Juteline's Ball-Room
さとみマジックにトリックあり
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匿名ユーザー
ダンスファン2005年6月号さとみマジックにトリックあり
ダンスファン2005年6月号さとみマジック
ダンスファン 2005年 6月号 P14
さとみマジック
フロアに垂直に立つってどんなイメージ?
このレッスン記事は かなりレベルの高い人向けの内容で 字ヅラのとうりに気楽に読んでは 意味が分かり難いようです
フットワークの言葉もあるから ヒールとかボールとかの表現がフットワークかと思いながら普通に読み進んでも サッパリ意味が判らずに混乱しました
図解をみると ますます判らなくなります
難しい内容を やさしく書かないと レベルの低い中級者が 解釈を誤解すると思いましたので ここに取り上げてみました
この雑誌のグラビア頁のレッスン記事は レベルの高い中級者以上を対象にしていて 初級者が読むべきではないのです
さとみ先生の説明内容は とても大切な事で 正しい説明をなさっているのです
【垂直に立つ】ことのイメージに関しての事ですから これを実際の種目に適用する時には 各種変更を加えて種目ごとの違いを加味して 踊る事になります
初級者向けではないのですから という点と キャリア的には中級者といえるレベルの低い中級者(公民館サークルダンサーの3~10年生)が 間違い解釈で鵜呑みにする点と からの危惧から 入門者にも分かるように私なりの補足説明を書きますので 入門者・初心者・初級者は 注意して下さい!
図のプレゼンテーションにミスがあります
【左図が間違った立ち方】は ウソで
左図も右図も同一の図です
左図も右図も 同じ図です
右の図は 左の図を拡大してあります
縦のラインの引き場所を 変えてあります
左の図は ラインをかかとに引いていますが ラインよりも前に体の80%がとびでていますから かかとバランスにはなりません
土踏まずバランスになっています
右の図も 同じ図ですからラインが土踏まずに 引いてあるように 土踏まずバランスです
ボールには殆ど体重が乗らないで 4分の1と4分の1に ウエイトが分散するという説明部分が
2分の1と 2分の1に分散して ボールには ゼロと思えます
【床に垂直】のイメージとしては 土踏まずバランスで良いのです
初級者が このバランスを実際の踊りに用いる時には 【男子のタンゴバランスでヒザを伸ばした形】と 考えて下さい
タンゴ男子のバランス説明図
タンゴ男子のバランス説明図と 考えると分かりやすいです
タンゴ男子の上半身の立ち方に このイメージを参考にして下さい
下半身は 少し変更して 股関節とひざ関節と足首関節を曲げて 低く下がって この図のように 土踏まずの上に 上半身を垂直に真っ直ぐに 乗せて下さい
『土踏まずとかかとの中間に4分の1 かかとに4分の1』
この具体的説明は
生徒A「先生! 土踏まずって~ ??? 土を踏まない場所にどうやって体重を乗せられるんですか? 」
先生「?!」
こういう素晴らしい質問をする人への 回答ですね
ワルツは ボールバランスに変更して下さい
ワルツ男子は ヒザと足首を曲げて 股関節は真っ直ぐに伸ばしておいて 右の図のラインが ボールの上に乗るように 膝頭がボールの上に乗るように 立って下さい
その形のままで ヒールを上げたり下げたりして下さい
上半身が前後にぶれることなく ボールの上に垂直に下りる筈です
図の形をそっくり真似して ワルツでロアーをして ヒールを下ろすと 女子を引っ張る事になります
その点 注意して下さい
女子は 上半身を後傾姿勢に
変更して下さい
女子は ヒザと足首を曲げて ひざをボールよりも少し前に出して ヒザからミゾオチからヘッドへかけて 反り返る形にして下さい
その形によって 左肩甲骨の下を 男子右手に押し付けるようにして 一定の圧力をかけて下さい
女子は この左肩甲骨下の圧力変化を リードとして感じ取って下さい
男の背中とボディーの中心
入門者と未経験者には 絶対に分からない男の背中
男子初心者は 両肘を横に目いっぱいに広げて 背筋を伸ばして 胸を張る事が【良い姿勢】と 勘違いしている人が多いが そういう人のイメージは (背骨がボディーの中心)と錯覚しているかもしれません
右の図を見て下さい
ヘッドのてっぺんから串刺しのラインが スパインの前側を貫通して ヒップ(骨盤)を貫通していますね
この形を男子が 保持しないと リードが伝わらないのです
背骨は ボディーの中心にはなくて ボディーの端っこにあります
背骨をボールの上に乗せて ヒップを後ろへ引いて 前方の重さをバランスさせようとして そっくり返ってはいけません
左右の 両肩甲骨の間を 広げて下さい
P16の外人写真は 疑問あり???
男子右足の説明が『ヒールを使ってしっかり送り出している』&&とありますが女子の右アームから下がっている布のなびき方を見ると 男子前進(女子後退)の写真に見えますよ!?
ですから 男子右足は 前進用意したところで 踏みとどまる直前と思われますから 女子左足が 後退用意の形と考えられますね&?
この直後に 男子右足がフラットになった瞬間に 女子左足がトウからボールに切り替わるものと考えられます
その時同時に 女子右足が フラットからヒールに切り替わるのです
写真に疑問ありですが 説明文は 正しいものです
『靴で立つ』は とても参考になる
P17の『靴で立つ』&&という説明は とても参考になります
文中のケース以外の場合でも【靴で立つ】を 考えて見ましょう
ワルツナチュラルターンの2~3でライズする時に 入門者向けのサイバーレッスンで 私が説明したように 初級者は トウ立ちが出来ないから ボール立ちのライズで良い&&と云いました
中級者が トウ立ち出来るのは 男子モダンシューズの靴底に 弾力性のある一定の硬さがあるので ボール(母指球)を床から上げて 小指と薬指が床から離れて 更に 靴底の先の硬い曲がり(反り具合い)を利用して 更に ライズを高くすると ナチュラルターンの3で 両足が揃った瞬間には 両足の親指と人差し指(人を指さないけれど)との4本の指で 立ち上がります
次のカウント3の前半で 右足に体重を移動した時には ボール立ちに切り替わりますから 2よりも3の方が 少し低くなります
このようなトウ立ちライズが出来るのは モダンシューズのおかげです
ですから ダンスホールで踊り続ける場合は ラテンシューズの着用はやめて
モダンシューズで ラテンも踊るようにして下さい
ラテンシューズでワルツを踊る事は 出来ません
ラテンシューズは靴底が柔らかすぎて 無理にトウ立ちをやろうとすると 爪の先から出血してきます
プロの先生が 素足でやって見せてくれた事がありますが とても私には真似出来ません
67キロの体重を 支え切れません
P18 左足ヒールからトウの動きを利用して
右足クローズ
初心者は 勘違いすると思いますが ここの説明は フットワークではありません
ですから ナチュラルターンの左足は フットワークで表現しますと ボールで着地してからヒールが上がりっぱなしなのですが ここの説明の意味は ボールで着地した時には まだ 重心が両足の中間にあるわけですから 上げたヒールの靴の中では 重心の移動に伴って ヒールにかかる重力を ヒールが下りないように足首の筋肉の力で 維持しているものと考えて&&
『男性の左足が ヒールからトウに移動するエネルギーを利用して 右足がトウになります』
『そして 両足のエネルギーを使った結果として 足が閉じます』
このように説明されていると考えて下さい
『フットワーク』の言葉も出てくるので まともにフットワークで考えると理解出来なくなります
とても 分かりにくい文章です
初級者向きに 私の言葉で言い換えますと
右足がトウになるのは スイング動作による慣性が働くので 右足は自然にトウになります
『両足のエネルギーを使った結果として 右足を閉じる』
ここの表現は とても参考になりますから 初級者にも考えて欲しいものです
初級者は 2の左足を引き寄せる動作によって 右足を閉じているのです
閉じ終わった瞬間には バランスが左へ流れて 左へ傾斜しているものです
2の左足の筋肉は 【引き寄せ】とは反対に ボールで着地してから 左足を【引き離す】感覚で 左足で床を左横へ 押すようにして下さい
という意味は 重心が左へ移るのを遅らせるという事です
その遅らせている間に 両モモの内側の筋肉を使って 股を閉じるようにして下さい
カウント1の足を踏んでいる間に 左足の移動足が移動する距離が長いので カウント1は問題ない(Noprobrem)のですが&
カウント2の左足を踏んでいる間に 移動足の右足を移動する距離が(閉じるまでの距離が)短いので 問題あり(That'sprobrem)なのです
カウント1よりも 短い距離を カウント2の(1拍分)で動くのですから 当然ながら ゆっくりと動作しないとスムーズ(smooth)なダンスになりません
中級者は 左足を引き寄せないで 床を強く押す事によって タイミングの調整をして 結果的に スウェイ【sway】が永く見えるのです
2~3にかけて フワ~~っとした感じが ワルツの見せ(魅せ)所です
ダンスファンのレッスン記事は
分かりやすくない表現です
公民館サークルでの中級者レベルでは 理解出来ないほど 難しい書き方がされています
難しい内容を もっと分かりやすく書く工夫が 欲しいものです
何でわざわざ 【混乱させるような 図解】を用いるのでしょうか
図解は 分かりやすくする事に 用いて欲しいものですね
初級者には 初級者用の説明が 必要なのですが 入門用の単行本には 良い本が少ないし 月刊誌には初級者向けの説明が 殆どありません