- 160. DEナイト西川インタビュー 2013/10/22(火) 10:47:24
- 131021 HBCラジオ「ファイターズDEナイト!!」
西川遥輝インタビュー 書き起こし
インタビュアー:水野善公
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◆今の心境◆
水野:よろしくお願いします。
西川:お願いします。
水野:シーズンも終わって秋季練習も始まっていますけれども、どんな心境でいますか?
西川:シーズン通して試合やって来て、僕、怪我で2か月間空きましたけど、本当に
去年に比べて早かったなと思いますね。
水野:あっという間に終わったというか。
西川:そうですね。CSも行けなかったですし、それも含め早い気がしましたね。
水野:やっぱりこの時期にCS争いが出来なかったという、悔しい思いみたいなのはありますか?
西川:もちろん。去年一軍で試合に出させてもらって1年目で、こうやって2年目の
一軍のプレーでしたけど、去年の方が日数的には少ないと思うんですけど、
今年の方がすごい早い気がすごくしましたね。
- 161. DEナイト西川インタビュー 2013/10/22(火) 10:47:39
- ◆今シーズンについて◆
水野:今年なんですけど、85試合に出て2割7分8厘、ホームラン2本、盗塁22という
数字状況だったんですけど、ご自身にとって今シーズンというのは
どんなシーズンでしたか?
西川:満足のいくプレーが本当に少ししかなかったですし、ピッチャーにもずっと迷惑を
掛け続けたな、とすごく思いますね。
水野:満足いかなかった部分というのは?
西川:打つ方も含め、全てですね。
水野:全て。打つ方でいうと、どういったところが納得いかない、というのがありましたか?
西川:打点が非常に少ないというか。出塁もフォアボールが初めに比べて後半になると
全然取れなかったですし、その分三振が増えて、打点が稼げない。
怪我明けとか、苦しかったですね。
水野:チャンスで打てなかった、そんな思いが強かった?
西川:そうですね。
水野:今シーズンに入る前は、具体的にはどういう目標を立てて入っていったんですか?
西川:まずは30盗塁と3割というのを目標に掲げて入りましたね。
水野:そういった意味では、打率は3割まであとちょっとというか。盗塁は22ですか。
西川:はい。足らなかったというのは、やっぱり、目標が目標で終わってしまったので、
達成して終わりたかったですね。
- 162. DEナイト西川インタビュー 2013/10/22(火) 10:47:58
- ◆今シーズンの怪我について◆
水野:個人的にはやっぱりあの怪我がなければ、というのがあるんですけど、
西川選手自身はどうですか?
西川:どうなんですかねぇ……。調子いい状態で怪我してしまったので、
何とも言えないですけど、どうなんですかねぇ。自分でも分からないですね。
水野:膝のあの怪我があって、離れましたよね。あの間というのは、西川選手にとって
どういう時間になってましたか?
西川:個人的には本当にずっと言ってますけど、いらない時間であったし、ずーっと
キャンプ当初から言ってたように、今年は本当に大事な年になると思ってたので、
その大事な年にこうやって怪我してしまったので、本当に無駄な時間を
自分で作ってしまったなと。でも、その無駄な時間をどれだけいい方向に向けて
いけるか、っていうのが大事になると思ってたので。
でも、出来ればないに越したことはなかったかな、と思いますね。
水野:とは言っても怪我だから、なかなか難しい部分もあったと思うんですけど、
逆に怪我をしてみて分かったことというか、見えて来たものというのは
何かありましたか?
西川:怪我っていうものは本当にツキモノで。選手は絶対にしたくないと思いますけど、
防ぎようのない怪我もありますし。でもああやって左膝の怪我をして、
2試合出たっていうのは、我慢しながらでも多少の痛みであれば出られる、って
いうことが自分の中では分かりましたし、怪我している最中に本当に色々思うことが
ありまして、色んなチームの試合を見たりだとか、個人に注目して見たりもしましたし、
色んな見方で、また野球を見ることが出来ましたね。
水野:やっぱり特に色んな球団のプレーとかを見られたのが大きかった、という?
西川:そうですね。二軍にいる間は見れますけど、一軍にいるとどうしても他チームの試合も
見れないですし、見るのもニュースくらいなんで。怪我して二軍に落ちたことで、
デーゲームを見ることは出来なかったですけど、ナイトゲームはほとんど見ましたね。
水野:特に何か印象に残っているプレーというか、選手で、自分もこうしてみよう、
みたいなのはあったんですか?
西川:んー……何でしょう。その、試合の流れとして見てたので、個人のプレーとしては
あまり覚えてないですけど、こういう時にこうするんだな、とかいう、そういう
見方で見てましたね。
水野:ちょっとこう、離れてみて、客観的に見てみよう、という。
西川:はい。
水野:それが怪我から復帰して来て、後半戦は生かされたかな、というのは感じましたか?
西川:試合の流れだったり、あとは、配球面だったり。そういう面は本当に生かせるように、
何とか努力しようとしましたね。
- 163. DEナイト西川インタビュー 2013/10/22(火) 10:48:12
- ◆来シーズンについて◆
水野:後半戦はポジションも色々守りましたね。その辺りどうでしたか?
西川:僕自身も本当にびっくりしましたし、守ったことのないファーストだったり、
レフトだったり。
監督もそれでも、打てなかったですけど、そうやって使ってもらえたので。
何とかプロ野球選手としてやらないといけないと思っているので、
ミスしていいわけでもないですし、本当にしっかりとしたプレーをしようと
心掛けましたね。
水野:複数のポジションをやって、というのはファイターズの特徴だとは思うのですけど、
来季、西川選手個人的にはどこで勝負したい、というのはありますか?
西川:プロに入って、2年3年と内野をやって来たので、出来れば内野で勝負したいですね。
水野:特にファースト、セカンドで言うと?
西川:んー、肩肘の問題もありますけど、セカンド、サード、んー……。
出来ればセカンドをやっぱり守りたいですね。
水野:今年やっぱりそこでスタートしましたもんね。
西川:そうですね。ずーっと今年目標に掲げてやって来たので。
- 164. DEナイト西川インタビュー 2013/10/22(火) 10:48:27
- ◆今の練習について◆
水野:そういった意味で、この秋の練習ではどういったことを、いちばん意識しながら
やっているのですか?
西川:ずっと守備メインで、この秋の練習やっているので、この時期というか、
国頭キャンプも守備メインになって来ると思いますね。
水野:ずっとシーズン中も特守、やってますもんね。
西川:そうですね。もう僕には休んでいる暇はないと思っているので。
水野:三木コーチから何か言われていることはあるんですか?
西川:常にこうしろ、とかですか?
水野:そうですね。
西川:もう本当に当たり前のプレーを当たり前に出来るように、簡単なゴロを簡単に
捌けるように、難しいプレーをこうしろ、ああしろというのは難しいことで、
打ち取った打球をアウトに出来るように心掛けて。
三木さんにもずっと言われて来ましたね。
水野:ではそれをまたこの秋から積み重ねて行く?
西川:そうですね。もう一回、イチから、基礎からやろうかと。
水野:当たり前のことを、とりあえずしっかりやっていく、という。
西川:はい。
水野:打つ方ではどういったことを意識しながらやって行きたい、というのは?
西川:んー……前半不振が多かったのと、インコース攻めにシーズン途中から遭って、
インコース上手く捌けなくて、そこから調子落としたことがあったので、
そういうところを本当に、あの、映像を見ながら何が悪かったか、
考え方が悪かったのかもしれないし、そういったところをもう一回、見直して
いきたいな、と思ってます。
水野:フェニックスの方にも行かれる、ということなんですけど、実戦ではどういったことを
やって行きたいと思っていますか?
西川:フェニックスではもう本当に守備メインで。打つ方は気にしないというか、まあ、
することもありますけど、守備8割9割のつもりで行きます。
水野:あらゆる状況でも自分の仕事をやっていく、というか。
西川:はい。
- 165. DEナイト西川インタビュー 2013/10/22(火) 10:48:39
- ◆ファンへのメッセージ◆
水野:本当に北海道のファンの皆さんも、今、鎌ヶ谷であったり、フェニックスで、
どういう皆さんプレーしているんだろう? と思って見てると思うんですけど、
改めて西川選手から北海道の皆さんに、ということでメッセージをいただければ、と
思うのですが。
西川:え? メッセージですか?
水野:ええ。
西川:頑張ってます、とか?
水野:そうそう(笑)。
西川:今シーズンは本当に不甲斐ない結果に終わってしまったので、来シーズンはこういう
姿を見せられないと思っているので、僕は。
また生まれ変わった日本ハムファイターズを見せたいと思っているので。
そのためには、この時期が本当に大切だと思ってますし、個人的にはまた来シーズン
日本一目指して頑張って行きたいと思ってます。
水野:ありがとうございました。
最終更新:2013年10月23日 07:11