「ミツビシより発売! 陸上兵器の決定版! 安心の帝國ブランド!」
「陸上の王者 チハ-90A3の登場!」
「あらゆる戦車を撃破可能な90mm砲!」注 帝國主力戦車を除く
「弾種は帝國で使用されている脱落式装弾筒付翼安定徹甲弾もご用意いたしました」
「強化された最大40mmの装甲は全周囲で30mm弾の直撃も防ぎます!」注 複合装甲の場合 ただし上面装甲は除く
「追加された自己爆発装甲により対戦車噴進弾の攻撃をカット!」注 完全に防げるとは限りません
「700馬力の高出力であらゆる地形を踏破!」
「高精度の自動標準システムと砲塔自動制御により瞬時に攻撃可能!」
「オプションで師団間統合指揮システムも!」
「既存のチハからのアップデートプランもご用意!」
「歩兵支援に! 対戦車任務に!」
「導入訓練は帝國陸軍の精鋭がサポート致します!」
「陸上の王者 チハ-90A3の登場!」
「あらゆる戦車を撃破可能な90mm砲!」注 帝國主力戦車を除く
「弾種は帝國で使用されている脱落式装弾筒付翼安定徹甲弾もご用意いたしました」
「強化された最大40mmの装甲は全周囲で30mm弾の直撃も防ぎます!」注 複合装甲の場合 ただし上面装甲は除く
「追加された自己爆発装甲により対戦車噴進弾の攻撃をカット!」注 完全に防げるとは限りません
「700馬力の高出力であらゆる地形を踏破!」
「高精度の自動標準システムと砲塔自動制御により瞬時に攻撃可能!」
「オプションで師団間統合指揮システムも!」
「既存のチハからのアップデートプランもご用意!」
「歩兵支援に! 対戦車任務に!」
「導入訓練は帝國陸軍の精鋭がサポート致します!」
そんな見出しが躍るパンフレットを眺めながらゴンザレス8世は悩んでいた。
「税収が3億帝國円で1台辺りの改修価格が3000万帝國円・・・」
「何を悩んでおられるんです!隣国のボンジュール侯爵は既に100台も導入したのですぞ!」
陸軍大臣のピエール伯爵が大騒ぎする。
ゴンザレス王国は中小国だった。大国なら数万台揃えられる物も買う事自体至難の業だ。
「何を言うか! 昨年も貴殿が大騒ぎしてアリサカ-24式とナンブ62式を買ったばかりではないか!」
財務大臣のロエニー男爵が切れる。
「あれは歩兵装備だ! 対抗上導入せねば周辺国に・・・」
「戦争で滅ぶ前に財政で滅ぶわ!」
「しかし買わないわけにもいかん!」
「ダムはどうするんだ!?」
農水大臣のエリック男爵が噛み付く。
「・・・・いっその事、やめようか改修 誰も攻めてこないし」
ゴンザレス8世がボソっと言った一言に全員が固まる。
「それでは180年の歴史を誇るわが国の誇りはどうなるのですか!」
「大体国王陛下は主君としての誇りがかけている!」
「やはり甥のトンザレス公爵を国王にしたほうが良かったのでは?」
「だが、このままでは周辺国に遅れをとることに・・・」
「誇りを失って何が貴族か!」
「現実を無視しては・・・」
議場は大騒ぎになる。
「税収が3億帝國円で1台辺りの改修価格が3000万帝國円・・・」
「何を悩んでおられるんです!隣国のボンジュール侯爵は既に100台も導入したのですぞ!」
陸軍大臣のピエール伯爵が大騒ぎする。
ゴンザレス王国は中小国だった。大国なら数万台揃えられる物も買う事自体至難の業だ。
「何を言うか! 昨年も貴殿が大騒ぎしてアリサカ-24式とナンブ62式を買ったばかりではないか!」
財務大臣のロエニー男爵が切れる。
「あれは歩兵装備だ! 対抗上導入せねば周辺国に・・・」
「戦争で滅ぶ前に財政で滅ぶわ!」
「しかし買わないわけにもいかん!」
「ダムはどうするんだ!?」
農水大臣のエリック男爵が噛み付く。
「・・・・いっその事、やめようか改修 誰も攻めてこないし」
ゴンザレス8世がボソっと言った一言に全員が固まる。
「それでは180年の歴史を誇るわが国の誇りはどうなるのですか!」
「大体国王陛下は主君としての誇りがかけている!」
「やはり甥のトンザレス公爵を国王にしたほうが良かったのでは?」
「だが、このままでは周辺国に遅れをとることに・・・」
「誇りを失って何が貴族か!」
「現実を無視しては・・・」
議場は大騒ぎになる。
「ちょっと待って頂きたい!」
外務大臣のドルニエ伯爵が声を張り上げる。
「なんだねドルニエ伯爵?」
外務大臣のドルニエ伯爵が声を張り上げる。
「なんだねドルニエ伯爵?」
「そもそも帝國が販売を許可するかどうか」
「・・・」
無駄な議論をしていた事に気づいた閣僚達は黙り込んだ。
「で、チハの改修をどうするかだ」
話は完全に振り出しに戻るのだった。
「・・・」
無駄な議論をしていた事に気づいた閣僚達は黙り込んだ。
「で、チハの改修をどうするかだ」
話は完全に振り出しに戻るのだった。