、市長によると、受け入れが決まれば、九州で初めてになるという。
 樋渡市長は組合の管理者を務めている。構想によると、がれきは被災地から船で輸送し、武雄市内のごみ処理施設で処理する。東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染への不安を取り除くため、組合独自の放射線量基準を策定。船に積む前と、船から降ろす際の計2回、放射線量を測定し、基準を下回ったがれきを受け入れるという。開始時期や量は未定。
 樋渡市長は「被災地支援のためにできる限りのことをする。二重のチェックで放射線の問題はない。全首長の理解を得たい」と話している。
(2011年11月29日 読売新聞)
最終更新:2011年12月29日 12:12
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