その2
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homuhomu_tabetai
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ほむ2一家「スゥスゥ ホミュオナカイッパイ・・・・」 「スヤスヤマ ミャドォ」「ホムラチャームニャニャ」「ホムーン マドカァ」
ツンツン
ほむほむ2「ホ」
ほむほむ1「ホー ホホムホゥ」シー コウタイノジカンダヨ まどまど1「マドォー」コドモタチヲオコサナイヨウニネ
ほむほむ2「ホムホムム マドカァー」オツカレサマ マドマドオキテコウタイダヨ まどまど2「マドォ? マド」ワカッタヨホムラチャン
バチパチ タキビノヲト
ほむほむ2「マドカァー」マドマドハネテテイイヨ カゾクタキビノマエデヨリソイ
まどまど2「ホムラチャーンホムラチャァン」アリガトウデモダイジョウブシアワダネ スリスリ
子供達「スピィー」「スゥスゥ」
今年の冬はとても厳しかった。夏から秋にかけての天候不順で実りは少なく、街の景観と衛生
の側面からごみ収集が強化されたため人間の出す残飯の確保もできなかった。ひょっとしたら群が
全滅するかもしれない。いよいよの時は子供達だけでも生き残らせなくてはと親達と話あったりもした。
ほむほむ2は群の親たちの中でも餌収集の要領が悪く、他の親たちに助けられていた。番のまどまどは
そんなほむほむ2を攻めるどころか励ましてくれた。それをずっと気に病んでいて今日も遅くまで餌を
探して街を彷徨っていたのだ。そしてマッチを手に入れ群の窮地を救ったのだ。
そう思うと劣等感に苛まれた自分が少し生まれ変わったような気がした。
そしてほむほむ2は決意した。何があってもこの大切なまどまどと子供達、群の仲間を自分が守ってみせると!
その後起こる地獄のような未来など精子の大きさほども予想せずに。
このほむほむ達が巣を作っている平屋の暖房器具は石油ストーブだった。灯油のポリ容器は
縁側に新聞紙を敷きその上に載せ醤油チュルチュルを横に置いて保存していた。
位置的にちょうどほむほむ達が火を囲んで寝ている上にあたる。
下敷きの新聞紙の端は縁側から下に垂れ下がり、給油の際にこぼれた灯油を吸い込んで
その役目を果たしていた。今日の見滝原は乾燥注意報が出ている。
ほむほむ2「ホムゥ」オチバヲトッテクルネ
まどまど2「マドォ」キヲツケテネ
ほむほむ2は適量の落ち葉を両手に抱え焚き火の中に放り込んだ。
ボウ!
一瞬大きく燃え上がり火の粉が舞った。火の粉は風にのり、そのまま垂れ下がった新聞紙まで
飛んでいった。
ンボワワァ!!新聞紙は勢い良く燃え上がりそのまま灯油のポリ容器にまで燃え移った
ブボボボボボボボボボボバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
ほむ2一家「ホビャッツ!?!」ナンダ!?「マギャァ!?!」エッ?ナニ??「ホミューン?」ムニャ ドウシタノ?「ミャドォ・・・」ウーンネムイヨォ
まどまど2「マギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」モノスゴイヒダヨ!!!!
ほむほむ2「ホビャ!!!ホビャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」ハヤクニゲナイト!!!ナカマヲ!!!!
仔ほむ「ホミュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」コワヨォオオ!!! 仔まど「ミャドォォ!!ミャドォォ!!」アチュイアチュイヨォ!!
他ホムマド仔ほむまど「ホム?ホ、ホビャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」ヒダルマノタウチマワリ
「マギャアアアアアアアアアアア!!!!!」カミノケインカ 「ホビャアアアアアアアアアアア!!!!!!」フクニインカ
「ミャギョギャァァアアア!!!!!!!!!」
「ボミュウゥゥゥゥゥゥ!!!!!」「ミャァァアアアアアアアアアアアアア!!!!!」「ホミャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
「マドォギャァアアアアアアアアアアア!!!!!!」 「ボビュラヂャアァアアアアアァァァ!!!!!」
引火の勢いで横転した灯油のポリ容器は灯油を撒き散らし火の勢いは増すばかりだ。
ほむほむ2「ホビャアアアアアア!!!!!!ホビャ?!ホビャアアア!!!マドカァアアァァァ!!!!」マドマドミンナニゲテー!!ア!!コレハモッテイカナイト
死に物狂いで逃げまとうほむほむ2とその家族そして仲間達。ほむほむ2は自分が群を救った証マッチ箱を大事に抱え逃げた。
老婆「なんだよ?いったい。さわがしいねぇもう。ん?ほむほむ?ホ、ホビャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
足の悪い老婆は逃げ遅れ焼け死んだ。
ウーウー!ピーポーピーポー!カンカンカン!ワイワイガヤガヤ
消防車救急車パトカー野次馬の声。火事場の喧騒でほむほむ達の泣き声がかき消される。
まどまど1とその子供達「」マックロコゲカンゼンスミジョウタイ
まどまど3とその子供達子供達「・・・・」ゼンシンオオヤゲドヘンジガナイタダノシカバネノヨウダ
ほむほむ1「ホビャアアアアアアアアアアアアア!!!!マドカァァァァアアアァァ!!!!!」ポロポロ orzホーズ アタマチリチリ
ほむほむ3「マドカァァアァアアァ!!!!!!!!!ァァアアァアァッホビャアアアアアア!!!!!」マドマドガー!!コドモタチガー!!ジタバタフクコゲコゲ
ほむほむ2「ホムォ・・ホムゥ・・・・・」ナカマガ・・・・ポロポロ マッチバコギュゥゥ ヒザマヅキ
まどまど2「コンナノッテナイヨォ・・・・・」ポロポロポロポロ
仔ほむ「ホミューホミュー」エーンエーン
仔まど「キョンニャニョッテニャイヨ・・・」ポロポロポロ
大惨事だった。焼かれず生き残ったのはほむほむ123とまどまど2そしてほむまど2の子供2匹
だけだった。
ほむほむ2「ホムゥ・・・ホムゥ・・・」ドウシテ ドウシテコンナコトニ・・・・ポロポロ
まどまど2「ホムラチャァーンホムラチャン」ゲンキダシテホムラチャンコドモハブジダヨホラ コドモミセ
仔ほむまど「ホミュ」「ミャドォ」オカーサァン・・・
ほむほむ2「マドカァ・・・ホムゥゥ・・・」マドカァ・・・コドモタチ・・・ギュゥゥウ カゾクダキアイ
ほむほむ1・3「・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・」
ほむほむ1「ホ!」ブチィ!!ホム2ノミギアシツブシ「ホホ!」ブチュチュ!!ホム2ノヒダリアシツブシ
ほむほむ2「ホ?ホホ?? ??? ホ、ホ、ホ、ホビャアアアアアアアアアアアアアァア!!!!!!!」ア、ア、アシガァァアァア!ポロポロ イタイヨォオオ!!!!!
まどまど2「ホムラチャアァアアアアアアァアアアアン!!!!!!!」ポロポロ
仔ほむまど「ミャドオオオオオオオ!!!!」「ホミャァアアアアアアア!!!!」オカーサーン!オカーサーン!ポロポロ
まどまど2「ホビャァァアア!!!!ホビャアアアアア!!!!!」イッタイナニオ?!ドウシテ!?ポロポロ
ほむほむ1「ホムゥアァアア!!!!ホムホムホムァア!!!!!ア!!!」オマエガ!オマエガコンナモノヒロッテクルカラァ!!!! マッチトリアゲ!
ほむほむ3「ホンビャー!!!ホビャアアアアアアアア!!!!!」マドマドガー!!コドモガー!!マッチチャッカ!!
ジュボボ!!! ソシテコホムニテンカ!!!!!
仔ほむ「ホミャァアァアアアアアアアアアァ!!!!!!!ホミャ!!!ホミャァアアアアアア!!!!!!」アチュイアチュイヨォオオ!!!!!!タスケンテー!!!オカーサーン!!!カケズリマワリ!
ほむほむ2「ホビャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!」コドモガァアアアアアアア!!!!!!!! ポロポロ
まどまど2「マギョオオオオオォオ!!!!!!!!!!!!」ポロポロ ヤメテェエエエェエエ!!!!!!
仔まど「ミャドーミャドー」エーンエーン ポロポロ オネエチャンガー
ほむほむ1「ホムゥ・・・マドカァ////」ニヤリ グイ! ウデヒッパリオシタオシ
まどまど2「マギョ?!マギョ!!マドォォオオオォオオ!!!!!」イヤァァアアアアア!!!!ヤメテェエエエエ!!!!
ほむほむ1「ホォムーホムーホッーーームムムホムンホム!//////」ハァハァ カクカクカクカクカクカクカクカク
まどまど2「マドー//マドマドォォォォ/////」ポロポロアンアン
ほむほむ2「ホビャァアアアァアアァアァア!!!マドカァアアア!!!!!」ヤメロォオオオ!!!!!!! ポロポロ ズリズリジタバタ
ほむほむ3「マドカー…///」ハァハァ コウビガンミクネクネ
ほむほむ1「・・・・・ニタァ」クイクイ コマドユビサシ
ほむほむ2・3「!!!!!」仔まど「ミャ、ミャド?」ガクブル
ほむほむ2「ホビャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」ヤメロォオオオオオオオオオ!!!!!!!!
ほむほむ3「ホムー!!ホムゥ…ホム…///ホ…ホムーホムゥー!!///」ハァハァハァハァ ニジリヨリ
仔まど「ミャ、ミャドォオオオオオ!!!!!!!!!!!!!」イヤアァア!!コナイデエエ!!オカアサーン!!!コシヌケジョワワワー
ほむほむ3「ホー!!ホォムーホムーホッーーームムムホムンホム!//////」カクカクカクカクカクカクカクカクカクカクハァハァハァハァハァ
ほむまど2「マドォオオオオオオオオオオオ!!!!!!」「ホビャアアアアアアアアアアア!!!!」ワタシタチノコドモガァアアア!!!!!!!!ボロボロチノナミダズリズリ゙アンアン
仔まど「ミョアゴ!!ボキョ!!!ミョァガアァアアアアア!!!!!!」ブチュ!!ブチブチブチブチ
ほむほむ3「ホヒューーホッホッホ///マドカ///」カクカクカクカクカクカクカクカクカク
仔まど「ミャギャァアアアァアアアアアアア!!!!!!!!」ブチブチブチブチブチャァアアアアアアア
仔まど「」!マタサケタイリョウシュッケツショックシ
ほむほむ3 カクカクカクカクカクカクカクカク
ほむまど2「ホビャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」「マドォオオオオオォオオオオオオオオ!!!!!!!」コマドチャアアアアア!!!!!!ポロポロチノナミダ
ほむほむ1「ホー!!!ホッホーー!!!マ、マ、マドカァアー!!!!////」カクカクカクカク ドビュ!!ドピュピュ!!!ドピッシャアー!!!!シャセイダツリョク
まどまど2「・・・・・ウェ、ウェヒ!ウェヒヒ!!・・・・ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」ショッックデキガクルイ
仔ほむ「ホンミャーーー!!!!!!!ホミャホンミャアァアアアアア!!!!!!」アツイヨオカアサーン!!ヒダルマカケズリマワリマドマドニダキツキ!
ブボボモワ!! マドマドニインカサラニホムホム1ニインカ
ほむほむ2「ホビャアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!マドカアァアアアアアアアアアアア!!!!!!!」ポロポロコホムタアアアアアアン!!!マドカァアアアア!!!!ズリズリホフク
ほむほむ1「ホビャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」アツィイイイイイイイ!!!!!!タスケテー!!!!!ホムホム3ツカミホムホム3ニインカ
ほむほむ3「ホー!ホッホッホー/////ホ?ホビャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」カクカクカクカクヒダルマデモカクカクカク
まどまど2「ウェヒヒヒヒ!!ウェヒ!ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!」キクルイヒダルマ
ほむほむ1「ホ・・・ホ・・・・」マックロコゲほむほむ3「ホ・・・」マックロコゲまどまど2「ゥエ・・・・ウェヒ・・・・」マックロコゲ
ほむほむ2「ホォ・・・ホ・・・ホビャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!マドカァアアアアア!!!!!!!!!!!!!!」ズリズリホフクチノナミダポロポロ
火事現場の片隅に横たわるほむほむ達の焼死体。薄れていく意識と絶望の中でほむほむ2は思いを巡らす。
どうしてこうなったのか?何が悪かったのか?ただ群の役に立ちたかっただけなのに。大切な家族を
仲間を守りたかっただけなのに。全てを失ってしまった。。。
ほむほむ2「ホムゥ・・・・」ガクリ
師走の冷たい風が2011年の終わりとともにほむ2の命を運んでいった。
次回害虫等防除法に続く!!