世界を結ぶ大ゲート移動の方向が解放される祭りの期間。地球から異世界へ、異世界から地球へと。
それに合わせて世界各国で開催される祭の様子などをフリーダムに伝えます
※過剰なdisや行き過ぎた擁護は控えましょう。ルールとマナーを守ってE&E!
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【イストモス】
【】
【東の水都:長老の館】
「折角の祭りの最中に済まなんのぅ。実は折り入って頼みがあるのじゃ」
水に浸った部屋の中、肘立に持たれながらケルピーの長老が口を開く。目の前に佇むケルピーの女性が恭しく一礼する。
「此度の祭り、ドニーにて催される島一周競争に出走して勝利して欲しいのじゃ」
長老の言に目を丸くし驚くそのまま、言は続く
「何、心配することはない。水都の護り角【白閃】が協力してくれる。しかし白閃は乘獣としての扱いになる、なので乘り手が必要なのじゃ」
何故私なのですか?と口から出かけるのを掌を出し遮ると、長老は眉間に皺を寄せ苦々しく語る
「白閃が背を貸すのは汚れ無き乙女だけなのじゃ。祭りの今しがた、手すきの者達の中で…おらんのじゃ!年々年々付き合い始めただの見染められただの引っ掛けただの! …悪いことではないんじゃが」
水都の名を大
ゲート祭にて広める機会、都の現状を理解したケルピーは予め伝えられ持参した競泳水着を取り出す
「分かりました。セルケアーノ・メイル・イスガ、精一杯頑張らせてもらいます!」
【西イストモス片町】
イストモス、大
ゲートの所在地であるラタ城塞都市よりのんびりと旅して二日ほどして都の郊外に点在する町に着いた一家
実家で挨拶と土産話を続ける妻を残して広い畑に狗人の父と子が連れ立つ
「どうだ?学校のグラウンドよりも広いだろう?何よりこの
イストモスの風!」
「うん、父さん。何だかワクワクするよ!」
地球産まれであっても種族に根差す本能は健在であった
【東の水都】
イストモスゲートのある城塞都市ラタより遠い東の水都は祭りの喧騒とそう関係ないと思われていたが…
遠洋に浮かぶ影が徐々に近づいてくる
海中の巨影、鯨は水先案内人を務めるケルピーの集団に誘われ港へ向かう
未だ見たことのない風景に港で待つ人々がそぞろ沸き立ち始める
鯨であるならば見たことのある者もいるが、その魚体に町を備える鯨など誰しもが初体験なのだ
【オルニト】
【】
【村の市場】
大
ゲートから空のタクシーですぐの森の村。市場は観光客も混ざり盛況である
「串屋で食べてみたんだがね、予想に反して中々イケてたんだよ…おおこれこれ」
「成程、確かに。これなら地球のこれからの食糧問題を解決する糸口の一つになりそうですね」
「ただ、これくらい食べ応えのあるものは地球では中々…」
そう言うと男は丸々と大きく育った芋虫を生け簀から取り出し抱えて見せた
【スマホ症治療施設“鳥の家”】
オルニトの大自然の中、スマホやPCなどから離れ生活することで普通の生活に戻るのを支援する地球の病院協会と提携した鳥人やハーピーの村
良好な成果も多く出ていることから大
ゲート祭の間は治療目的以外のキャンプや課外授業などで訪れる層も増えたという
「うわぁ!風精霊がいっぱい!」「ふわふわだ~。すご~い」「口笛を吹いているだけなのに、どうして?どうして?」
森の広場で子供に囲まれて軽快に口笛を吹き鳴らすハーピーの翼や頭上にはどんどん風精霊が集まってくるのだ
「精霊さんにお願いするのに言葉はそんなに必要じゃないんですよ~。自分の気持ちを口笛に乗せて吹けば精霊さんが応えてくれるんです」
続々と口笛を吹き始める子供達にもあちらこちらから風精霊が寄って来る。大いにはしゃぐ子供達の輪。
「セニサ、そろそろ出発だけど、いいか?」
「はい!それじゃあ皆、精霊さんと仲良くね」
【マセ・バズーク】
【】
【黒殻村】
黒蟻人「これは苦労して狩った透団岩蟲からこさえた殻盾だよ?多少積まれても売る気はないよ?」
旅行者「うーん、でもこれバイクのフロントカバー代わりに良さそうなんだよなぁ欲しいなぁ。これでどうですか?」
そういうと旅行者はリュックよりキロ白糖を出す
黒蟻人「砂糖なんかに負けないっ!」
旅行者「それじゃあ奄美の黒砂糖も出します」
差し出された黒と白の甘味に思わず蟻人の表情が崩壊した
【ゲート前観光案内VR館】
月日と共に各地氏族の多様性が広がる
マセ・バズーク
大
ゲート祭で訪れる観光客の案内のため、椅子に備えた虫頭殻を被ることで情報粘菌とディルカカネットワークが作用し脳内で各地の風景を見ることができる
「というのは建前で実のところ装置を使っての生態演算連結が目的とか、神様ってのは怖いもんだな?シーヴ」
「しーっ!そういうことは思っても口に出しちゃいけないんですよ?! 体には害はないですしスムーズに知りたいものが見れてwinwinじゃないですか」
【エリスタリア】
【】
【秋季領東港】
大
ゲート祭で賑わう
エリスタリアに一層煌びやかな大艦が到着した
大娼艦ウィルヴァルディ号、ドニー七大海賊の一角【八首海賊団】その頭領パルジェリラの旗艦である
エルフと
ホビットが出迎える前、艦より降ろされた階段を艶めかしい触脚が進む
潮風によって振り撒かれるフェロモンは男女問わず気持ちを高揚させてしまう
「御用命のまま、来ましたわアンナ嬢。
エルフの方々へ直々の教育を御所望ということでしたね。珍しい御依頼ですが、精一杯頑張らせてもらいますわ」
「はい!よろしくお願いしますパルジェリラ様。
エリスタリアのサービスを一つ上のステージへと昇らせるため…御教授賜ります!」
【ミズハミシマ】
【】
【ツキヤマの宿】
静かな宿の縁側に老夫婦が座っている
耳を澄ませば林を抜ける風の音の合間に遠い海辺の波音が聞こえる
他の宿泊客の家族の子らと遊んでいるのであろう孫の歓声に頬を緩ませ、どこまでも透き通る青空を見上げる
日頃の激務や連絡の電波から解放される異世界のリゾートを体験した人や退職引退者がその後の人生の住処として異世界移住を求める声は年々高まっているという
【港町オトノマエ】
大
ゲート祭が始まってから三日に一度、正午を告げる天の真上の太陽神目掛けて海を割り龍神が空へと昇る
乙姫にどう頼まれたかは誰も知るところではないが、
ミズハミシマを訪れる観光客には大盛況の“海割り”イベントである
【ミズハミシマ港町 アリョーシャ厩舎】
大
ゲート祭の間は大々的に異世界や地球から旅行者がやってくる
ゲートフェリーの着く港町からは
ミズハミシマ各地への便が多種多様あるが、この時期はどこも多忙に繁忙である
アリョーシャ「羽毛竜を集め育てての飛行便は大成功なのだわ。一羽の先導がいれば物覚えも良くなって統率も取れるようになったのだわ」
瑪瑙「おいおい…そうは言ってもこいつはちょっと…」
イスズ「ワナヴァン、どうしちゃったの?!」
ワナヴァン「羽毛竜は皆わたしの命に従うのだわ間違いないのだわ。次は第三便が広場で待機するのだわ」
羽毛竜達「くるっくー」
瑪瑙「こいつ、命令してばっかで飛ばなくなったんだろ?!ぶくぶく肥えてやがる!」
イスズ「ねぇ、ワナヴァンがこんなことだとドニー一周レースの参加…難しくない?」
ワナヴァン「あくせく働く時代は終わったのだわ。時代は頭脳労働なのだわ。豆が美味いなのだわ」
【ラ・ムール】
【】
【都 賭場】
招き賽、穴鼠競争、弾けくじなど多くの賭け事が連なる大賭場
そもそも賭場というのはなんやかんやで胴元に儲けが入るように出来ているものなのだが…
店員「店長大変だにゃ!客が想像以上に入って賭けの率が崩壊しかけているにゃ!」
店長「にゃん…だと!?」
大ゲ祭の旅行客は異種族のみならず人間の旅行客も年々増え続け、観光地の想定をどんどん破壊しているようだ
【国内某所 砂漠のド真ん中】
????「まぁこうして今年も例によって例の如くお客様が来たわけだが」
???「てへへ・・・今年も来ちゃいました。昔の世界にお邪魔しまぁす」
????「俺も若い頃は似たような事をさせられたもんだが・・・御苦労なことで」
???「ホントですよぉまったく。一か月行方不明で休学ってけっこうキツいんですよ?」
????「文句は俺に言われても困る。何十年後か知らんが、帰ってからクソ太陽にぶつけてくれ」
日中の砂漠で着用するには防寒性甚だしい姿のひとりの猫人男性と、明らかに場違いな日本某所の学校指定のブレザーを着用したひとりの異世界人女性が、並んで砂漠を歩く。
????「さて・・・今年はドニーのほうが賑やかなようだな。行くなら宜しくやっとくれ」
???「ことしも一人で昔観光ですかぁ・・・とりあえず、ドニーのほうにいってみます」
それじゃあタマちゃんお願いね、という女性の言葉に合せて獰猛な虎が姿を現し、女性は虎に跨り砂漠を駆けていく。
????「やれやれ、大ゲ祭巡りは俺の担当じゃなくなっただけマシとはいえ、毎度毎度大変だこりゃ」
肩をすくめて猫人は浮かび上がり、王都へ向けて飛び立っていく。
【大延国】
【】
【グライフリッター屯所】
数頭のグリフィンが寝そべる奥で
ドワーフ達が次々にジョッキを空にし談笑している
「そういや
ゴブリン飛空艇団の連中から聞いたんじゃがの」
「なんじゃなんじゃ?」「まーた雲の影を竜と見間違えたの何だのじゃろ?」
「いやいや。何やら大
ゲート祭でドニーで一等速いモンを決めるレースをするらしいんじゃ。どうじゃろ、グライフリッターの名を轟かす良い機会じゃないか?」
「むむ、何やら血が騒いできたぞい!」「そうなるとウチらの中で一番速いのが出向くのが良いな!」
【門市城への街道】
大延国
ゲート所在地である門市城の大
ゲート祭賑わいは年を追うごとに大きなものになっている
今年も多くの人々が大延各地から
ゲートへと向かっている中で山のような巨影が地鳴りをあげながら街道を進む
「料山泊だっ!」「移動する食塞!初めて見ただよ」「門市城に向かっているのか??」
巨大な亀。その甲は村一つ分はあろうかと大きさ。その上には何百何千という屋台や店が連なり重なりまるで城塞
「祭りで浮かれている連中に俺達の料理をガツンと食らわせてやるぜ!」「門市城が見えたぞー!」「よーし、おめえらあまり揉め事は起こすなよ!?」
行く先々で料理勝負だ賭けだ何だと役人沙汰が絶えない料山泊だが、市城の軍一つ程度では止めることすら出来ない熱と勢いを持っているのだが…
「何だ?…進む先に何か立ってやがる」「ありゃあひょっとして…」「金羅だ!金羅がでたぞー!」「うわぁっ!こっちに向かってくる!」「食材を倉庫から全部出せ!一気に食わせて満足させなきゃ米の一粒まで食い尽くされるぞーっ!」
【大食祭:予選会場】
年を重ねる毎に参加者も規模も大きくなっていく大延国名物食の祭典
参加者の増加から各所の予選会場も増え、推しや注目の参加者や店を見学するのがウリになっている
「ねぇユーノジ、あの二人なんだか旗色悪くあらへん?」
「そりゃあ祭り目指して精進してるのはマオとローランだけじゃねぇからな。大延の料理界隈がどんどん発展してるってこったな!」
【クルスベルグ】
【】
【山中鍛冶工房通り】
シャフトから送られる歯車の回転音と炎が鉄を焼き上げる音が響く
ドワーフ「3000度?そりゃどんだけの熱なんだ?」
客「はい。この温度計に表示されますので、この精錬鉱を中と内から3000度で熱し打って下さい」
ドワーフ「まぁやるだけやってみるさ。それで触媒ってやつが出来上がるんだな?」
客「はい。状態はこちらで確認していますので、親方は打てるだけ打って下さい」
ドワーフ「よっしゃ。じゃあワシが良いと言うまで炎で包んで熱してくれ。やるぞ!」
火精霊「ガッテン!マカセロ!」
【ドニー・ドニー】
【】
【ドニー一周レース会場】
ネモチー「さてさて、大枠は決まったがどう走ってもらうかね」
ラウダフル「空、海上、海中。乗り物でレースを分けるか?」
オルチ「面倒くせぇ!全部まとめて一回で決めちまえ!全てひっくるめて一番速ぇヤツが一番偉ぇんだよ!」
ネモチー「まぁそれも一興か。大体公平になるような障害物やら準備するかね」
【ドニー・ドニー 南部交易港】
ラニ「ではでは予定通りに月の半ばにレース開始ということでよろしいですか?」
ネモチー「そうだな。半月もあれば大
ゲート祭でやってくる連中も興味を持って参加登録するだろうしな」
ラウダフル「ドニー伝統の世界一周もドニー一周に…なるか。まぁ祭事のレースが決着するのに一年かかるのもどうだろうとは思っていたが、伝統も時代と共に変わりゆくものか」
オルチ「そもそも根性の無ぇ野郎共が多すぎるんだ。ここ数年は一年以上かかるか戻ってこれねぇとか不甲斐無さすぎる!」
ラニ「落ち着いて落ち着いて下さい。島一周なら一日内でゴールしますし、参加する人も観客にも熱が入るってもんです」
ネモチー「記念すべき第一回だ、ここは俺の仕切りでやらせてもらうが…いいか?」
揃った一同が頷く
ラニ「うぇへへへ。シノギのニオイがします!」
【スラヴィア】
【】
【地下大迷宮】
スラヴィアの地下に広がる巨大レジャー迷宮は年々その規模を拡げている
巨大な毛むくじゃらから生える数本の腕に捕らえられた数名の迷宮挑戦者はじたばたと暴れる
「くそっあんな見え見えの落とし穴に落ちるなんて!」「足を引きずり込まれたと思ったら…放せぇ!放せショ@カー!」「何が起こるというんです?」
毛むくじゃらの上に座る長い長い髪のオーバーオールの少女はそれらを見下ろし悪魔的な笑みを浮かべて応える
「ふふふのふ。あなたたちにはこれから迷宮でミスしたペナルティを受けてもらいますのです。…あれを見てください!」
少女には似つかわしくない大きな獣腕が指示した先には、広く高い空間に伸びる巨大な軸とそこから無数に伸びる枝棒を押し回る無数の影が
「復帰時間が来るまでの間、みなさんにはアレを回し続けてもらいますです!」
【新天地】
【】
【ニシューネン市から東の東】
人間の隊列。某国から
ゲートフリーを利用しての
新天地入り、東へと進む
途中、他国の開拓団のキャンプ地を通る。「準備万端で自信はあったんだろうけど、自分らだけでやるのはよしとけと言ったんだけどね。案の定半年くらい前から音沙汰がなくなってね」
到着した地は同志達が開拓しているはずであったが、荷物機材や建物の残骸が散らばっているだけだった。これでは連絡など来るはずもない
抜本的な対策が必要と実感した一団は国への帰路に発つ
【ニシューネン市 星教会・孤児院】
「市長も太っ腹さね。子供らの地球旅行の費用を出してくれるなんてね」
「ほらほら皆揃ったかぁ?出発じゃけん並ぶんじゃ」
「でぃずにーらんどっていってみたい!」「すとーんへんじをけんがくしたいなぁ」「どいつで肉ミミズじゃないういんなーたべたい!」「USJ!USJ!」
「アニーちゃんでーす!」「アニーちゃんでーす!」「アニーちゃんでーす!」
海賊帽に花一輪咲かせたスラヴィアンの少女が幾重にも重なり並び歓喜の合唱
「あれれ?アニーちゃんまたふえてる」「さいきんてんきがよかったから?」「いっしょにりょこういこー」
「あぁもう面倒だ、もう皆まとめて行くよ!
ゲートをくぐるまでに最初の行先を決めておくんだよ!」
【地球・その他地域】
【】
【ベルリン・酒場歌合戦会場】
大
ゲート祭に合わせて店の外まで天幕を広げた大酒場に設置された舞台で続々と歌自慢喉自慢が持ち味活かした歌を披露する
地球異世界問わずあちこちからの観光客や飛び入りも参加しての大賑わいである
狗人姉妹を合いの手と演奏に引き連れて、東イストの民族衣装をまとう
ケンタウロスの少女が高らかに歌を空に舞い上がらせる
そろそろ午後の陽の傾き始める酒場の熱気と歓声は未だに冷める気配はない
【イギリス 異世界向け土産屋】
カスミ「メイド服みたいに特別な様式の物じゃない、いつも着るような服でも素晴らしいものがあるんですよ姫様。民族衣装って言うんですけども」
イツクシモ「それは楽しみだ!店員さん、一つ私に見繕ってはくれないか?」
店員が導くままに着替え室へと入り、用立てられた衣装を着るイツクシモ
イツクシモ「革、毛、鋲、鉄…」
店員「お客様、素晴らしくお似合いですよ!まるで現代に蘇ったヴァイキング!」
カスミ「チガウチガウソウジャナイ」
【未踏破領域:極重力帯】
曇天暗雲晴れることなき身の潰れる重力が常に降り注ぐ辺境
普通の生物は生存すらできず、硬鉱小人や岩盤生物がまばらにいるだけである
とても硬い小人「あらま珍しいこともあるもんだ。突然目の前に人が現れて潰れちゃっただよ」
ディエル「んぎぎぎぎぃ!潰れてるがまだ大丈夫っだっ! くそっ!今度の試練も一段と厄介だ!」
毛玉『ミニニャス!』
ディエルに付き従う霊獣は重力の負担を減らすために小石程度まで小さくなっている
ディエル「しっかしこの重さの原因は一体何なんだ!?」
とても硬い小人「言い伝えだと雲の上ででっかい鳥が何かしてるって話なんだけんども…」
ディエル「よし。それとっちめよう」
【チベット 崑崙ゲート施設】
「各国各地の
ゲートを巡って見ましたが、今から崑崙
ゲートとその周辺の開発に注力しても交流の進んでいる国には追いつくことはできない、という結論になりました」
「ロシアなどは強引にでもシベリア
ゲートの大々的運用を計画しているようですが、コスト倒れは火を見るより明らかでしょうな」
「では政府会議の決定通りに最低限の監視を継続し管理権は我が国家が保持するということで…地球での実質的領土拡張を進める方向で決まりですね」
【アメリカ:某州SWAT訓練施設】
市街地を模した戦闘訓練場に怒号が轟く
車陰から鬼人の巨体、その背中を狙い半身を覗き構える隊員
しかし銃声が響く前に10数メトルの間合いを地砕く跳躍で一瞬で詰めた青鬼人はそのままアサルトライフルをもぎ取り未だ車陰で待機していた数人諸共薙ぎ払った
青鬼師匠「うぉっそいわ!獲物を抜く即攻撃!即じゃ即!」
青鬼師匠「武器は力ぞ!しかし奪われれば瞬く間に脅威になる!振るう前に覚悟を決めとかんかい!」
隊員「サー!イエッサー!」
SWAT隊長「状況終了!一時休憩にする。各員休め!」
大
ゲート開放以来、各国の諜報員などの活動の結果か、地球側から異世界の有力者などに様々なオファーがかかるようになった昨今
ミズハミシマにて治安戦闘部隊と目されている“刀狩”で実質、実戦部隊の長を務める青鬼師匠には軍や民間問わず多くの訓練指南の依頼が来ているという
青鬼師匠「よいか?敵は見本通りに動くと思うな!眼前の敵をしかと…と、ふがふが」
突然筋骨隆々であった巨体がみるみるうちに萎んでいき、あれよあれよという間に枯れ折れそうな老人に変貌してしまった
SWAT隊長「むむ!マスターオーガの熱が冷めてしまった。休憩所にお連れしろ!」
青鬼師匠「ふがふが」
【パリ世界農耕促進会議】
大
ゲートの行先がフリーになる祭りの間、普段は費用や移動手段の難しさから行きたくても行けなかった国などに向かう人々は多い。
ケンタウロスという食糧事情が重荷になる種族、それらを束ねる国の長“マリアンヌ”は祭りの期間中に異世界地球問わず様々な会議に出席、見学するのである。
様々な意見の飛び交う会議の外周にて見学席から真剣に見聞きし思案するマリアンヌ。
「経済と競争原理はあらゆる発展に通じる…しかしそれは働く民達に枷を強いることになるのではないでしょうか」
「見て聞いて、お悩みなさい。民を国を思いその先に出た答えはきっとより良き未来へと続く道を照らし出してくれるでしょう」
室内であるはずなのに東風が吹き通り花の香がした、様に感じた。
「その道が今よりも厳しい道程であっても、ですか?」
「先を進む貴女自身の一歩一歩を信じなさい。そうすれば隣続き歩く皆も道先を信じることが出来るでしょう」
気品と温かさを讃える誰かも分からぬ
エルフの笑顔。
しかし、それはマリアンヌの中でとても大きな自信と勇気に繋がったのであった。
- 余裕ないけど伝えますなら参加できるぞぉ -- (名無しさん) 2020-06-02 00:47:31
- 久々のラニ! -- (名無しさん) 2020-06-03 21:49:42
- やっぱコメは書き込めるがwiki編集ができん。会社のPC腐ってやがる -- (名無しさん) 2020-06-06 19:08:49
- まさかのセニサ登場!シリーズ途中の出来事とも、未来の出来事とも想像できるナイスな一幕 -- (名無しさん) 2020-06-08 01:13:28
最終更新:2020年07月24日 02:21