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誰がために王冠は輝く?(5)

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だれでも歓迎! 編集
ウサギよろしく部屋から飛び出したかがみ先輩。
でも泉先輩は意外にもその後を追わなかったっス。
「ふふ、ここはあえて追わないのがミソなのだよ。
ダイジョブダイジョブ。そのうち戻ってくるって!」
確かに今のかがみ先輩にはちょっと頭を冷やす時間が必要っス。
さすが先輩、その長いギャルゲ歴は伊達じゃない。
選択肢の選び方に狂いは無いっス!
そうして再び割り箸が回収されて、ゲームは再開したっス。

さっきのアレがよっぽど衝撃的だったのか、しばらくはちょっとした罰ゲームや一発芸などが中心になったっス。
エロスはほどほどに、ってやつっスね。
ちなみに命令の内容は割愛、各自のご想像にお任せするっス!

「ズッ タン ズッズッ タン♪ グイン! バッ!! ズッ タン……」
ギャング・ダンスを見事なキレで踊る泉先輩。
……なんでそんな妙に上手いんスか?

「One hundred million and two thousand years from now 愛~シ~テ~ル~!」
英語版アクエリを熱唱するパティ。
この人もスペック高いっス。上手い……

「それそれそれそれ!っス!」
袖をまくり、頭にタオルを巻いて、テキトーなドジョウ掬いをする私。
………………………………イタいっス。

「に、ニャ、ニャア……こ、こんな感じですか……?」
ネコ耳バンドとシッポ(なぜかあった)をつけて、物まねをする高良先輩。
きっと神様にペットがいたらこんな感じに違いないっス。…純粋に萌え。

「すごぉい、髪の毛サラサラ~」
「………………」
つかさ先輩に膝枕されて赤くなる岩崎さん。そしてそれを見て頬を膨らます小早川さん。
意外にやきもち焼き?…やっぱり萌え。

「『爽(そう)あれたし』。
冷麺!……REIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIMENNNNN!」
冷やし中華(やはりなぜかあった)を前に、手に持った箸を十字にクロスさせて叫ぶ私。
うう……神罰が下りそうっス……

「え、えっちなのはいけないと思います!」
おそらく元ネタが分かっていないながらも、人差し指をピンと立てて、コッチの世界ではかなり有名なセリフを言う小早川さん。
ちょ、それ反則!ていうか犯罪っぽいっス!!

「ウホッ!いいおタコ……」
自分のペンダコを指差し、そんなくだらないネタを披露するはめになる私。
……せめて、食べる方のタコ(さすがになかった)があれば……
否、あっても変わらないっス……

……ていうか………………あれ?
私汚れ役多くないっスか!?
気のせい?気のせいっスよね!?



そんな感じでしばらくやっていると、
「……頃合、かな!」
突然泉先輩が言い、こっそりとドアに近づいていくと、私たちを手招きしたっス。
みんな頭に疑問符を浮かべながらも素直に従うっス。
そして先輩が勢い良くドアを開け放つと廊下には、
「――――――っな!?」
心底驚いた様子のかがみ先輩がいたっス。ちなみに体育座り。
「ふふ、そろそろ帰ってくる頃だと思ったよ。かがみんは寂しんぼだからね!」
よしよし、とかがみ先輩の頭を撫でる泉先輩。
「ち、違うわよ!1人だけ参加しないのも白けると思って…」
真っ赤になって、ゴニョゴニョ言うかがみ先輩に、
「ま、そゆことにしといてあげるよ」
可愛い奴め。先輩はそう呟くと、実に機嫌良さげにかがみ先輩の手を引いて部屋に入ったっス。
離しなさいよ、なんて言いながらかがみ先輩も満更でもなさそう。

「じゃあ、早速ゲーム再開デス!」
パティのその声と共に、ゲームの第3部が始まったっス。


……そこからが凄かったっス。
まるで何者かの絶対不可視的な力に操られるように、ゲームは進んでいったっス。
そう、私の望む方向、私の望むカップリングで……!


「ひゃうぅ!く、くすぐったいよぅ……!」
「ふふ、まだまだ!」
楽しげにくすぐるかがみ先輩と、身をよじるつかさ先輩。
う、美しい姉妹愛っス……!
もしや家でもあんな事やこんな事を!?いやいや自重しろ私!

「わあ、お姉ちゃんのほっぺ、すごく柔らかい!」
「ゆうひゃん、そろそろ止めへ~!」
泉先輩のほっぺを、楽しげにひっぱる小早川さん。
こっちも負けない姉妹愛を感じるっス!それにしてもこの姉妹、ロリロリである。っス。
何?……本当の姉妹じゃない?
何をおっしゃるウサギさん。そこがいいんスよ!!

「お上手ですね、みなみさん」
「……い、いえ」
ゆったりしたBGMに乗せて、手を取り合って踊る高良先輩と岩崎さん。
この2人もある意味姉妹っぽいよね。
普段はクールな岩崎さんも、高良先輩の前では無意識の内に微笑みがこぼれるようっス。
……ハッ!?そうか、岩崎さんにとっては、高良先輩は幼馴染で年上な、頼りになるお姉さん。
歩く萌え要素、完璧超人の高良先輩に、さらにそんな属性がついた日にゃあもう!
我ながら、何で今までこの可能性に気付かなかったんスかねえ!?


……これだけでも十分過ぎるくらいなのに、ゲームはどんどん加速していくっス!
世界が一巡しちゃいそうっス!



「すごい……ゆきちゃんの胸、ふかふか……」
「つ、つかささん……!」
真っ赤になりながら、きゅっと抱きしめ合う高良先輩。

「もっと近くおいでよ~かがみぃ~」
「う、うるさいっ!」
ベッドに入って添い寝する泉先輩とかがみ先輩。

「ご、ごめん、ゆたか……」
「ううん!み、みなみちゃんのせいじゃ…」
小早川さんの服のボタンを、たどたどしい手つきで外していく岩崎さん。……え?

……加速しすぎて描写が追いつかないっス!
「オォ、ゲレイト!グレイトデス!!」
隣で嬉しそうにパティが叫んでるっス。
やっぱりあなたは同士っス……ホント、素晴らしいよね……
……パティ……私、このゲームが終わったら……この体験を元にして、原稿書こうと思うんス……
今度はいつもより頑張って、締め切りもしっかり守って……

……それに家では可愛い娘が、私の帰りを待ってるんスよ……へへ……
最近構ってやれなかったから、帰ったらうんと撫でてあげないと。
ときどき拗ねて処理が遅くなったりするけど、ツンデレっ娘でとっても可愛い、愛しい娘なんス…………

そんな思考がつらつらと流れては消えていく……
そんな恍惚状態が気持ちよくて……ああ、ここは、ここが、天国?
真っ白な花がいっぱいで、綺麗っス……その花言葉は「純潔」……



このときの私は分かっていなかったっス。
こんな都合の良い組み合わせの中、何故私だけが残されている意味を。

このときの私は気付いていなかったっス。
今まで確かにみんなの頭上にいらしたマリア様が微笑みながら、ゆっくりと私の方近づいてくるのを……!

       【To be continued…】












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  • ↓死亡フラグ…頑張りすぎて体壊して原稿オトすんですね。
    そしてパソコンはデスクの上でひよりんの帰りを待ち続ける… -- 名無しさん (2011-04-28 18:10:18)
  • ひよりん死亡フラグ立ってる( ゚д゚) -- 名無し (2009-03-07 16:27:11)

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