レミール

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レミール - (2022/05/05 (木) 08:47:50) のソース

&setpagename(レミール)&font(b,#555){れみーる}
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&color(red){”本項は過去に凍結したことがあります”}
編集をする際は悪役への敬意を持ってお願いします。
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[[パーパルディア皇国]]の皇族。外務局監査室所属。
20代後半((書籍第2巻220ページ。Web版では「開戦」の回))の銀髪の美女((書籍第2巻230ページ))。
「体の線が細く」と記述されているが、第2巻巻頭カラー挿絵や第3巻表紙((日本の攻撃を前に、只1人怯えた表情でそれを見ているしかない様子が描かれており、2巻の表紙で多くの味方を得ている様子が描かれたルミエスとは逆になっている))を見る限り、かなりグラマラスな体型((運動や魔法でダイエットする等、それなりに努力してプロポーションを維持している模様))。
コミカライズ版では第29話から登場、背中を覆わんばかりの長いツインドリルヘアーと[[ルミエス]]と同等以上の胸部装甲を持つ悪役令嬢然とした美女として描かれている。
書籍版挿絵と同様に大変グラマラスなプロポーションをしているが、垂れ目のせいか顔つきは小説版の設定より幼く見える。
&font(#fdfdfd){性格も相まって、非常に分からせたいメスガキデザインと好評。}
当初、日本との外交窓口は第3外務局が担当していたが、第3外務局が行っていた対日本"弱腰外交"への不満から、自らの音頭で外交権を第1外務局へと移管させる。
皇帝[[ルディアス]]の傍らで''世界の支配者の妃・万民の母・世界の女王となることを夢見ていた''。
性格は非常に高慢かつ独善的で、第3外務局局長[[カイオス]]曰く''狂犬レミール''((書籍第3巻84頁))。

狂犬の所以は、彼女が文明圏外国相手には、常にみせしめに数十~数百人を処刑する癖を持つため。
日本に対しても、相手が絶対に飲めない条件を突きつけ、それに日本国外交官[[朝田]]らが難色を示すと、[[フェン王国]]侵攻の際に捕えた日本人観光客203名の命を盾に、拒否権なしの絶対服従を要求。朝田らが人質の解放を要求すると、「蛮族が皇国に要求するだと!」と逆上して''全員を惨殺させ''、その様子を見せつける暴挙を行う。
彼女の思想としては、''「見せしめという最小の犠牲で相手の心を折り、戦争を回避させ、弱小国を皇国の怒りという滅亡から救う慈悲」''であった((書籍第3巻290頁))。彼女はこれを教育・躾けと考えていた。
もちろんこの行いは、自らを圧倒的上位とし、相手の生殺与奪を含む全権を握っているという絶対的な差別意識からくるものであり、日本に対しても「[[文明圏外の小国>文明圏外国]]」と侮っていたがゆえに取れた行動であった((列強や文明圏の国々も大なり小なり下位国に対する差別意識はあったが、統治手法の関係でパーパルディア皇国は全体の差別意識が強く、その中でもレミールは殊更強かった))。

しかしいざ戦争が始まると、[[フェン王国の戦い]]に続き、[[アルタラス島の戦い]]でも皇国軍は一方的に惨敗。
[[日本軍>自衛隊]]が[[飛行機械>F-2]]を使用していると知った彼女は、「[[ムー]]が日本に兵器を輸出して、対皇国の代理戦争をやらせている」と推察。ムーの大使[[ムーゲ]]を呼び付け、詰問する。
しかし、ムーゲから「日本はムーよりも高度な科学文明を持った転移国家であり、その強さは[[神聖ミリシアル帝国]]をも上回る」という事実を告げられ、ようやく自分が最悪の失策を犯していた事を知り愕然とする。
……そして、状況は既に手遅れであった。
以降はとんでもない存在を敵にしてしまった事を後悔し、日本に捕らえられ処刑される悪夢を見るなど、精神的に追い詰められていく((日本との講和にはレミールと皇帝ルディアスの身柄引き渡しが絶対条件となっており、彼女は我が身可愛さでこれを拒否していた。また、自分のミスが明らかになってからは会議などで以前の様な強気な振る舞いができず、すっかり態度が弱気になり、カイオスの追及にもまともに答えられない有様だった))。

そして、日本の攻撃でパーパルディアの[[戦力は>エストシラント空爆]][[ほぼ>エストシラント沖大海戦]][[壊滅>デュロ空爆]]。直後に全属領が一斉蜂起して[[73ヶ国連合軍]]を結成し、パーパルディア本国に侵攻。さらに[[リーム王国]]が連合軍を支援していることも判明。軍事力と国力のほとんどを失った皇国にこれを抑えるすべは無く((陸軍の残存戦力は、日本の攻撃に備えるため皇都周辺から動かせなかった))、亡国寸前となってしまう。
彼女は自分の「世界の女王になる」夢が完全に潰えたこと、このままでは破滅するしか無いことを思い知らされた。

やがてカイオスによるクーデターが発生し、処刑を恐れて逃亡を図る((クーデター発生時は邸宅にいたが、仲が良かったメイドの一人が様子を伺う男達の姿を見て危険を察知し、動きやすい服と現金、ナイフ一本を持たせて脱出させた。))も路地裏で[[シルガイア]]に発見される。自身を目撃したシルガイアをナイフで躊躇無く殺そうとするも反撃され、''国家存亡の機を作り出した大罪人''としてあえなく捕縛。日本に引き渡された。

皇国の実質的降伏後、日本人虐殺の重要参考人として特別刑務所に収監された彼女((髪を刈り取られ、簡素な服装で、鉄の首輪と腕輪を着けられ、鉄格子と床の石畳に触れていた部分は青く痣になっていた。))は、訪れた朝田に敵意を向け「列強が蛮族を殺した程度で、皇族たる自分をこのような目に遭わせるのは許されない。私が死刑を命じて死んだのはただの平民だろう」と怒りをぶつける。
朝田の「人を数でしか計れないのか(要約)」という叱責に涙するも、「何が間違っていたのか…」と理解できず((書籍第3巻290頁))、結局彼女の反省は''「皇国より強大な日本の国力を見抜けず、安易に戦争へと走らせ、祖国を敗戦と没落に導いた」''ことだけであった。

そして日本の首都[[東京]]へと護送された彼女は、皇国が100年経っても追いつけないほどの圧倒的発展度と国力差を護送車の中から目の当たりにする。
皇国が日本に勝つなど最初から不可能だったこと。''日本人観光客を殺させた時点で、自分の破滅は決まっていた''こと。それら残酷な現実を突き付けられ、激しい自責と後悔、絶望に苦しむことになる。

日本連行後は東京拘置所にて拘留中。処遇は皇国新政府と協議中であり、廊下から聞こえる足音に怯える日々を送っている。
新聞は渡されるらしく、世界情勢は正確に把握している。
皇国に続いて[[グラ・バルカス帝国]]が日本に敵対した事も知っており、自国の常識に囚われた事で起きた分析ミスとそれによる捕虜の処刑など、以前の自分達とほとんど同じ過ちを犯している様子から、帝国もまた敗北の末路を辿るだろうと見通している。
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|~&big(){関連項目}|
|&bold(){[[登場人物]]}|[[パーパルディア皇国]]|[[ルディアス]]|
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