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児童文庫ロワ

引力

最終更新:2021年10月20日 21:22

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だれでも歓迎! 編集
 見知らぬ家の中をずかずかと歩き、冷蔵庫を開けると保存が効きそうな食料をクーラーボックスへと詰めていく。足早にキッチンから刃物を取ると、学生服のズボンのベルトへと抜身で差し込む。
 次に行くぞ、と二階堂大河は宇美原タツキと水沢光矢に声をかけると、マンションの玄関を開けた。



「ネットつながってねえのかよ。スタミナあふれるじゃねえか、クソっ。」

 大河とタツキが出会ったのは、今から数分前のこと。
 目覚めて大河がまず行ったのは、寝起きのルーティンであるソシャゲであった。

「スマホの問題じゃなさそうだ、Bluetoothは使える。てことは、さっきのは単なる夢じゃないってことか……?」

 スマホに表示されている時間とベッド脇の目覚まし時計の時間のズレを見て、次に窓の外の赤い景色を見てそう結論づける。超常的な現象に巻き込まれた身だが、その順応は早かった。
 大河は死神だ。中学生の傍らバイトでライフルをぶっ放したりして暮らしている。いわゆる、クラスのみんなにはないしょだよ、系のアレだ。
 そうであるがゆえに、これが普段の非日常と違うと理解していた。彼が討伐している悪霊の起こす異変とは毛色が異なる。言葉にするのは難しいが、何か似ている部分はあるものの別物に思えた。なにより、バトロワという段階でジャンルが違う。

「毒入りの首輪に、赤い霧、落ちてる武器、バトロワゲーなのは間違いねえ。問題は、タイムリミットだ。10分か、1時間か、それより長いか。」

 ひとまず容量の大きいリュックサックを探す。そして冷蔵庫からエナジードリンクを調達し、薬箱から痛み止めを手に入れて、台所にあったフライパンを腰に提げた。ヘルメットは手に入らなかったが、ライフルとピストルもあるし立ち上がりとしては上々だろう。だがこれではドン勝にはまだ遠い。
 懸念事項は3つ。戦力アベレージと制限時間、そしてチーターだ。
 大河たち死神が戦う悪霊は普通の人間には見ることも触れることもできない。それでいて悪霊は人間からエネルギーを一方的に吸い取れる。そこを大河たち人間の死神は幽体化という状態になることで悪霊と同じく霊的存在となり戦うのだが、ここに一つ問題がある。悪霊も死神も人間相手に圧倒的に有利な存在なのだ。一方、バトロワはソシャゲにありがちなPayToWinではなく、キャラの強弱は 格ゲーなどのキャラランクに近い。ゲームとして成り立たせるために宇宙最強の戦闘民族とただの赤ん坊を同じ土俵に上げたりはしないのだ。ということは、自分と同じぐらい人間に有利な存在がプレイヤーである、と考えるのが筋だろう。問題はそれがどんなタイプか、だ。死神のような幽体化で戦うタイプだけならわかりやすいが、オープニングステージで見た不良や侍のような少年漫画みたいな連中が相手となるとまずい。特に幽体化には元の身体は気絶した状態で残るという弱点がある。自分は下から数えたほうが早いキャラランクと考えるのがベターだろう。
 そして制限時間、これもネックだ。10分か、1時間か、それとも丸一日か。タイムアップまでの余裕で取るべき戦略は全く変わってくる。数十分で最後の一人にならなければ皆殺しというのならば今すぐにでも動き出さなくてはならないが、数日かけて一人になればいいのならばあまり期待はできないものの外部からの救出を待つのも悪くはない。それにタイムアップ時にどうやって殺すかも関わってくる。首輪で殺す気なら時間があれば解除の可能性にかけてノウハウを持つプレイヤーを探すのも手だろうし、この怪しすぎる赤い霧が毒かなにかでそれで殺す気だというのならなるべく触れないように立ち回るのがスマートだ。他のプレイヤーが消耗で死のうが一発の銃弾も撃たなかろうが生き残っていれば勝ちなのだから。
 最後にチーター。ズルしている参加者がいる可能性について。ここまでのことをできる主催者ならばそんなふうに出し抜かれているとは考えにくいが、あのオープニングの様子を見るにありえなくはない。それに首輪の解除を目指す場合はそういう裏をかける存在がキーだ。最悪なのは主催者側のチーター、すなわちジョーカーだ。最初からコイツを勝たせる為にバトロワを開いた、となればほぼどうしようもない。詰みだ。

「考えなくちゃなんねえことが多すぎんな。バトロワゲーやんねえし立ち回りがわからねえ。このままじゃ初心者狩りされて――」

 カツ、カツ、とかすかな音を耳にして大河は独り言をやめてライフルの安全装置を外した。持ちなれない実銃、その重さに眉間にシワを寄せながら玄関へと足音を忍ばせて急ぐ。扉に耳をつけるとハッキリと足音が聞こえた。

(一人……ちがう、二人か? チームを組んでるってことは知り合い同士で巻き込まれたか、それともこのステージで知り合ってすぐ一緒に動いているのか……)

 ドアスコープからマンションの廊下を覗く。足音の感じから無警戒さがわかる。トリガーガードに指をかけて姿が見えるのを待つ。見えた。男が一人。おそらく同い年。手には大河と同じくライフル、もう片方には懐中電灯。
 次の瞬間、眩しい光が大河の片目を焼いた。

「ぐあっ!」
(眩しっ!? しまった、声を――!!)

 続いてズガンという発砲音と共に金属片が目を抑えた手を掠めた。合計四発撃った、耳で確認すると残る片目に映った光景にギョッとする。鍵とチェーンで施錠されていた玄関扉が開いていく。それも、鍵の側を軸にして。

(ドアのちょうつがいを撃ち抜いたな!)

 さっきの発砲は鍵を撃ち抜いたのではなく、ちょうつがいを破壊したもの。分厚い金属の閂ではなく薄い金属部品を吹き飛ばすことで単発の銃でも速やかに金属製のドアをこじ開ける。その技術はわからなくても現に開いていく扉が侵入者の狙いを大河に理解させた。
 ライフルをなんとか向ける。だが扉が盾となり銃口を動かす。扉の真後ろにいたのが仇になった。そう思うより早くハンドガンを抜く。と、その銃身を扉の隙間から伸びた手が握りしめた。反射的に引鉄を弾く。弾は、出ない。

(スライドが引けねえ――ぐあっ!」
「動くな。」

 ハンドガンはその構造上、銃身上部のスライドが後退しない場合発砲できない。ゆえに、引鉄を引くより強い握力でスライドを銃身から動かぬように握ってしまえば無力化できる。だがそれは理論上の話だ。今にも弾丸が出る銃に手を伸ばすのも、正確にスライドを握って相手の握力を上回る力で握り込むのも並大抵のことではない。ましてやそれを、同年代の相手にやられるなど、大河には信じられないことだった。だが今にも肩を外さんと関節を極められる現状が、その不条理を受け止めさせられる。痛みから引鉄から指を離したところをすかさず掴まれ、スライドを握っていた手が一転して扱く。装填されていた弾丸が地面に落ちる音が数度響き、それが終わると床に組み伏せられた。

「殺すな、光矢。」

 女っぽい声がそう言うのと、大河の首に腕が回るのは同時だった。同時に、大河も身体の下敷きになった方の手にかけていた手榴弾のピンを抜くのを止める。そして二人揃って顔を声をかけたタツキへと向けた。
 二階堂大河と水沢光矢・宇美原タツキの出会いはそんな剣呑なものであった。


 各自が重さ10キロほどの荷物を持つと部屋を出る。物資集めと並行して行った自己紹介は最低限のものだ。互いの名前と、方針だけ。それぞれ知り合いがいるという光矢とタツキは捜索の体制を整えるために近くのホームセンターに行くと言い、大河もそれに同行することにした。
 互いの事情に深入りはしない。明らかに軍隊やそれに類する組織の訓練を受け恐ろしい膂力の持ち主である光矢も、何らかの制服に身を包み腰には刀を差しこの異常な状況に顔色一つ変えないタツキも、殺す相手としては強敵だが幸いにして対主催であると言った以上は大河にはそれで良かった。見たところこの二人はこのステージで知り合ったようであり、ならば対主催のスタンスはそうそう崩さないだろう。それなら弾除けにはなるし自分の死神について語る必要が生まれるようなことは避けたい。
 大河のひとまずの方針は、ホームセンターに引きこもることであった。二人は外に捜索に行くと言うがその間の留守役に名乗りを上げた。もちろん、二人の方針に共感したわけではない。赤い霧が毒などのダメージを与えるかの確認をするためだ。もとよりタイガは赤い霧を警戒してなるべく動き回らないことを考えていたが、対称的な行動をとるサンプルが現れたおかげで自分の仮説を試す機会が訪れた。彼のひとまずの方針としては、このバトロワを長期戦と想定しホームセンターで装備を整え、会場全域が禁止エリア化した場合は冷凍室に立てこもるというものにした。霧である以上低温ならば空気中から霜として床に落ち、何もしないよりは触れずに済む。そうでなくとも情報収集の為に割く時間を考えたい。

(で、これかよ。ゲームならやってるけどリアルでやるやついねえよ。)

 そして今タイガは、高架の上の線路を中腰で移動していた。腰に膝に10キロの荷物と5キロの武器、合わせて15キロの重さがのしかかる。正直しんどい。
 土地勘の無い場所を奇襲を警戒して歩くよりは線路を歩いて近くまで行ったほうがいい、そう提案したのは家にあった地図でホームセンターまでの道順を調べた大河自身である。なので文句は言えない。それに、この高架は住宅街に架かっているからか防音壁がある。もちろん縦断を防げはしないだろうが、その陰に隠れて移動すれば濃霧と合わせて安全に移動できるだろう。問題はその壁が1メートル程の高さしかないということだが。

(光矢もヤバいがタツキもヤバイな。)

 同じように中腰で歩く光矢とタツキを見て大河は思う。一番身長が高い光矢はうっすらと汗をかいている。そのすぐ後ろのタツキは、やはり顔色一つ変えないどころか汗の一つもかかずに歩いている。いくら光矢や大河に比べれば小柄とはいえ、尋常なことではない。なにせ運動神経抜群の大河でさえ顔を汗が伝い荒い息を歯を食いしばって漏らさぬようにしているのだから。

(そういえばオープニングに黒づくめの剣士いたな。そのタイプか?)

 タツキやツノウサギに斬りかかった剣士たちのようにパワーにすぐれるプレイヤーに、大河やツノウサギに殺されかけた剣士を治した不良のように特別な能力が使えるプレイヤー、光矢のように専門的な訓練を受けたプレイヤー、大まかに3タイプ。別に根拠も何もないが、そういうふうに属性みたいなものが分けられているのなら、死神の能力を持つ自分を参加させたのも納得はできる。

「みんな止まれ。」

 先頭の光矢がそう言って手を横に伸ばした。大河は壁に身を寄せると前方に目を凝らす。うっすらと何かが見えた気がした。

「列車だ。気をつけろ。」

 停まっているのか、赤い霧の奥の影に動きは見えない。三人で密やかにしかし急いで前進する。1分ほどの後、現れたのは見たことのない形式の電車だった。もっとも、大河も含め誰も電車に詳しくないので当たり前なのだが。
 そしてそれから更に数分後。

「こ、来ないでくださ~い!」

 全身から静電気起きてるバチバチ少女と。

「参ったな、もう一度最初からだ。」

 着崩した制服のチャラ男。

「オイこれどういう状況だよ。」
「……俺に聞くな。」

 武装した三人の前になんか一般人っぽくない一般人二人が現れた。


「時間ないから三行で説明するよ。ぼくは西塔明斗であの子は星降奈。ぼくは駅でオオカミに襲われたんだけどってぐうぜん雷が落ちて助かったんだ。で、線路を逃げてたら電車が停まっててあの子が泣いてた。」
「で、ナンパしてたってわけか。」
「オオカミ? どういうことだ?」
「なんでバチバチしてるの?」
「ちょっとまって質問多い。」

 線路上に停まっていた電車の最後尾にフルナを残して、三人はチャラ男こと明斗と情報交換を始めた。
 全員対主催であること、黒いオオカミに襲われたこと、突然雷が落ちてオオカミが逃げたこと、駅に停車しそうになっていた電車が落雷で止まったこと、その電車にフルナが乗っていてなんかバチバチしていたこと、一つ一つ話しているうちに結局数分がかりの会議になる。

「つまり最後尾じゃなくて先頭車両だったんだな。」
「落雷のあった場所は?」
「おいなんかアイツもっとバチバチしだしたぞ。」
「ゴメン、ちょっと時間ない。」
「待て、俺たちは駅の近くのホームセンターに向う。」
「わかった。後から追いつくよ。」

 明斗はそう言うと、引き戸を開けた。ビクリとフルナが身を震わせる。同時にその体から電流が迸った。

「アイツらは近くのホームセンターに行くってさ。また二人っきりだね。」

 そう言って横を指差す。三人は電車を降りてまた歩くようだ。
 運転席の窓に体を押し付けるように立つフルナを刺激しないように、明斗は一番離れた優先席へと座った。
 明斗は先の大河たちとの情報交換で二つ言わなかったことがあった。一つはフルナがおそらくは電気を操る超能力者であること。そしてもう一つはメイト自身がサイコメトラーであることだ。
 明斗の通う東都学園には超能力者が集うウラ部活がある。それゆえすぐに彼女の能力と心境に気づけた。駅でオオカミに襲われていた自分を助けるように放たれた電撃、直後に急ブレーキのかかった電車。状況を考えれば、他の超能力者に助けられたと見るのが彼からすれば自然だった。それで礼の一つでもと向かったところで出会ったのは震える女の子。最初は男が苦手かとも思ったが、その声からこちらを気遣う感じがして別の可能性を考えた。つまり自分の能力で明斗を傷つけかねないことを恐れている可能性だ。
 明斗としてはそれだけなら『ふだんどおり』に接してそれでダメなら離れることも考えたが、フルナに着けられた首輪がその選択肢を無くした。フルナに電撃を使わせたのは自分だ。そしてそのせいで彼女に気づかせてしまったのだろう、明斗自身にも着けられている首輪をこの電車のように電撃で壊してしまう可能性を。そしてだから明斗はフルナから離れない。今のフルナを放っておけばいずれフルナ自身の首輪を壊させてしまいかねないのだから。

(勝負かけるしかないな。)
「明斗くん、わたし――」
「ぼくが超能力者だって言ったら、笑う?」
「――え?」

 明斗は変わらぬ軽い調子で打ち明けた。虚をつかれたのか、フルナの体からの放電が止まる。一気に畳み掛ける、明斗はそう決めた。
 さっきの三人はともかく危険な人間もこの殺し合いにはいるだろう。この場に長くいることは危険すぎる。いちおう、明斗も駅で拾った拳銃を持っているが、正直撃てる気がしないし撃ちたいとも思わないと先のオオカミから逃げる時に痛感した。とてもではないが、他人に当てれる気がしない。
 そしてもう一つ、明斗は三人から記憶を読みとっていた。超能力者の明斗が言うのもなんだが、三人とも少年漫画のような境遇だ。謎のエイリアンに人を襲う化物、明らかに世界観が違う。勝てる気がしない。
 だがそんな彼らと一緒に行動できれば心強いことは間違いない。なにより、このまま置いていかれるとあのオオカミが戻ってきた時に今度こそ食われる。だからここで、フルナをソッコーで落ち着かせる。

「ぼくはサイコメトラーでね。人の心が読めるんだ。ま、君はわかりやすいから力を使わなくてもぼくを心配してくれてるのはわかるけど。」
「……それは――」
「いま、ハッタリだと思ったでしょ。でもその直前に一瞬ホッとした……いや、『良かった』とかそういう前向きな気持ち、かな?」
「!? な、なんで!?」
「だってサイコメトラーだもん。」

 あっぶねーハッタリ上手くいったー。
 明斗は心の中でガッツポーズした。明斗のサイコメトリングは対象に触れることが条件である。ゆえに、今のフルナの心の動きを言い当てたのは完全に勘である。あまりハズレなさそうなことを自信満々に言えば、特にフルナのように自分に自身がない女の子は自分の感情すら人の言われたとおりだと思ってしまうものだ。もし外していたとしてもチャラ男のジョーダンだと誤魔化せば一度ぐらいならなんとかなる。ならなくてもモテオーラでなんとかしてみせる。そんなイケメンとしての自信に裏付けられた行動が活路を開いた。イケメンに限る説得方法である。
 さて、問題はここからだ。
 明斗はポケットの中の拳銃に手をかける。そして立ち上がると、後部車両へのドアに震える手をかけた。

「て言っても、信じてもらえないよな。だから、ちょっとしたパフォーマンスを見せようと思う。」

 背中を向けてそう言うとドアを開ける。そして後部車両へと移動すると拳銃を取り出した。

「ロシアンルーレットは知ってるだろ? コイツは六発、弾が入る。オオカミに追いかけられた時にほとんど撃ったけどまだ一発入ってるんだ。」

 驚くフルナを無視して弾を一発取りだす。そしてそれを一度強く握ると装填して弾倉を回転させ始めた。

「今入れた一発に念を込めた。ぼくはそれをサイコメトリングで読み取って弾が出る時に頭から外す。さあ行くぜ!」
「待って!」

 フルナが走り出す。微笑みかけながら、明斗は頭に銃口を向けた。
 そして銃弾が発射された。

(マジかよ六分の一だぞ!?)

 別にサイコメトリングは記憶を読み取れるだけで弾倉のどこに銃弾があるかを読み取れるようなことはない。そのことは明斗自身が一番良くわかっているが、それでもいざ引き当ててしまうとさすがに驚く。
 ビビって顔を仰け反らせていなければ、おでこを掠めるどころの話ではなかっただろう。

「何してるの!」
「ハ、ハハ……な、ピンピンしてるだろう?」

 尻餅をついた明斗にタックルするようにフルナは覆いかぶさると、流れる血にハンカチを当てた。その手を取って、明斗は自分の首輪へと触らせた。

「ほら、平気だろ?」
「む、むちゃくちゃだよ……」

 へたり込み大きなため息をついたフルナの重さを感じながら、明斗もバレないように静かにそれでいて深く息を吐く。
 なんとか電撃を抑えられた、そのことに心からホッとした。

「俺の家族は……どこだあああああああっ!!」
「やべっ、《ザ・ハンド》!」

 虹村億泰の身体が瞬間移動するかのように僅かにずれると、直前まで顔があった場所を蜘蛛の鬼(父)の豪腕が通り過ぎた。その腕にライフル弾が浅く刺さる。鬼が紅月美華子の牽制に気を取られている間に億泰はふらつく体を走らせて物陰に隠れた。

「虹村くん、こっち。」

 回り込んで来た美華子に肩を叩かれようやく反応する。億泰は一瞬だが気絶していた。スタンドも既に出し続けられない。美華子の肩を借りるように億泰は立ち上がると、努めて物音を立てないように移動を始めた。
 もはやデパートでの億泰と美華子の鬼との戦いは一方的な状況になっていた。戦えない村上、北上、上田の三人をエレベーターに乗せるところまではなんとかなったが、そこから先は鬼の絶え間ない猛攻に逃げ惑うしかなかった。なにしろ鬼にはスタミナという概念は無い。加えてほぼ無尽蔵の再生能力もあっては、いかに《ザ・ハンド》がパワーでは勝っていても時間が経てば経つほど追い詰められる。しかも倒す手段が首輪を壊すことという彼らからすれば不確かなものしかない上に二人がかりでも狙える隙など皆無だ。正確には隙が合っても鬼の超反応で発砲から着弾までの間に首輪を守られてしまう。不死身の鬼ではあるが頸だけは例外であることから反射的に防いでいるのだが、それが億泰達からすれば唯一の逆転の芽を詰んでいた。

「そこかあっ!!」
「クソッタレ……またバレた……」
「走って!」

 そして逃げようにも鬼は無差別に暴れ回る。適当に腕を振るうだけで身を隠す遮蔽物は命を奪う散弾に変わる。そうして時に隠れ場所を暴かれ、時に瓦礫で炙り出され、億泰達は終わりの無い逃走劇を続けていた。いや、訂正しよう、逃走劇は間もなく終わる。億泰と美華子の死という形で、だ。
 億泰は既に一連の戦いで負傷している。流れる血は体力を奪い居場所を知らせ、その身に刻まれた毒が命をすり減らす。
 億泰は美華子に手を引かれ駆け出した。だが、すぐに足がもつれる。「《ザ・ハンド》ッ!」と反射的にスタンドを出し、片方の手で美華子を、もう片方の手で自分を投げた。離れる二人の間に巨腕が振り下ろされる。何度目かの間一髪! そして、おそらくはこれが最期の間一髪だと、億泰は受け身も取れずに転がりながら思った。

(クソっ、体に力が入らねえ。あのオオカミ、やるだけやって逃げやがって……)
「おおおおおおおっ!」

 鬼の咆哮がやけに遠くに聞こえる。身体だけでなく耳まで毒が回り始めたか単に出血多量か、ともかくもうまともに動くことも音を聞くこともできなくなりつつある。その中でまだちゃんと使える目に写るのは、自分を見下ろす鬼の顔。人面蜘蛛としか言いようがないそれが、床に横たわる自分に向かい腕を振り上げるのを黙って見ていることしかできない。

(こんなのが最期のけしきでたまるかよっ!)
「《ザ・ハ》――」
「死ねええっ!」

 最後の気合を振り絞る。腕から上だけの《ザ・ハンド》が、鬼の豪腕を殴り返さんと振りかぶる。その時、三つの爆発音が聞こえた。
 鬼が咄嗟に首に腕を回す。その腕を反射的に、《ザ・ハンド》は空間を削ることで引き寄せる。一瞬戻すのが遅れた首輪に弾丸が突き刺さったとわかったのは、鬼が絶叫して灰に変わってからだった。

「な、んだ。こんどはなにが起こったんだ?」

 状況が飲み込めない。
 まさか今自分を殺そうとした化物がアッサリ目の前で死んでいったなどとは納得できず、自分に降りかかる灰を新手の攻撃かと思い警戒する。

「間に合ったな。」
「やっぱり首輪を壊すと死ぬみたいだな。顔に散弾喰らってもすぐ直ったのに。にしてもコイツも参加者か? それともNPCみたいなもんか。」

 言葉と共に現れたのはショットガンを持った三人組だった。全員中学生ぐらいだろうか。その割に妙に銃の構え方がさまになっている。その首に自分や美華子や鬼と同じ首輪を見つけてようやく億泰は大河達を参加者だと認識した。

「あなたたちは?」

 声を出す体力もろくに残っていない億泰を庇い美華子が聞く。

「同じ参加者だ。あそこにあった買い物カゴに入ってたショットガン、いくつか使わてもらったぞ。」
「待って、そうじゃなくて、あなたたちはどこから来たの?」
「どこから? デパートの入り口からだ。なんでそんなことを?」
「それは――」

 言いかけた美華子は、突如光矢を突き飛ばした。あまりの不意打ちにたまらずたたらを踏む。その目の前を黒い影が通り過ぎると、赤い汁が飛び散った。ザリュッ、と音がする。
 それは黒いオオカミだった。墨汁に浸けたように黒く大きいオオカミが、一瞬で美華子の首筋を食いちぎっていた。首の半分の肉が失われ、脊椎が顕になっている。その光景を認識した途端にショットガンを構えた大河は、タツキに背中を引っ張られた。瞬く間に奇襲を仕掛けてきたオオカミは目の前で瞬間移動のように消えると、同時に強い痛みが手から走る。痛え、と言おうとして大河は自分の腕を見て絶句した。腕が飛んでいた。

「気をつけろ、ソイツは毒を持ってるぞッ!」
「腕があっ! く、クソッタレがああ!!」

 片手で無理やりショットガンを撃つ、それが当たるはずもなく大河は今度は背中を押された。咄嗟に受け身を取り、タツキを盾にしつつショットガンを構えようとして、タツキの背中に回した手に違和感を覚える。しなやかな筋肉と女子らしい柔らかさを感じるその身体は不気味に柔らかい。その原因は手の下から伝わってくるアバラの感覚。折れている。なぜ、さっき背中を押されたのと関係が……

「美華子さん! クソっ……」
「タツキ、タツキ! ちっ、死んだか!?」

 怒号が響いた。
 状況がわからない。大河からすれば化物を殺したらなぜか助けた女が死に自分の腕が飛んだ。強そうな同行者も骨折してノビている。
 そして混乱する大河に追い打ちをかけるように、目の前を雷光が通り過ぎた。

「今度はなんだ!」
「フルナ、もう一回だ。」
「うん!」

 聞こえてきたのは、さっき別れた二人の声。フルナとメイトが手を恋人繋ぎしつつ、フルナの片手の先からオオカミに向かってか電撃が放たれる。なんだそれ新技か?とアドレナリンの溢れた頭でどこかのんきにツッコみながら、大河はショットガンを排莢した。まあアレは十中八九何らかの能力者だろう、問題は襲撃してきたオオカミだ。

「あのオオカミだ! さっきぼくが襲われたやつ!」
「クソったれなんでバトロワでオオカミなんか参加者にしてんだよ!」

 悪態をついて自分を奮い立たせながら、大河は発砲する。一方でオオカミこと犬の妖怪、カザンは冷静に避けながらも戦況の変化を感じていた。
 カザンの目的はただ一つ。この場にいる可能性のある主人のタイの保護である。伝説の子であるタイは銃だろうと異能力だろうと問題にしないが、それでも休み無く大勢に襲われれば万が一ということもある。少なくとも寝込みを襲われることのないように一刻も早く護衛に向かいたい。しかしカザンは同じく伝説の子である竜堂ルナ抹殺のために服毒した身。一噛みすれば如何なるものでも死に至らしめるようになったのと引き換えに、その寿命は長く見積もっても二日、それもメイト・フルナと億泰・美華子・父鬼の都合二戦で半日以下にまで短くなっている。そしてこうして妖力を使っている今、その寿命は更に加速度的に消えていく。このままでは数分後には死ぬだろう。
 もとよりこの短すぎる寿命では真の目的も果たせるはずが無い。ならばこそ、役目を全うすることを指針とする。集団を率いることができる大人を一人でも多く地獄に引き摺り込む。それをもってタイに対抗しうる集団の組織化を阻害する。そしてわざと数名生き残らせ、自身の情報がタイへと届く可能性を作る。先程の鬼と億泰の戦いに介入した時は異様にタフな鬼と謎の能力を使う億泰を狙って噛んだが、もはやそんなことをしている余裕はない。
 光矢の放ったショットガンを体を仔犬のように小さくすることで躱しながら、物陰に隠れ込む。そして一際大きく吐血した。全力を出せるのはあと十数秒。それまでの間にリーダー役を見極め死ぬより早く殺す。
 新たな登場人物と新たな死者を巻き込んで、デパートの戦いは第二幕を迎える。

【0100後 都市部・デパート】

【二階堂大河@死神デッドライン(2) うしなわれた家族(死神デッドラインシリーズ)@角川つばさ文庫】
【目標】
●大目標
 生き残る
●中目標
 安全な拠点を作る
●小目標
 オオカミ(カザン)を殺す

【水沢光矢@パセリ伝説 水の国の少女 memory(3)(パセリ伝説シリーズ)@講談社青い鳥文庫】
【目標】
●大目標
 パセリと合流する
●小目標
 オオカミ(カザン)を殺す

【宇美原タツキ@絶滅世界 ブラックイートモンスターズ 喰いちぎられる世界で生き残るために@集英社みらい文庫】
【目標】
●大目標
 EDFとして主催者を打倒して生き残る
●小目標
 オオカミ(カザン)を倒す

【星降奈@異能力フレンズ(1) スパーク・ガールあらわる! (異能力フレンズシリーズ)@講談社青い鳥文庫】
【目標】
●大目標
 よくわからないけど誰かが傷つくのはイヤ

【西塔明斗@サイキッカーですけど、なにか? (1)ようこそ、ウラ部活へ!?@ポプラキミノベル】
【目標】
●大目標
 知り合いが巻き込まれていないか調べる
●小目標
 フルナを守る

【虹村億泰@ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 映画ノベライズ みらい文庫版@集英社みらい文庫】
【目標】
●大目標
 殺し合いってなんだよ?
●小目標
 目の前のオオカミ(カザン)をぶっ潰す

【カザン@妖界ナビ・ルナ(5) 光と影の戦い(妖界ナビ・ルナシリーズ)@講談社青い鳥文庫】
【目標】
●大目標
 タイの後顧の憂いを経つべく組織を纏められるような人間を殺す



【脱落】


【蜘蛛の鬼(父)@鬼滅の刃 ノベライズ~きょうだいの絆と鬼殺隊編~(鬼滅の刃シリーズ)@集英社みらい文庫】
【紅月美華子@怪盗レッド(7) 進級テストは、大ピンチ☆の巻(怪盗レッドシリーズ)@集英社みらい文庫】


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