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軍政共産主義
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The New Order
軍政共産主義 | ||
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英名 | Stratocratic Communism |
別名 | ||
登場作品 | The New Order(Hoi4) | |
上位イデオロギー | 共産主義 | |
主要なイデオローグ |
軍政共産主義は、状況とイデオロギー的衝動の両者から生じるものである。極左は伝統的軍隊に対する嫌悪感を持つ傾向があるが、ひとたび軍事組織が確保されればその感情は多くの場合消え去り、さらに言えば、そもそも最初から軍人が左翼を支持することを妨げるものは何もないのである。その種の人々の中には「理論化」という由緒ある伝統に甘んじる者さえおり、そして彼らの選んだ職業の精神とマルクス主義理論が融合し、他の急進左派が殆ど支持しないような新たな思考様式を生み出すことになる。その理由は、その教義を詳しく説明されればよく分かるだろう。
その最たるものが、軍人だけで構成される革命的社会主義政府の樹立である。反対派はこれを、革命を乗っ取ろうとする皮肉な権力掌握であり、修正主義的な軍閥に過ぎないとしている。これらの反対者は、(即刻処刑される前に)徴兵されたプロレタリアから成る軍隊は、必然的に革命の前衛になるという主張に直面することになる。さらに体制は、軍隊の永続的な優位性が社会主義の究極の勝利にとって最も重要であると主張する。それは、もしブルジョワジーを内部から打ち負かすことができないなら、抑圧された同志を力によって解放しなければならず、それを実行することになるのは国家の武装労働者であるからだと彼らは言う。
「修正主義者!」という叫びはさておき、この種の政権は依然としてイデオロギー的に動いており、単に「非政治的」あるいは「軍事政権」と表現することはできない。彼らは共産主義の原則に基づいた「プロレタリア独裁」による国家、社会、経済の絶対的な統制を主な目的としているのだ。それでも革命政府の基準からして、軍政共産主義は極めて強硬であり、異論を許さず、一切の躊躇なき攻撃性を発揮する。そこに文民指導者の居場所はなく、階級意識の高い労働者兵士からなる革命軍だけが、世界革命の伝播とブルジョワ帝国主義の破壊を確実に為すことができるのである。
(TNO日本語化Modより引用)