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日本情勢

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日本全体の情勢

現在の日本は術者共生国家という形態をとっており、世界的にも珍しい術者と非術者の政府が分かれている。つまり行政司法立法が国内で二分している状況にある。
術者行政における行政権は元老院、司法権は評議会、立法権は十三階段となっている。
しかし、このように明確に二分をされていることもあり、術者と非術者の間にはある程度の壁がある。そのため、国内での術者排斥運動はたびたび起きている。
日本は八百万信仰があるため、地理的に神格が降臨しやすい土地である。
そして、この八百万信仰によってこの国では他国では生まれない黄泉の女王『伊邪那美命』の加護を受ける特殊な術者『祓人』が産まれることがある。だが歴史的に死を穢れとしてきた日本において、黄泉の国の力を受ける『祓人』は迫害の対象となって来た。そしてその迫害は様々な取り組みが成されてきたものの、未だ迫害は続いている。
このように術者迫害や祓人迫害等から術者達を守るために立法機関十三階段による精力的な活動が成されている。それでも迫害は根絶できず、対立は大きな社会問題の一つである。
しかしこのような活動は民衆にも伝わっており、戦後に設立されてから現在に至るまで大きな信頼を集めている。
だが、この十三階段と対をなす組織十二門徒も同じくして日本に拠点を構えており、現状この二つの組織は対立をしている。

各地域の情勢

索引

+ 北日本
+ 東日本
+ 西日本
+ 南日本

北日本

北海道
アイヌの神『カムイ』が未だ根ざす大地。しかしカムイ達が自身で人々の前に姿を現すことはなく、時折カムイの力を宿した人間の目を通して人の営みと世界を知覚をしているらしい。こういったカムイの力を宿している人間は『シオイナアイヌ』と呼ばれ、これは『聖なる人間』を意味している。
しかし『シオイナアイヌ』の中でも差別化がされており、受けた力が善なるカムイか悪なるカムイかによって区別されている。善なるカムイの『シオイナアイヌ』は尊ばれるが、悪なるカムイの『シオイナアイヌ』は嫌煙されてしまうという。というのも悪なるカムイの『シオイナアイヌ』は大抵その邪悪な力を身に受けることで精神を蝕まれてしまうからである。
力に呑まれ蝕まれた『シオイナアイヌ』は時間をかけて人間性を損ない、最終的には『ウェンカムイ』になってしまう。この『ウェンカムイ』は本来ヒグマのカムイ『キムン・カムイ』が悪神となった際の名称であるが、堕ちた『シオイナアイヌ』はこのウェンカムイの伝承のように人間を襲いその肉を食べ始めてしまうことからこのように呼ばれるようになったという。なおこの『ウェンカムイ』になってしまった『シオイナアイヌ』は人類種の魔獣の扱いを受け、討伐対象に認定される。
そのため、北海道において『シオイナアイヌ』の『ウェンカムイ化』阻止の対応に追われている。それでも阻止できないことがほとんどであるため、悪なるカムイの『シオイナアイヌ』は生まれた時点で間引かれるケースが現在もままある。
だが神の力を抑えるという方法によって『ウェンカムイ化』を防ぐことができることが発覚し、間引きのケースも徐々に減りつつある。この神の力を抑えるという対症療法には十二門徒が携わっていることから、北海道には十二門徒の支部が置かれている。

東日本

東京
日本において最も多くの勢力が集まる首都。
元老院・評議会・十三階段の術者側三権を始めとし、十三階段と対立する十二門徒の本部やアトラースの本部があり、古来から日本に存在する術者の名家一族環世一族の大部分も東京に在住している。
特に東京特区は様々な勢力がそれぞれ拠点を置いており、その地区で大きな力を持っているケースが多い。しかしその勢力分布はしばしば陣取り合戦のようだと批判的な意見がある。その一方で、その組織の拠点誘致によって治安問題がよい傾向になる場合もあるため、実質的には賛否両論。
  • 大田区
外界対策機構アーステラスの総本部が置かれている。
また、東京都内の学術特区ともされており、多種多様の学校が多く設置されている。アーステラスが設置されているということもあり、伴ってアーステラスが運営している学園クリュスタルス総合学園が置かれている。
  • 江東区
十二門徒の直轄組織不協和音の拠点が設置されている特区。
拠点自体は青梅、お台場の一部に設置されている。青梅のみならず江東区の統治権は不協和音によって握られている。彼らが管理しているのは裏社会に関係することであり、裏社会における会合をあえて中央区から外して江東区の青梅で行うことがよくある。また、中央区を囲む要所の一つでもあるため、江東区における守りは固い。
なお青梅の1丁目~4丁目までは不協和音が実際に統治をしているようだが、その他の江東区の地域は総統ゾディアックの古くからの部下で構成された傘下組織が実質的管理している。
  • 渋谷区
十三階段の本部が設置されている特区。
そのため、渋谷区における術者は実質的に十三階段の統治下にあるといえる。また、渋谷区は幻想神の恩恵を強く受けていることから、魔獣の発生率が低く悪性浄化効率も高いため住みたがる人が多い。そのため、特区の中でもかなり地価が高い区の一つとなっている。
  • 新宿区
基本統治は十三階段の特区であるが、全体が統一されているわけではなく十二門徒の後ろ盾を持つ黒蠎会が新宿区の歌舞伎町を統治している。そのため、勢力が二分されてしまっており繁華街ではたびたび衝突が発生している模様。これを改善すべく、早急な解決策を打ち出そうとしているが常に平行線で現状維持が続いている。
元々は闇城家の以前の名である『音城家』が統治をしていたが、5年前の東京騒乱事件によって盤石が崩れその際に外部勢力が新宿区に流れ込んだ。
黒蟒会がそのうちの一つであり、現在も排除しきれていない唯一の勢力にあたる。
  • 墨田区
十二門徒の直轄暗殺組織百鬼夜行の拠点が置かれている特区。
また向島には裏世界の亜人街『櫻菰領』が存在しており、櫻菰領は古来から百鬼夜行の創設者にして大妖怪『天狐』によって統治されていた。そして現在は天狐の子にあたる百鬼夜行の棟梁伊集院桜也が統治をしている。櫻菰領は獣系の妖怪の亜人が多い傾向にある。
  • 台東区
戦刃一族の一角である弓庭家の本家があり、十二門徒の直轄組織アルゴノーツの拠点が置かれている特区。この区には結界で隔てられた裏世界が存在しており、その裏世界には亜人街『柳吟街』がある。柳吟街は東京都内最大の亜人街であり、怪異・魑魅魍魎・妖怪の末裔である亜人たちが数多く暮らしている。また墨田区にある裏世界『櫻菰領』とは一応隣り合っている。台東区といえば浅草、浅草といえば風神雷神であるが、柳吟街を守る浅草の土地神は実は八百万に名を連ねる龍であるという。
このように、亜人の町が近くに存在するため台東区の住人にとっては、亜人という存在は良き隣人のようなものである。そのため時折柳吟街から好奇心旺盛な亜人がきたりする。
  • 中央区
十二門徒の本部が設置されている特区。
中央区には全体を覆う大きな結界を張られており、その結界が悪性を始めとする有害物質を浄化することから魔獣の発生率が低く、悪性浄化効率が良い。そのためこの区に住みたがる人が多く、特区の中でもかなり地価が高い区の一つとなっている。
十二門徒の本部には組織を治める『皇帝』がいることから十二門徒にとっての要所であるため、中央区自体の防衛においては逆光の騎士団が大きな役割を果たしている。
銀座では十二門徒が運営をする『Club Tower:Eden』は銀座の名物でありVIP達の遊び場。また、中央工匠技術学舎も置かれており、この学校は十二門徒の支援を受けている。
このように中央区における様々な事柄には十二門徒が関わっており、このことから中央区は『皇帝のお膝元』と呼ばれている。
  • 千代田区
元老院と評議会の本部が設置されている特区。
術者社会における行政と司法の街であり、この特区では術者三権に関係しない組織の拠点誘致が禁じられている。千代田区の治安は元老院直下の近衛集団によって維持されている。
また厭世家の本家が千代田区にあり、一部の分家も千代田区に住んでいる。
  • 豊島区
十二門徒の直轄組織ワイルドハントの拠点が設置されている特区。
ワイルドハントは池袋に拠点を構えており、幹部達も人によっては豊島区に縄張りを作り統治をしている。幹部統治組織の中では最大勢力であるワイルドハントが誘致されているのは、組織の中では武力派ではない叡智の書庫がある文京区をいつでも支援できること、そして新宿区に対する牽制のためである。
豊島区の広域に分拠点があり、全体的に広がっている。
  • 文京区
十二門徒が保管をしているあらゆる文献を所蔵している叡智の書庫が置かれている特区。
また、プリンケプスグループの傘下企業にあたるアンゲルス家政組合の運営する養成校のアンゲルス養成学院も設置されている。
魔術連盟の日本支部もこの特区に誘致されており、魔術に縁が深い地域となっている。そのため、文京区は比較的術者人口が多め。
  • 港区
十三階段の第七段階位雛野家の現当主雛野平匡が議員として所属している特区。
また、十二門徒の直轄組織エスタブリッシュが設置されている。
元々港区には『港区貴族会』と呼ばれている有力な富豪達のコミュニティが存在するほど富裕層が多い。そのため十二門徒が表立って手を出しにくい土地であった。そのため、プリンケプスグループの傘下である『相星グループ』を表向きの筆頭として成立させた組織を介し十二門徒は権威を握るに至った。
『相星グループ』はホテル産業・アミューズメント事業において大きな力を握っており、港区に存在する高級ホテルやテーマパークは相星グループによって運営をされているものが多い。また、港区にある大きな劇場やコンサート会場はエスタブリッシュに所属する『四兵』の『ハート』の地位を受けている篠崎心音の実家が運営をしている。
相星グループは雛野家とは双璧を成す存在であるが、それでも古くから権力を持っている雛野家と比べると相星グループは劣っている。そのため時折相星グループは雛野家の支持者との対立で苦境に立たされることがある。
また虎ノ門にはアトラースの総本部が設置されている。

千葉
十二門徒の直轄組織煉獄會が設置されている県。
千葉ではかつて暴走族と暴力団、海外マフィアがはびこっていた。そんな状況を煉獄會は三つに分断されていた暴走族を暴力によって一つにまとめ上げ、暴力団もその武力で抑え込むことで煉獄會の戦力を固めながら、海外勢力の排除に一役買った。これが十年前の出来事にあたり、『鮮血の黙示録事件』で発生した変革の一部である。
現在ではプリンケプスグループに属している貿易会社が千葉に設置されている。
現在の治安は術者関係の事案はほぼすべてが煉獄會が引き受けている。それによって、千葉県における術者犯罪の発生率は低くなっている。というのも、大抵の犯罪者は千葉の煉獄會に喧嘩を売ろうとは思わないからである。
以上のことから、千葉に昔から住んでいる地元民達は煉獄會に大きな信頼を置いており、彼らを排斥する運動は一般人からは起こっていない。

神奈川
十二門徒大幹部直下の集団七公子の拠点が置かれている県。
しかし横浜だけは彼らが手を出せない地域となっている。というのも、バブル経済頃から始まった十二門徒排斥運動はこの神奈川でも発生しており、横浜が最も激しく排斥を断行した地域にあたる。横浜は現状複数のクランが統治をしている状況にあり、度々クラン同士の小競り合いも発生しているという。また複数クランが統治をしていることもありその体制は統制され切っていない。現状彼らを縛るものは、十二門徒を横浜から排除をする際に交わされた『鉄血協定』のみ。そのため、神奈川はかなりの緊張状態にある。
また、この現状と勢力図から十二門徒を神奈川から完全排除を画策されることもある。

埼玉
埼玉県には一部の地域に、術者という存在や魔法という頂上的な存在に関する情報その全てから隔絶された計画都市が設けられている。
これは非術者行政が術者行政と協議の上で行われている実験でもあり、埼玉のその地域はその最初の地にあたる。その地域では住民一人一人の行動が徹底管理され、外に外出する際には『県民カード』と呼ばれる身分証明書を持ち歩かなければならない。
つまり平たく言ってしまえば管理社会のプロトタイプである。

西日本

京都
五天院に所属している『竜道家』と『天花寺家』の本家がある県。
また十二門徒の直轄組織の一つである枝垂桜の拠点も設置されている。枝垂桜には古くから京都で名のある家系の術者が数多く属している。特に副棟梁である土御門晴哉は陰陽師の名門『土御門家』の現当主であり安倍晴明の転生者その人である。
また、彼によって京都全域に大結界が展開されており、この結界によって京都内において悪性が自然浄化されるシステムが構築されている。
京都は古来から術者が覇権を握ってきた地であるため、非術者と術者の間に溝はあまり存在せず、むしろ良好な関係を築いている。
魔術光線の分校も設置されており、京都校では陰陽師の卵が多く在籍していたりする。

大阪
五天院に所属している『六道家』の本家がある県。
また十二門徒の支部も設置されている。大阪の術者行政の実権は六道家が握っており、十二門徒はその運営の後押しをしている。ある意味千葉県の体制と似通っている体制を取っている。

南日本

沖縄
術者共生政治 (離島一部の地域は排他傾向あり)
日本最南端に位置する県。 第三次産業が活発で術者、 非術者問わず観光客で賑わっている言わずと知れた国内屈指のリゾート地。
かつては尚巴志を祖とする尚家が琉球王国を統治していた。 神女制度や祭政一致などの仕組みを採り入れ、どこの国よりも早く術者共生のシステムを社会的に取り入れた歴史もある。
しかし薩摩侵略や廃藩置県などの改革、 第二次世界大戦においての凄惨な出来事 、 アメリカ統治時代のいざこざ....他にも色々な出来事があり、 本州の政治に大勢の県民が不信感と嫌疑感を募らせた。 こうして生まれたのが尚家の子孫を首領としたコミュニティ 【海邦の守り人】 と沖縄の若者達が集う大規模自警団クラン【宝龍ヘズマ】 である。
そのためか十三階段・十二門徒などの上層部を快く思わない県民が多い傾向があり、一部地域では本州の従者を歓待しない所もある。
中でも 【海邦の守り人】 の影響力が凄まじく、 魔術連盟すら立ち入りできない程の権威があるらしい.....
そのため魔獣 (沖縄ではマジムン)の討伐は 【宝龍ヘズマ】 や 【海邦の守り人】が主に討伐を行っている。
魔術的な民俗学観点から見ると、 アミニズム信仰が根強く残っており、 離島の一部地域では秘祭や奇祭などが行われている (久高島のイザイホー、 宮古島のパーントゥ)
また本州と違い祓人の差別が少ない。 沖縄では女性の祓人の事をユタ (またはノロ) と呼び、 沖縄創世の神アマミキヨの加護を受けていると神聖視される事もある。 悪性による侵食現象が極めて遅いのも一つの特徴でもある。
余談ではあるが、 沖縄本島の南部・中部では海にまつわる神秘が強く、 北部では森にまつわる神秘が強い。
だが米軍基地の設立によって沖縄全域で神秘の力が薄まっており、 特に中部地域では著しく神秘の力が弱まりつつある。
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