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気になること

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「おーいかがみ~んみんみんみんみんみ~ん」
 三時限目終了の合図のチャイムと共に自重しない声が聞こえてきた。
「なによ、そのセミみたいな呼び方」
 特徴的な青いアホ毛がぴょこんぴょこん動きながらこっちへ向かってきた。
「いや~、ちょっとなんとなくね」
 なんとなくで済むものなのか。
 …うん、なんとなくで済むんだろうね。こなた的には。

「で、なんか用?」
「昼休みさ、聞きたい事あるから今日そっちで食べていい?」
「別にいいけど…でも、私がそっちのクラスに行って弁当を食べながらの方がいいんじゃないの?」
「まぁそうなんだけどさ、宗教上の理由で……じゃ、また昼休みで~」
 こなたの聞きたい事がなんなのかがよく分からなかった。
 それにまだこっちは疑問に残る所があったのにすぐに向こうへ戻ってしまった。
 一体なんなのか…突然やってきてすぐに戻る…この教室に一分もいなかったんじゃないかしら。
 そして…なんなのよ宗教上の理由って……。ったく…。

「柊ちゃん最近向こうに顔出してないから心配してるのかな?」
「いや、それはないと思う…って峰岸いつのまに…」
「私も忘れるなよ~…」
 気付かぬうちに私の横に日下部と峰岸がいた。

「まぁ、あやのの言うとおりなんじゃねーノ?あのちびっ子、柊のこと心配してたりして」
「向こうに行かない理由話してないんでしょ?妹ちゃんにも」
「…そうだけど、つかさに話したら情報がこなたに筒抜けになるからね」
「でも柊さ、肝心の私達にも話してくれないよな」
「そこは…まぁいいじゃない。気にしない気にしない。それに昼休みにこなたが来るからそこで分かると思うわ」
「少し騒がしいお昼になりそうね」
「いやー、今から楽しみになってきたな!」

 多分…というか絶対、昼…弁当の時間にこなたはこっちのクラスへなんでこないのかと聞いてきそうだった。
 おそらくあの雰囲気的に考えて。

 それより、時が経つのは早いもんで既に四時限目の開始のチャイムが鳴っていた。



 授業が終了を告げて周りのみんなに釣られて自分も弁当箱を用意する。
 その後に峰岸と日下部が私の机の周りに集まってきた。
「さぁて…どんな理由か楽しみだな…」
「ふふっ、そうね」
 …二人共どうやら楽しみにしているようだった。どんな理由かを。

「やっほー、来たよー」
 ここでこなたが登場。そして、さっきまで疑問だったことを一つ。
つかさとみゆきは?」
「一応誘おうとしたんだけどね…みゆきさんはなんだかすぐに教室出て行っちゃって…。
 それでつかさは曖昧な返事の後に遠慮するねって言われて断られたんだよね…」

 やっぱりまだつかさは慣れてないのね…。
 昔からつかさはこっちのクラスに来ようとはしなかった。
 おそらくつかさは日下部、峰岸とは片方の手の指だけで数えられるほどしか会った事ないじゃないんだろうか。

ひいらぎ~?」
「かがみ~ん?」
「柊ちゃ~ん?」

「「「どうしたの?」」」

「なによ?つーか三人で声合わせるな」
「偶然だよ偶然。それで、どうしたの?」
「ちょっとした考え事よ。考え事。それよりこなた、話しあるんでしょ?」
「うん、そだよ~。そのために来たんだからね」
「ちびっ子、どんな話しだ?」
「みさきちも聞きたい?峰岸さんも?」
「うん、まぁ…ね」
「じゃあ言うよ」

 こなたの話す質問は分かりきっているのに、なぜか私の心臓はドキドキ鳴っていた。
「それはズバリね…」
「もったいぶらないで早く話しなさいよ」
「こういうのは間が大切なのだよ」
 そんなものどうでもいいからさっさと話して欲しかった。

「………」
 私の耳にはまるで一人で居る部屋のようになにも音がしなくなっていた。

「…」
 あーもう…はやく…しなさいよ。

「なぁ、ちびっ子ぉ…」
 日下部が我慢出来ない子供のように呟いた。

「もうちょっと待ってね、みさきち…」
 まだ待たせる気か…。
 私も我慢出来ないんだけど。

「かがみんがツインテールにした理由だよ」
 と思った矢先にすぐ言い出した。いつもの調子の声で。
 って……え?なに?もう一回頼みます。
「なんつった?」
「だから、いまここにいる柊かがみさんがその髪形、ツインテールにした理由を聞きに来ました」
「な…なんだぁ…」
「ちびっ子、びっくりさせんなよな…」
 二人とも拍子抜けをしたようだった。無論、私もだけど。
 つーか、いちいち丁寧に話すな。

「ねぇ、こなた」
「ん~?」
「前にも話さなかったっけ?」
「いや~まあ…なんだけど、見事に忘れちゃってネ…」
「でも、私達が考えてたこととは違ったけど私もそれ、知りたいな」
「そうだなぁ…ついでに柊がなぜ凶暴になったかも知りたいけどな」
 一人変なことを言っているが気にしないで話を進める。
「まぁ、別にいいけど…。少し長くなるかもよ?」
「よし、やっちまえ」
「そう…」
 返事をして口を動かした。


「まぁ幼稚園のころの話に戻るんだけどね…。その時つかさと比べて私が周りから言われてた事は、
 『しっかりしてる』とか『行儀がいい』とか、そういう事しか言われなかったの。
 かわいいってことは全然聞かなかったわね。赤ちゃんのころは言われてたかもしれないけど。
 だから、そのなんていうか……そういう周りのプレッシャーとか姉の威厳…とか
 そん時からそんな事考えてしまっていて、ずっと『行儀よく』、『しっかり』し続けていた。
 でもその反対につかさはその人に懐いたときとか慣れたときに見せる『笑顔』でかわいいって言われ続けてたわ。
 私?私は……幼い頃に笑ったことはあまり無い気がするわね……。
 そんなことがあったからなのかいつからか、かわいいって言われたい気持ちも出てきて………なにか考えてる時にね――
 『なにか』って何?って?忘れたわ。
 続けるわよ。えっとそこで……かわいい髪飾りを見つけたのよ。
 その髪飾りをお母さんのとこに持って行って結んで貰ったの。
 そして結んでもらって出来た結果がこの髪型よ。
 あー、もう、だから黙ってなさいよ、そこ!
 あともうちょっとだから我慢しなさい。その後でいくらでも質問受け付けるから。
 ご飯で口塞ぎながら聞いてなさいよ。
 …でね、結んでもらった後つかさに見せに行ったのよ。
 見せた後に言ってくれた言葉がね、『可愛い』だったのよ。
 それまで私のことを話す時は『優しくて頼れるお姉ちゃん』って言ってたのが――

 ………話すのやめていい?

 なら静かにしてて欲しいんだけどなぁ。
 そう、峰岸。その調子でどんどん怒っていいから。

 どこまで話したっけ?
 うん、そこね。じゃあ続けるわよ。でも、もう終わるけど。

 と、言われていたのが『優しくて可愛くて頼れるお姉ちゃん』になったのよ。
 恥ずかしくもあったけどそれ以上にとても嬉しかったからかな……。




「ま、そんな感じよ」
 …
 三人が一緒にヘンな視線を私に送っている。
「な、なによ?」
「「「かわいいなぁ…って」」」
「うっ…うるさいっ……」

 終







「ちょっとまったぁ!」
「なによ急に?はやく終わらせなさいよ…ったく」
「いやぁ、ね、まだまだ聞きたい事あるから明後日の日曜日かがみの家に行く事にしたから。峰岸さんもみさきちも来るよね?」
「え、いいの?じゃあお邪魔させてもらおうかな…」
「もちろんいくってヴぁ!」
「じゃ、かがみん、そゆことだから」
「ちょっと、勝手に決めないでよ」
「息抜きにはちょうどいいじゃん。ね」
「そうだろー、柊ぃ。少しぐらい。な」
「はぁ……」

「というわけで続くよ!」
「誰に話してんの?」











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