両親
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homuhomu_tabetai
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作者:1MaaHBXr0
94 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/05/19(土) 21:11:50.41 ID:1MaaHBXr0
――いよいよだね、ほむほむ
ほむほむ「ホムゥ…!」ワナワナ
――そんなに緊張しなくてもいいよ。いくら長いこと会っていないからって、二人が君の生みの親であることには変わりないんだから
ほむほむ「ホム…ホム、ホムホム…!ホムゥ!」ピョコン!
――ははっ、よせよ恥ずかしい
――確かに神社の裏手でまだ生まれて間もない様子の君を見つけてから、事実上は僕が君の親みたいなものだったさ
――親の姿が見当たらない上に巣が荒らされてたから、てっきり君の両親は他の生き物にやられてしまったんだと思って、木の葉で隠すように寝かされていた君を咄嗟に拾ってきた
ほむほむ「ホムゥ…マドカァ……」ショボン…
――けどしばらくして、君の両親と思しき番が親切な人によって同じように助けられていたことがわかった。ケガをして瀕死の両親はすぐに手当てしようと連れて行ったけど、木の葉で覆われていた君のことまでは気が付かなかったらしいんだ
――両親を保護した人と連絡がついた時点でほんとはすぐにでも会わせてあげたかったけど、君がある程度成長して、自分の判断で物事を考えられるようになるまでは、両親との再会を見送ろうって向こうさんと話し合った
ほむほむ「ホム、ホムホムゥ…」シンミリ
――両親は君を巣に残していったことを悔やんでいたそうだし、僕も君に本当の親のことをじっくり考えてほしかったから
――今までは写真や普段君の両親が使っている物を借りてきて君に見せたりしてきたけど、それも今日で終わりだよ
――君はもう立派なほむほむだ、今の君ならご両親と再会するにふさわしい
ほむほむ「…ホム!」コクン
ほむほむ「マドカァ、ホム、ホムホム!ホムホムゥン、ホムゥン!!」ニコッ!
――『今までありがとう、お父さん。けどこれからもあなたは私のお父さんだよ』
――へへ、不思議だな。ほむ種の言葉なんて意味不明なはずなのに、君がなんて言いたいのか分かる気がするよ
ほむほむ「ホムホム!」ピョンピョン!
――さ、お喋りはここまでだ。あのテーブルの上のガラスケースの中で、君の両親が待ってる
――それじゃあ君をケースに入れるよ、心の準備はできてるね?
ほむほむ「ホム!!」キリッ
ヒョイ
ほむほむ「…ホムホム?」ウルウル
ほむほむ「…ホムゥ!!ホム、ホムホムホムゥ!マドカァー!!」ダッ トテトテトテ…!
あんあん「アン?」 さやさや「サヤサヤ?」
ほむほむ「マドカァァァーー!!ホムン、ホムゥゥゥゥーーーン!!!」ウルウルポロポロ トテトテトテ…!
ブンッ―
ほむほむ「ホビュ―!!?」ズデーン!!
あんあん「クーカイ…?」ギロッ さやさや「テンコーセー!」ニヤニヤ
ほむほむ「ホ…ホムホム…?マド…カ…?」シロクロ
――いやぁ、知り合いの育ててる飼いほむの出産に立ち会った時、赤ちゃんほむを一匹譲り受けた甲斐があったというもんだよ
あんあん「アンアン!クーカイ?」グサッ! さやさや「キョウコォー!サヤ、サヤサヤヤー!!」ザシュッ!
ほむほむ「ホ、ホビュウゥゥ!!ホビュ、ホビュアァッ―!?」コンラン
――せっかくだから手間暇かかるほ虐に挑戦してみようと思って、赤ちゃんの頃からずぅーっとほ食種のことを両親だって刷り込み続けてさ
あんあん「サヤカァー!クーカイ!」ガブリッ! さやさや「サヤサヤァ!!テンコーセー!」ムシャムシャ
ほむほむ「ホビャアァァァアアァァーーー!!マド…!マドガァァッ…!?」ボロボロ ゲボォッ…!
――どうだいほむほむ?ようやく再会できた『両親』にワケも分からないまま食い殺される気分は?
ほむほむ「ホビャアァァアアアァァーーー……!!ホヒマドガァァ……ホビャァァアアァァーーーー……!!!」ゲホッ モウロウ ボロボロ……
おわり