ガドーの日記
宴の後
目が覚めると、シムルルがおらぬ。代わりに、木でできた箱が置いてある。シムルルの忘れ物だろうか?中にはトルクが入っていた。カーグの息子がつけるのものだな。はて、何故こんなものが?
様々な神性呪文が呪付されている。どこの群れのものかわからぬが、大事なものであろう。
店のものに聞いたところ、シムルルが置いて行ったらしい。意図が分からぬ。落とし主に届けたいなら、わしなどに渡すよりアーガンアーガーに渡したほうが早かろう。それがわからぬほどウズを知らぬものとも思えぬ。混沌のことを気にしておったから、助力のつもりか?
まあよい。次あったときに返せばよい。わしはずだ袋に木箱を入れて、子どもたちが戻っていないか知るために本部へ向かった。
本部にて
子どもたちは戻ってきていなかった。無事だと良いが。イシルマル(メスちびの親らしい)がどういう経緯で子どもたちと同行しているのかとか聞いてきたので、命の借りだと返しておいた。子どもたちはどうしているだろうか?