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七月の雪。第二話【 -好きです、何よりも- 】

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今日はかがみとつかさと私の三人で登校中。
しかし、かがみの私に対する態度と目つきが怪しい・・・。
どったの?かがみ。


第二話 「-好きです、何よりも-」


朝からずっとかがみの様子が変だ。話しかけたら、
「うひゃぁっ!?」
とか、変な声出して飛び上がるし、私が近くにいる時は決まって顔が赤かったり・・・・・・。
まあ、かがみの変化を気にしつつも今日一日やり過ごせた訳なんだけど。
大変なのはここからだった。
放課後、いつものとおりかがみの教室に行き、かがみが身支度を終えるのをまった。
「そういえば、今日みゆきさんとつかさは?」
誰もいない教室に響く自分の声を聞きながら辺りを見回していう。
「えっと・・・、あの・・・、みゆきは昨日言ってた歯医者さんに行ってて・・・、
つかさは先に帰ってるってさっき言ってたわよ。」
「ふ~ん。」
明らかにおかしい。なにその慌てようは。ついに私はためらう気持ちを振り切って聞いてみた。
「あのさ、かがみ……」
ん?と教科書類をしまいながら聞く。
「最近…ちょっと変じゃない?」
見事な指摘にかがみの手が止まる。
今まで以上に焦っているようだ。
「え!? そうかな?」
そう言って、また作業を続ける。
明らかにおかしい。
そう私は確信した。
「うん、特に私に対して。」
「・・・・・・。」
「なんか、言いたいことあるんでしょ?ほらほら、言っちゃいなよ?」
できるだけふざけたカンジで言ったつもりなのに、声には少し熱がこもっていた。
かがみの目が本気になった。
「驚かないでね。」
さっきまでとは違うかがみの目に私は覚悟した。こりゃ相当なことだな。
「あたしね・・・・・・、こなたのことが好きっ!」
「うわおっ!?」
いきなりの告白に、身構えてはいたけどかなり驚いた。なに?かがみが私のことが好き?
嘘でしょ?
「あの~、かがみん。」
「なによっ」
少し強気で言ったかがみの顔は赤かった。
念のため確認をとった。
「それって『like』の方?それとも・・・・・・、『love』の方?」
「『love』の方よっ! 悪いっ!?」
流石はかがみん。告白するときまでツンデレとは・・・・・・、筋金入りだね~。
って違うって!! 落ち着け私!
そして、すこし落ち着いてから返答した。
「ちょっと考えさせて・・・・・・。」
「え?あ・・・うん。」
それだけ言うと、私は夕焼け色に染まった教室と
照れに染まったかがみを背に、学校を後にした。
帰るとき、私はいつも乗ってる電車を間違えるほど動揺していた。
そりゃあ、朝からかがみの様子が変だったのには、気付いてたけど・・・。まさかそっちだったとはね・・・。



次の日、私はいつもより早く家を出た。
待ち合わせに遅刻してかがみに叱られたらたまらないからだ。
いや、もしかがみが叱らなかったらつかさが怪しむだろう。
そんなことを考えてるうちに、一つの問いにぶつかった。
そういえば、私はどうなんだろ・・・・・・。
かがみのことは好きだけど、女の子として見たことは一度も無いなぁ・・・・・・
「おはよう、こなちゃん。」
「うぇぃわお!?」
あまりにもいきなりだったので前よりも変な声を出してしまった。
ん?つかさ?ってことは・・・、
予想通り、そこには真っ赤な顔で俯いていたかがみがいた。
どうする!? どうするよ私!?
「お、おはよう。」
動揺しつつもつかさに返事をした。
「どうしたの? こなちゃんも今日変だね?」
「う、うん。」
あまり動揺してたもんだから、そこから教室まで記憶が残ってない。
気がついたら昼になっててつかさとみゆきさんと昼食を食べてた。
「う~ん・・・」
机に突っ伏して、頭を抱える私についにつかさとみゆきさんが聞いてきた。
「どうしたのこなちゃん。朝からずっと変だよ?」
口に特製ミニオムレツを入れながらつかさが聞く。
「そうですよ? 徹夜のしすぎですか? 」
心配そうにみゆきさんも聞く。
「何でもないよ。それより早く食べよう!」
そういって、コロネをあっという間に食べて私は教室を出た。
昼休みも五時限目も六時限目も過ぎて、帰りに先生が検定の話をしていた。
検定はとっていた方が受検のとき有利だってお父さんが言ってたっけ。
「検定は7月20日だからな!覚えとき~や!」
そっか、7月20日ね。
ってその日って確か祭の日じゃなかったっけ!?

時は少し戻り三日前。――――――
「そういえば、祭の日っていつだっけ?」
「7月20日ですよ。」
「そっか。じゃあ今度みんなで行かない?浴衣着てさ。」
「それ、いいね。お姉ちゃんも行くでしょ?」
「そうね。その日は大して用事ないし。行こうかな。」
「じゃあ、みゆきさんもおいでよ。浴衣姿のみゆきさんに萌え~したいし。」
「え?あの・・・。」
「ちょっと待て。あんたはそれだけの理由で、みゆきを呼ぶのか?」
「うん、まあね♪」

―――――――――――――
―――――――――
――――――
確か、そう言ってたよね。かがみ来てくれるかな・・・・・・。
遠い赤い空を見ながら、そんなことを考えてた今日この頃。







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