時間もそれなりにたっているので、ラスト一回ってことになったっス。
周りを見渡すと、さりげなく寄り添い合うようにしている泉先輩とかがみ先輩、
恥ずかしそうにしつつ、チラチラお互いの顔を見合う小早川さんと岩崎さんが見えるっス。
さっきまでのゲームが効果を発揮したようっスね!
今日生まれしカップルは2……いや、3、組っスか?
つかさ先輩と高良先輩も、もじもじと意識し合ってるようっス。
…神よ!私は今、これまでない程に感動しているっス……!
見よ同士達!世界はこんなにも美しいっス!
素敵だ…… やはり百合は、素晴らしい……
周りを見渡すと、さりげなく寄り添い合うようにしている泉先輩とかがみ先輩、
恥ずかしそうにしつつ、チラチラお互いの顔を見合う小早川さんと岩崎さんが見えるっス。
さっきまでのゲームが効果を発揮したようっスね!
今日生まれしカップルは2……いや、3、組っスか?
つかさ先輩と高良先輩も、もじもじと意識し合ってるようっス。
…神よ!私は今、これまでない程に感動しているっス……!
見よ同士達!世界はこんなにも美しいっス!
素敵だ…… やはり百合は、素晴らしい……
「じゃあ、ラストゲームの始まりだね!さあ、ひよりん!」
あ、そういえば割り箸係になってたっス。回収回収っと。
全ての割り箸が回収され、再び引かれたっス。
私の手に残るのは、……まあいいっス。この際何番でも。
今日はもう満足っスから……!
「オゥ、ワタシ王様デス!」
そう言って割り箸を高く掲げるのはパティ。
「最後にふさわしいの頼むよ、パティ?」
「モチロンわかってマス!そうデスね……」
ふふふふふ……いや、それにしても今日は本当にいい経験をしたっスねえ……
私はまさに奇跡の体現者になったっス!
とりあえずきっかけを作ってくれたパティには感謝の極み。
あとで菓子折り……いや、秘蔵の同人誌でも持っていかねばっス!!
考えている間に、命令が決まったようっス。
「イエス、決まりマシタ!……このパトリシア=マーフィンが命じマス!」
パティはそう言うと、何故かちらっと私に微笑んで、
「ラッキーセブンの7番の人に、全員がキスするデス!」
そう言ったっス。
……7番?誰っスか?
全員からキスされるなんて、本当にラッキーな人っスねー!うらやましいっ!
あ、そういえば割り箸係になってたっス。回収回収っと。
全ての割り箸が回収され、再び引かれたっス。
私の手に残るのは、……まあいいっス。この際何番でも。
今日はもう満足っスから……!
「オゥ、ワタシ王様デス!」
そう言って割り箸を高く掲げるのはパティ。
「最後にふさわしいの頼むよ、パティ?」
「モチロンわかってマス!そうデスね……」
ふふふふふ……いや、それにしても今日は本当にいい経験をしたっスねえ……
私はまさに奇跡の体現者になったっス!
とりあえずきっかけを作ってくれたパティには感謝の極み。
あとで菓子折り……いや、秘蔵の同人誌でも持っていかねばっス!!
考えている間に、命令が決まったようっス。
「イエス、決まりマシタ!……このパトリシア=マーフィンが命じマス!」
パティはそう言うと、何故かちらっと私に微笑んで、
「ラッキーセブンの7番の人に、全員がキスするデス!」
そう言ったっス。
……7番?誰っスか?
全員からキスされるなんて、本当にラッキーな人っスねー!うらやましいっ!
……ってあれ?誰も手を上げない?
おかしいな、どうしちゃったのかな……
「……ハッ!?」
…………ま、まさか…………!?
い、いや、そんなはずは無いっス!
うらやましいとは言ったものの、私はただの傍観者。路傍のペンペン草。
単なる一介の同人女に過ぎない私が、そんなラブコメ主人公みたいな目には……!
おかしいな、どうしちゃったのかな……
「……ハッ!?」
…………ま、まさか…………!?
い、いや、そんなはずは無いっス!
うらやましいとは言ったものの、私はただの傍観者。路傍のペンペン草。
単なる一介の同人女に過ぎない私が、そんなラブコメ主人公みたいな目には……!
この番号を見てしまった時、私は、
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
死ぬ、気がするっス!
まさか、まさかァーーーーーー!?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「ハァー、ハァーーー……!」
……き、急に息苦しくなってきた……
徐々に、奇妙な擬音も聞えてくるっス……!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
死ぬ、気がするっス!
まさか、まさかァーーーーーー!?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「ハァー、ハァーーー……!」
……き、急に息苦しくなってきた……
徐々に、奇妙な擬音も聞えてくるっス……!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
「ハァ、ハァ、ハァーーーー……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
私がゆっくりと手を開くと、割り箸の先には、
「な、7番ッ…………!」
そう、7、の数字がしっかりと刻まれていたっス!
な、ななななななななななななな……なんですとーーーーーーーーーーーー!?
「な、7番ッ…………!」
そう、7、の数字がしっかりと刻まれていたっス!
な、ななななななななななななな……なんですとーーーーーーーーーーーー!?
「オゥ、ヒヨリデスカ!ユーアーラッキーガール!」
どこかわざとらしくパティが叫ぶのが聞こえたっス……
「違うっス、これは、これはきっと何かの間違いっス!」
でもそんな私の言い分を聞いているのかいないのか、
「パティさん、もちろん唇じゃないわよね?」
「そうデスネ、ドコでもOKデス。…デモみんな別々の場所に、デス!」
「つまりひよりんは体中キスされるわけだ!さすが分かってるねパティ!」
ちょ、先輩方!パティ!勝手に話を進めないでっス!
「そういう事でしたら……」
「そだね。どこでもいいんだもんね」
高良先輩につかさ先輩まで!?
で、でも小早川さんと岩崎さんなら!恥ずかしがり屋のこの2人なら!
「田村さんに、キスかあ……」
「………………まあ最後、だし……」
あれ?何で2人とも乗り気なの!?
まさかさっきまでのゲームで羞恥心が薄れているんスか!?確かにそれがこのゲームの面白さっスけど!
「受身になると弱いな~ひよりん!せっかくだし、冒険でしょでしょ!」
そ、そんな事言われても……
「王様の命令にはゼッタイジュンシュの力が込められていて、その命令にハ全力デ従わなくてはならナイのデス…ソウ、全力デ!
命令から逃げるナンテ、王様ゲームデハありまセン!庶民のゲームデス!」
パチパチパチ、と周りから賞賛の拍手が。
でも、ええええええええええええええええ!?
何スかその妙に説得力のあるフレーズ!?本当に外国人っスか!?
「確かにそうよね。私もその命令で変な目にあったんだし?」
「か、かがみ先輩……そりゃないっス!」
ていうか根に持ってたんスね……
「そりゃそうでしょ……そのせいであんな…………お、思い出させないでよっ!」
バシッ!って音をたて、先輩の平手が私の背中にヒット!そ、そんな理不尽な!
ていうか普段とテンション違いません!?
「ああもうじれったいなあ!
かがみん!つかさ!みゆきさん!」
そんないつまでたっても腹の決まらない私に業を煮やしたのか、泉先輩が叫んだっス!
「さあ、始まるザマスよ!」
すると条件反射のように、
「いくでガンス」
「フンガー!」
「…まともに始めなさいよ!」
何故か張り切った様子で(約一名はしぶしぶと)先輩方が立ち上がったっス!
ていうか皆さんキャラ違いません?…激しく今更っスけど…
でも、でも先輩方だけなら……
この私の紙のような装甲でも、何とかいける……
しかし、そんな私の考えは、
「デハ、私たちも行きまショウ!ユタカ!ミナミ!」
「は~い、パティちゃん」
「……わかった」
1年生3人の登場で、完全に崩れ去ったっス。
ノオオオオオオオオオオオオオオオウ!!
どこかわざとらしくパティが叫ぶのが聞こえたっス……
「違うっス、これは、これはきっと何かの間違いっス!」
でもそんな私の言い分を聞いているのかいないのか、
「パティさん、もちろん唇じゃないわよね?」
「そうデスネ、ドコでもOKデス。…デモみんな別々の場所に、デス!」
「つまりひよりんは体中キスされるわけだ!さすが分かってるねパティ!」
ちょ、先輩方!パティ!勝手に話を進めないでっス!
「そういう事でしたら……」
「そだね。どこでもいいんだもんね」
高良先輩につかさ先輩まで!?
で、でも小早川さんと岩崎さんなら!恥ずかしがり屋のこの2人なら!
「田村さんに、キスかあ……」
「………………まあ最後、だし……」
あれ?何で2人とも乗り気なの!?
まさかさっきまでのゲームで羞恥心が薄れているんスか!?確かにそれがこのゲームの面白さっスけど!
「受身になると弱いな~ひよりん!せっかくだし、冒険でしょでしょ!」
そ、そんな事言われても……
「王様の命令にはゼッタイジュンシュの力が込められていて、その命令にハ全力デ従わなくてはならナイのデス…ソウ、全力デ!
命令から逃げるナンテ、王様ゲームデハありまセン!庶民のゲームデス!」
パチパチパチ、と周りから賞賛の拍手が。
でも、ええええええええええええええええ!?
何スかその妙に説得力のあるフレーズ!?本当に外国人っスか!?
「確かにそうよね。私もその命令で変な目にあったんだし?」
「か、かがみ先輩……そりゃないっス!」
ていうか根に持ってたんスね……
「そりゃそうでしょ……そのせいであんな…………お、思い出させないでよっ!」
バシッ!って音をたて、先輩の平手が私の背中にヒット!そ、そんな理不尽な!
ていうか普段とテンション違いません!?
「ああもうじれったいなあ!
かがみん!つかさ!みゆきさん!」
そんないつまでたっても腹の決まらない私に業を煮やしたのか、泉先輩が叫んだっス!
「さあ、始まるザマスよ!」
すると条件反射のように、
「いくでガンス」
「フンガー!」
「…まともに始めなさいよ!」
何故か張り切った様子で(約一名はしぶしぶと)先輩方が立ち上がったっス!
ていうか皆さんキャラ違いません?…激しく今更っスけど…
でも、でも先輩方だけなら……
この私の紙のような装甲でも、何とかいける……
しかし、そんな私の考えは、
「デハ、私たちも行きまショウ!ユタカ!ミナミ!」
「は~い、パティちゃん」
「……わかった」
1年生3人の登場で、完全に崩れ去ったっス。
ノオオオオオオオオオオオオオオオウ!!
「……………………」
じりじりと近づいてくるみんな。それに合わせて後ずさる私。
「ひ、ひぃぃ……」
だ、駄目っス!あの悪の手先ならぬ、萌えの手先に捕まっては……
さらに近寄ってくるみんな。逃げる私。
じりじり……じりじり……じりじり……じりじり……どぅん。どぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅん。
どぅん…って、もしかして行き止まりの効果音っスか今の!?
「さあ、ひよりん。覚悟はいいかな?…私たちは出来てる」
見ると確かに、(数名除いて)みなさん目が怖いっス!
「か、勘弁してくださいっス…!」
やっとのことで私の喉からでたのは、そんなヘタレ極まりない、ゆえに感情がこもりまくった言葉。
しかしそんな私の必死の懇願も空しく、
「かかれぇ~~~~!」
泉先輩のその一言で、みんなが一斉に私に飛び掛ってくるっス。
私には、その光景がスローモーション再生されているように感じたっス。
「ひよりん覚悟!」
首筋に吸い付くようにキスしてくる泉先輩。
「……ん」
触れてるのか触れてないのか、って位に、軽く右手の指先にキスするかがみ先輩。
「いくよ~」
「失礼します」
両耳に、どちらかというと咥える感じでキスするつかさ先輩と高良先輩。
「フフフ」
余裕たっぷりに、おでこにキスするパティ。
「た、田村さん…」
「………………」
恥ずかしそうに、片方ずつのほっぺにキスする小早川さんと岩崎さん。
じりじりと近づいてくるみんな。それに合わせて後ずさる私。
「ひ、ひぃぃ……」
だ、駄目っス!あの悪の手先ならぬ、萌えの手先に捕まっては……
さらに近寄ってくるみんな。逃げる私。
じりじり……じりじり……じりじり……じりじり……どぅん。どぅんどぅんどぅんどぅんどぅんどぅん。
どぅん…って、もしかして行き止まりの効果音っスか今の!?
「さあ、ひよりん。覚悟はいいかな?…私たちは出来てる」
見ると確かに、(数名除いて)みなさん目が怖いっス!
「か、勘弁してくださいっス…!」
やっとのことで私の喉からでたのは、そんなヘタレ極まりない、ゆえに感情がこもりまくった言葉。
しかしそんな私の必死の懇願も空しく、
「かかれぇ~~~~!」
泉先輩のその一言で、みんなが一斉に私に飛び掛ってくるっス。
私には、その光景がスローモーション再生されているように感じたっス。
「ひよりん覚悟!」
首筋に吸い付くようにキスしてくる泉先輩。
「……ん」
触れてるのか触れてないのか、って位に、軽く右手の指先にキスするかがみ先輩。
「いくよ~」
「失礼します」
両耳に、どちらかというと咥える感じでキスするつかさ先輩と高良先輩。
「フフフ」
余裕たっぷりに、おでこにキスするパティ。
「た、田村さん…」
「………………」
恥ずかしそうに、片方ずつのほっぺにキスする小早川さんと岩崎さん。
私、可愛いおにゃのこ達に囲まれて、抱きつかれて、キスまでされちゃってるっス……
あったかくて、やわらかくて、いいにおい……
私は自分の人生の中で、まさに絶頂といえるだろう幸福を自覚したっス。
パトラッシュ、ぼくは、ぼかぁもう…………!
あったかくて、やわらかくて、いいにおい……
私は自分の人生の中で、まさに絶頂といえるだろう幸福を自覚したっス。
パトラッシュ、ぼくは、ぼかぁもう…………!
プッツンと、私の中で何かが切れた音がしたっス。
「び……」
「ヒヨリ?どうしまシタ?」
「びゃあ゛あ゛ぁ゛゛ぁ百合ぃ゛ぃぃぃ゛!!」
我ながら意味不明なことを喚きながら全力でのけぞる。
「ひよりちゃん、うしろうしろー!」!
何のことスかつかさ先輩……って思う前に、
ゴンッ!っと頭に鈍い衝撃。
そういえば、後ろはどぅん……じゃなくて、か、かべ……
「田村さん!?田村さん!?」
ああ、めのまえが、まっしろになっていくっす……
「ひ、ひよりん、鼻血出てる!衛生兵―!じゃなくて保健委員―!」
これが『萌死』……?
「……ていうか白目剥いてない!?」
わるくない、むしろさいこうの、きぶんっす……
み んな 、あ りが と
「ヒ、ヒヨリーーーー!!」
薄れ行く意識の中、私はその金髪の少女の心配そうな顔を、今まで見たこともないぐらい真剣な顔を見たっス。
「ヒヨリ?どうしまシタ?」
「びゃあ゛あ゛ぁ゛゛ぁ百合ぃ゛ぃぃぃ゛!!」
我ながら意味不明なことを喚きながら全力でのけぞる。
「ひよりちゃん、うしろうしろー!」!
何のことスかつかさ先輩……って思う前に、
ゴンッ!っと頭に鈍い衝撃。
そういえば、後ろはどぅん……じゃなくて、か、かべ……
「田村さん!?田村さん!?」
ああ、めのまえが、まっしろになっていくっす……
「ひ、ひよりん、鼻血出てる!衛生兵―!じゃなくて保健委員―!」
これが『萌死』……?
「……ていうか白目剥いてない!?」
わるくない、むしろさいこうの、きぶんっす……
み んな 、あ りが と
「ヒ、ヒヨリーーーー!!」
薄れ行く意識の中、私はその金髪の少女の心配そうな顔を、今まで見たこともないぐらい真剣な顔を見たっス。
田村ひより―――萌えを全身にくらってリタイア。
そんなフレーズが、頭をよぎったっス……
そんなフレーズが、頭をよぎったっス……
【完】
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- 無茶しやがって… -- 名無しさん (2011-05-09 13:40:19)
- 萌死…そうか、あのフラグはここにつながってたのか…
みごとな伏線デス -- 名無しさん (2011-04-28 18:16:09)