「ようやく銃声がおさまりましたね……」
会場南部、オフィス街。
警察署を数ブロック先に望むカラオケボックスで、四宮かぐや(まんが版)は油断の無い目つきで景色の端から端まで見ると拳銃を一つ手にとって店を出た。
警察署を数ブロック先に望むカラオケボックスで、四宮かぐや(まんが版)は油断の無い目つきで景色の端から端まで見ると拳銃を一つ手にとって店を出た。
自分のスマホで時間を計ること既に1時間以上、彼女はこのカラオケボックスに籠城していた。理由は簡単、弱井トト子の乱射した銃弾や銃声や、それによって同じように発砲した参加者を恐れてのことである。
オープニングの会場で橋本環奈似の自分のクローン、あるいはドッペルゲンガーと出会った彼女がパニックから立ち直り普段の調子を取り戻すと、真っ先の方針として『警察に行く』こととした。
どう見ても警察ごときでどうにかできる事案ではないのだが、冷静に考えるとどうしようもない。首にいつでも殺せる機械を着けられているのだ。これはいわゆるデスゲーム、脱出の方策など無い。
ではなにもしないかというとそれもNO。結末の変わらない無駄なあがきだろうが、それなら逆に開き直ってものを考えられるというものだ。とにかく一分一秒でも長く生き残る。そうすれば何か妙案も出てくるだろう。なにせ今のかぐやはこの場に誰が参加者として巻き込まれているかもわからない状態。色々と考えなくてはならないことが多いのはわかっているが、それならまずは手がかりを集めてからだろう。
というわけでまずは他の参加者が集まりそうな警察署に行くことにしたのだが、そこで聞こえてきた銃声にビビって今まで立ち往生である。元々開き直って手に入れた冷静さ、何かあれば簡単に折れる。
とはいえそこは四宮かぐや、待ち時間を有効活用して会場の文字の解読に成功していた。それは期せずして彼女が愛する完璧で究極の生徒会長、白銀御行と同じキーボードと照らし合わせるというものだ。
自分の持つスマホと会場に放置されていたスマホを並べれば一目瞭然。そして文字が分かればそのスマホを使って最寄りの警察署を調べるのも簡単だった。自分のスマホで警察署と入力する時と同じ操作をすれば後は位置情報と合わせて最寄りの警察署までのルート案内だってしてくれる。文明の利器を使いこなす彼女はやはり天才か。
オープニングの会場で橋本環奈似の自分のクローン、あるいはドッペルゲンガーと出会った彼女がパニックから立ち直り普段の調子を取り戻すと、真っ先の方針として『警察に行く』こととした。
どう見ても警察ごときでどうにかできる事案ではないのだが、冷静に考えるとどうしようもない。首にいつでも殺せる機械を着けられているのだ。これはいわゆるデスゲーム、脱出の方策など無い。
ではなにもしないかというとそれもNO。結末の変わらない無駄なあがきだろうが、それなら逆に開き直ってものを考えられるというものだ。とにかく一分一秒でも長く生き残る。そうすれば何か妙案も出てくるだろう。なにせ今のかぐやはこの場に誰が参加者として巻き込まれているかもわからない状態。色々と考えなくてはならないことが多いのはわかっているが、それならまずは手がかりを集めてからだろう。
というわけでまずは他の参加者が集まりそうな警察署に行くことにしたのだが、そこで聞こえてきた銃声にビビって今まで立ち往生である。元々開き直って手に入れた冷静さ、何かあれば簡単に折れる。
とはいえそこは四宮かぐや、待ち時間を有効活用して会場の文字の解読に成功していた。それは期せずして彼女が愛する完璧で究極の生徒会長、白銀御行と同じキーボードと照らし合わせるというものだ。
自分の持つスマホと会場に放置されていたスマホを並べれば一目瞭然。そして文字が分かればそのスマホを使って最寄りの警察署を調べるのも簡単だった。自分のスマホで警察署と入力する時と同じ操作をすれば後は位置情報と合わせて最寄りの警察署までのルート案内だってしてくれる。文明の利器を使いこなす彼女はやはり天才か。
「右良し、左良し、右良し。さあ行こうぜ……!」
問題はその頭脳について来れない精神。今までその社会的地位から大人の悪意というものは見てきたという自負があっても、だからこそ鉛球飛び交う場所に足を踏み入れるのには並人以上の恐怖を感じる。それでも前へと踏み出す。恐れはするがそれでも何某かの行動をするのがかぐやだった。そしてその行動力が出会いを呼ぶ。
(会長! じゃない……銀髪の男性でしょうか。)
つい身長が高くて髪色が明るいと白銀を思いつなげてしまうが、すぐに全く似ても似つかないと気づいた。男は帯刀した銀髪、風貌が気になるがその首には首輪、つまりは参加者だ。パッと見ヤクザだが、結局はかぐやと同じく首輪を着けられている立場。ものすごく怖くて話しかけたらヤバい感じがプンプンするが、いざとなれば口でも銃でもどうとでもしてみせるとここの中で意気込んで話しかけた。
「失礼します──」
かぐやが言い終わるより先に、男は振り返った。一瞬たじろぐ。男の眼光はまるで人でも殺したかのように鋭く、どう考えても関わってはいけないタイプだ。だがそれも想定内、かぐやは言葉を続けようとして、「頬に十字傷のある男を見たか?」男の言葉に遮られた。
「いえ、貴方が初めて会った方ですが……あ、ちょっと!」
男は元見ていた方を一瞥すると、かぐやの横を通り抜けて猛然と走り去った。
これにはかぐやも調子を崩さざるを得ない。まさかあの風貌で、後ろから話しかけられたら人に会ったか聞くだけ聞いて走り去るとは予想できなかった。そして男の速さ。オリンピック選手のような猛ダッシュに追いかけるという発想など出ることはなく、ただ見送るしかない。
だがかぐやが男について考えるよりも先に、考えなくてはならないことは背後からやってきた。
これにはかぐやも調子を崩さざるを得ない。まさかあの風貌で、後ろから話しかけられたら人に会ったか聞くだけ聞いて走り去るとは予想できなかった。そして男の速さ。オリンピック選手のような猛ダッシュに追いかけるという発想など出ることはなく、ただ見送るしかない。
だがかぐやが男について考えるよりも先に、考えなくてはならないことは背後からやってきた。
「■■■■、■■■■!?」
「……ラテン語?」
「……ラテン語?」
音を聞いて振り返ると、泥にまみれた服を着たイケメン──アスモデウス・アリスが背後にいた。
話は30分ほど前に遡る。
アスモデウス・アリスと竈門禰豆子の戦闘は、アリスの優勢で進んでいた。
アスモデウス・アリスと竈門禰豆子の戦闘は、アリスの優勢で進んでいた。
「無駄無駄無駄ァ! これが人間の血というものかっ!」
「……っ!」
「……っ!」
アリスに殴り飛ばされ、禰豆子の顔が歪む。炎を纏った拳で焦げた肌はすぐに再生するが、その息は荒い。
サイコロステーキ先輩の血を飲み悪魔としてのギアが上がったアリスは、先ほどまでの醜態が嘘のように禰豆子を追い詰めていた。
人間の血はアリス達悪魔にとって値千金、力が漲り魔力が迸りキャラがどっかに行く。それはさながら稀血を飲んだ禰豆子たち鬼と同じ理屈だ。
サイコロステーキ先輩の血を飲み悪魔としてのギアが上がったアリスは、先ほどまでの醜態が嘘のように禰豆子を追い詰めていた。
人間の血はアリス達悪魔にとって値千金、力が漲り魔力が迸りキャラがどっかに行く。それはさながら稀血を飲んだ禰豆子たち鬼と同じ理屈だ。
「しいっ!」
「ぐっ……むうっ!」
「温いっ!」
「ぐっ……むうっ!」
「温いっ!」
アリスの手刀が頸に迫り、ギリギリで両手をクロスさせガードする。腕への痛みのすぐ後に走ったのは、喉下への突きに纏わされた炎の熱だ。
血と冷や汗を滝のように流しながら禰豆子は焦る。今までもそうだったが、今回の敵は輪をかけて強い。まるで勝ち目が見えない。さっきまでとはまるで別人だ。その理由はわかっている。禰豆子が助けられなかった鬼殺隊の血を飲んだからだ。
かすかにサイコロステーキ先輩に目線をやり、かすかに目を伏せる。それが隙となりアリスに蹴飛ばされる。サイコロステーキ先輩への負い目と合わせて禰豆子の動きは精彩を欠く。実際はサイコロステーキ先輩は勝手に自殺しただけなのだが、そんなことを彼女が知る由は無い。今はただ、自分が殺されないようにするのが精一杯だ。
ゴロゴロと地面を転がる。首輪から嫌な音がした。
血と冷や汗を滝のように流しながら禰豆子は焦る。今までもそうだったが、今回の敵は輪をかけて強い。まるで勝ち目が見えない。さっきまでとはまるで別人だ。その理由はわかっている。禰豆子が助けられなかった鬼殺隊の血を飲んだからだ。
かすかにサイコロステーキ先輩に目線をやり、かすかに目を伏せる。それが隙となりアリスに蹴飛ばされる。サイコロステーキ先輩への負い目と合わせて禰豆子の動きは精彩を欠く。実際はサイコロステーキ先輩は勝手に自殺しただけなのだが、そんなことを彼女が知る由は無い。今はただ、自分が殺されないようにするのが精一杯だ。
ゴロゴロと地面を転がる。首輪から嫌な音がした。
「獲った──なにっ!?」
アリスの驚く声が熱とともに禰豆子に届く。彼に唐竹割りにされる寸前に禰豆子は体を小さくすることで致命傷を避けた。
危機一髪の生存。だが禰豆子にはまるで安堵の気持ちはなく、むしろいよいよ追い詰められたという心境だ。体を小さくすることは的を小さくすることであるため逃げることには役立つが、筋力もリーチも劣ってしまう。今狙われれば次は頸を斬られる。その確信がある。
危機一髪の生存。だが禰豆子にはまるで安堵の気持ちはなく、むしろいよいよ追い詰められたという心境だ。体を小さくすることは的を小さくすることであるため逃げることには役立つが、筋力もリーチも劣ってしまう。今狙われれば次は頸を斬られる。その確信がある。
「…………!」
「…………」
「…………」
ジリジリと睨み合う。不意にアリスが火球を放ち、それを身を低くして禰豆子は躱す。とその眼前にアリスの手刀が迫り、目が、耳が、鼻が潰された。
火球を目くらましにしての下段への攻撃、それが禰豆子自身もしゃがんだことで顔への攻撃と化した。慌てて頸をガードする。五感のうち三つが瞬く間に潰された。再生するまでの時間を稼がなければ殺られる。禰豆子は必死になって無茶苦茶に駆け回った。何度も木にぶち当たり、気がついた時にはアリスの姿は消えていた。
火球を目くらましにしての下段への攻撃、それが禰豆子自身もしゃがんだことで顔への攻撃と化した。慌てて頸をガードする。五感のうち三つが瞬く間に潰された。再生するまでの時間を稼がなければ殺られる。禰豆子は必死になって無茶苦茶に駆け回った。何度も木にぶち当たり、気がついた時にはアリスの姿は消えていた。
「ちいっ、遊びが過ぎた。急いでこれを献上せねばならんというのに。」
アリスはサイコロステーキ先輩の死体を担ぐと羽ばたきを強くする。会心の一撃を体を小さくすることで躱された時、彼は自分の異変に気づいた。
出力が落ちている。今までのハイな状態ではなく、精神的にも肉体的にも高揚が落ち着いている。なんのことはない、サイコロステーキ先輩の血の効果がなくなったのだ。そのことに気づくぐらい冷静になったことで、自分にかかったバフが切れかけていることを実感した。
改めてもう一度血を飲めれていれば殺せたが、それでは入間に献上する人間を消耗させてしまう。だから最後の力で顔を潰し、再生に手間取らせている間にとっとと離脱した。あの状態でも殺しきれるかはわからない以上、安全策を取った。
そうして目指したのは街。空を飛べば森の外にあるそこに気づくのは容易い。元々彼の飛行能力は学生のみでありながら高い水準にある。難なく移動すると、最も目立つ建物へ──警察署へと向かうこととした。
近くまで行くと高度を落とし、滑空する。地上からの攻撃を警戒し、音も無くビルの間を縫うと地面へ降り立ち、それを銀髪の男、雪代縁に見つけられた。
出力が落ちている。今までのハイな状態ではなく、精神的にも肉体的にも高揚が落ち着いている。なんのことはない、サイコロステーキ先輩の血の効果がなくなったのだ。そのことに気づくぐらい冷静になったことで、自分にかかったバフが切れかけていることを実感した。
改めてもう一度血を飲めれていれば殺せたが、それでは入間に献上する人間を消耗させてしまう。だから最後の力で顔を潰し、再生に手間取らせている間にとっとと離脱した。あの状態でも殺しきれるかはわからない以上、安全策を取った。
そうして目指したのは街。空を飛べば森の外にあるそこに気づくのは容易い。元々彼の飛行能力は学生のみでありながら高い水準にある。難なく移動すると、最も目立つ建物へ──警察署へと向かうこととした。
近くまで行くと高度を落とし、滑空する。地上からの攻撃を警戒し、音も無くビルの間を縫うと地面へ降り立ち、それを銀髪の男、雪代縁に見つけられた。
「空を飛んでいた? 落ちていたのか?」
思い浮かべるのは志々雄真実の十本刀。話に聞いたアレのようなものかと思いつつ、縁は対戦車ライフルをアリスへ向ける。
東方仗助を殺した彼は、当初は風見涼馬を殺す気だった。しかしその逃げ足は彼からみても大したもの。エリート揃いのサバイバーの中でも優秀な彼はそんじょそこらの大人よりも機敏に離脱を済ませ、近くを捜索した縁の目から逃れていた。となると予定通りに警察署を目指すことにしたのだが、そこで目撃したのがアリスが滑空する場面というわけだ。
ライト兄弟が飛行機を発明するより前の時代の彼だが、気球という最新鋭の機械を運用していることから原理はわかった。ようは大きな翼で高いところから落ちればゆっくりと飛んでいるように見えるというものだろうと当たりをつける。それにどのみち大した問題ではない。銃で撃たれれば人間は死ぬのだから。
東方仗助を殺した彼は、当初は風見涼馬を殺す気だった。しかしその逃げ足は彼からみても大したもの。エリート揃いのサバイバーの中でも優秀な彼はそんじょそこらの大人よりも機敏に離脱を済ませ、近くを捜索した縁の目から逃れていた。となると予定通りに警察署を目指すことにしたのだが、そこで目撃したのがアリスが滑空する場面というわけだ。
ライト兄弟が飛行機を発明するより前の時代の彼だが、気球という最新鋭の機械を運用していることから原理はわかった。ようは大きな翼で高いところから落ちればゆっくりと飛んでいるように見えるというものだろうと当たりをつける。それにどのみち大した問題ではない。銃で撃たれれば人間は死ぬのだから。
(怪我人か。いや、死体だ。)
ゆっくりと狙いをつける。手に持っていたのが人間だとわかり、ついでそれが死体とわかり若干の知的興味が湧くが、そのことが引鉄を引かない理由にはならない。そして指に力を入れようとしたまさにその時。
「失礼します──」
(なにっ。)
(なにっ。)
四宮かぐやに声をかけられた。
彼らしくないミス。つい空から舞い降りるという衝撃的な登場に目を奪われて、背後から近づく人間に気づかなかった。慌てて振り返ると、そこにいたのは可憐な女性で。
彼らしくないミス。つい空から舞い降りるという衝撃的な登場に目を奪われて、背後から近づく人間に気づかなかった。慌てて振り返ると、そこにいたのは可憐な女性で。
(姉さん──)
縁の視界が歪んだ。その年の頃は、記憶の中の彼の愛する姉、雪代巴と同じほどで、目の前の人物が姉へと変貌していき──
(違ウッ! 姉サンじゃない!)
「──頬に十字傷のある男を見たか?」
「──頬に十字傷のある男を見たか?」
すんでのところで意識が歪むのを堪えた。
努めて落ち着いて話そうとして、それでも声が震えるがなんとか絞り出す。かぐやの返事もろくに聞かずにアリスを確認すると、一目散に駆け出した。アリスに気づかれたというのもあるが、それ以上にかぐやのそばにいれば頭がおかしくなりそうだった。
努めて落ち着いて話そうとして、それでも声が震えるがなんとか絞り出す。かぐやの返事もろくに聞かずにアリスを確認すると、一目散に駆け出した。アリスに気づかれたというのもあるが、それ以上にかぐやのそばにいれば頭がおかしくなりそうだった。
(姉さん……)
それほどまでにクリティカルに、四宮かぐやは雪代巴を連想させた。
その背丈も、その黒髪も、その美貌も、彼の最愛の姉を。
その背丈も、その黒髪も、その美貌も、彼の最愛の姉を。
「姉さん……!」
「しまった、遅れたか!?」
「……■■■■?」
「……■■■■?」
そして時間は先頭へと戻る。
縁の声を聞いて慌てて駆けてきたアリスは、信じられないものを見る目でかぐやを見た。
縁の声を聞いて慌てて駆けてきたアリスは、信じられないものを見る目でかぐやを見た。
「人間だと……! 生きた人間だと!」
これには驚愕せざるを得ない。死んだ人間だけでなく、まさかの生きた人間も見つけられたのだから。死体だけでも充分価値はあるのに生きた個体となればどれほどの価値があるかわからない。
「■■■、■■?」
「言葉は通じないようだが、この美貌。この理知的な雰囲気。人間というのはこれほどまでの……!」
「■■■■■? シノミヤ、カグヤ。」
「言葉は通じないようだが、この美貌。この理知的な雰囲気。人間というのはこれほどまでの……!」
「■■■■■? シノミヤ、カグヤ。」
名前のようなものを名乗りながら手を差し出す彼女に、アリスも名乗って握手を返す。絶対に彼女を入間に献上しようと固く決意したことを、かぐやは知る由もなかった。
【0203 『南部』オフィス街】
【四宮かぐや@かぐや様は告らせたい―天才たちの恋愛頭脳戦― まんがノベライズ 恋のバトルのはじまり編@集英社みらい文庫】
【目標】
●大目標
何が起こっているか調べて、脱出する。
●中目標
警察署へ向かう。
●小目標
アスモデウス・アリスさんとコミュニケーションをとりたい。
【目標】
●大目標
何が起こっているか調べて、脱出する。
●中目標
警察署へ向かう。
●小目標
アスモデウス・アリスさんとコミュニケーションをとりたい。
【雪代縁@るろうに剣心 最終章 The Final映画ノベライズ みらい文庫版@集英社みらい文庫】
●大目標
人誅をなし緋村剣心を絶望させ生地獄を味合わせる。
●中目標
警察署へ向かい緋村剣心と首輪を解除できる人間を探す。
●小目標
走る。
●大目標
人誅をなし緋村剣心を絶望させ生地獄を味合わせる。
●中目標
警察署へ向かい緋村剣心と首輪を解除できる人間を探す。
●小目標
走る。
【アスモデウス・アリス@魔入りました!入間くん(1) 悪魔のお友達(入間くんシリーズ)@ポプラキミノベル】
【目標】
●大目標
会場を探索し、入間がいれば合流。
●中目標
シノミヤ・カグヤを入間に献上する。
●小目標
生きた人間だぁ……!
【目標】
●大目標
会場を探索し、入間がいれば合流。
●中目標
シノミヤ・カグヤを入間に献上する。
●小目標
生きた人間だぁ……!
「おい、大丈夫か?」
「む?」
「む?」
一方その頃、禰豆子。
森の中で途方に暮れていた彼女に声をかけてきた少年がいた。
漣蓮。トモダチデスゲームというデスゲームに参加されたことのある少年である。
この少年、頭は良くて運動神経も良く顔も良くて家も金持ちで性格も良いという天から五物ぐらい与えらた人間なのだが、一つ特徴があった。それは。
森の中で途方に暮れていた彼女に声をかけてきた少年がいた。
漣蓮。トモダチデスゲームというデスゲームに参加されたことのある少年である。
この少年、頭は良くて運動神経も良く顔も良くて家も金持ちで性格も良いという天から五物ぐらい与えらた人間なのだが、一つ特徴があった。それは。
「こんな小さな子どもで……峯岸の野郎!」
「むぅー……」
「むぅー……」
微妙に活躍しないのだ。
もしさっきの場に彼がいれば、彼は刺し違えて禰豆子を守ろうとし彼女を曇らせていただろう。しかしいなかったので、こうして鬼を取り逃がすどころか見逃されたことに落ち込む禰豆子が生まれている。
決して悪いスペックではない。彼がいることでプラスにはなっている。だがしかし、どういうわけか、彼はめぐり合わせがいまいちなのだ。
しかしこうして強対主催に巡り会う。それもまた彼である。
もしさっきの場に彼がいれば、彼は刺し違えて禰豆子を守ろうとし彼女を曇らせていただろう。しかしいなかったので、こうして鬼を取り逃がすどころか見逃されたことに落ち込む禰豆子が生まれている。
決して悪いスペックではない。彼がいることでプラスにはなっている。だがしかし、どういうわけか、彼はめぐり合わせがいまいちなのだ。
しかしこうして強対主催に巡り会う。それもまた彼である。
「怪我はないみたいだな。立てるか?」
「むう!」
「むう!」
危険人物とは出くわさずに禰豆子と出会った蓮。護身なるか。
【0203 平原】
【竈門禰豆子@鬼滅の刃 ノベライズ~きょうだいの絆と鬼殺隊編~(鬼滅の刃シリーズ)@集英社みらい文庫】
【目標】
●大目標
人間を守る。
●小目標
目の前の人(蓮)と一緒にいる。
【目標】
●大目標
人間を守る。
●小目標
目の前の人(蓮)と一緒にいる。
【漣蓮@トモダチデスゲーム(トモダチデスゲームシリーズ)@講談社青い鳥文庫】
【目標】
●大目標
ゲームを潰す。
●小目標
女の子(禰豆子)を守る。
【目標】
●大目標
ゲームを潰す。
●小目標
女の子(禰豆子)を守る。