その2
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homuhomu_tabetai
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今、T久は自宅に向かっている。あの後、女…J子に会って話をしてから午後の講義に出て…買い物を済ませた。
…花壇の前を通る…動くものは居ない…。少し離れた植え込みの木の根元を見る
…そこには、まだ新しい花が置かれているのが見えた…が…やはり動くものは居ない。
…たぶん巣の中で居るんだろう。昼間は人が多いからね。…また後でね。
T久はまた、自宅に向かって歩き出した。
…巣の中ではほむほむが忙しそうに動き回っていた。
「ホムホムホム///」
…寝床はこれでいいかな?お母さん達の寝床を…まさかわたしが使うとは思わなかったけど///
…後は…子ども達が危なくないように…いろいろ見てみよう///
…わっ!この枝とんがってる!…危ないなぁ…
…わたしが齧った枝だった…///だって…あの時…お腹空いてたんだもん///
巣の中にあるものを…ひとつひとつ手に取る…全てに思い出が詰まっていた…。
…ほむほむはしばらく物思いにふけった…。
…いつみんなが来ても…大丈夫だよね?
そうだ! 明日…家族も一緒に連れてきてもらおう…
…初めて来たらどんな顔するかな?
…そんなことを考えながら…。
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夕方…そろそろほむほむの主人が迎えに来る頃だ…。
自分だけしか居ない巣の中でうとうとしてしまっていたようだ…。ほむほむは入り口に向かい、外を見る…。人間の姿は見えない。
…こないな…まだ時間…早いのかな?
そんなことを思っていると、一人の人間が近づいてくるのが見えた。
…あ!きた! …あれ?
ほむほむは違和感を感じる…。たしかに知っている人間だったが…主人ではなかった。
「…おい…迎えに来てやったぞ。出てきな。」
…恐る恐るほむほむは外に出る…。そこには主人ではなく…主人の番が立っていた…。
「よしよし、いい子だ。それじゃ…これに入りな。」
そう言うとほむほむの前に小さな透明の箱が置かれる。ほむほむは少し驚いて…聞いてみた。
「ホムホム? ホムホムホムー?」
『人間さんはどうしたの?どうして番さんが迎えに来たの?…この箱は?』
返事が返ってきた。
「…T久は用事があって来れないから頼まれたんだよ。…それに…あたしは…あんた達に直接さわるとアレルギーが出て…ってアレルギーって知らないか…」
「とにかく…あたしはあんたに触れないんだよ。だから箱を持ってきたんだ。」
…ほむほむは少し残念な気持ちになった…。いつも主人の胸ポケットに入って帰るのが日課だったからだ。
…残念…でも用事があるなら仕方ないよね…
…この番さんは…ちょっと苦手だけど…
…そういえば…番さんがわたしに触ったこと…なかったな…家族にも…
…あれ…るぎー…?…なにか病気なのかな?
…よくわからないけど…それならしょうがないよね…
ほむほむはそう考えると…素直に箱に入った。J子の表情が変わったことに気づかずに…。
…もちろん…アレルギーなど嘘である…。一度ほむほむに触ってしまったら自制が効かなくなってしまうことをJ子は知っているからだ…。
今…箱に入っているほむほむは…J子のプライドを著しく傷つけた…その場で殺されずにいたのは、ある約束があったからだ。
J子はプライドの高い人間である…自分が認めた相手にしか気を許さない…ほむ種などもっての他であろう…。
「それじゃ帰るか。T久もあんたの家族も待ってるよ…」
J子は箱を持って歩き出した…。T久の部屋に向かって…。
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ガチャガチャン
「T久~!! ただいま~!!」
J子が合鍵を使って入ってきた。相変わらず…チャイムなど鳴らさない。
「…いらっしゃーい。ちょっと手が離せないから待ってねー。」
奥のキッチンからT久の声がした。
「キッチンにいるのかー?」
「…ごめーん。J子さーん。こっちに来てくれないと聞こえないー!」
「了解~。こいつは置いていく方がいいかなぁ?」
「…なんて言ったのー?」
「ん~…それじゃあ置いていくよ!」
そう言うとJ子はほむほむを連れてケージの置いてある部屋に入っていった。
「あんたはちょっと待ってな。T久の様子を見てくるから。」
床の上に箱を下ろしながらJ子は言う。ほむほむはいつもと違うことに気づいた…。
…あれ?みんながいない…まどまども… 子ども達も…どこ行っちゃったんだろ?
…人間さんと一緒にいるのかな? …でも…それならわたしもそこに連れて行ってくれるはず…
…どうしたのかな? …番さんに…あ!…もういない…
いつの間にかJ子は出て行ってしまっていた…。ぽつんと箱に入ったまま、ほむほむは取り残されてしまった…。
…待つしかない…ほむほむはそう思った。…その頃キッチンで行われている惨劇には気づかずに…。
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「ありゃ! まだ生きてるんだ! 悲鳴が聞こえないからもう死んでると思ったのに。」
「あんまりうるさいとご近所迷惑になると思って先に喉を切ったんだよ。…うまく気道だけ切れたみたいだよ。」
「…ほむほむ達の悲鳴で近所迷惑か…。まだまだT久は分かってないな! 悲鳴がほ虐の一番の醍醐味なのに!」
「…そうなんだけど…まだ僕は始めたばかりだから…迷っちゃって…」
「まぁ…仕方ないか…。悲鳴で文句言われたことはないけどな…。『お! やってるやってる!』って思われるぐらいさ!」
「そうなんだ! まだまだだなぁ…僕は…」
二人がそんなことを話している前には…まどまどが苦しそうな表情を浮かべて貼り付けられている…先程の板があった…。
…ご主人様!? なぜ!? どうして私をこんな目に!?
…まどまどは混乱している…それもそうだろう…。突然、優しかった主人が豹変したのだから…。
一生懸命喋ろうとする…しかし声が出ない。気道を切られて喋れないのだ。
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…いつものように子ども達に昼寝をさせると、まどまどはケージの中を片付けようとした…。
子ども達は元気がよく、何度片付けてもすぐに散らかしてしまう。
さあ!始めよう! そう思った時に部屋のドアが開いた。
驚いて振り向くと…そこには大好きな主人の姿があった。
「マド?…マドマドマドー///」
『あら?…ご主人様、今日は早いんですね///お帰りなさい///』
「ただいま。子ども達は…寝てるようだね。…そうかそうか。…まどまどおいで。」
「マドマドー///」テテテテテ
まどまどは差し出されたT久の手に向かって駆け出す…。
主人の命令はまどまどの中で他のなによりも優先するべきことだからだ。
まどまどを手に乗せるとT久は部屋を出た。
まどまどは子どもが起きないか心配になったが…大丈夫だろうと思うことにした。
キッチンに来る…。まどまどは初めて来た場所である。
見たこともないものがたくさんあって、まどまどはきょろきょろと観察している。
…もちろん…ここが何をする場所なのかは分かっていない…。
「ここに来るのは初めてだったね。…ここは僕の一番落ち着ける場所なんだよ。」
「いつもはケージにお湯を持っていってたけど、ここだったらすぐにお風呂に入れるよ。今日はゆっくり入るといい。」
「子ども達に手一杯で、なかなかゆっくりできないだろ?」
そう言ってT久は底の浅い器に適温の湯を張ってやる。まどまどは主人の優しさに改めて感激した。
「マドマドマド///」
『ご主人様/// ありがとうございます/// …それじゃあ、お風呂を頂きます///』
…なにも疑問を持たずにまどまどは服を脱ぐ…。通常なら腐ってしまうがすぐに風呂に入るなど清潔に保てば腐ることはない…。
人間の前で裸になる…本来なら赤面物だが、主人になら平気だ。…それにせっかく用意してくれたのだから…。
まどまどは器に入る…。
「…マドーン…///ホムラチャホムラチャ///」
「…ちょうどいいようだね。今のうちに服は洗っておくからね。」
脱がれたまど服をT久は食洗機に入れ、スイッチを押した。
朝に使った食器も並んでいたようだ…。…さすがに無駄がない…。
「ゆっくり入ってるといいよ。かわりに僕が子ども達を見てくるから…。」
「マドマド///」ペコリ
「気にしないでかまわないよ。君達が良い気分で居てくれるのが大事だからね…。」
T久はそう言うとキッチンを後にした…。
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T久はしばらくするとキッチンに戻ってきた。ちょうどまどまどが風呂から出ようかどうしようかと悩みだした頃に…。
「子ども達は良く眠っているよ。目を覚ましそうにないね。あ!もう出るのかい? それじゃ身体を拭いてあげるよ。」
「マドドー/// …マドッマドッ///」
『よかった///…ご主人様…恥ずかしいです///』
「ん?僕は気にしないよ? さあ、おいで。」
さっきも言ったが…主人の命令は絶対である…まどまどは観念してT久の手に身体をゆだねた…。身体がやさしく拭かれてゆく…。
…恥ずかしい…///…お願い…早く終わって///
…そう思って目をつぶっている…
その眼前に鋭利な刃物が近づいている事に気づかずに…。
「プシュッ…」
…空気の抜けるような音がした…まどまどは痛みを感じて目を開け…声を出そうとした…しかし出なかった。
…え!?なんで!? どうして声が出ないの!?!?
…それに…息が…苦しい…!! …ご主人…様????
呆然とまどまどがしていると、T久が手際よく平らな板にまどまどを固定していった…。
まどまどは裸のまま…大の字に固定された。
…手足は万力で締め付けられたように動かない。…もちろん万力などではなく強めのゴムなのだが、ほむ種の力ではびくともしない物だ。
そこにJ子が帰ってきたのだ。