にほん、にっぽん
みなさんご存じ、我らが日本。この物語の主役国家。つまり本作は主人公が1億2千万人以上いる。
※提供:銀柑
国旗の日の丸。激しい光を放つ旭日旗とは対照的に、平和を表す円形をしている…らしい。
国土面積は約38万平方キロ。人口は1億2千万人以上。。首都は東京都。地球世界でも有数の主要国。
第三文明圏の東に位置しており、当初は
文明圏外の新興国家と認識されていた。しかし実際は、この異世界のいかなる国よりも高レベルな文明を持ち、
この世界の常識がまったく通用しない。その一方で異世界の常識に極めて疎く、時にはそれが原因となって無用の被害を招くこともある。
パーパルディア皇国との戦争で圧勝した後は、東方大陸国家群の代表として扱われている。
国民は全てヒト(
人間)で構成された単一種族国家。内訳は殆どが日本民族で、残り僅かを地球の外国人が占める。異世界や
グラ・バルカス帝国の人間種とは異なり、
魔力は0である。
政治体制は立憲君主制で、
帝と皇族が存在する。が、非常にデリケートな問題の為、この方々が登場する機会は無いと考えて良い。
列強の軍隊(文明圏外国家の軍隊をたやすく全滅させる)や、強力な魔物(この世界の住民では到底歯が立たない)を、余裕で倒す別格の軍事力と、それを支える膨大な国力を持つ。ゆえに、異世界の国々や住民は、この国を驚愕と畏怖の念をもって迎えることになる。
また文明の進歩度や技術力が異世界の常識を超越しているため、「帰国しても説明できない、信じてもらえない」と訪日した諸国使節の頭を悩ませてしまう。
隔絶し過ぎな技術格差故に、敵対は致命的な死亡フラグと化す。そうなったが最後、如何なる手段を用いても全てが徒労に終わり、確実な敗北が約束される。日本側は相手がどれだけ外道な真似をしても滅ぼす意図はないので国自体は残るが、これまで掲げた目的や野望は(その能力自体、半永久的に失われるので)捨てるしかない。
地球にいた時と同様に平和主義と平和外交を是としているが、現状では『
いくつもの戦乱に巻き込まれながらも、それらをすべて制したこと』が、異世界での国際的地位に直結している。また、あくまでも平和と対話を尊ぶものの、一度戦う覚悟を決めたら最後まで容赦なく貫徹する激しさも併せ持つ。
加えて対パーパルディア戦の苦い経験から、国民の多くが 「
必要とあれば戦争や武力行使もやむを得ない」と考えるようになり、軍備の増強にも抵抗も薄くなった。
異世界転移後、国交を結んだ国々との貿易により経済はV字回復している。景気の高まりはとどまるところを知らず、かのバブル期をも超えるのではと囁かれている。一方で造船などの分野は発注が殺到したため、過労死する者が後を絶たず大きな問題になっている模様。
なお、地球にいた頃の各国大使館は、異世界転移後に日本政府へと引き渡されたらしく、この世界で国交を結んだ国々が自分たち用に借り受けている。これは施設がまだ使えることに加え、日本の地価や物価が異世界でも(おそらくワースト級に)高いため、列強であっても建築費用どころか土地の購入代金すら工面するのが困難だから、という極めて現実的な問題に起因する。
施設の賃貸料は相当格安らしく、とりわけ各文明圏外国家からは非常に重宝がられている。ただし一概には定められておらず、裏設定によると立地・物価・かつての所有国によって価格は変動する模様で、
ムーの場合は年間約600万円で借りている。ちなみに、作中ではムーが旧カナダ大使館を再利用しているのが確認可能。また、
クワ・トイネ公国は旧オーストリア大使館を、
クイラ王国は旧シンガポール大使館を再利用している。
ロウリア王国およびパーパルディア皇国の蛮行や、グラ・バルカス帝国の
核兵器保有の可能性が知れ渡ったことから、国民の多くは軍事に対する考え方が“受け身の自衛”から“積極的な防衛”へと根本的に変わり、それに伴って
自衛隊の大幅な戦力増強を行っている最中。防衛省の人物が「極端から極端に振れる国民性だから、行きすぎなければいいが……」と心配する描写もある。
航空護衛艦の配備
次期主力戦闘機の開発
原子力潜水艦の配備
日本版GPSの整備
何かと必要かつ経済効果も高いので整備。
1645年までに実用化する。
これに伴ってGPS誘導爆弾とGPS誘導可能な長距離巡航ミサイルに関する研究も開始する。
自衛隊員の増員
自衛隊員の定数を40万人規模まで拡大。
これと併せて戦車、装甲車、護衛艦、潜水艦も増強。護衛隊群も増設し7個護衛隊群とする。
対地・対艦攻撃可能な超音速ステルス巡航ミサイルに関する研究
新惑星における宇宙空間からのロケット再突入に関する研究
要するに長距離弾道ミサイルの研究。極秘に核弾頭の研究も始めている。
この他にも有人宇宙飛行について触れられているが詳細は不明。
在日米軍に残されていた資料から、極めて有用であると判断し、研究を勧め近い将来に配備を行う。
戦艦の建造・配備
本編では一切言及がなく、数年前に
みのろう氏が存在を明言したのみだったが、原作第107話にて遂に話題に上がった。
グレードアトラスター改造型と新規建造3隻の、計4隻を配備予定。後者の正式名称は「
ヤマト型護衛艦」だが、グレードアトラスター改造型の艦名については不明。
主な地名一覧
- 東京 - 首都。外資系企業が軒並み倒産したので土地が余っている
- 福岡 - 外交の玄関口。海外からの使節は大体ここから入国する
- 舞鶴 - 海上自衛隊の本拠地の一つ。
- 呉 - 海上自衛隊の本拠地の一つ。ラ・カサミの改装もここで実施。
- 横須賀 - 海上自衛隊の本拠地の一つ。
主な傘下組織
- 官公庁
- 民間企業
- 宝大陸社 - 地味に影響力が大きい出版社
- 八菱重工業 - 書籍版ではマイナス5された本来の名前だったり「M重工」という名前になったりする
- I重工 - 宇宙ロケットの研究もしてる企業
- J社 - 呉に事業所を置く造船企業
- ホーンダス - 航空事業にも手を出した自動車会社
- TUTAYAN - 大手書店、携帯電話事業にも意欲あり
- du、ドコモン、ソフトバンバン - 大手携帯会社
- 井戸村屋 - 食品メーカー、えげつない硬さのアイスなどが商品
- K汽船 - 自動車運搬船などを保有する海運会社
- S社、KO社、KB社 - 魔導師キャンディーに研究協力を打診した化粧品会社。S社は後にキャンディーと合同でM・CANDYを開発。
登場人物一覧
政府関係者
- 外務省
- 田中 - 転移直後「いずも」に乗り込んでいた外交官。この世界の人々とファーストコンタクトを取った日本人でもある
- 朝田 - パーパルディア皇国およびグラ・バルカス帝国との交渉にあたった
- 篠原 - 朝田の補佐官
- 柳田 - ルミエスの保護などに一役買った外務省職員
- 中井 - 同上。柳田共々将来有望な職員らしい
- 御園 - ムーへ派遣された外務省職員
- 佐伯 - 御園の補佐官。ミリタリーマニアの気がある模様
- 荒尾 - エモール王国へ派遣された職員。空間の占いの影響もありVIP待遇される事に
- 北村 - カルアミーク王国へ派遣された職員
自衛隊
登場する主な兵器
その他
主要な国家との関係
- クワ・トイネ公国 - 日本が最初に接触した国家。食糧チート国で、クイラ王国と共に日本を後方から支える。
- クイラ王国 - クワ・トイネ公国の隣国かつ友好国で、資源チート国。この両国と最初に接触できたことが、日本の最大の幸運。
- ムー - 日本と同じ地球からの転移国家。列強内では唯一、日本との関係は非常に良好。
- エモール王国 - 占いで「日本が魔帝の野望を阻止する鍵」と知り、直後にやって来た使節団をVIP待遇で迎えた。
- 神聖ミリシアル帝国 - 列強かつ新世界最強国家。世界でも大きな影響のあるこの国とは中々国交が得られなかったが、今では付かず離れずの友好関係を築けている。
- 古の魔法帝国 - 本作の日本と対を成す国家。日本が異世界へ転移した最大の理由。未接触。
余談だが、作中では日本と略すよりも、日本国と正式名称で呼ばれる事が多い。
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〔最終更新日:2024年09月22日〕
最終更新:2024年09月22日 09:13