登録日:2026/10/08 Thu 13:31:39
更新日:2026/10/08 Thu 14:46:40NEW!
所要時間:約 20 分で読めちゃうんだYO!
次の標的はこの男…
『金城潤矢』…
この男は、今までの二人とは訳が違う。
警察も手を焼いた『本物』よ。
こんな悪党を、どうやって落としたの?
聞かせて。
あー、ほんとウケる。
お前らみたいなアホは…俺の餌なの。
わかる? 現役美人生徒会長サン?
いいか、警察にチクってみろ。
お前らの家族から潰してやる。
金城潤矢は、ATLUSから発売されたゲーム『
ペルソナ5』の登場人物。
暴食の大罪人。
CV:田中一成(無印版)→藤本たかひろ(『PERSONA5 the Animation』以降)
演:宮下雄也(舞台版『PERSONA5 the Stage』#2)
宮下氏の扮する金城は再現度が高いと専ら評判。
【概要】
渋谷で頻発している恐喝事件を裏でまとめ上げる、オールバックの髪型に恰幅の良い体型をしたギャング風の男性。
とにかく金が第一というわかりやすい守銭奴であり、金を得られるなら他人を食い物にすることに何の罪悪感も抱かない、掛け値なしに悪党の中の悪党。
作中では主に渋谷セントラル街に遊びに来た学生を中心に「簡単な高給バイト」と称して違法薬物の運び屋のバイトをやらせ、その様子を撮った写真をダシに「バラされたくなければひと月以内に金を払え」と脅迫して金を毟り取っていくという
下手な闇バイトよりあくどい手口で稼ぎを得ている。
ジョーカーも太陽のコープアビリティのせいでカツアゲどうこうに文句言えるクチではないが。
しかしあくまで「まとめ上げている」だけで直接手を下しているわけではないため警察の捜査も難航しているらしく、
真っ当な方法で探っても金城には辿り着けない。
ただ全く手掛かりや噂がないわけでもなく、大宅一子のような情報通ならば渋谷周辺を牛耳っている輩と聞いて金城に思い当たる程度には名前が知られている。それでも中々尻尾を見せていないため、大宅も確信は持てないのか「多分金城だと思う」と推測形止まり。
情報網についても油断ならないほど広く、ほんの少し取り上げたスマホで垣間見た僅かなプロフィールから、恐らく数時間もかからない程の短時間で家族構成やその職業まで調べ上げられるほど速く詳しいネットワークを構築している。
大宅一子が調べたところによれば「高校生に近付けるようなヤツじゃない」と警告するほどに黒い繋がりもあるようだが……?
【動向】
竜司の考え無しな発言を録音されたことで秀尽学園の生徒会長・新島真に正体がバレてしまった心の怪盗団。
「自らの正義を証明したいなら、渋谷で連続している恐喝事件の黒幕を改心させろ」という彼女からの依頼を受け、ジャーナリストとしてこの手の情報に詳しい大宅一子の三島の個人情報と引き換えにした協力もあり金城の名前を知ることに成功した。
あとはどこを、何と思っているかを特定するのみ。恐喝事件で金を巻き上げていることからの連想で金城のパレスが「銀行」であることはわかったものの、ではその銀行はどこにあるのか?というところで詰まってしまう。
カネは被害者の財布から引き出してんだろ。
『銀行』は『被害者のいる場所』ってことか?
うわっ、エグいそれ…
でもありそう。
おい勘弁しろよ!金城の被害者とか
渋谷全体で何人いると思ってん…
\ヒットしました/
金城が『銀行』と思っている場所は…
『渋谷全体』だ。
そう、金城潤矢という男は
渋谷全域を街の金全てを管理する銀行、自らのことはそんな銀行を支配する頭取と認知する桁外れに歪んだ欲望の持ち主であり、そして
街の人間は手足の生えたATM(物理)としか見ていない腐れ外道そのもの。
さらには自分は絶対に警察に捕まらないという自信の表れか、歪みの中心地…即ち金城の居場所たる銀行本体は
空中という文字通り足がつかない安全圏から、地上にある金を吸い上げている飛行円盤という、特撮ヒーロー番組の悪の組織の本拠地とビジュアルを取り違えたんじゃないかと疑ってしまうほどトンデモな様相となっている。
これでも「会社そのものが宇宙、本社ビルは宇宙基地」だの「海に沈んだ日本を進む、国会議事堂型の豪華客船」だのに比べれば遥かに小規模なのだから人の欲望は恐ろしい。
渋谷の人々は安易に金城に関わったことで落ちるところまで落とされ
(物理)壊れてしまう
(物理)のである。
ちょっと何言ってるのか分からない。
なんであれオタカラが空中にあるのではせいぜい車しか異世界の移動手段を持たない怪盗団には手の出しようがなく、どうにかして銀行に入る方法を考えるため退却するほかなかった。
接触
パレスに潜入するための作戦会議を盗み聞きしていた真は、なんと自分は役立たずではないと証明するために
金城の部下に対して「金城に会いたい」と直に交渉する暴挙に出てしまう。
結果的に連行されたことで直接会うことに成功したものの、真を追って現れた怪盗団の面々を見た金城は部下がつけられていたことに対して激怒。するとおもむろに目の前にある大金の入ったアタッシュケースを開け、侍らせていた女性に対してワニ革のバッグを買うための資金として300万円の札束を直接手渡す。
そして怪盗団と真に目を向け、「金を使えばストレス発散になるが、そのせいで完璧主義の自分のアタッシュケースに隙間が空いた」という理不尽極まりない理由で
一行に300万円もの借金を吹っ掛ける。
おまけに「未成年が酒やタバコもあるクラブで乱痴気騒ぎを起こした」という風にも見える写真をその場で撮って言い逃れが出来ないようにし、学校に言われたくなければ金を払うこと、もし警察に言えば家族に手を出すと脅迫して一行を追い出した。
余計な暴走で借金をこさえてしまったことを反省する真。
しかし、「金城の標的になった」ということは即ち「銀行の客になった」ということであり、客だと見做されれば空を飛んでいた銀行もあちらから招いてくれる。真は役立たずだったと自罰的になっているが、むしろ大手柄を挙げたのだ。
特に上客と見られているであろう真であればシャドウ金城に直接会えるだろうと踏み、彼女もパレスに同行させてまだイマイチ理解できていない竜司と杏を横目に認知世界へと移動。果たして目論見は上手くいき、見事カネシロ・パレス「銀行」への潜入に成功したのだった。
若い女は便利ですね。
力が無くて、頭が悪い。
強い者に食われるためにあるようだ。
それが有史以来のオキテなのかもしれませんね。
無事にシャドウ金城と対面することには成功するものの、彼は自分を不愉快な気持ちにさせた怪盗団は迷惑客として始末するつもりでいたことを暴露。それが金城に逆らった者の末路として現実でいい見せしめになるからである。
怪盗団ではない真の方には、1日1割の暴利で金城から融資を受けて借金返済に当てるか、あるいは「商品」として体を売って稼ぐかの下劣な2択を持ち出し、体も売りたくないというなら姉の新島冴を自分の奴隷として使い潰してやると、彼女の家族すらも人質に取って脅迫。
苦痛だとしても我慢して言いなりになればいい、と人の尊厳を踏み躙るような発言を繰り返すが……
お前なら、
300万くらいすぐに稼げるよ。
その頃は、お前の人生も何もかも
めちゃくちゃになってるけどな!
ギャハハハハハ!
さっきから黙って聞いてりゃ…
うぜえんだよ、この成り金が!
金城が知る由のないこととはいえ、真が数日前から
明智吾郎や冴から言われコンプレックスに感じていた「人の言いなりになりがちな優等生」「大人の言うことは疑問に思っても我慢して聞くもの」という二つの地雷を意図せずに踏み抜いてしまったことで、彼女の内心で燻っていた反逆の心に火がつき、ペルソナ能力「ヨハンナ」が覚醒。警備員を蹴散らされ怪盗団を取り逃す大失態を犯してしまう。
潜入ルートを無事に確保し、真…改めクイーンという新たな戦力も加わった心の怪盗団。金城を改心させれば「警察も足取りを掴めなかった悪党を先にやっつけた」という大手柄を挙げられる。
先のクラブにおける写真が流出する前に、なんとしてでもオタカラを奪わなければならない。
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カネシロ・パレス攻略のワンポイント |
攻略期間は6/21から、借金の返済期限にして写真が流出する日である7/9まで。オタカラルートの確保は7/6が期限となる。
残念ながら周回プレイなどで300万円を持っていても即借金返済とはならない(そもそも事態の解決にならない)ため、きっちり改心させてやる必要がある。
期限切れになると「違法なサービス店で女子高生を補導したところ、薬物使用によって支離滅裂になっていた発言の中で主人公の名前をはっきりと呼んでいたことから、何らかの関与を疑われる」という形で警察に連行されてしまう。上述したシャドウ金城の思惑を考えるとこの女子生徒は十中八九真のことであり、期限切れゲームオーバーの中ではぶっちぎりで胸糞悪い終わり方。主人公が取り調べ中に考えたら妄想というオチなのが幸いである。というか、真の姉の前でなんつーことを考えているんだこの屋根ゴミは
シャドウ金城が最高峰のセキュリティと自負しているだけあって内部には監視カメラがいくつも設けられており、映り込むと警戒度が上がってしまう。カメラの視界から避けながら進みつつ、対応する電源を破壊して回るのが主な流れ。同じところの往復が多いため、マップをよく見ないと迷うかも。
さらにはカメラに加えて探知範囲が人型よりも広く追跡速度の速い犬型シャドウも登場するため、カバーアクションで慎重に行動しなければ追跡と映り込みのコンボであっという間に警戒度が上がり切って叩き出されてしまうだろう。
『ロイヤル』では警戒度100%での強制つまみ出しこそ廃止されたものの、警戒度が高いほど戦闘でシャドウを倒しても増援が来る確率が高くなるため、周回プレイやDLCで強力なペルソナを持ってきたなどの理由でもない限りはカメラを無視して強行突破なんて真似は絶対にやめること。使うと警戒度を下げる「気配消臭剤」(無印版)/「鎮静アロマ」(ロイヤル)も用意しておきたい。
特にシャドウの中でも一際強力な「遊狭の獄卒(オニ)」は弱点属性無し、物理・銃撃に耐性ありの雑魚とは思えぬ難敵なので、警戒度が高い時にシャドウに喧嘩を売るのは極力避けたいところ。
ただ リスクとリターンは紙一重。警戒度が高いとサーチオブジェクトからの宝魔の出現率が上がるので、探しているのならわざと上げるのも一興。特にカネシロ・パレスの宝魔「女王の首飾り」は多数の補助と回復のスキル、『ロイヤル』ではそれらを更に有効に使える特性(ロイヤルのみ)を有しているため狙ってみる価値はある。またコイツは10月末までアルカナバーストの経験値ボーナスが得られない女帝アルカナの宝魔なので、主力に女帝ペルソナを使っているなら絞首刑のイケニエとしても最適である。
パレス後半は巨大金庫となっており、この金庫自体がオタカラのある部屋を施錠する巨大な鍵穴になっているというこれまたトンデモなギミックが用意されている。
鍵を開けるにはパスワードが必要であり、そのヒントが書かれたメモを探すのが後半戦の主な目的となる。『ロイヤル』ではメモに続く道のりにお金を払うとショートカット出来る箇所もあるので、財布に余裕があるなら支払っちゃうのも手。クイーンによれば、このパスワードは語呂合わせになっているようで…?
『ロイヤル』では一発逆転の必殺技・「SHOW TIME」がこのパレスの攻略開始時から使用可能になるほか、オタカラルートを確保した帰りにはベルベットルームから呼び出しが入り、『ロイヤル』からの新要素・合体警報が解禁。合体事故のリスクこそ大きいが戦力をより大きく強化するチャンスなので、積極的に活用していきたい。
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成敗
無事にオタカラルートを確保した怪盗団は予告状の送付に移るが、一つ問題があった。どうやって金城のもとへ予告状を届けるか?である。
よく考えれば住所は知らないし、直接渡しに乗り込むのもリスクは大きい。
行き詰まる怪盗団だったが、真は涼しい顔で「同じ手を使えばいい」と何か案を思いつき…?
翌日、金城のもとにひとつの報告が届く。
街中に金城へ向けた予告状が大量に貼り出され、既にネット上でも話題になっているというのだ。
金 を 貪 る 暴 食 の 大 罪 人 、
カ ネ シ ロ ジ ュ ン ヤ 殿 。
詐 欺 に 明 け 暮 れ 、 未 成 年 だ け を 狙 う 愚 劣 な 手 口 。
我 々 は 全 て の 罪 を 、
お 前 の 口 か ら 告 白 さ せ る こ と に し た 。
そ の 歪 ん だ 欲 望 を 、 頂 戴 す る 。
怪盗だ…笑わせんじゃねえ。
99%
███████
真の提案は
鴨志田卓や斑目一流斎と同じようにあちこちに予告状を貼り出すことで、直接届けられずとも確実に本人の耳に届くようにするという大胆な案だった。
さすが怪盗団のブレインだぜ!
リュージ、お前も見習え。
撒いたの俺だっつうの!
いざパレスへオタカラを戴きに向かったところ、なんとシャドウ金城は予告状を確認してからここまでの僅かな時間でオタカラを守る金庫を増設するという鴨志田や斑目とは違うアプローチでの対策を取っていた。
金庫があったとしても依然追い詰められた状況は変わらない筈だが、それでも自分は悪くないとばかりに「上の人間が下の人間から搾取するのは当然」と言って怪盗団に金づるになるよう迫る金城。
オレだって散々やられてきたんだ!
苦汁を舐めさせられ、クソ底辺から這い上がって、
ようやくオレが刈り取る番ってワケさ!
ダマされるのは常にバカだ!
バカはそのバカの責任をとらされるだけ。
学習しないバカは一生バカなんだよ!
バーカ!
バカバカうっせーな!
バカには何を言っても無駄かぁ!
知性のカケラもない小学生のような煽りの末に勝手に話を切り上げ、突然ダランと脱力。次の瞬間、シャドウ金城は手をものすごい勢いで擦り合わせ、黒い血のようなものを吐きながら変身。その悍ましさに、近くにいた認知存在の部下達も思わず逃げ出していく。
オレひとりで十分さ。
さあ、やってみやがれYO! BABY!
汚い金にたかるハエ…気持ち悪いのよ!
ギャハハハ! 行くぞ…クソガキどもがYO!
あくどい手法で肥え太った成金が、怪盗団にも魔の手を伸ばす!
【カネシロ・バエル・ジュンヤ】
へへへへへ…!
若いってのは、罪だよなぁ!
世間知らずで無鉄砲。
自分のバカさ加減もわからねえ。
そんなヤツら、
搾取しなきゃ、もったいねえだろ?
ソロモン72柱序列第一位の大悪魔「
バエル」の名を冠する、金城の真の本性。
目は真っ赤な複眼となり背中には翅が生えているその容姿はまさしくハエ男といえる。一方で変化したのは目と背中くらいで、先のアスモデウスやアザゼルに比べるとシャドウ態の面影はかなり残している方。
やはり特筆すべきは
慇懃な態度だった変身前とは打って変わって何故かハイテンションなラッパー口調になっていることであり、現実やシャドウ変身前とのギャップの大きさはパレス主達の中でも随一。ハエが手を擦ったり首を頻繁に傾げたりする様子をラッパーの動作に例えているのだろうか?
戦闘では主に呪怨属性の「エイガ」「マハエイガ」を多様し、あとは「デビルタッチ」で恐怖を付与してくる程度。
ただその手札の少なさを補うために1ターンに2回行動するのが特徴で、1回あたりに貰うダメージ量は他のパレス主に引けを取らない。
弱点も耐性もないので、バフ・デバフを駆使して戦うのが有効だろう。
使う技が汎用のスキルだけだったり、戦闘BGMがパレス主用の「Blooming Villain」ではなく、道中の中ボスと同じ「Keeper of Lust」だったりなどパレス主にしては特異で気になる点は多いが、弱点対策以外にはこれといった注意点もないのであっさり倒せる筈。
HPをギリギリまで追い詰めれば総攻撃で戦闘終了……と思いきや?
チッ…なんだよ。
思ったより、仕上がってんじゃねーか…
なら、こっちも…
アレを出すしかねえなぁ…
負け惜しみを!!
へへへ…
そいつはどうかな…?
さあ、出撃だぜ…!
オレの守護神がなァーッ!
そう言ってカネシロが背後の金庫の中に入ると、ずっと回り続けていたシリンダーの回転が停止。金庫の扉を残して現れた、カネシロの切り札は………
ブタトロン
金城潤矢の欲望が発露した姿と、
豚の貯金箱を模した豚型機動兵器『ブタトロン』。
金城は豚ではないと言ったが、豚。
『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』
マイパレス「カネシロ・パレスの主」解説文より引用
ギャーッハッハッハッハッハ!
殺される準備はできてるかYO?
ブタ!?
ブタじゃねえっ!
豚型機動兵器『ブタトロン』だ!
オレに逆らった罪は重いZE?
大人しく地獄に落ちるんだな!
なんと金庫そのものが豚の貯金箱を模した巨大防衛兵器という用意周到っぷりを披露。BGMもおなじみの「Blooming Villain」に変化し、ここからが戦闘の本番となる。
その巨体に相応しい攻撃力を兼ね備えており、使う技の殆どがその大きさを利用した全体攻撃。
特に全体に恐怖状態を与える
「フィアー・ガス」をまともに喰らうとパーティが機能停止しかねないため、「ミサイル・パーティ」の炎上も含めて状態異常対策を怠らないようにしたい。
ある程度HPを削ると、先のやり取りでブタトロンをブタ呼ばわりしたことを自分にも向けた発言ではないかと因縁をつけながら、ブタトロンの手足を収納して「超V.I.Pフォーム」へ変形。カネシロは玉乗りの要領でブタトロンを転がして轢いていく大技「大怪球マーチ」を発動する。
ダメージ量的にはメギドラオン相当の万能属性特大ダメージを誇る必殺技なので、なんとしてでも発動を止めたいところだが、上に乗ったカネシロの注意を逸らすことは出来ないだろうか…?
『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』では
オ、オレのブタトロンが…!?
こうなったらオレが直々に相手をしてやるぜ!
正々堂々、金の力でなァ!
アッパー版の『ロイヤル』においては戦闘の順序が入れ替わり、最初にブタトロンと戦い、その後に降りてきたカネシロを叩くようになった。
ブタトロンに変化はないが、カネシロの方は使用スキルが総入れ替えとなり、「スリープソング」で睡眠を付与した後に「指弾」による銃撃でテクニカルを取りにくる厄介な戦い方を展開。特に最高難易度の「CHALLENGE」では敵味方共にクリティカル・テクニカルのダメージが3倍になるため、この指弾ひとつでパーティ壊滅を招く難所と化している。
さらには「特別護衛契約」により、「金で揮う者」「金で防ぐ者」の2体の護衛を召喚。カネシロは追加報酬をチラつかせてこの2体の攻撃か防御を上げる行動にも出るようになる。
揮う者はカネシロの「スリープソング」に乗っかってテクニカル狙いの物理スキルを多用するアタッカーだが、問題は防ぐ者の方。コイツはカネシロを庇って攻撃を代わりに受けるという碌でもない行動ルーチンを取る。
幸いにしてカネシロを含めた全員に一部を除いた状態異常が効くため、「ドルミナー」「スリープソング」などのスキルで足止めをしてやろう。なお、カネシロを庇うのはスキル行動ではないため忘却状態でも止めることはできない。
HPが減ると金をばら撒いて割合ダメージを与える「金の雨」を使用する…が、追い詰められると金の雨すら使えなくなるほど金欠に。金の切れ目がなんとやら、というわけで金がもらえないと見るや否や護衛2体がカネシロを見限って帰宅し、カネシロはただ一人孤立するという情けない姿を晒してくれる。鴨志田と違って抵抗をやめることはないため、追い込みはしつつもHP管理は怠らぬよう気をつけよう。
撃破すると、金に囲まれて気持ちを落ち着けようとブタトロンの中に逃げ込んだところで
限界を迎えたブタトロンの爆発に巻き込まれて戦闘終了という、なんとも締まらぬオチがつく。
【結末】
大破したブタトロンからオタカラである大量の巨大な金塊がこぼれ落ち、卑しくもそれに縋るシャドウ金城。
チャラにしてやると上から目線ながらに怪盗団への借金を取り消し、続けて自らの身の上を明かす。
貧乏で…ブサイクで…バカでよ…
そんな俺にどうやってマトモに生きろってんだ…
社会が悪いんだろ!?
立場の弱いヤツはどうしたって幸せになれない!
この期に及んで自分は悪くない、レッテルに苦しみ居場所を失った者なのだと同情を誘おうとするが、怪盗団の心には何一つとして響かなかった。
特に「居場所が欲しかった」という言い訳に対してはクイーンから「一生をかけた償いの舞台という居場所がやっと出来る」、スカルには「『¥0』で歪んだ心をなんとかしてやる」とそれぞれ痛烈な皮肉を返され、シャドウ金城はいよいよ降参。
しかしただでは転ばず、現実の金城のもとへ帰る前にひとつだけ、怪盗団へ「これだけの力があれば人の心も金儲けも好き勝手出来るのに」と侮蔑の言葉を述べる。
その青臭い正義感…意味あんのかね…
やってる奴が、もういるってのに…
もう、いる…?
教えといてやるよ…
パレスを使って好き放題してるヤツが…
実際にいる。
斑目のシャドウも言っていた、心の怪盗団以外にパレスに侵入していた者。
怪盗団とは比べ物にならない力を持つそいつは、パレスを使って世間を騒がせる『精神暴走』や『廃人化』を引き起こしているというのだ。
正体も目的もわからない悪党の存在を匂わせながら、呪詛とも警告とも取れる言葉を遺しシャドウは現実の金城のもとへ帰っていったのだった。
最後の最後にわだかまりは残ったが、怪盗団は無事に金城のオタカラを盗み出し帰還。
オタカラの金塊は現実では金でできたアタッシュケースとなり、中には3000万円近くと見られる札束の山がぎっしりと入っていた。
メンバー全員で山分けしても500万という大金を前にいつも冷静な真すらも浮かれるが、一人冷静な祐介は何かに気付く。
いい気分のところ悪いが…
こいつがホンモノに見えるのか?
…はぁ?
『子供BANK』!?
……世の中そう上手い話があるわけもなく、中に入った金は全てシャドウ金城が印刷された「いちおくえん」のおままごと用のお札だった。
金城にとってカネというのは見栄の象徴でしかなかったという事実に怪盗団も落胆するが、それでも「街を苦しめる悪党を改心させたことへの『やったった感』」という、オタカラよりもずっと価値のある、何物にも代え難い満足感を得ることが出来た。「…やったった感?『やってやった』感?『やってしまった』感かしら?」「どっちも!」
改心された金城の方はというと、一連の恐喝事件について自首してあっさりと罪を白状。脅迫材料に使っていた写真も消し、怪盗団の正体と名誉も無事に守られた。
渋谷に予告状をばら撒いた効果もあり、警察も手を焼く悪党が怪盗団によって改心されたことが事実として世間に認識され、怪盗団の正義を讃える声が強まっていく。
一方、警察や検察…特に出世のための手柄に拘る新島冴は、金城の逮捕で手柄を挙げられず面子を潰された怒りと妬みを隠せずにおり……
ともあれ、若者の未来を奪い貪る大悪党の悪事は終わりを迎えた。
オタカラの札束こそ玩具だったものの、黄金のアタッシュケースは竜司の主導で15万円もの大金で売却され、銀座の寿司屋での打ち上げ資金にあてられた。ただ査定には結構時間がかかったようで、金が手元に届き打ち上げを開くのは7月の末近い頃となり、その時のお土産はそのまま
次の事件の手がかりに近付くための口実として利用された。
ずっと後に訪れるシドウ・パレスにて、認知存在のTV局社長の口から金城が集めていた金は獅童に送られていたこと、斑目一流斎の贋作ビジネスも金城が取り仕切っており、かなりの額をピンハネして獅童に貢いでいたことが明かされる。
大宅が言っていた金城の黒い繋がりとは恐らく獅童のことであり、そしてこの認知存在の証言によって鴨志田以外のこれまでのターゲットが、獅童と何らかの繋がりがあった事実が判明した。
【総評】
よくプレイヤーからは「他のパレス主に比べて影が薄い」と評されている。
実際他のパレス主は
- メンバー二人分もの因縁があり、所業や発言があまりにも生々しい鴨志田卓
- ずっと育ててくれた親の本性を知り決別するシナリオを描いた斑目一流斎と奥村邦和
- 自ら改心を望む特殊なタイプのパレス主であり、後に怪盗団に仲間入りする佐倉双葉
- 物語上の重要な立ち位置、真の姉である新島冴
- 作中事件ほぼ全ての黒幕であり、かつて主人公を前歴持ちにした宿敵・獅童正義
- 本作がシリーズ初プレイの人は勿論だが、むしろ裏事情を知るシリーズファンの方が何十倍も驚かされるメメントスの主
- 良き交流があったからこそ、理解は出来ても分かり合うことは出来ない悲哀を背負った3学期のパレス主(『ロイヤル』のみ)
…と、どれもが怪盗団と何かしらの因縁があり、また必ず
現実で大衆に向けている顔と
シャドウが見せる本性で思想が真逆という裏表の激しさも持ち合わせているのが、『
ペルソナ4』から続く
シャドウという存在の、そして本作の悪役達の魅力の一つでもある。
では金城はというと、キャラクター性は表の顔からして既に犯罪者でパレスを持っていることへの驚きや嫌悪感が少なく、改心された結果も新島冴が資料を読み、怪盗団がニュースを受けて話題に挙げる……という形でサラッと流されてしまい、自首なのもあって逮捕の様子が映像として描写されるようなこともなく、インパクトに欠けている。
また、ペルソナの覚醒に至った真についても他のメンバーと違って「大人の言いなりの優等生だった自分からの卒業」というテーマであり、真自身も「相手が金城でなくとも、いつかは姉からのプレッシャーに耐えきれずこうなると思っていた」という旨の話をしている。つまり金城は反逆のきっかけを作った謂わば呼び水であり、そういった因縁の薄さも印象の弱さに拍車をかける。
とはいえ、多大な苦労を強いられ居場所がなかったらしいという過去を同情する声、そしてそこから道を踏み外したとはいえ成り上がれるだけの才能を認める評価は少なからず見受けられ、また突然のラッパー口調や、最大級のパレス規模など、なんだかんだインパクトを残しうる要素は結構持っているため、影が薄いというよりは鴨志田や獅童のインパクトが大きすぎたという方が正確だろう。なんなんだあの体育教師
また、現実では粗暴な態度だがシャドウの方が口調だけは丁寧という、他のパレス主とはベクトルの違うギャップも見どころ。
【他作品での動向】
P5Rコラボイベントの降臨にてバエル形態が立ち絵にブタトロンを添えて登場。
属性は闇。無印版で呪怨属性を多用していたことに由来するものであって、悪徳金融からの連想ではない…はず。
モンストの仕様において地味に厄介な地雷と減速壁、ブロックに対処出来る優秀なアビリティを持ち、さらにストライクショット「吹っ飛べ、ガキども!」はスピードとパワーを上げるだけでなくブタトロンの鉄壁性を表現してか数ターン無敵になる効果まで持っている優れものなキャラクター。無属性耐性もあるため、上記の地雷への対応力も合わせて耐久はかなり高い方。
欠点を挙げるなら友情コンボが性能に癖のあるバウンドボムということくらいか。
共闘ことばRPG コトダマン
ペルソナコラボにてバエルの姿で登場。もちろん立ち絵にはブタトロンも携えている。司る文字は「か」と「が」で、属性は闇。
他に参戦しているパレスボスは鴨志田と新島のみ、P3・P4の悪役からはタカヤと足立透と原作で重要な立ち位置だった悪役が参戦している中で、金城の浮きっぷりが目立つ。
わざは三文字で「デビルタッチ」、すごわざは単位や通貨にまつわる単語で「大怪球マーチ」。なんとすごわざは単語さえ成立すれば2文字でも発動できる。
これだけだと「か」の文字自体それなりに使いやすいのもあってお手軽に高火力を放てるキャラにも聞こえるが、条件を満たせなかった場合は何文字だろうとすごわざを撃つことは出来ないという、語彙力の試されるピーキーな性能となっている。
ああ…怒りが…込み上げる…!
空を見ても、地を見ても…
全てが憎い、全てを嫌悪する…!
欲望のまま…全てを…壊したい…!
P5Rコラボイベント『運命が交錯する時』の銀行編にて、バエル形態に酷似したシンニが登場。白いスーツを身に纏って白メッシュ入りのボサボサ髪となり、肌が緑色になっているのが特徴。銀行の頭取というよりはホストっぽい。まぁ金城もクラブを根城にしていたが……
コラボ先こそ『ロイヤル』だが、戦闘の流れは無印版とのミックスになっており、先にシンニの本体と戦闘。お金を払って護衛を召喚するところはP5Rと同じだが、こちらでは護衛がいる間全属性への耐性を獲得するという厄介な特性を持つ。護衛自体は耐性を持っていないため、手早く処理したい。
護衛を倒すとトドメを刺したキャラが「お金」が手に入れる。これを持っていると与ダメージが増えるお得仕様のため、攻撃力の高いメンバーが手にするようにしたい。
邪魔者は誰であろうと葬る…!
今こそ、全ての力を1つに…!
追い詰められると背後の巨大金庫に篭り、豚型機動兵器『ピンクトロン』を起動。
ピンクトロンは「お金もどき」なるものを攻撃で付与し、行動前に回収するというルーチン(クイーン曰くマネーロンダリング)を繰り返す。
このお金もどきを何人から回収出来たかで行動が変化し、当然持っていた人数が多いほど大きく強化されてしまう。
味方に回復や補助のスキルを使うことでお金もどきを移譲して減らせるため、ピンクトロンに行動される前に上手くやりくりしながら持っている人数を減らしていきたい。
なお、メインシナリオ第2章ボス「アイギパーン」は担当する大罪こそ「虚飾」、共通項も斑目の方が多いボスではあるものの、他人を食い物にして金を得ることを目的としている様は金城にも通ずるものがあり、斑目の他にも金城の要素が統合されているとも考えられる。あと職業が食に身近なグルメリポーターだし。
また、第3章のボス・「デモゴルゴン」は金城や氷堂鞠子と同様に「奪われる側ではなく奪う側に回ってやる」という思想に囚われた大罪人として登場。戦闘形態が虫っぽいのも金城と共通している。
さらに彼の過去回想の中では先輩から「業界に適応できない弱者」と罵倒されるというシーンがあったり、戦闘の中では「踏み躙られるのは嫌だ」という叫びを挙げていたりと、居場所がなかった・欲しかったという金城の言葉に近いトラウマを抱えていることも明かされた。
【余談】
- 無印版での声優を務めた田中一成氏は発売の1ヶ月後に鬼籍に入っており、本作が氏の生前に発表された最後の作品となった。
- 後任の藤本たかひろ氏は『戦国無双』の福島正則や『龍が如く0』の米田などガラが悪い声に定評がある声優。
- カネシロ・パレスのBGM「Price」は、カバーアクションを駆使して慎重かつ大胆に動く、スパイ映画的で怪盗らしい攻略法とマッチした名曲として好評を博している。
「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」2016年新曲ランキングでは833曲中107位、10曲がランクインしたP5楽曲では上から6番目とそこそこの順位を獲得。ベスト100こそ逃したものの、名門タイトルの最新作や注目作が多く発売され激戦区となったこの年で中央値よりも上の順位という点は注目に値する。
ちなみに、年代不問の部門では第11回みんゲーで6599曲中388位とこちらも好成績をマーク。
公式企画「DJモルガナ みんなで選ぶ『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』毎日楽曲ランキング」の企画では30曲中16位を取り、紹介動画でも「いかにも『怪盗』って感じ」とモルガナが評していた。
- 本来暴食の悪魔はベルゼブブとされているが、金城にはベルゼブブと同一視されがちなバエルの方が割り当てられた。女神転生シリーズではたまに登場していた悪魔だが、意外なことにペルソナシリーズではこれが初登場となる。
- ベルゼブブとバエル(バアル)は元々、古代カナン(地中海東岸)の主神バアル・ゼブルをキリスト教が迫害のために歪めた存在であり、この縁から創作物では三者を同一の悪魔、或いは類縁と見做すことが多い。ちなみに、ウガリット神話におけるバアルの妻はアナトであり、こちらは真の超進化ペルソナとして本作に登場している。
アトラス作品においても『女神転生2』ではバアルが引き裂かれてバエルとベルゼブブになっていた他、バアル・ゼブルが『ペルソナ3フェス』『ペルソナ4』に登場した時には『真・女神転生』でのベルゼブブの容姿が流用され、『真・女神転生IV』では魔神バアルが奥の手としてベルゼブブの姿を披露するなど、三者の間では切っても切れない複雑な関係が構築されている。
- ちなみに、本作はベルゼブブは勿論のこと『真・女神転生Ⅱ』以降のデザインでバアルも参戦しているので、周回プレイ限定にはなるがカネシロ・バエル・ジュンヤとの同一存在ドリームマッチも可能。
- ブタトロンが豚なのは豚の貯金箱からの連想の他、暴食の大罪を体現する動物が豚だからというのもあると思われる。
- 近年「暴食」は節度のない飲食だけではなく「金銭欲や権力に病的なまでに飢え、他者を顧みず奪い貪ること」とする解釈が登場しており、金城はまさにその新解釈を体現したような大罪人となっている。
考えとしては「強欲」「傲慢」にも近いが、金城の場合は根底に「弱肉強食」の思想を掲げており、またP5Sの氷堂、P5Xの明石も同様の思想によって暴食の大罪人と化していたため、P5シリーズに於いて暴食とは「弱肉強食を笠にして他人を蹴落とすことを是とする悪党」を指しているといえる。
- 元ネタ?
- 金城自身の容姿は、一時期「秒で億を稼ぐ」と話題になった実業家(P5発売当時の姿)がモデルではないかとプレイヤー間で囁かれている。なお、元ネタと言われているその人は大幅なダイエットによって22kgもの減量に成功し、現在は金城とは似ても似つかないスリム体型になっている。
- バエル形態のラッパースタイルは割とスタンダードな口調や動作だが、容姿や開発時期から考えると2012年にリリースされた韓国発のラップ楽曲「江南スタイル」が由来と考えられる。ソウル市江南区は韓国の高級住宅街にして歓楽街であり、この曲は「俺はそんないいとこに住んでるセレブなんだぜ」と、お世辞にもイケてるとは言えない容姿のオッサンが自慢してくる…という内容なのだが、この曲には嫉妬を恐れて出身地を隠すセレブへの揶揄の意味も込められているらしく、金城の動向と照らし合わせると中々皮肉なモチーフといえる。
- 最初に姿を現した時は普通の人間に近しい姿だったが、本性を表し戦闘になるとハエ人間に変化……というのは『真・女神転生if...』における幽鬼ドゥルジのオマージュと思われる。元ネタの宗教は異なる(ドゥルジはゾロアスター教由来)が、ハエの悪魔がモチーフなのは同じ。
追記・修正は金を巻き上げながらお願いします。
- 舞台版、遊星の人なのかよ!? -- 名無しさん (2026-10-08 14:16:12)
- ↑転スラの舞台でもオーク武人やってたし、太ったキャラ演じるのが上手い人ではあるよ でもあくまで役作りのために太ってるだけなのでシーズン過ぎたら痩せてたはず -- 名無しさん (2026-10-08 14:28:08)
最終更新:2026年10月08日 14:46