パーパルディア皇国

ぱーぱるでぃあこうこく

フィルアデス大陸の過半を支配する第三文明圏唯一の列強国。4番目に列強の仲間入りをした国であり、列強の中では新参者である*1ロウリア王国の次に日本と敵対することになった国家

※提供:銀柑
国旗。地竜による皇国拡大期を象徴している。編集氏がデザインを担当したとのこと。

首都は国土南部の海に面した皇都エストシラント。人口およそ7,000万。
皇帝を頂点とした絶対君主制国家で、国政は皇帝ルディアスと軍最高司令官アルデ、議長、皇国の各主要機関の局長達が出席する帝前会議で決定される。
皇帝ルディアスが絶対権力を持つ反面で、各機関にも様々な権限が与えられ、権限内であれば独自に行動を起こすことも可能*2
技術力は産業革命直前のヨーロッパを少し強化した程度。産業は第三次産業、特に研究開発に力を入れており、第一次・第二次産業は属領にまかせている。
列強国なだけあって、その国家機構も大きい。詳細はパーパルディア皇国の国家機関を参照。

第三文明圏最強国で圏内とその周辺国を大きく引き離す国力と軍事力を有するが、五大列強の中では第四位と中〜下位に位置する実力で、上位列強と戦える国力はない。ただし、パーパルディア皇室は皇国による世界支配を夢見ており、いずれは列強第一位の神聖ミリシアル帝国とも戦うつもりでいた。
実際の所、あくまで裏設定ではあるが現皇帝ルディアスが"大臣相当"の地位でいたならば、『今頃は神聖ミリシアルと同等』とされており、技術力そのものは格段に劣るが『風神の涙の技術的限界を見極めて試作型艦載魔導エンジンの試作する』『木造とはいえ、造船技術の粋を極めた装甲船や100m超の大型船*3を生み出す』と基礎的な工業力は産業革命後の地球ヨーロッパ諸国に並ぶ水準。
コミカライズ版ではちぐはぐな技術体系も相まって、現代迫撃砲同様な設計の携行魔導砲リントヴルム運搬用の外洋航行可能なビーチング式強襲揚陸艇など、「19世紀の大英帝国も真っ青になるほど(by防衛装備庁職員)」という評価が決して誇張ではない有様である。

前身はアルタラス王国ほどの領土だった「パールネウス共和国」で、北からの侵略に抵抗して周辺国を支配した結果、文明国5ヵ国と文明圏外国67ヵ国を属領として支配する巨大な列強国に成長した。他国を圧倒した最大の要因は、地竜の使役に成功したこととされる。
ところが、他国を支配した結果さらなる軍事力が必要となり、軍を維持するために大量の魔石と物資が必要となり、それを手に入れるためさらに侵略をくり返すしか無くなるという、悪循環に陥ることになった。

この10年以上にわたって凄まじい拡張政策をとっており、周辺国に理不尽な要求を繰り返しては、拒否されると問答無用で侵略・征服を行う*4。属領すべてを恐怖で支配しているため、常に『舐められまい』としている。そのためか、無駄にかつ異常にプライドが高く他国からは「プライドの塊」と評される。
「自国と対等の立場を認めるのは列強国のみで、他の国には文明国文明圏外国を問わず、自国の国民に対する治外法権を認めさせる」という態度が、この国の傲慢さを物語る。
それらの影響で、皇帝の政策を都合良く利用して甘い汁を吸う輩が増え、皇帝の指示以上に横暴を働く者が多く、国内を徐々に蝕んでいる。特に統治機構の腐敗が酷く、属領に圧政を敷いていた*5
これらの不正は、気づいた者も皇帝の処罰を恐れて黙認する為正確な情報が伝わらず、皇帝の判断を大幅に誤らせていた。

属領の疲弊を無視した急激な領土拡大政策や強権支配により、占領地では皇国に対する怨嗟の声が溢れている。
しかし、国内の重鎮の中でパーパルディア国内の問題点や限界に気づいて行動しようとしていたのは第3外務局長カイオスくらいであり、他の政府関係者は問題にしないか*6楽観的に見ていた。

フェン王国への侵攻を日本に退けられ、現場の人間は日本の脅威度を理解する。しかし組織が大きすぎたため情報が上手く伝わらず、上層部は日本の国力について都合のいい解釈をする。その結果、皇族のレミールに外交を委ねることとなり、後述の致命的失策へと繋がっていく。

フェン王国のニシノミヤコを占領した際、レミールが日本に対して日本人観光客203名を人質に、パーパルディア皇国への絶対隷属*7を要求。日本側が人質の解放を要求すると、レミールは「蛮族が皇国に要求するだと?!」と激昂、人質全員を惨殺した。
この「蛮族の振る舞いとしか言いようの無い行為」に当然ながら日本側は激怒し、即戦争状態へと突入。フェン王国との戦争に介入され、フェン王国侵攻軍は自衛隊によって壊滅*8フェン王国の戦い)。この大敗北に、パーパルディア皇帝ルディアスはレミールの進言を容れ、「日本民族を一人残らず皆殺しにする」という殲滅戦を公式に宣言

しかし、その後の戦闘も見るも無残な一方的惨敗*9を繰り返し、海軍力の9割以上を喪失、皇国本土も軍事・工業施設に大規模な空爆を受け60万に達する戦死者を出すなど、急速に軍事力を消耗。
しかも、再独立したアルタラス王国のルミエス女王の呼び掛け(という名の扇動)で全属領が反乱を起こし、パーパルディアの第三文明圏に対する支配体制が崩壊。さらに本国が73ヶ国連合軍(属領反乱軍)とリーム王国の侵攻を受け、主要都市アルーニが陥落。
この時点で、属領を取り戻す戦力と国力はすでに無く、共和国時代まで領土は後退列強の座から転落。過去の努力の大半が無駄になったばかりか、第一次・第二次産業を属領任せにしていた事が災いし、穀倉地帯の喪失により本国で餓死者を出す恐れすら生じる*10など亡国の縁にまで追い詰められる。

だが、第3外務局長カイオスが日本政府と密約の上でクーデター*11を起こし、日本と講和(実質的には条件付き降伏)を結ぶ。日本からの呼びかけにより旧属領とも停戦し、本国のみはどうにか存続。国家が消滅する事態だけは辛うじて回避*12した。
終戦後は、日本一部の旧属領からの食糧支援を受けているようである。

戦後は、事実上日本の属国となり、他の列強国からは『実質的に終わった国』*13と見なされている模様。
ただし、大きく国力を落としたとはいえ、レイフォルの様に首都が焼け野原になるぐらいに国力がなくなったわけではなく、準列強と言われるリーム王国が今なお恐れるぐらいには戦力は残されている。

現在では独立したものの国家運営が上手くいっていない元属領*14を各国平等の元、権利を保証した上で州として迎え入れており*15、事実上の合衆国になっている。カイオスの政策によって国際的な信用も回復してきており、生まれ変わったとする見方が多くなってきている。そして更なる信用回復の為にクルセイリース大聖王国の侵攻に対してシルカーク王国へ軍を送ることを決定した。
主な地名一覧

傘下組織

登場人物一覧
皇族関係者

政府関係者


軍関係者

その他

登場する主な兵器
その他

関連項目
国家列強パーパルディア皇国の国家機関パーパルディア皇国の地理

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過去のコメント
  • パ皇国日本国攻撃で国力低下和平交渉す安い皇帝討向き会う問題? - 名無しさん (2022-02-18 21:02:04)
  • パ皇国対し日本国金塊九百トン、資源採掘、皇帝陛下謝罪条件下日本国和平交渉望む - 名無しさん (2022-03-03 19:26:13)
  • パ皇とウクライナが戦争したらどんな展開になるか気になる。戦国自衛隊みたいな戦線になるかな。原点回帰ですね。 - 「まさゑのバウケン」創始者 (2022-03-06 00:10:43)
  • 人道回廊に、マスケット銃軍団のテルシオ陣形。「竜はAK-47やRPG-7の的でしかない」と学んだパ皇軍がやりそうな事。 - 「まさゑのバウケン」創始者 (2022-03-09 20:04:58)
  • 交易系のチート能力者の能力に限りがあって、米国の支援が得られなかったり、日本国からも防弾チョッキなど限られた支援しか得られない、対パ皇 戦争中のウクライナ。 - 「まさゑのバウケン」創始者 (2022-03-10 09:00:49)
  • 第3文明圏の平均的な文明国では、戦士階級の戦いといえば『族滅』はポピュラーな戦略だと思います。そして国民国家は無く、諸侯や都市国家の連合体を以て国家と呼んでるのがフツーだとも考えられます。パ皇のソフトマター・ラージスケール・テロ路線には合理性と蓋然性があった。 - 「まさゑのバウケン」創始者 (2022-03-10 09:08:50)
  • パ皇日本国喧嘩売って日本国勝った相手はワイバーン、火吐く亀戦車日本国戦闘機、戦車部隊 - 名無しさん (2022-03-13 19:43:32)
  • 最新話でパーパルディアより強いとされる国家が登場したが、軍トップにあたる軍王ミネートはパーパルディアを見下してたな…列強5ヵ国のうちパーパルディア・レイフォルが彼らのいう文明圏外国に劣っているとはな…井の中の蛙だよ。まぁ新しく出た国家も井の中の蛙になりそうなんだがね… - 名無しさん (2022-04-07 23:18:54)
    • 例え技術レベルでは差があったとしても、やってることは属領からの搾取による自転車操業、それも限界に達しての対外侵攻と、発想がまんまパーパルディアと同じなんですよね。まあこちらほど絶対権力でなく、かつトップ近くに穏健派がいる点が差を生みそうですが。 - 名無しさん (2022-04-10 17:28:40)
      • カイオスの日本国調査人材派遣団にレミールの横槍入らなかった感。 - 名無しさん (2022-04-22 03:42:31)
      • なお強硬派にとって不都合な存在である穏健派のトップの聖王ジュウジが“お亡くなり”になって強硬派の傀儡が新たな聖王になった模様…最大のブレーキ役が消えました。代わりに第3女王とミネートがルディアス・アルデポジションになるでしょうな - 名無しさん (2022-04-22 21:04:20)
  • パーパルディア皇国日本国虎の尾踏むことなる - 名無しさん (2022-04-09 16:51:11)
  • この国、モデルがドイツだとしたら虎Iとか作ってきそう。そしてクル聖戦で活躍するとか?流石にないか - 名無しさん (2022-05-01 14:06:26)
  • パーパルディア皇国白旗、日本国37国連合国 - 名無しさん (2022-05-10 19:27:44)
  • 産革前で7000万人か...ドイツの推移を参考にすると1940年代で2億5000万人くらいになるね。文明が100年以上離れててよかったな日本 - 名無しさん (2022-05-22 14:25:13)
  • カイオスの取った合衆国制度というかバーパルディア皇国旧パールネウス地域を中心とした国家連合だな。経緯は違うけどニグラート連合マギカライヒ共同体みたいなもんか。 - 名無しさん (2022-05-23 02:26:18)
  • パーパルディア皇国都市中心部問題? - 名無しさん (2022-05-23 18:38:39)
  • カイオスの手腕は大したものですが、生かさず殺さずでパ皇を抑えておきたかった日本的には、ある意味痛し痒しの状況でしょうかね、この合衆国誕生は。まあカイオスは間違っても日本と敵対しないでしょうが。 - 名無しさん (2022-05-28 11:37:42)
    • 言うても元属領は親日だろうし旧パールネウス領域も書籍に書いてある限りでは地下資源掘削するからそのためにインフラやら何やら手が入るだろうからリーム王国みたいな馬鹿な真似はしないと思うよ。それにおっしゃるようにカイオスは間違っても日本に敵対することないだろうし。 - 名無しさん (2022-05-28 11:54:16)
  • パーパルディア皇国戦後レミール捕虜交換 - 名無しさん (2022-05-28 13:28:51)
  • 久しぶりにパーパルディア皇国の将官が出てきたけど、前より少し理性的というか、いくらかマシになっていた気がする。まあ、あれだけ惨敗したなら無理もないけど。 - 名無しさん (2022-06-01 12:56:19)
  • カイオスやエルトが頑張って、存続することは書かれていたからな。この参戦は信用回復ためにも必要だったろう。 - 名無しさん (2022-06-01 15:47:54)
  • 軍人がパーパルティアがまだ列強だって言ってたけど実際のとこは準列強、地域大国がいいとこな気がする - 名無しさん (2022-06-04 07:27:06)
  • パーパルディア皇国和平交渉結ぶカイオス長い戦い始まる未来重み - 名無しさん (2022-06-05 20:24:24)
    • あなた、接続詞が多いと文章が読みにくくなる、なら省こうというのは良いですが流石に省きすぎです、文章がミニマリストみたいになっています。それを改善しただけでもある程度は読みやすくなりますし、こちらも返信しやすくなりますよ。 - 名無しさん (2022-06-05 21:31:39)
      • こんな感じのコメントあっちこっちで見ますが、なんか機械翻訳っぽい気がしますね。なんぞ海外サイトでも日本国召喚のwikiがあるようなので、そっち経由の外人さんかしら? - 名無しさん (2022-06-05 22:30:42)
    • 文章力は書くのは勿論ですが、あなたの場合は読書感想文の入賞作品も参考になると思われるので一度見ると良いかと。検索すれば読みやすい文章のポイントなども出てくるので、それを活用すると良いですよ。頑張ってください、ファイトです。 - 名無しさん (2022-06-05 21:42:44)

ここを編集
〔最終更新日:2022年05月24日〕
最終更新:2022年05月24日 11:56
添付ファイル

*1 感想欄2015年 08月 29日 13時 34分の作者の回答。

*2 第3外務局は文明圏外国懲罰のための監察軍の指揮権を持ち、報告は皇帝への事後報告でも問題ないなど。

*3 あくまで地球における一例だが、超フィシャヌス級戦列艦サイズの外洋航行可能な装甲艦が登場したのは1859年のグロワール級から。100m超の木造外洋船もほぼ同年代で建造されている。

*4 コミカライズ版ではアルタラス王ターラ14世から「暴虐なる怪物」と評された

*5 アルタラス王国のルミエス女王に書籍3巻111Pの独白で、そしてWeb版では彼女の演説の中でも、「悪魔のような国」とすら言われている

*6 神聖ミリシアル帝国の外交官フィアームは、国内統治に問題を抱えていると発言しており、外部には気づかれていた模様。

*7 具体的には判明しているだけで、「日本の国王には皇国人を置く」「国内法は皇国が改正できる」「国軍は皇国の求めに応じ、軍事力の必要数を指定箇所に投入(日本の軍事力の指揮権剥奪)」「皇国に毎年奴隷を差し出す」「今後の独自外交権剥奪」「国内の全資源・技術の開示」「皇国民は日本国民への生殺与奪権利付与」という受け入れれば国家の体制が保てなくなるほどの無茶苦茶な内容。作中ではさらに文章が続いているため、他にも要求が書かれていた模様。

*8 ほとんどの者は戦死し、生き残りは全員捕虜となった。捕虜たちは一部を除き山口県の刑務所を改装した捕虜収容所に収容された。

*9 アルタラス戦の後、皇国の上層部はムー側との会談で日本の実態と自分達の誤認にようやく気付くが、状況は既に手遅れだった。

*10 食料が手に入らなければ6~8ヶ月で備蓄が底をつく状態。経済封鎖が発動され、クワ・トイネなど他国からの食糧輸入も不可能だった。

*11 皇帝ルディアスを幽閉、国家議員会議及び行政大会議の各議員を拘束、日本人観光客の処刑を命じたレミールを捕縛し日本に引き渡す。

*12 ただし亡国を避けられたのは、日本側にパーパルディア皇国を滅ぼす意図が無かったからにすぎない。

*13 書籍第4巻229ページ。神聖ミリシアル帝国皇帝ミリシアル8世から「実質的に滅びた」と言われている。

*14 独立したものの国家としての運用実績を積んでいない一地方のため、様々な弊害が生じていた。

*15 一部反対する国は取り入れず、賛同する国のみで構成されている。