自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた@創作発表板・分家

131 外伝20

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944 :名無し:2008/03/24(月) 20:04:16 ID:Ajfljf260
ここで短編投下です。
レブンワースの陸軍大学にある部屋に二人の男がいた。二人とも嬉しそうな表情をしていた。
なぜなら、ついに前線に行く命令が出たからである。
「いよいよだな、モーデル。」
「ああ、そうだな。チュイコフ。」
この度の北大陸への攻勢作戦のために、ついに二人も前線に赴くことになったのである。
二人に割り当てられた役職は軍団長だったので、転移以前に軍司令官をしていたことのある二人にとって、明らかな格下げ人事であったが、退屈をかこっていた二人にとって、それは全くどうでもいいことであった。
二人の役職は、それぞれ第37軍団長、第38軍団長であった。上級部隊は第14軍である。
この第14軍は元々、欺瞞用として作られたものであるが、この度正式に編成されることになったのである。
なぜ、正式に編成されることになったかは、今でもはっきりとは分かっていないが、一説にはこの部隊の主力となった兵士が原因であるといわれる。
すなわち、この部隊の兵士の三分の二が南世界の人間で占められていたのである。
これは南世界の人間の米軍の戦術を伝達するという目的のためであった。残りの三分の一も在米外国人及びアジア出身のマイノリティーの志願者で占めらていた。
なお、そのためか司令官は日本陸軍出身の石原莞爾が大将に昇進して就任することになった。
以下は、第十四軍の編成表である。
アメリカ第14軍
司令官:石原莞爾大将
参謀長:ウォルトン・ウォーカー中将
第37軍団
軍団長:ヴァシーリー・チュイコフ中将
第10山岳師団 
第十五空挺師団
第75レンジャー連隊
第38軍団
軍団長:ヴァルター・モーデル中将
第34師団
第61師団
軍直轄
第18機甲師団
この部隊の任務は北大陸侵攻作戦時の予備兵力となることと、南大陸人に、アメリカ式の軍事教育をすることであった。
そのような事情で規模は僅か五個師団と小さかった。だから、後にこの部隊が大活躍することになろうとは誰も思ってはいなかった。
だが、しかし、予想以上の活躍をこの部隊はすることになるのであった。
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