「何が殺し合いだっ! 全くもって忌々しい…!」
複数の世界より幾多の参加者が召喚された、常闇の戦場――平安京。
夜空に煌く紅色の月の下、声を荒げながらズカズカとフィールドを闊歩する影が一つ。
夜空に煌く紅色の月の下、声を荒げながらズカズカとフィールドを闊歩する影が一つ。
「メフィスとフェレスと言ったか……。 公人として、貴様らの蛮行は決して許しはせん!」
短髪の黒髪と褐色の肌――それに健康的に引き締まった身体を、月明りに晒しているその少女の名は日ノ元明。
憤怒と苛立ちをその凛とした瞳に宿して、天上の主催者達へと反逆の意思を示す。
憤怒と苛立ちをその凛とした瞳に宿して、天上の主催者達へと反逆の意思を示す。
明はまず、彼女と同じくこの殺し合いの地に放り込まれた他の参加者がいないか捜索をしている。
明は力あるもの--吸血鬼である。
故に自分の身は自分で守ることは出来る。
しかし、最初の会場から察するに、「殺し合い」と称されたこの不愉快極まりない催しには、自衛もままならない一般人が多数参加しているように見て取れる。
公人としてこういった無力な参加者を捨て置くことなどできない--早急な保護が必要である。
故に自分の身は自分で守ることは出来る。
しかし、最初の会場から察するに、「殺し合い」と称されたこの不愉快極まりない催しには、自衛もままならない一般人が多数参加しているように見て取れる。
公人としてこういった無力な参加者を捨て置くことなどできない--早急な保護が必要である。
そういった義憤に駆られて、明は戦場を彷徨い、参加者の探索を行なっていた。
「やぁやぁ☆ キミぃそんなに急いでどこに行くつもりぃ?」
殺し合いの場であることを忘却させるような素っ頓狂な掛け声が耳に入り、明は足を止めた。
明が声の方向に振り返ると、ロリータドレスを身に纏った小柄な少女が、路上の長椅子にちょこんと座り込んでいた。
明が声の方向に振り返ると、ロリータドレスを身に纏った小柄な少女が、路上の長椅子にちょこんと座り込んでいた。
「――何者だ……」
明は訝し気に少女を凝視する。
小柄な少女は頭部には大きめなピンクのリボン、左目には紫陽花色の眼帯を装着しており、まるでメルヘンの世界から飛び出してきたようなーーなんとも可愛らしい出で立ちをしていた。
小柄な少女は頭部には大きめなピンクのリボン、左目には紫陽花色の眼帯を装着しており、まるでメルヘンの世界から飛び出してきたようなーーなんとも可愛らしい出で立ちをしていた。
「--っと、いけない! まずはご挨拶しないとね! ボクの名前は針目縫! 良ければキミの名前も教えて欲しいなぁ!」
「日ノ本明だ」
人によってはその無邪気で人懐っこい姿に気を緩めてしまうことがあるかもしれない。
しかし、自らを針目縫と名乗った少女に視線を向ける明の表情は未だ険しいままだ。
しかし、自らを針目縫と名乗った少女に視線を向ける明の表情は未だ険しいままだ。
「へぇ~明ちゃんて言うのかぁ。宜しくねー!」
「……。」
「しっかし、どうしちゃったの明ちゃん? そんな怖い顔しちゃってさぁ。 もーっと、リラックスしようよ、リラックス☆」
ニコニコとーー殺し合いの場に似つかわしくもない、愛らしい笑顔を浮かべて明へと近づいてくる少女。
一見害意がないようにも見えるが、それが逆に明の警戒心を高めていく。
一見害意がないようにも見えるが、それが逆に明の警戒心を高めていく。
そしてーー。
轟ッ!という風の音に続き、ガキンというド派手な衝突音が周囲に木霊した。
「――貴様ッ……!」
「うわぁ、何その変身~? 極制服とかじゃないよねぇ?」
眼帯の少女が勢いよく振り下ろした凶刃を遮ったのはーー白の大槍。
二人の少女は、互いの獲物を握り締めて鍔迫り合いの様相を呈している。
大槍の担い手たる明の外見は先程までとは一変――褐色の全身は白の外殻に覆われている。
大槍も、鎧もーー吸血鬼たる明の能力によって発現された代物である。
整った美しい顔立ちも、骸骨のような兜によって覆われて、その表情を窺うことは知れない。
しかし、兜の奥底より覗かせるその瞳には灼熱の闘志と怒りを宿していた。
二人の少女は、互いの獲物を握り締めて鍔迫り合いの様相を呈している。
大槍の担い手たる明の外見は先程までとは一変――褐色の全身は白の外殻に覆われている。
大槍も、鎧もーー吸血鬼たる明の能力によって発現された代物である。
整った美しい顔立ちも、骸骨のような兜によって覆われて、その表情を窺うことは知れない。
しかし、兜の奥底より覗かせるその瞳には灼熱の闘志と怒りを宿していた。
「貴様は、この下らない殺し合いに乗っている……。そう解釈して問題ないな?」
「うん♪ そうだよ!」
重々しく言葉を紡いでいく明を茶化すかのように、即答する少女。
尚もニコニコと笑顔を崩さず、その細腕に握る大太刀に力を込めてくる。
尚もニコニコと笑顔を崩さず、その細腕に握る大太刀に力を込めてくる。
「そうか……ならばーー」
明は一瞬だけ間をおいてーー。
「貴様は私の敵だぁッ!!!」
殺意を剥き出しにして、渾身の力で大太刀ごと眼帯少女の身体を薙ぎ払う。
鬼神の如き怪力に圧された少女は、「うわー」と何ともわざとらしい悲鳴を上げながら、まるで紙切れのように吹き飛ばされる。
鬼神の如き怪力に圧された少女は、「うわー」と何ともわざとらしい悲鳴を上げながら、まるで紙切れのように吹き飛ばされる。
吸血鬼の勢いは止まらない。
あれよあれよと宙を舞う少女を目掛けて、明は地を蹴り上げ突貫し、追撃の槍を振るう。
あれよあれよと宙を舞う少女を目掛けて、明は地を蹴り上げ突貫し、追撃の槍を振るう。
「うわーっとっとぉ!」
大げさな悲鳴とは裏腹に、縫い目の少女はひらりとこれを躱す。
空を切った槍の矛先はコンクリートの壁に激突し、粉砕音と共に粉塵が生じる。
空を切った槍の矛先はコンクリートの壁に激突し、粉砕音と共に粉塵が生じる。
「えーい☆」
明の背後に迫る少女の影。
白の外殻に覆われたその背中に太刀を振りかざす。
明は振り向けざまに遠心力とともに槍を薙ぎ払い、これを妨げる。
白の外殻に覆われたその背中に太刀を振りかざす。
明は振り向けざまに遠心力とともに槍を薙ぎ払い、これを妨げる。
「あっははははは、明ちゃんたら怖い~♪」
「……!」
「……!」
二合、三合、四合と…。
刃と矛は激しくぶつかり合う。
刃と矛は激しくぶつかり合う。
縫い目の少女は愉快に言の葉とともに、
吸血鬼の少女は静かな怒りを槍先に乗せて、
眼前の敵を葬らんと、戦場に斬り合いの音を奏でていく。
吸血鬼の少女は静かな怒りを槍先に乗せて、
眼前の敵を葬らんと、戦場に斬り合いの音を奏でていく。
一見すると、互角の様相を呈しているように見える。
だがその実――。
だがその実――。
「あれれっー? 明ちゃん、大分元気がなくなってきたけど、大丈夫~?」
「くっ……!」
「くっ……!」
眼帯の少女が繰り出す斬撃はより速く、苛烈なものとなっていき--明はというと、襲いかかる刃を喰い止めるのに精一杯となっていた。
怒濤の勢いで攻め立てる少女は、相も変わらず笑みを浮かべており、まだまだ余力を残しているようにも見てとれる。
まるで肉食獣が捕食の前の遊戯として、獲物を嬲るように--少女は愉しみながら徐々に明を追い詰めようとする算段なのだろうか。
怒濤の勢いで攻め立てる少女は、相も変わらず笑みを浮かべており、まだまだ余力を残しているようにも見てとれる。
まるで肉食獣が捕食の前の遊戯として、獲物を嬲るように--少女は愉しみながら徐々に明を追い詰めようとする算段なのだろうか。
「――舐めるなぁッッッ!!」
自分が格下と見做され--且つ弄ばれていると悟った明は、その屈辱に感情を爆発。
限界を超越した速度で攻勢に乗り出し、眼帯の少女を圧し始める。
限界を超越した速度で攻勢に乗り出し、眼帯の少女を圧し始める。
太刀と槍が奏でるワルツは第二幕へと突入する。
戦場に鳴り響く金属の衝突音はより一層激しさを増していくのだが――。
戦場に鳴り響く金属の衝突音はより一層激しさを増していくのだが――。
「そうそう! 折角のパーティなんだし、もっとボクを楽しませてよね――って何あれぇー?」
「……っ!?」
「……っ!?」
最初に異変を察知したのは縫い目の少女。
数コンマ秒置いてから明も“それ”に気付く。
数コンマ秒置いてから明も“それ”に気付く。
「――蝶…?」
思わず攻撃の手を止めて立ち尽くす少女達。
彼女達の眼前で漂うは無数の蒼い蝶。
妖しく発光するその蝶の群れは、側からみればどこか神々しさすら感じさせるほど幻想的で美しいものであった。
彼女達の眼前で漂うは無数の蒼い蝶。
妖しく発光するその蝶の群れは、側からみればどこか神々しさすら感じさせるほど幻想的で美しいものであった。
戦場に似つかわしくない摩訶不思議な光景を目の当たりにして――明はおろか、先程まで笑顔を張り付かせていた眼帯の少女もただポカンと口を開けて呆然としている。
やがて、蝶たちの群れの中心に眩い光が放たれていき、
「お前達……人間ではないな」
光の中から銀色の髪の女性が姿を現した。
天に煌めく紅い月と対をなすような、蒼い装束を身に纏うその女性は、只ならぬ威厳と重々しい空気を漂わせている。
天に煌めく紅い月と対をなすような、蒼い装束を身に纏うその女性は、只ならぬ威厳と重々しい空気を漂わせている。
予期せぬ第三者の登場に、一瞬だけ面食らった様子の針目縫。
だが直ぐに笑顔を浮かべ、会話に応じる。
だが直ぐに笑顔を浮かべ、会話に応じる。
「うん、一応そうだけどぉ☆ そういうキミの方も人間じゃないよね?」
「私は妖魔が長――『夜の君』アーナスだ。 お前達に提案がある」
「ん~? 何、何ぃ~?」
「……。」
「私は妖魔が長――『夜の君』アーナスだ。 お前達に提案がある」
「ん~? 何、何ぃ~?」
「……。」
明は二人の会話に割り込むことなく、押し黙ったまま耳を傾けている。
勿論、針目にもアーナスと名乗る女に対する警戒を解いていない。
勿論、針目にもアーナスと名乗る女に対する警戒を解いていない。
「私はこれから人間を根絶やしにする。 お前たちは私の傘下に入り、手を貸せ」
「なっ…!?」
「へぇ~」
「なっ…!?」
「へぇ~」
思いがけないアーナスの提案に驚愕する明。
それに対して、針目は感嘆の声を上げて、目を細める。
それに対して、針目は感嘆の声を上げて、目を細める。
「巫山戯るなっ! そのような非道の行い、公人として断じて見過ごすわけにはいかない!」
の矛先をアーナスへと向けて、激高する明。
それに呼応するように針目も、またその太刀をアーナスへと突きつける。
それに呼応するように針目も、またその太刀をアーナスへと突きつける。
「う~ん、ボクもパス☆ なかなか面白そうなお誘いなんだけど、対等なお友達としてならまだしも、上下関係はちょっとなぁ~。 ボクには既に羅暁様という主君がいるしね~。 『忠臣は二君に仕えず』ってやつだよ~」
二人の人外に矛先を向けられたアーナス。
蒼の麗人は、冷ややかにその拒絶の姿勢を視界に収めーー。
蒼の麗人は、冷ややかにその拒絶の姿勢を視界に収めーー。
「ならば、死ね」
瞬間、その手に禍々しい黒の大剣を顕現させて、対峙する二人の少女目掛けて、大地を蹴り上げた。
アーナスは、二人の少女の懐へと一気に間合いを詰めて、その胴を分断せんと大剣を振るう。
アーナスは、二人の少女の懐へと一気に間合いを詰めて、その胴を分断せんと大剣を振るう。
その軌道上、大剣が最初に捉えるは、手前にいる針目縫。
「アハッ☆」
針目は口角を吊り上げ、ひょいっと身を屈めて、器用に躱す。
最初の獲物に逃げられた大剣の次なる行き先は、明。
明は自身の槍を振るい、大剣の進行を阻む。
その刹那、雷鳴のような轟音ともに大剣と槍が衝突する。
明は自身の槍を振るい、大剣の進行を阻む。
その刹那、雷鳴のような轟音ともに大剣と槍が衝突する。
(ぐっ……、重いっ!)
明は全身全霊を以て大剣の斬撃を阻むことには成功したが、アーナスの斬撃の重さに身体が仰け反りそうになる。
結果として、アーナスと明は鍔迫り合いをするような形で対峙しているのであったが…。
結果として、アーナスと明は鍔迫り合いをするような形で対峙しているのであったが…。
「アハハハハハっ、背中ががら空きだよ! アーナスちゃん☆」
これは三つ巴の戦いーー。
針目は、その隙にアーナスの背後へと回り込み、嬌声と共にその無防備な背中へと刃を振り下ろさんとする。
針目は、その隙にアーナスの背後へと回り込み、嬌声と共にその無防備な背中へと刃を振り下ろさんとする。
だが。
「――ヨルドッ……!」
アーナスは背後をチラリと一瞥すると特に焦る様子もなく、ただポツリと”何か”を呟いた。
途端に彼女が掲げている黒の大剣は伸長し、瞬く間にその剣先が背後にいる針目へと差し迫る。
途端に彼女が掲げている黒の大剣は伸長し、瞬く間にその剣先が背後にいる針目へと差し迫る。
「えっ!? ちょっとちょっと~!」
まさか剣が伸びてくるとは思っていなかったのか、針目は目を見開いて、慌てて剣先を回避――事なきを得たように見えた。
しかし、伸縮自在の大剣の脅威は止まらず…。
獲物を喰らうこと叶わなかった剣先は、まるで生き物のように蠢き、高速に軌道を変えてーー再び針目の身体へと突貫する。
針目は「うわっ」と悲鳴を上げて、素早く身体を逸らして、これを避けようとするが、差し迫る剣の方が速かった。
しかし、伸縮自在の大剣の脅威は止まらず…。
獲物を喰らうこと叶わなかった剣先は、まるで生き物のように蠢き、高速に軌道を変えてーー再び針目の身体へと突貫する。
針目は「うわっ」と悲鳴を上げて、素早く身体を逸らして、これを避けようとするが、差し迫る剣の方が速かった。
「あ痛たたたたたたっ!!?」
疾風の如き速度で針目の身体を切り刻んでいく。
針目は懸命に回避を試みようとするが、剣先は執拗に彼女を追い続けては--まるで線香花火のように彼女の身体の至るところから鮮血を噴き上げさせている。
針目は懸命に回避を試みようとするが、剣先は執拗に彼女を追い続けては--まるで線香花火のように彼女の身体の至るところから鮮血を噴き上げさせている。
針目縫とアーナス。
傍目から見れば、両者の戦いは一方的なワンサイドゲームになりつつあったが……。
傍目から見れば、両者の戦いは一方的なワンサイドゲームになりつつあったが……。
「はあああああああああッッッ!!!」
繰り返しになるが、これは三つ巴の戦いである。
針目への攻撃に意識を集中させているアーナスの側面より、今度は明がその胸元を穿つべく槍を突き出さんとする。
針目への攻撃に意識を集中させているアーナスの側面より、今度は明がその胸元を穿つべく槍を突き出さんとする。
しかし、アーナスはこれにも一切慌てた様子もなく、無表情をその整った顔立ちに張り付けたまま--迫りくる明へと振り向いた。
「――っ!?」
明の目に飛び込んできたのはアーナスの身体を取り巻く複数の光の塊。
思わず目を塞いでしまうほどの眩いものであったが、
思わず目を塞いでしまうほどの眩いものであったが、
次の瞬間――。
アーナス周囲に点在していたその光は解き放たれた。
明の身体を包み込み――果ては延長線上にある諸々の建造物を飲み込んでいったのであった。
アーナス周囲に点在していたその光は解き放たれた。
明の身体を包み込み――果ては延長線上にある諸々の建造物を飲み込んでいったのであった。
◇
眼前に拡がる瓦礫の前に、「夜の君」アーナスは踵を返す。
大槍の少女は消し去った。
縫い目の少女は既にこの場にはいない--さきの魔力を解放した光撃の隙に、戦線を離脱したのだろうか。
だがそれらの顛末に一切の興味はない。
縫い目の少女は既にこの場にはいない--さきの魔力を解放した光撃の隙に、戦線を離脱したのだろうか。
だがそれらの顛末に一切の興味はない。
「許しはしない……! 人間どもめ…必ず殺す!」
無限に沸き上がるは『人間』への怒りーー。
彼女は忘却したままである。
自分が、かつて人間の少女であったことを。
蒼い血を浴びて半妖となった後、教皇庁の騎士として世界を救ったことを。
命を賭して守ろうとした最愛の少女がいたということを。
自分が、かつて人間の少女であったことを。
蒼い血を浴びて半妖となった後、教皇庁の騎士として世界を救ったことを。
命を賭して守ろうとした最愛の少女がいたということを。
そして彼女は改竄されてしまっている。
彼女が最も大切にしていた「何か」は、人間達の悪意によって奪われてしまった、という歪められた記憶を植え付けられて。
彼女が最も大切にしていた「何か」は、人間達の悪意によって奪われてしまった、という歪められた記憶を植え付けられて。
蒼い血による本能と果てしない憎悪によって、「夜の君」は人間を蹂躙せんと常夜の戦場を動き出すのであった。
【八将神枠】
【アーナス@よるのないくに2 ~新月の花嫁~】
[状態]:魔力消耗(小)、吸血衝動、人間への激しい憎悪
[装備]:魔剣ヨルド
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~3
[状態・思考]
基本方針:「夜の君」としての本能に従い、人間を殺していく
1:「人間」を見つけて殺す
2:「人間」以外の参加者と出会えば、利用できそうなものであれば使役する
[備考]
※参戦時期は暴走状態の頃からとなりますが、主催者からの改竄により、「夜の君」としての理性だけは取り戻しております。
※また主催者の改竄により「大切なもの」を奪いとったものは、「人間」であったと認識させられております。
※人間だった頃の記憶及び半妖だった頃の記憶については、欠落したままの状態です。
【アーナス@よるのないくに2 ~新月の花嫁~】
[状態]:魔力消耗(小)、吸血衝動、人間への激しい憎悪
[装備]:魔剣ヨルド
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~3
[状態・思考]
基本方針:「夜の君」としての本能に従い、人間を殺していく
1:「人間」を見つけて殺す
2:「人間」以外の参加者と出会えば、利用できそうなものであれば使役する
[備考]
※参戦時期は暴走状態の頃からとなりますが、主催者からの改竄により、「夜の君」としての理性だけは取り戻しております。
※また主催者の改竄により「大切なもの」を奪いとったものは、「人間」であったと認識させられております。
※人間だった頃の記憶及び半妖だった頃の記憶については、欠落したままの状態です。
【魔剣ヨルド@よるのないくにシリーズ】
アーナスが自らの血を元に形成する長剣。
剣の長さは、アーナスの意識次第で伸縮自在。
アーナスが自らの血を元に形成する長剣。
剣の長さは、アーナスの意識次第で伸縮自在。
◇
「流石にアレは反則だよ~、ズルすぎるよぉ」
遠目で視認できる崩落した市街地。
アーナスが繰り出した光線の出鱈目な火力に、頬を膨らめてプンプンと抗議の声を上げる短髪褐色の少女が一人。
それは先のアーナスの攻撃によって光の中に消えていった日ノ元明――――ではない。
アーナスが繰り出した光線の出鱈目な火力に、頬を膨らめてプンプンと抗議の声を上げる短髪褐色の少女が一人。
それは先のアーナスの攻撃によって光の中に消えていった日ノ元明――――ではない。
「あんなムチャクチャする子が参加してるんだったらーーボクが直接戦うよりも、まずは他の参加者と潰し合わせて消耗させてから美味しく頂いた方が良いよね、うんっ! アハッ☆ ボクってば冴えてる~」
その正体は先の戦場から離脱を果たした針目縫。
アーナスの魔力放出を目の当たりにした針目は、このまま戦闘を続行するのは骨が折れる相手と判断して、いち早く離脱を決行した。
そして今はこうして日ノ元明の姿に変身して、先程の怪物アーナスを如何に始末するか策謀を巡らしていた。
アーナスの魔力放出を目の当たりにした針目は、このまま戦闘を続行するのは骨が折れる相手と判断して、いち早く離脱を決行した。
そして今はこうして日ノ元明の姿に変身して、先程の怪物アーナスを如何に始末するか策謀を巡らしていた。
針目のこのゲームにおける最終目標は優勝である。
そこに揺らぎはない。
そこに揺らぎはない。
しかし、このゲームに先のアーナスという難敵が参加していると判明した現状、ただ闇雲に片太刀バサミを振り回して殺し回るのも得策ではない。
今後アーナスのような強敵と出くわすことを想定して、肉壁となるような参加者を探して、利用していく方がより効率的に優勝に近づくことができるだろう。
今後アーナスのような強敵と出くわすことを想定して、肉壁となるような参加者を探して、利用していく方がより効率的に優勝に近づくことができるだろう。
しかし、多人数の人間が参加しているであろうこの殺人ゲーム。
己が敵対する本能寺学園、皐月陣営の関係者が混ざっていたとしても不思議ではない。
故に、針目は自らの姿を、先の戦闘でアーナスによって葬られた少女へと造り変えた。
己が敵対する本能寺学園、皐月陣営の関係者が混ざっていたとしても不思議ではない。
故に、針目は自らの姿を、先の戦闘でアーナスによって葬られた少女へと造り変えた。
こうしていれば、針目の容姿や悪評を知りうる参加者間にも潜り込むことができる。
「さーて、それでは気を取り直して出発進行~☆」
本物の日ノ元明であれば発することはないだろう軽やかな号令を紡いで、針目はその歩を進めていくのであった。
【針目縫@キルラキル】
[状態]:全身に切り傷(再生中)、日ノ本明の姿に変身中
[装備]:片太刀バサミ@キルラキル
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~2
[状態・思考]
基本方針:優勝して元の世界に帰還する
1:とりあえず明の姿で他参加者に接触していく
2:利用できそうな参加者は利用する。そうでない参加者については殺していく。
3 : アーナスちゃんに関しては要注意だね☆
※参戦時期は少なくとも鬼龍院皐月と敵対した後からとなります。
[状態]:全身に切り傷(再生中)、日ノ本明の姿に変身中
[装備]:片太刀バサミ@キルラキル
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~2
[状態・思考]
基本方針:優勝して元の世界に帰還する
1:とりあえず明の姿で他参加者に接触していく
2:利用できそうな参加者は利用する。そうでない参加者については殺していく。
3 : アーナスちゃんに関しては要注意だね☆
※参戦時期は少なくとも鬼龍院皐月と敵対した後からとなります。
◇
二人の怪物が去った戦場の跡に残るは、崩壊した幾多の建造物。
その瓦礫の山の中で蠢くものが一つーー。
その瓦礫の山の中で蠢くものが一つーー。
「ハァハァ……まだだ……。私はまだッ……!」
満身創痍の日ノ元明は地を這いずり、瓦礫から抜け出す。
消え去った右半身の再生は始まってはいるが、完全に治りきるまでにはまだまだ時間が掛かりそうだ。
消え去った右半身の再生は始まってはいるが、完全に治りきるまでにはまだまだ時間が掛かりそうだ。
――ここで死ぬわけにはいかない。
全てはーー元の世界へと帰還し、「あの男」を討ち取るという宿命のため……。
明は歯を食いしばり、その生を繋いでいくのであった。
【日ノ元明@血と灰の女王】
[状態]:吸血鬼状態、全身にダメージ(極大・再生中)、右半身消失(再生中)
[装備]:
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~3
[状態・思考]
基本方針:公人として殺し合いに乗るつもりはない。主催を打倒する。
1:ひとまずは身体の回復を……。
2:針目縫とアーナスを警戒
※燦然党との決戦前からの参戦となります。
[状態]:吸血鬼状態、全身にダメージ(極大・再生中)、右半身消失(再生中)
[装備]:
[道具]:基本支給品一色、不明支給品0~3
[状態・思考]
基本方針:公人として殺し合いに乗るつもりはない。主催を打倒する。
1:ひとまずは身体の回復を……。
2:針目縫とアーナスを警戒
※燦然党との決戦前からの参戦となります。