「怖いよ…お姉ちゃん、……プロデューサー……」
寺の階段の陰に少女はいた。彼女の名は赤城みりあ。
アイドルになってまだ数ヶ月程度の、どこにでもいる少女だった。
アイドルになってまだ数ヶ月程度の、どこにでもいる少女だった。
「みりあに何ができるの…?帰りたい、帰りたいよ…」
みりあは恐怖していた。先程、首輪が爆発した少女の光景がフラッシュバックしていたからだ。
そして、先程の独り言を聞き向かってくる、ザッ、ザッと砂利を踏む足音にも、気づいていなかった。
「あの」
ひっ、とぐるぐると暗やんだ瞳を、近づいてきた青年に向ける。
みりあは恐怖していた。先程、首輪が爆発した少女の光景がフラッシュバックしていたからだ。
そして、先程の独り言を聞き向かってくる、ザッ、ザッと砂利を踏む足音にも、気づいていなかった。
「あの」
ひっ、とぐるぐると暗やんだ瞳を、近づいてきた青年に向ける。
「こっ…殺さないでください!」
「あの…大丈夫かい?」
そこにいたのは、扱いに困ったかのように頬を指で掻いている青年の姿だった。
「あの…大丈夫かい?」
そこにいたのは、扱いに困ったかのように頬を指で掻いている青年の姿だった。
「じゃあ、ベルトルトさんはアイドルを知らないんですか?」
「あぁ…僕の国では聞いたこともないな、そんな職業は」
赤い月が出ている闇の最中。
神社の階段に腰掛けてみりあは話しかけてきた青年……ベルトルト・フーバーと話をしていた。
「あぁ…僕の国では聞いたこともないな、そんな職業は」
赤い月が出ている闇の最中。
神社の階段に腰掛けてみりあは話しかけてきた青年……ベルトルト・フーバーと話をしていた。
「アイドルはね、歌を歌って、ダンスを踊って……みんなを楽しませるお仕事なんです」
「ふーん…君みたいな子が踊り子、かぁ……」
「ふーん…君みたいな子が踊り子、かぁ……」
ベルトルトは立ち上がり、みりあにこう告げた。
「さてと。そろそろ移動しないと」
「えっ?どこへ……行くんですか?」
「さてと。そろそろ移動しないと」
「えっ?どこへ……行くんですか?」
「まずは参加者と会ってみる。全員が全員、殺し合いに乗っているわけじゃないだろ?
生き残るためには協力してくれる人を、探さないといけない」
「…はい…」
生き残るためには協力してくれる人を、探さないといけない」
「…はい…」
「怖いの?」
「…怖くなんかない、もん……」
はは、とベルトルトは笑って、話し出した。
「心配しなくていい、僕は兵士だ。多少の相手ならなんとかなる…と信じたいけど」
「…怖くなんかない、もん……」
はは、とベルトルトは笑って、話し出した。
「心配しなくていい、僕は兵士だ。多少の相手ならなんとかなる…と信じたいけど」
苦笑いするベルトルトの笑顔は、どこにでもいる普通の青年のそれであった。
「でも、どうにもならないこともある。僕が戦い始めたら、一目散に逃げてくれ。」
「…そんなこと、できないよ……。」
「僕なら、大丈夫だ。兵士は一人でも多くの人間を守るのが義務だからね」
「…じゃあ、その時まで……みりあもなにか、できることをしないと」
ん?とベルトルトはみりあを見る。
みりあはどこか、覚悟した表情をしていた。
「でも、どうにもならないこともある。僕が戦い始めたら、一目散に逃げてくれ。」
「…そんなこと、できないよ……。」
「僕なら、大丈夫だ。兵士は一人でも多くの人間を守るのが義務だからね」
「…じゃあ、その時まで……みりあもなにか、できることをしないと」
ん?とベルトルトはみりあを見る。
みりあはどこか、覚悟した表情をしていた。
「もう、あんな思いをする人を見るのは、嫌だから、少しでも痛い思いをする人を、減らせればいいなって……」
その言葉を聞いた、ベルトルトはフッ、と笑ってみりあを見つめた。
「そうか。じゃあ僕との約束だ。生きることを諦めないでくれ。」
「兵士は、沢山の人間を守らなければならない。守るためには、戦わなければならないんだ。
戦場から生き延びるためには、”どんな事があっても生き残る――”この思いが必要なんだ」
「そうか。じゃあ僕との約束だ。生きることを諦めないでくれ。」
「兵士は、沢山の人間を守らなければならない。守るためには、戦わなければならないんだ。
戦場から生き延びるためには、”どんな事があっても生き残る――”この思いが必要なんだ」
「...私ね、もうすぐお姉ちゃんになるの。
妹が生まれて、それで、もっとしっかりしなきゃって思って――」
妹が生まれて、それで、もっとしっかりしなきゃって思って――」
だからね、生きなきゃいけないの、もう一度会うために、とみりあはベルトルトを見つめる。
首輪を爆破される前に見た、少女の目を思い出す。
"最後まで諦めない"という目をしていた。
"最後まで諦めない"という目をしていた。
「みりあも、逃げない。みりあもベルトルトさんを応援して、指示されたことをするよ。
みりあも――ベルトルトさんと、一緒に戦うから!」
みりあも――ベルトルトさんと、一緒に戦うから!」
赤城みりあは、この殺し合いで、初めて笑顔を向けることができた。
「―――ありがとう。よろしくね、赤城みりあ」
「分かった!うん!よろしくね、ベルトルトさん!」
「―――ありがとう。よろしくね、赤城みりあ」
「分かった!うん!よろしくね、ベルトルトさん!」
◆
“そうだな。この少女は僕を頼ってくれている。彼女は何も悪くない。
だから、ちゃんと殺そうと思っているよ。”
“そうだな。この少女は僕を頼ってくれている。彼女は何も悪くない。
だから、ちゃんと殺そうと思っているよ。”
いずれこの少女を骨の欠けらも残さずに自分の爆発で燃やし尽くすであろうことに、この青年は罪悪感を覚えなかった。
否、戸惑いはもう無かった。
否、戸惑いはもう無かった。
ベルトルトは祖国に帰らなければならない。この状況に偽りはない。
だが、百十人程度を踏み潰し、願いを叶えて始祖を奪還できるなら、それがベルトルトの戦いであることを理解した。
"戦士"として、もう少しで始祖の巨人を奪還する戦いを終わらせられたはずなのに。彼は殺し合いへと移送させられた。
だが、百十人程度を踏み潰し、願いを叶えて始祖を奪還できるなら、それがベルトルトの戦いであることを理解した。
"戦士"として、もう少しで始祖の巨人を奪還する戦いを終わらせられたはずなのに。彼は殺し合いへと移送させられた。
つまり、"この平安京に集まった人間を踏みつぶせ""始祖の巨人を、奪還させてやるから"それが、主催者から科せられた条件と見返りであることに気付いたからだ。
彼はこの殺し合いに、乗っていた。あとたったそれだけ、殺せばいい。殺し合いを制する"だけ"でいい。
彼はこの殺し合いに、乗っていた。あとたったそれだけ、殺せばいい。殺し合いを制する"だけ"でいい。
"長かった"――彼はこの五年を思い返し、そう思った。
もう彼は、疲れていた。
彼は終わらせたかった。闘いを。
もう彼は、疲れていた。
彼は終わらせたかった。闘いを。
参加者には制限が科せられていると言っていた。
恐らく超大型巨人にも、何らかの制限があるのだろう。
ならば――変貌時の爆発で、如何に人数を減らせるかが鍵だ。
恐らく超大型巨人にも、何らかの制限があるのだろう。
ならば――変貌時の爆発で、如何に人数を減らせるかが鍵だ。
“そうだよな、ライナー。やるならもっと集まってからだ”
ちょうど赤城みりあという協力者もいる。
まずはやってきた事と同じように、徒党を組めばいい。
まずはやってきた事と同じように、徒党を組めばいい。
徒党を組んでいれば、いずれは殺し合いに乗る者たちと乗らない者たちの間で、争いが起きるからだ。
規模が大きくなればなるほどいい。連中が集まってきたと確信すれば――超大型巨人の力を使い、爆発させる。
規模が大きくなればなるほどいい。連中が集まってきたと確信すれば――超大型巨人の力を使い、爆発させる。
始祖の巨人を奪還すれば、自分はパラディ島侵略作戦の戦力として、壁内人類を最後の一人になるまで踏みつぶさなければならないのだろう。
これはその、予行に過ぎなかった。
これはその、予行に過ぎなかった。
ベルトルトはみりあをじっと見つめる。
「?どうしたんですか、ベルトルトさん?」
「?どうしたんですか、ベルトルトさん?」
何も分からない瞳を向けてくるみりあを見て、思った。
"だって―――この世界はこんなにも残酷じゃないか"
彼の願いはただ一つ。
始祖の巨人、エレン・イェーガーのマーレへの献上。その願いを叶えるためだけに、進み続ける。
始祖の巨人、エレン・イェーガーのマーレへの献上。その願いを叶えるためだけに、進み続ける。
【赤木みりあ@アイドルマスター・シンデレラガールズ】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3
基本方針:殺し合いを止めたい。
1:ベルトルトさんと殺し合いを止める。
2:みんなで、止めれば怖くないよね....?
[備考]参戦時期(?)は、妹が生まれる前の時間からの参戦です
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3
基本方針:殺し合いを止めたい。
1:ベルトルトさんと殺し合いを止める。
2:みんなで、止めれば怖くないよね....?
[備考]参戦時期(?)は、妹が生まれる前の時間からの参戦です
【ベルトルト・フーバー@進撃の巨人】
[状態]:健康
[装備]:ブレード、ブレードホルダー&付け替え刃@進撃の巨人
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本行動方針:参加者の殲滅・優勝。
1:みりあと共に殺し合いに乗らない参加者を装う。
2:徒党を組み、殺し合いの乗った連中との争いを適当にこなす
3:参加者が最も集まったと思った頃合いを見て超大型巨人になり、エリア一帯を爆破・踏み潰す。
[備考]参戦時期は原作第78話、超大型巨人に変化する直前の参戦です。
[状態]:健康
[装備]:ブレード、ブレードホルダー&付け替え刃@進撃の巨人
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本行動方針:参加者の殲滅・優勝。
1:みりあと共に殺し合いに乗らない参加者を装う。
2:徒党を組み、殺し合いの乗った連中との争いを適当にこなす
3:参加者が最も集まったと思った頃合いを見て超大型巨人になり、エリア一帯を爆破・踏み潰す。
[備考]参戦時期は原作第78話、超大型巨人に変化する直前の参戦です。