しんせいみりしあるていこく
世界5大
列強国の一つで、そのリーダー的役割を担う
第一文明圏の大国。この世界における最古の列強。首都は
ルーンポリス。国土は
中央世界南方一帯を領有し、大陸の約半分を支配している。
この世界のほとんどの勢力で、国力・技術力を含めた総合力ではミリシアルこそが世界最強と認識されている。
エモール王国と第一文明圏を二分する。略称「
ミ帝」。
※提供:銀柑
国旗。本編では遠景でしか描かれていないため、この画像の信頼性は少々低め。大体の参考程度に。
古の魔法帝国の
遺跡を研究・解析し、強大な軍事力を手にして領土を拡大、その後一転して融和政策に切り替え今に至る。
なお、この異世界において日本の基準で近代国家のレベルに達しているのは、
ムーとこの国のみ。
魔導機関を搭載し自走する魔導船に、光魔法を使用した街灯、さらにはあらゆる計算を一瞬で解く計算機など、高い技術が所々に見受けられる。また、
魔法を動力とする
航空機やカラーテレビを世界で唯一実用化し、それを民間で運用したりするなど高等な文明を築いていることがわかる。
しかし、
その技術は魔帝の遺跡に頼った結果であり、独自の開発力は低い。そのため技術の発達がいびつで、なおかつ「技術の本質を理解していない」感が否めない。同じ理由で(魔法を使わない)科学技術に対する認識度・理解度は低い。
現に、戦闘機タイプの「
天の浮舟」(エルペシオ型)も、
ジェット機にもかかわらず時速500㎞程度に留まり、遺跡に残されていないため、魚雷と潜水艦などは概念すらない。そのような背景からか、魔帝を恐れるとともに崇拝しているようにも見える。
また、情報収集に専念しているとあるが、世界最強の自信からか、はたまた魔法文明としてのプライドが高すぎるためか、特に軍幹部が他国を侮りがちな部分がある(皇帝ミリシアル8世は比較的冷静)。例として、グ帝戦の前には彼我の戦力比を読み誤り、日本訪問使節団の報告やオタハイト・マイカル防衛戦の結果も受け入れようとしていない。
こういった姿勢が災いしてか、対グ帝戦初期にはなかなか戦果を上げられず、書籍でも「自称(としか思えない)世界最強」と本文中で言われてしまった。
魔帝どころか
グ帝にすら押されている。前述した
第零式魔導艦隊局地戦でも
カルトアルパス攻防戦でもほとんど一方的にやられ、初の本土空襲を受けるなど大きな被害を出す。が、それでもまだ楽観視している。確かに
切り札&footnote(死亡フラグ建設済み。生還は無理っぽい)もあるにはあるが……。
加えて、ミ帝だけでなく世界も知らない事だが、
アニュンリール皇国の方が魔帝技術の解析・再現においても、また国の発展度においても、ミ帝を上回るかのような描写が本文中に見受けられる。
……等々、残念な部分が目立つ神聖ミリシアル帝国だが、
本当はすごい国とのこと。今後の活躍が期待される。
派遣したパル・キマイラ2号機により
ナハナート沖大海戦で勝利に貢献するも、記録した映像により
- 自衛隊の電波妨害でパル・キマイラ2号機のレーダーを妨害され、妨害電波対策装置も利かなかった。
- 対艦誘導弾でグ帝艦艇を一方的に攻撃し、沈めていった。
- 同じような誘導魔光弾の大規模攻撃を食らえば、ミ帝の戦艦部隊も超短時間で全滅させられる。
- 対艦誘導弾は魔帝の対艦型誘導魔光弾に酷似しているが、性能は上。
- 使用されたものよりも遙かに速く飛翔し、射程距離を伸ばした性能向上型を開発中。
- バルチスタ沖大海戦でパル・キマイラ1号機を沈めた「グレードアトラスター」も対艦誘導弾で大破し鹵獲された。
- 魔導艦隊では魔帝どころか、日本にも勝てない。
- 日本が覇を唱えた場合の脅威度は飛び抜けて高い(現時点では発掘兵器以外では対抗できない)。
など、自分達が敗れたグ帝が僅かな艦隊と航空戦力に手も足も出ず敗走していった映像は、胸がすくと同時に、日本との技術格差とそれが自国に向けられた場合の恐怖を思い知り、日本に対し
- 『間違っても敵対せずに、友好関係をさらに高める』
- 『少しでも技術を吸収・昇華させて戦力拡充を行う』
- 『上限が読めないから、今後も情報収集に励む』
人物/兵器の名前は金属に由来したものが多い。
主な地名/施設名一覧
傘下組織
- 情報局
- 軍
- 第零式魔導艦隊(魔導戦艦3/重巡洋装甲艦2/魔砲船3/小型艦8、計16隻)
- 第1~第7魔導艦隊(1艦隊あたり魔導戦艦2/空母2/重巡洋装甲艦4/魔砲船8/小型艦20、計36隻)
- 第1~第3魔導艦隊(東方艦隊、中央世界東側のベリアーレ海防衛担当)
- 第4~第7魔導艦隊(西方艦隊、本土西側の帝都ルーンポリス防衛担当)
- 混成魔導艦隊デス・バール(魔導戦艦3/重巡洋装甲艦4/魔砲船6/小型艦5/空母2/補給艦3、レイフォリア沖の海上封鎖を任務とする特別編成の艦隊)
- ルーンポリス魔導学院
- ルーンズヴァレッタ魔導学院
登場する主な兵器(魔帝発掘兵器は魔帝マーク)
火器/弾薬
陸(情報なし)
海
空
その他
登場人物一覧
皇族/王族関係者
政府関係者
- 外交関係者
- 他行政関係者
- 対魔帝対策省
- ヒルカネ・パルペ - 古代兵器分析戦術運用部部長
- ワールマン - 古代兵器分析戦術運用部、パル・キマイラ初号機艦長
- メテオス - 古代兵器分析戦術運用部、パル・キマイラ2号機艦
- コルメド - 古代兵器分析戦術運用部、パル・キマイラ2号機技術部長
軍関係者
その他
主要な国家との関係
- ムー - 友好国であり、国力的に脅威とまでは考えていないが、警戒はしている
- 日本国 - 初期は下に見ていたが、国力・軍事力に気付いてからは警戒し、敵対しないよう努めている
- ラヴァーナル帝国(古の魔法帝国) - 最大の敵でありながら、自国発展の道しるべでもある
- グラ・バルカス帝国 - 初期の戦いで大打撃を受け、超兵器なしには攻め切れなかった初めての敵
- エモール王国 - 国境を接する列強として一目置いている
- アニュンリール皇国 - ある意味親戚みたいなものだが、ア皇の鎖国政策のため、自国と同等かそれ以上であることには未だ気付いていない
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〔最終更新日:2023年03月21日〕
最終更新:2023年03月21日 12:31