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ペロン主義
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The New Order
ペロン主義 | ||
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英名 | Peronism |
別名 | ||
登場作品 | The New Order | |
上位イデオロギー | 父権主義 | |
主要なイデオローグ |
世界の関心がロンドンとモスクワの陥落に持ちきりとなっていたころ、フアン・ペロン大佐は、アルゼンチンの閣僚の中で最も隅の地位である労働福祉長官への降格を寛大にも受け入れた。
だが、この動きは、ペロンの巨大な構想を実現に移すための計算された試みであった。アルゼンチンの労働者階級と労働組合が、一つの分野として政治体制に統合されるようにすることで、共産主義の恐怖からアルゼンチンを救うというのである。その実現過程においてペロン大佐の運動は、様々なイデオロギーの潮流を吸収していった。社会主義者も、保守主義者も、カトリック・リベラルも、ファシストも、皆がペロンの周りに集まっていった。その意見は、後に大佐の名を冠することとなるイデオロギーの原型へとしみ込んでいったのだ。日によってどのペロン主義が最も目立つかを最終的に決めるのは、大佐である。だが、長年にわたる内外での政府工作により、その定義はもはや認識できないほど歪められ、引き伸ばされてきた。
専門用語では正義主義というペロン主義は、その定義の曖昧さを超えて認識可能な特徴を依然として保持している。寡頭制の退廃の洗礼を受けていない大衆の高揚、経済ナショナリズムへの傾倒、労働組合の崇拝が、ほとんど変わらず残っているのだ。もちろんこのことは、ペロン主義の極端な人格主義にも関わらず、このような特徴、ひいてはペロン主義自体が組織化されて生みの親より長く生き残り続ける可能性を提示している。
(TNO日本語化Modより引用)