作品舞台 - 涼宮ハルヒシリーズ大辞典

作者の谷川流が出生から現在まで在住している兵庫県西宮市周辺がモデルとなっている。

北高関連

県立北高校

ハルヒらが通っている県立の普通科高等学校。小高い山の上に位置し、周辺は住宅地や森林に囲まれている。

入学試験は総合選抜で行われ、付近の校区に在住している者が当校に割り振られる。 キョン曰く、生徒の内訳は「市内の中学で成績が普通レベルだった奴ら」。
1学年のうち1クラスは特進クラスで、古泉が在籍している。
ハルヒらの学年には特進クラス含め9つのクラスがある。制服は男子がブレザーで、女子がセーラー服。
作者の谷川流の出身高校である兵庫県立西宮北高等学校がモデルとされ、アニメ版のロケハンも実際に現地で行われた。

なお、この場所は当初「ゲンコツホテル」の建設予定地だった。

ゲンコツ広場

北高内にある広場の名称で、木でできたテーブルと椅子がある。ゲーム『約束』にて初めて名称が公開された。
ちなみにこの名称は、北高のある場所に建設予定だった「ゲンコツホテル」に由来する。

渡り廊下

本館から旧館、旧館から本館に移動する際に使う廊下。

文化部棟

文化部の部室が集まっている棟。
キョン達の教室がある校舎が新館であり、こちらは旧館にあたる。新館と比べるとやや古い。

文芸部室

元々は長門が入部している文芸部の部室であるため沢山の本が並べられている部屋であったが現在はSOS団の部室と化しており、
SOS団専用のさまざまな備品が設置されている（コンピュータ研究部から奪った新型のパソコンやみくるのコスプレ衣装など）。

視聴覚室

「朝比奈ミクルの冒険 Episode 00」の上映をした際に使われた教室。プロジェクターがある。

昇降口

北高生徒が登校・下校する際に使用する場所。下駄箱がある。キョンの下駄箱には何回か手紙を入れられていた。
また、鏡があり、ゲーム『直列』のEpisode5「誰も寝てはならない」にてSOS団の偽物が登場した。

講堂

初登場は第6巻『動揺』収録の「ライブアライブ」。文化祭では各部活動の生徒達が発表する場として使用された。
ゲーム『直列』ではEpisode3「真夏の卒業式」で登場。ハルヒが誰もいない卒業式をした際に使用されている。

生徒会室

文芸部室よりは多少面積は広いが、旧館の部室とはあまり変わらず、キョン曰く「文芸部室より殺風景」「単なる会議室と言えばそれまでだ」。
なお、キョンは今まで入室したことが一回も無く、第8巻『憤慨』収録の「編集長★一直線！」での入室が初だった。

北高周辺・遠方関連

市立図書館

北口駅前の再開発で新しく開館した図書館。
作中の記述からは西宮北口駅前の大型複合施設アクタ西宮内の西宮市立北口図書館がモデルと推測されるが、
アニメ版では西宮市立中央図書館が外観モデルとなっている。

北口駅

市内を走る大手私鉄のターミナルで、休日は市外に出る人々で混雑する。
駅前に公園があり、休日にSOS団が活動する際の待ち合わせ場所となることが多い。モデルは西宮北口駅（北西口）であり、アニメ版のロケハンも現地で行われた。
駅前公園周辺は放置自転車が慢性化しており、アニメ版の描写では小規模な歓楽街となっている。

光陽園駅

県立北高校から坂を下ったところにある私鉄駅。キョンの家から自転車でも20分はかかる。
歴史を感じさせる古い駅舎を持っており、駅前には商店街が広がる。モデルは阪急甲陽線甲陽園駅であり、アニメ版のロケハンも現地で行われた。

駅前公園があり、作中で長門がキョンを呼び出す際に頻繁に登場する。

喫茶店

北口駅の近くにある喫茶店で、休日、SOS団が活動をする際にお世話になっている。 作中では「いつもの喫茶店」で定着している。

光陽園学院

光陽園駅近くにある私立の女子校で、正式名称は不明。作中の記述から生徒には富裕層が多いと思われる。
第4巻『消失』の改変世界では、県内有数の進学率を誇る名門校となっており、ハルヒと古泉が在籍する共学校となっている。

モデルとして実際の甲陽園駅に近い夙川学院中学校・高等学校や甲陽学院中学校・高等学校が挙げられる。
アニメ版では、夙川学院中学校・高等学校がモデルになっているようだ。

分譲マンション

初登場は第1巻『憂鬱』。長門、朝倉が住んでいるマンションであり、7階建て。
長門は708号室に住んでおり、朝倉は505号室に住んでいた。ハルヒは偶然と思っていたようだが、キョンは「どう考えても偶然じゃない」と思っている。
また、喜緑江美里もこのマンションに住んでいると思われる（部屋番号は不明）。

総合デパート

北口駅前の近くにあるデパート。
キョンも家族の買い物につきあって行く機会が多いらしい。衣料品や食料品売り場がメインで、大きな本屋も入っている。
第7巻『陰謀』では名称のみの登場だが、ハルヒ、みくる、長門の3人は不思議探しの代わりにデパート内を見て回ったとのこと。

祝川

北口駅から徒歩で行ける距離にある川で、桜並木とベンチがある。
作中には頻繁に登場し、映画撮影にも使用されている。

阪急甲陽線沿線の夙川がモデルだが、実際には西宮北口駅から夙川沿いまでは徒歩で1時間以上かかる。

祝川商店街

祝川近くにある商店街。
アニメ版では、実際の夙川からは阪急線・阪神線を乗り継いで20分ほどの距離にある尼崎市の尼崎中央商店街がモデルとなっている。

森林公園

ハルヒが文化祭に向けての映画撮影に使われた公園で、大きな広場がある。
第7巻『陰謀』では、「機関」の敵対組織の車を追いかける際に登場した。北に進むと車の通る幅も狭く、ガードレールも無い山道に入る。

市民プール

高校生が来ることは滅多に無いプールで、50メートルプールが一つと、お子様用の水深15センチくらいのプールしかない。
キョン曰く「市民プールはいっそのこと庶民プールと看板を書き換えたほうがいい」。

鶴屋邸

門からでは中の様子が見えないほど大きな家で、古風な旧家。鶴屋さんの部屋は卓袱台しかない簡素な畳敷き和室である。
第2巻『溜息』では映画撮影のため、古泉の家という設定になっている。

代々続く名家であり、 実は「機関」のスポンサー筋に数えられる。本来「機関」とは相互不可侵の取り決めがあり、
「機関」の者は手を出さないよう厳命されていたのだが、ハルヒの能力のためかそうはならなかったようだ。

総合病院

第4巻『消失』ではキョンが、第6巻『動揺』収録の「ヒトメボレLOVER」では中河が入院した私立の大きい病院。
古泉の叔父の知り合いが総合病院の理事長で特別に便宜を図ったという設定になっているが、実際は「機関」に頼んで手を回してもらっている。
古泉曰く「一年くらいは格安で寝泊まりできる」とのこと。

鶴屋山

第7巻『陰謀』で登場。鶴屋家が土地を所有する山で、モデルは甲山とされる。
なお『鶴屋山』という名称はキョンが勝手にそう呼んでいるだけで、正式名称は不明。

鶴屋家の別荘

鶴屋家が所有する別荘。正式名称は不明。SOS団の冬合宿にて、鶴屋さん自身がついて行くことを条件に合宿所提供を快諾した。
知る人ぞ知る静かなスキー場があり、穴場でもある。十年前まで鶴屋家のプライベートゲレンデだった。

高級住宅街

キョンのクラスメイトである阪中の家がある住宅街。
ローカル駅から電車に乗り、さらに本線に乗り継ぐとあるらしい。光陽園駅とは逆方向で、キョン達も滅多に行くことはない。
名称の通り、周辺の地名はセレブリティが沢山住んでいることで有名。

近郊の港

ゲーム『並列』にて登場した港。伊集院泰一郎がオーナーである船「オーベロン号」が泊まっていた。
モデルは神戸港とされる。

ハルヒ関連

市立東中学校

ハルヒと谷口の母校。正式名称は不明。作中の3年前にハルヒが「校庭落書き事件」を起こした。
アニメ版では、西宮市立大社中学校の北門と西宮市立上ケ原中学校の校舎と校庭がモデルとなっている。

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