今や三大文明圏では確定事項となっている魔帝復活だが、魔王の捨て台詞と
空間の占いの結果が出るまでは迷信と思う国や半信半疑の国ばかりだった可能性がある。
まず本気で対策をするなら人類の最終防衛ラインで太陽神の使者が召喚されたロデニウス大陸などに調査団を出して場合によっては列強で管理するぐらいはやりそうだが、本編では辺境の大陸としか見られておらず、パーパルディア皇国の国家戦略局が権力争いの道具として目をつけられていた程度だった。またトーパ王国に関しても
世界の扉が当時の人類の技術では不可能なオーパーツであることぐらいは、軽く調べたらわかりそうだが列強は見向きもしなかった。
また国家転移自体も日本が力を見せるまでは出鱈目と言われ続けており、ムーの転移ですら神話と認識されムー以外では信じられていなかった。
このため三大文明圏では一番魔帝を理解しているはずのミ帝でも現実味を持てていなかった節があり近年の怒涛の出来事の連続でようやく魔帝の復活が現実の事だと各国は確信できたと思われる。