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五天院

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inoboku

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概要

五天院とは、日本全国でも五指に入る魔術師の名家かつ術者行政確立以前の混乱期に際し、術者の保護や混乱の鎮圧を先導した栄誉ある五つの家門である。
各家門にはそれぞれ称号が与えられており、付与のされ方は以下の通り。
  • 黄龍院:厭世家
  • 獬豸院:有栖院家
  • 鳳凰院:天花寺家
  • 饕餮院:六道家
  • 麒麟院:竜道家
この五天院は、術者の行政に対しても発言権を持つなど、有力な存在である。
その権力の大きさ故に、家門そのものが派閥となっており、竜道家を除いてはそのほか外部の組織・派閥に加わっていない。
しかし加入はしないが協定・協賛を交わす場合があるためこの点に関しては境界が曖昧である。

各家門の特徴と遍歴

厭世家

詳細は厭世家の個別記事を参照。
奈良時代から国家のために尽力していた『現人神』という不死者を創始に持つ。
最も多くの分家を持ち、奈良時代には公家としての地位を授かっている貴族だった。(当時の家名は不明。)
そして幕末まで多くの術者を庇護し指導し、配下として仕事を与え国家を揺るがす厄災を鎮めてきた不死者の血を継ぐこの家門は、指導者の家門と言えるかもしれない。
幕末においては術者の保護の為に、そして朝廷に忠義を果たすべく倒幕派についた。
その後、明治時代に入ってからも厭世家は術者の指導者として活動。そして近代化にも取り残されないように立ち回ったが、大正の混乱期に際しては術者弾圧の激化に伴い東京を離れている。
戦後には再び東京に戻り、術者の混乱を鎮め術者がのびのびと生きれる社会のため、法制度制定等に尽力。更に初期の元老院や評議会に多額を出資。
また、魔術連盟の支部を日本に誘致する手筈も整えた。
現在では、評議会の公位(デューク)を務める家門であり、現当主は魔術連盟日本支部の支部長を務めている。
排他的な側面が見られるも、術者社会のために尽力する姿勢は今も変わらず、環世一族の筆頭としての権威を奮っている。

有栖院家

この家門は公家が源流というわけではなく、源流は朝廷直属の暗殺集団の筆頭の子孫が有栖院家の先祖に当たる。暗殺組織の人間ということもあり、筆頭の家系は『殺し』に特化した術を使う人間が生まれるようになっている。
暗殺組織ということもあり、明治時代まで有栖院家の歴史は詳しい情報がない。
明治時代になってからは軍部において有力な華族となり、軍部高官を輩出している。その一方で、術者を軍人として育成し特殊な師団を作るべく天皇に上奏文を提出するも、その当時術者に対する弾圧が始まっていたということもあり、有栖院家は軍部から追放を受け奈良に移った。
戦後は、術者の混乱に乗じて起こった術者犯罪を取り締まり、術者犯罪を専門に取り締まる組織、公安特務局の原案を提出。そして、その適正となりうる術者の教育と訓練をする学校を設立した。
現在では、もともと運営していた学校が公的な訓練校に吸収されてしまったため、ボディーガード養成学校『カレッジ』を設立。
有栖院の人間はそこで教育を受け、そしてその学校を運営しており優れた戦闘能力を持った術者を多く輩出している。

天花寺家

平安時代に生じた公家で、元は薬師にして神事を務める家系であった。
さらに源流を遡るとアミニズム信仰における祭司を務め、八百万の神の一柱にあたる『木花咲耶姫』に目を掛けられていた一族が源流とされている。
これにより天花寺家は神秘的な力の植物を咲かせる術を持っていた。最も力のある者は樹液たった一滴であらゆる病や怪我を癒す『生命の大樹』を咲かす力があると言う。
しかし悪用を危惧し、その力は徹底的に秘匿されている。
以上のことから、天花寺家は有力な術者の家門として京都で強い勢力を持っていた家門のひとつだった。
戦後は、これまで京都で起こっていた家門による術者差別の撤廃のために尽力。
術者差別によって乱れていた治安と風潮を正した。
現在では、京都にて魔術高専京都校歴代理事長を務める、また京都のホテルを経営するなど、竜道家と同じ五天院の家門の一つとしての権威を奮っている。

六道家

六道家の源流については諸説あるが、六道家の先祖はみな『吸収』の術を受け継いでいたこともあり、京都に数多く存在していた術者の家門の抑止力として存在していた家門であるとされている。
しかし、吸収の術の相伝が途絶えると、一時的に六道家はその権威を失う。
その後、昭和時代まで六道家について詳しい記述がされた文献が見つかっていない。
戦時中、京都では名家の術者以外を差別し排斥する風潮が広がっており、差別を受けた術者達は大阪に流れていたという。そして、術者社会の混乱期においては、大阪に流れたはぐれ術者達は徒党を組み、数多くのグループを形成した。そしてそのグループ同士による闘争が絶えず、大阪は無法状態になってしまっていた。
その際、六道家は京都から大阪に移り、数多く存在していたグループすべてに対し宣戦布告、武力による鎮圧を図り抗争を終結させる。そして無数に存在していた集団をまとめ上げ、六道会を結成した。
ほかの家門に比べ、華々しい歴史はないにせよ、六道家のみで大規模な抗争に終止符を打ったことが評価を受け、五天院の一角として加えられた。
現在では、大阪の治安を安定させるための抑止力として存在し、また貧困地域において貧困が解消されるように尽力している。

竜道家

五天院の中では特異的な存在であり、異端的な存在でもある。
この家門は芸能の神である「天宇受売命」の恩恵を強く賜っており、この家門にいるものは何かしらの才能に秀でていると言われており、華道や茶道などの文化人を多く排出している。
現代では次女の竜道桔梗がガールズバンドを組んで活躍している。
源流は天宇受売命を祀る数少ない神社であり、出雲阿国を匿っていたという逸話もある。
しかし明治時代に映る流れで神仏分離が起こり、この神社も例外ではなかった。そして、術者の男尊女卑の風潮も相まって女性が多い家系であった竜道家の立場は衰退の一途を辿った。
しかし完全に廃れた訳ではなく、明治時代から昭和前期までは文豪や画家、歌人、そして女性活動家としての文化的活動を広めていった。
そしてWWⅡが終わった頃、家門復興の際に当時の当主がミレイという女性と出会った。ミレイという女性は竜道家の活動に興味を示し、その境遇に涙したという。そして彼女の力もあって竜道家は五天院に復興をした_____その事もあり、竜道家は五天院でありながら十三階段にも所属している。
しかし昨今の十三階段の過激的な行動により、竜道家の立場は危うくなっている。
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