感染歴読み込み中_
「お、あんたがお姫様?」
「姫様は カグヤ様です。」
「これ昔の服?綺麗だねぇ。」
「いいから来なさい、儀式を始めます。」
「あんた、うんと昔の人間なのにどうして電脳世界にいるんだ?」
「この神楽鈴が私の時代とあなた方の電脳世界を繋いでいるようです。」
いつの時代にも、太陽のような人間は存在している。
しかしその時、私たちは影の中に居た。
「皆、別の時代の人間だ。」
幻
明日も遊ぼう
?
影のない 「僕だ」
時間はあるさ まだ隠れてる
「でもあんたには時間が無いんだろ?」
COMPATIBILITY ANALYSIS
STATUS: IN PROGRESS…
「過去に戻ったとして、死んだ人が生き返るわけではありません。」
「パラレルワールドってやつだな。」
「私の時代は大病を癒す術を失いました。」
「だからこの時代に来たんだな。ただ、」
「この時代もウイルスまみれだ、と。」
明日はどこだ もう見えない距離だ
季節は錆びた ネジを回した
ACCESS_NUMBER: UZ6L
「カグヤ様は人々の絶望を取り除いていました。」
「今私は病める人と恨む人、その渦の中にいます。」
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
「それをどうするんだ?」
「在るべき場所におくります。」
誰だって泣いてる
「同じ世界へ。」
手を翳した 光の刃が突き刺した
声を重ねた日々は 戻るはずはなくて
?るはずはなくて
濃淡の無い風 美しい髪を梳かすように
影を伸ばす 君は ?
そのままでいてくれ
ENTER PASSWORD _
「あなたにも不思議な力がありますね?」
「なんで知ってるんだよ。」
「私の時代にもそれに近い力を持った方がいます。」
「そんな怖い目で見んなって。」
「私の目はごまかせません。」
「 ミア、君は何か知ってるんじゃないのかい?」
「お父さんのことは、本当に何も知らないの。」
「お父さんはみんなを幸せにしたいんだと思う。」
白衣を着た男が無数のモニタを眺めている。
「これでいい。これでいいんだ。」
何時の世の人も、本当に愚かだ。
せめてもの噓 姿はなくとも
記憶に映る
「何か忘れてないかい?」
二影法師
ACCESS_NUMBER: PZ-4
「世界を変えれば、憎しみが生まれます。」
「姫様が憎しみに喰い尽くされる様を目の当たりにしました。」
「八つ裂きにしてやる。」
「けどその先に光がありました。」
「それが今はあなた。」
通り雨も止んだ
「雲が俺に付いてくるんだ。」
手を合わせた 光の刃が突き刺した
たせわ合を手
痛む傷跡さえも 戻らなくていいよ
知らなくていいよ
傘の無い道 忌まわしき愛も降り注いで
影で笑う 君も ?
そのままでいてくれ
「この神楽鈴は過去の魂とこの世界を繋げています。」
「それでどうやって感染症がなくなる?」
「一時的に電脳世界から全ての人間を放り出し、幻遊世界へ送ります。」
DATA PROCESSING STATUS: IN PROGRESS
「オクリ、もし私が消えれば、この国は滅びるだろう。」
「その時のためにこの神楽鈴を預ける。」
「姫様は消えません、私もナツオリもそばにおります。」
姫様は微笑みながらそれを私の手に握らせた。
「これは、未来を創るための道具だ。」
オクレ オクレ 命火よ送れ
オクレ オクレ 変わらぬあの者へと
ENTER PASSWORD _ HATEN
「そのために俺が必要ってことか。」
「行きますよ、 アシレ。」
「影の向こうへ。」
光と影なら
「手握っててくれる?」
手を翳した 何も見えなくていいさ
これから見えてるものだけを 信じるくらいなら
「おい、お前の身体、透けてないか?」
濃淡の無い風 美しい君を忘れてさえ
却
影を伸ばす僕を
「許してくれないか?」
ANALYZING_FILE:00
「ここにいたんですね。」
「そのままでいてくれ」
「そのまま笑って」
「私の命はとうの過去に尽きています。」
「私も幻遊世界へ行き、必ず戻ってきます。」
「あなた、 弟に似てるんですよね。」
今日は大雨だ_
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