取り扱いについて:冒険の最大のボスとなる単独クリーチャーを守らせる。30レベル・キャラクターは、ともすれば単独クリーチャーさえ1ラウンドのうちに斬り伏せてしまうことがあるが、少なくとも1ターン、ボスに行動させれば、ボスの恐ろしさをゲーム的に表現することはできるだろう。この罠はかなり高難度に設定しているため、レベル30以上のクリーチャーが登場する遭遇、またはそうしたクリーチャーの居城にのみ配置するくらいにしたい。そのうえで、以下のような下方修正をかけるのもよい:ブレインウォッシングは1回ずつしか使わない、抵抗を削除する、後効果を削除する、ヒット・ポイントを減らす。
この守護球は神秘の魔力によって“あるじ”とつながり、その受けるダメージを肩代わりする。
難易度42の〈宗教〉または〈魔法学〉に成功したキャラクターはこの罠を識別できる。
永劫の守護球
レベル30 精鋭 罠 物体
感知:自動的に気付く イニシアチブ+15
hp:260
AC38; 頑健38、反応40、意志――
抵抗:すべてのダメージ10
完全耐性:[死霊]、[精神]、[毒]、強制移動、すべての状態、継続的ダメージ
▼特徴
マジック・バンド/魔術的絆
この守護球は特定のクリーチャーと魔法的な絆を持ち、あるじとする。
クリーチャーは1時間の儀式を行い、〈魔法学〉判定を行うことで球のあるじとなる
ことができる。前のあるじとの絆が残っている場合、(そのあるじの〈魔法学〉判定
の結果+5)以上であれば、絆を上書きすることができる。
▼標準アクション
(遠隔)ブレインウォッシング/洗脳◆無限回
効果:以下の攻撃を2回行う。
攻撃:あるじと敵対しており支配状態でない、疑似視覚20内のクリーチャーから
ランダムに選んだ1体; +34対“意志”
ヒット:目標は支配状態になる(セーヴ・終了)。
後効果:目標は幻惑状態になる(セーヴ・終了)。
▼トリガー型のアクション
プロテクティング・マジック/守護の魔術◆無限回
トリガー:20マス以内にいるあるじが攻撃のヒットまたはミスを受けた。
効果(アクション不要):守護球はあるじの代わりに、あるじが望まないすべての
ダメージと効果をこうむる。そのうえで、あるじを2マスまで横滑りさせる。
▼対抗手段
◆無効化:難易度32の〈魔法学〉判定。3回成功すると、この守護球は魔力を失い、
機能しなくなる。成功かつ42以上:成功回数に関係なく、即座に守護球は魔力を
失う。この判定を行うキャラクターの味方は、〈宗教〉、〈盗賊〉、〈魔法学〉
のいずれかを用いて援護を行える。
◆取り外し:難易度32の【筋力】判定(標準アクション)。成功したクリーチャーはこの
守護球を台座から力ずくで引きはがす。引きはがされたオーブは持ち運び可能な
物体となる。引きはがされても守護球は機能を続ける。この判定を試みるたび、
オーブはフリー・アクションとして、判定を試みたキャラクターに対して即座に
ブレイン・ウォッシングによる攻撃を1回だけ行う。
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