固めろ固めろ地を固めろ。
重ねよ重ねよ煉瓦(れんが)を重ねよ。
重ねよ重ねよ煉瓦(れんが)を重ねよ。
それは象徴。権力財力。支配し、蹂躙。貪り、吸い尽くす。
しかし忘れてはならない。
栄枯は必衰。滅び行く事、積年が瞭然(りょうぜん)。
栄枯は必衰。滅び行く事、積年が瞭然(りょうぜん)。
そして・・・。いつの世も「瓦礫(がれき)」のみが物語るのです。
黄昏た栄光を・・・。静かに。寂しげに。
- コマンタレヴシティ ー 首席公邸
タッ!タッ!タッ!タッ!
タッツ! タッ!タッ!タッ!
「メルド!メェェェェルド!! (クソ!クソォォォオオオ!!!)」
こんなハズじゃあない!こんなハズじゃあないのだ!!
ー レゼルヴェ国が首席・ルイ=ポナパルト=ヌーヴォー1世(通称・ルイヌーヴォー)
男性・59歳 白髪碧眼。小太りな老人。
男性・59歳 白髪碧眼。小太りな老人。
「吾輩の辞書に不可能と言う文字は無く!」
「吾輩の辞書に敗北と言う文字は、在ってはあってはならない!!」
ー ルイヌーヴォーは敗走していた。
ー 押し寄せるは黒き人々(大波)。
ー レゼルヴェ国最大兵器『アロンズィS06』敗れし軍事力など、烏合の囀(さえず)りに等しい。
ー レゼルヴェ国最大兵器『アロンズィS06』敗れし軍事力など、烏合の囀(さえず)りに等しい。
ー サイボーグが『耐撃の百文字』、
ー そして全長50m体重550tを誇る『ギガント28号』に扇動された『未曾有のクーデーター』を防げるハズも無く・・・。
ー そして全長50m体重550tを誇る『ギガント28号』に扇動された『未曾有のクーデーター』を防げるハズも無く・・・。
「首席ッ! 首都・コマンタレヴシティは壊滅寸前ですッッ!!」
「早くッ!早くお逃げをッッ!! 此方ですぅぅぅぅうううううううううううう!!!」
こんなハズじゃあない!
護衛(ボディガード)の先導され、地下道。
緊急(スクランブル)ジェットヘリへと急ぐルイヌーヴォー。
緊急(スクランブル)ジェットヘリへと急ぐルイヌーヴォー。
こんなハズじゃあない!
「栄光ある植民地帝国の時代を忘れ、支配階級たる誇りを失った祖国より離れ『幾年月ッ!』」
こんなハズじゃあない!
「吾輩はついに手に入れたのだッ!この国を!『あるべき支配階級をォーッッ!!』」
こんなハズじゃあない!
「ああ・・美しき!美しき『白きレゼルヴェ国!!』」
こんなハズじゃあない!
「おお・・リトルおフランス!旨とするは支配!『支配のルネサンス(再生)よ!!』」
こんなハズじゃあない!
「白き人が支配し、黒き人(豚)が従う『 あるべき 世 界 の姿よぉぉぉおおおおおおおお!!! 』 」
こんなハズじゃあないッ !こんなハズじゃあないのだぁぁぁああああああーーーーーッッ!!
ド ッ ッ ッ ゴォ オオオ オオ オ オ
オオオ オオ オ オ オ オ オ ン ン ン ! ! ! ! !
「ヒィィギャァァァァァアアアアアアアーーーーーーーッッッ!!?」
「あ・ああ・・・!!」
「あぁっぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!?」
「あああ あ あ あ あ あ あ あ あ あア ア あ あアアアァーーーーーーーーーッッッ!!!!?」
ー ルイヌーヴォーは『絶望』する。
ー 逃げていたハズの地下道。
ー 先導していたハズの護衛(ボディガード)。
ー 先導していたハズの護衛(ボディガード)。
ー 轟音!巨大物と土埃と共に行き止まりと化しッ!
ー 護衛は皆、『潰れて圧死・・・・ッッ!!』
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「舞踏会にでもお出かけかね?」
響き渡る低い声。
「生憎だが・・。カボチャの馬車へは『辿り着けない』。」
それは、黒づくめの男であった。
「お誂(あつら)えむきに(土埃で)灰だらけの姿をしているのに残念だったな。」
スーツだって黒いし・・・。靴も黒い。帽子も黒い。手袋も黒い。
「もっとも。 ワシはお前に幸せの好機(チャンス)を与えに来た魔法使いではない。」
色素の薄い肌が、その黒を際立たせ。
「ガラス靴を片手に現れた王子(プリンス)でもない。」
黒づくめのその姿が、岩を人型にくり抜いたようなその巨体と顔に映える。
「申し遅れたな。」
鷹(たか)や鷲(わし)を連想させる猛禽類のような目を持ち。
「『 ワ シ は ・ ・ ・ ッ ! ! 』 」
『油臭(ガソリンしゅう)』と『機械音』がするその男は・・・ッ!!
「 『 耐 撃 の 百 文 字 ・・・・・ ッッッッ ! ! ! ! 』 」
ー そしてッ!
グ ギャ オォオオオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オオオオオ オ オ オ オ オ オ ! ! ! !
「 『 ギ ガ ン ト 2 8 号 で あ る ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 』 」
ー高らか唱える耐撃の百文字。
ー轟き叫ぶはギガント28号。
・・ジョボ・・・ゥ。
ルイヌーヴォーは小便を漏らした。
股間から発生したそれは、右に8左に2の割合で流れて滴る。
生暖かい液体であった。だが・・。
人肌の液体を持ってしても、彼の寒気(失意)は癒せなかった。
人肌の液体を持ってしても、彼の寒気(失意)は癒せなかった。
ルイヌーヴォーは奪われたのだ。
誇りも。名誉も。育んだ矜持(狂気)も。
誇りも。名誉も。育んだ矜持(狂気)も。
ガ クン・・。
ルイヌーヴォーは腰くだけ
ルイヌーヴォーは腰くだけ
「こ・殺さないで・・・・。」
力なく呟き、命を乞うた。
力なく呟き、命を乞うた。
ルイヌーヴォーは涙を流した。
ルイヌーヴォーは汗を掻いた。
ルイヌーヴォーは鼻水を垂らした。
ルイヌーヴォーは涎(よだれ)を垂らした。
ー恐怖ッ!
ー恐怖ッ!
ー恐怖ッ!
ー恐怖ッ!
ー恐怖ッ!
ー恐怖ッ!
ー恐怖ッ!
ー死にたくないッ!
ー死にたくないッ!
ー死にたくないッ!
ー死にたくないッ!
ー死にたくないッ!
ー死にたくないッ!
ー死にたくないッ!
喉元に刃(やいば)突き付けられるような『圧迫感』。
裸で真冬の空の下投げ捨てられたのような『絶望感』。
ルイヌーヴォーは死にたくなかった。
本能が死にたくなかった。
本能が理性を凌駕した。
本能が理性を凌駕した。
細胞全てが『死を恐れた。』
ルイヌーヴォーは命を乞うしかできなかったのだ。
・・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・・ ・ 。
静寂。
苦しくて痛い。空気を感じる。
重い(ルゥ) 重い(ルゥ) 重い(ルゥ) 重い(ルゥ)・・・。
「白き人よ。」
「ウイィィィィイイイイイイイ(はいぃぃぃいいいいいい!!!!)」
百文字の問いかけに絶叫で答えるルイヌーヴォー。
「この出会いを大切にしたい。」
「ウイィィィィイイイイイイイ(はいぃぃぃいいいいいい!!!!)」
ただウィ(はい)のみを叫ぶ。
「頭を下げるか首だけになるか・・・。」
「ヒィィィィィイイイイイイイ(死にたくないぃぃいいい!!!!)」
悲鳴を挙げる。
「選ぶと良い。」
ゴヅッ! ゴヅッ! ゴヅッ! ゴヅッ! ゴヅッ! ゴヅッ!
土下座し、何度も額を打ちつけた。
「よし。」
ピタァーッ!!
土下座の格好で、静止。
「これより支配者はワシだ。」
・・・・・ ・ ・ ・ ・ ・ 。
血でにじんだ額して、次の言葉を待つルイヌーヴォー。
「返事をせよ。」
「ウイィィィィイイイイイイイ(はいぃぃぃいいいいいい!!!!)」
絶叫にて返事すルイヌーヴォー。
「これからはワシが『掟』だ。」
「ゥィィィィィィィィぃぃぃぃ(はいぃぃぃいいいいいい!!!!)」
喉が枯れた。
「黙して聞け。」
~ ~ ~ ~ ~~~ ー ー ー ーーー ー っっっ っ ッ ッ ッ ッ ! ! !
ルイヌーヴォーは引き付き黙す。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
『地鳴り』が起こった。
「騒々しいモノだ。」
「ッ!ッ!ッ!ッ!!」
挙げたい絶叫を、右手で持って塞ぐルイヌーヴォー。
「『レディ』。を状況を知らせよ。」
ドク ドク ドク ドックンッッ!!
過活動をする心臓(胸)を、左手で持って抑えるルイヌーヴォー。
「白き人よ。」
ォッ! ォォ・・・ッッ!!
思わず声が漏れた、ルイヌーヴォー。
「黙して聞け。」
~ ~ ~~~ ー ー ー ーー っっ ッ ! !
言葉を待つルイヌーヴォー。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
依然『地鳴り』は止まらない。
ガ ・・・ ・ ・ ッ ッ シィ・・・・ーー ー ー ー ッ ッ ! ! !
ー 耐撃の百文字は、ルイヌーヴォーの顔面を鷲掴みする。
「 んんンンンォォォ・・・・・ッッッッッッッッッッッ!!!!」
声ならぬ呻き上げるルイヌーヴォー 尻 目 に 。
『 百文字(ハンドレッド) は 、 こ う 言 い 放 っ た ッ ッ ! ! ! 』
「 『 不 倶 戴 天 ( ふ ぐ た い て ん ) の 敵 、 来 た り 』 」
「 『 命 惜 し く ば 我 等 に 従 え 。 』 」
「 『 許 す ま じ は ド ク ト ル ・ ベ イ ベ ー 』 」
「 『 大 戦 、 火 蓋 よ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 』 」
コマンタレヴ・ラプソディ
第 4 話 「 切 り て 落 と さ れ る ッッッ ! ! ! ! 」
バルルルルルルルルル ル ル ル ル ル ル ル ゥルルル ゥゥ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウーーーーーーー!!!
ヘリが飛んでいる。
操者は一人。黒髪の女性だ。
操者は一人。黒髪の女性だ。
艶やかな髪の持ち主であった。憂いた瞳を持つ女性であった。
ローブに身を包んでいる。露出の控えた服装をしているが、豊満なチチ(胸)と豊満なケツ(尻)を隠す事ができない豊満なバディ(肢体)。
ローブに身を包んでいる。露出の控えた服装をしているが、豊満なチチ(胸)と豊満なケツ(尻)を隠す事ができない豊満なバディ(肢体)。
だが、その女性は『奇妙』な事に・・・。
全身を『ミイラの如く包帯で覆い隠していた』。
ーその名は『 レ デ ィ ・ ミ ィ ラ 』
バルバ ル バ ル バ ルバ バル バ ル ーーーー ー ー ー ッッ ッ ! !
「聞こえる?『百文字(ハンドレッド)?』」
レディは問いかける。
レディは問いかける。
「報告が遅いな。『レディ(・ミィラ)』」
通信にて答える百文字。
通信にて答える百文字。
「扇動と諜報を兼ねるのは、とても骨が折れるの。骨盤に悪いわ。」
悪びれないレディ。
悪びれないレディ。
「戯言を聞く耳は持っておらぬ。敵戦力を伝えよ。」
率直に告げる百文字。
率直に告げる百文字。
「全6機よ、百文字(ハンドレッド)。詳細を伝えるわ。」
レディは敵戦力を伝え始めた。
「50m級の巨大機動兵器1体。
『ドクトル・ベイベー』が開発した肉食恐竜タイプと見て間違いないわ。」
ー ドクトル・ベイベー
QX団が誇るマッドサイエンティスト。
資金を顧みない『巨大過ぎる兵器』の開発案ばかりを出し、世の中から爪弾きにされた男。
資金を顧みない『巨大過ぎる兵器』の開発案ばかりを出し、世の中から爪弾きにされた男。
『バブゥ』『ハァイ』『でちゅう』を織り交ぜる独特な口調から『ドクトル・ベイベー』と呼ばれている。
「あと。正体不明の機動兵器が5体。
『アムステラ神聖帝国』の機動兵器と推測されるわ。」
ー アムステラ神聖帝国
地球には存在しない国の名だが・・・?
「フッフフ。」
百文字は鼻で笑う。
「『補給元』を得る前に叩こうと言う腹か『ドクトル・ベイベー』。」
「レディ。ルイヌーヴォーは既に捕獲している。」
「今からそちらに向かおう。時間を省くぞ。そのままヘリで受け取るのだ。」
「ヒィィイイッッ!!?」
ルイヌーヴォーの悲鳴が通信された。
「彼は人間よ?命の保証はしないわ。」
淡々と答えるレディ。
淡々と答えるレディ。
「その時は『力で国を支配するまでだ。』」
シンプルが故に太い言葉を吐く百文字。
シンプルが故に太い言葉を吐く百文字。
「突っ込みたくもないけれど、今だって十分力づくじゃあなくて?」
その抑揚、不機嫌露わなレディ。
その抑揚、不機嫌露わなレディ。
「それに百文字(ハンドレッド)。
向おうだなんて悠長極まりないんじゃあなくて?」
向おうだなんて悠長極まりないんじゃあなくて?」
レディのマシンガンばりの嫌味トークが始まった。
「ゴメン遊ばせってヤツよ、百文字(ハンドレッド)。
解るって理解ではなくて、百文字(ハンドレッド)?
既に状況は伝えたわね、百文字(ハンドレッド)?
解ったら行動されたらどうかしら、百文字(ハンドレッド)?
理解したら明日って今じゃあなくて、百文字(ハンドレッド)?
既に状況は伝えたわね、百文字(ハンドレッド)?
解ったら行動されたらどうかしら、百文字(ハンドレッド)?
理解したら明日って今じゃあなくて、百文字(ハンドレッド)?
早急に向かって頂戴、百文字(ハンドレッド)。
無駄口叩いてる暇(ヒマ)無いんじゃあなくて、百文字(ハンドレッド)?」
計184文字の嫌味トークを繰り広げている内に。
ー ド ズ ン !
ー ド ズ ン ! ド ズ ン ! !
ー ド ズ ン ! ド ズ ン ! ! ド ズ ン !
ー ド ズ ン ! ド ズ ン ! ! ド ズ ン ! ド ズ ン ! !
ギガント28号は到着した。
「アァラ・・っ。
とても速いのね、百文字(ハンドレッド)。」
とても速いのね、百文字(ハンドレッド)。」
言い捨てるレディ。
「百文字(ハンドレッド)。」
それはそれで不愉快なので。
それはそれで不愉快なので。
「速いのは結構だけれど、レディは支度に時間がかかるモノなの、百文字(ハンドレッド)。
もう少しゆっくり来ても、良かったんじゃあなくて、百文字(ハンドレッド)?」
もう少しゆっくり来ても、良かったんじゃあなくて、百文字(ハンドレッド)?」
ー フゥー。
レディは溜息交じりに言い捨てた。
「。」
百文字は意に介さない。
「 ヒ ィ ィ ィ ィ イイイイギギャアアアアアアアアア ア ア ア アア ア ア ア ア アアアアアーーーーーーッッ ッ ! ! ! ? 」
ルイヌーヴォーの絶叫のみが響き渡っていた。
- コマンタレヴシティ ー 郊外
「さあ、百文字(ハンドレッド)。敵は目の前。ご理解は可能?」
機嫌依然斜めなレディ。
「言われるまでもない。」
依然意に介さない百文字。
「ンゴゴんッグがほががががぐほぉおおおお!!!」
ヘリに移され縛られた上、脱ぎたての『パンティ(ショーツ)で 猿 轡(さるぐつわ)』をされているルイヌーヴォー。
・・・どうでも良いと知りつつも、
念の為説明をするが『ルイヌーヴォーのパンティ(ショーツ)』だ。(イッツ ア セルフサービス ! ! )
人には言えない趣味があり、人にはそっとしておいて欲しい事があるのです。
しかし。脱ぎたてと言う事は、脱いだって事でOKなのだろうか?その時どんな気持ちだったのだろう?
自らの手。そう自らの意思で脱ぐと言う事は『自分の意思で、ソレを履いているって事を見せなくてはならない』のだ。それはどんな気分なのだろう?
自らの手。そう自らの意思で脱ぐと言う事は『自分の意思で、ソレを履いているって事を見せなくてはならない』のだ。それはどんな気分なのだろう?
しかも彼(女、と付けたい)は、あんなに豊満(肥満、と書かないといけないのか)なバディをしているのにも関わらず、『 粗 相 』までしているのだ!!
ディ・モールト(非常に)興味深い事柄ではあるが、此処は『そっとしておく』と言う事で結んでおく。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
そう。戯言をしている暇も・・・。
「気をつけて百文字(ハンドレッド)・・・・。」
時期に無くなる・・・。
「復讐心は大いに結構。」
世界中に非常警報が鳴り響いてる。
「動機の無い行動なんかに、生きてる意味は投影できない。」
アムステラ神聖帝国来たり、その目的『侵略』と宣言す。
「復讐が貴方の全てとするのなら、身を任すのも良いでしょう。」
アムステラ神聖帝国と名乗りし、敵 軍 は。
「けれど、忘れないで。」
外 銀 河 全 域 を 支配する超巨大国家と 宣 言 を す 。
「貴方と私はたった二人生き残った、QX団が意思、継ぎし者。」
データに無い機動兵器。圧倒的な軍事力。その宣言、疑い無きモノと判断を下した。
「その意味。そして、その重み・・・。」
すでに世界各国の軍事拠点を集中的に制圧。もしくは制圧進行中である。
「しかとその胸に刻み込みなさいッ!百文字(ハンドレッド)ッッ!!」
もはや開戦は避けられないッ!
「この決戦『 勝 利 の み が 相 応 し い ッ ッ ッ ! ! ! ! 』 」
各 国 健 闘 を 祈 る ッ ッ! !
「 『 バァァァァアア ア ア ア ブ バ ブ バ ブ ハァァアア ア ア ア ア ア ア イ ーーーーーーーーー ッッッッ ! ! ! 』 」
キンキンとノイズする 金切り声が響き渡った。
そう。それは、6体の機影と共に・・・・。
ブィゥウウウ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ン
ー 巨大な。
ザ・・ ザザザ・・ ・ ・ ザ ザ ッ
ー 巨大な映像であった。
ビ ン ッ !
ー そ れ は 立 体 映 像 。
ー 立体映像 は 、語りを か け る ッ !
ー 山と見紛うその圧倒的 ジ ャ ン ボ サ イ ズ の その姿 にて ッッ ! ! !
「 『 遠からん者を耳に聞(ち)けぇぇえええーーーーッ! 近くば寄って目に物 見 よ バブゥウウウウウウーーーーーッッ!!!! 』 」
無機質な・・・無機質な姿をした「赤ん坊」であった。
「 『 愛らちきその姿、無垢の具現。 この世で最も 純 潔 ちゃるは 生まれた まんま の その姿 ・・・ ・ ・ ・ ッ ! ! 』 」
キューピットのような無垢な表情で『 固 定 』された鉄面皮と。
「 『 懺 悔 するのでちゅ 。 日進月歩に己の欲を積み重ねる 迷 い の 子 よ ・・・・ 。 』 」
メタリックシルバーに彩られたその身体有色(ボディ)。
「 『 思 い 返 す のでちゅ 。 誰もが皆、 裸 。 無垢な存在して 産み落とされた 事 を ・・・・ 。 』 」
西洋彫刻を連想させる控え目なペニス(お○んちん)と。
「 『 懺悔するのでちゅ! そして思い返すのでちゅ!! その時、チミ達は アムステラのご加護 を知る事ができまちょうぞ・・・・ ッッッ!!! 』 」
ポッコリした寸胴腹を持つ『脳移植型改造式鋼鉄赤ん坊(スーパー・メタリック・ベイベー・カスタム・バディ)』。
ー ボク ら は皆、 生まれてくる 惑 星 を間違えた 迷いの子等 。
・それで居て、暖かで。
ー ボク ら は皆、 知らずに生きて来て、知らずに苦しんできた 運命の奴隷 。
・それで居て、毛布のような。
ー ボクは チミ達 よりも 『 ほんの少し 早く アムステラ と 出会う事ができまちた。 』
・何もかもを包み込む「 妖しさ 」に満ちて居て。
ー だから。 ボクちん は チミ達に 『 福 音 を 知らせる 義 務 があるのでちゅ・・・・ッッッッ!!!! 』
・何者にも怯まない「 強 化 な 意 思 」を併せ持つ。
そ う 。
その鋼鉄のベイベーの名こそ・・・・。
「 『 ボクは ド ク ト ル ・ ベ イ ベ ー 。 』 」
ドクトル・ベイベーその人であった。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ー ドクトル・ベイベーは続ける。
ー その妖しさを持って。その強固な意志に従いて。
「そう。ボクちんは、ドクトル・ベイベー・・・・・。 」
ドクトル・ベイベーは、もう一度名前を告げる。
「優れたアムステラ軍事技術が・・・・。
この遅れた星、遅れた製鉄技術でも、生産体制を整える事ができるよう見出された『 地球産まれの 科学者 』でございまちゅ。」
自己の簡易な紹介と・・。
「其処にお見受けするは『百文字(ハンドレッド)』と認識ちたりでちゅ。 ハァーイイ。」
旧知の認識。挨拶を。
「『 降 伏 を 勧 告 い た ち ま ち ゅ ・・・・・・ ッッッ 。 』 」
率直に要件を。
「世界征服などと言う『ちっぽけな誇大妄想』を捨てッ!」
前説を添えた・・。
「惑星レヴェルの安息行為ッ! 『 アムステラが支配 』を 享 受 するのでちゅ ッッッッ ! ! ! ! 」
強者の理論を押し付けた。
「 『 バァァァァアア ア ア ア ブ バ ブ バ ブ バブバブバ ブ バ ブ ゥ ゥ ウ ウ ーーーーーーーーー ッッッッ ! ! ! 』 」
再びキンキンとノイズする 金切り声が響き渡った。
ィィイイ。
ィ。
ィイィィ。
イイ・・・・。
ルイヌーヴォーは『すすり泣く』。
ルイヌーヴォーは『後悔』をしていたのだ。
何の後悔を?
その驕り昂ったその狂気(矜持)への?
その人には言えない趣味(下着女モノ)への?
そのどちらでも無かった。
ー 生 ま れ て く る ん じ ゃ あ な か っ た 。
・これがルイヌーヴォーの『後悔』。
ー 先からなんだ・・・。
ー 先からなんなのだ・・・・。
ー もう良いだろう。
ー 人生『死んでいい』と思う事があっても実際に『死んでいい瞬間』なんてそうはない。
ー 死ぬと言う事は一つの『決意』だ。
ー 『決意』。行い・・・それと成し遂げる事の何と『難し事か。』
も う 勘 弁 し て く れ 、 何 も 選 び た く は な い っ っ っ ! ! !
イイ・・・・。ィ。
ィィィィイイイイイ・・・・・。
ヒィィィィ・・・・・~~~~ ~ ~ ~ ン ン 。
ルイヌーヴォーはただただすすり泣く。
パ シィ ッッッ ! ! !
「ィ~~~~~ッッ!!!」
ルイヌーヴォーは『平手うち』を喰らったっ。
「精神イったかと思ったじゃない。」
レディ・ミィラの平手うちであった。
「でも良かったわ。代わりを準備するのはメンドイの。」
淡々と告げるレディ。
「が・代ぅわりィ・・・??」
ルイヌーヴォーはオドオド問う。
「お黙り。」
~~ーっっ!!
ルイヌーヴォーは黙した。
レディは淡々と告げ始める。
ー 目を見開きなさい『白き虚栄者』。
ー そしてあなたは『見据える』のです。
ー そびえる雄々しき『その姿』。
ー QX団が『最終兵器』。
ー『ギガント28号』のその姿をッ。
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
ー そして、レディは 言 い 放 つ ッ ! ! !
『 貴方は 思 い 知 る の で す っっっ !!! 』
『 この国を支配するに相応しいのは誰かッ! 』
『 命乞うべきは誰なのかッ! 』
『 後悔思い返す事より、 強 く ・・・ っ 。 』
『 生 の 決 断 を、 しなければならない 選 択 を迫るのは 誰 な の か ッッッ !!!! 』
ー その身、その眼で思い知りなさい。
ー まごう事無きその 真 実 を ・・ ・ ッ ッ ! ! !
- 。
- 。
- ッ。
~~~ーーーーッッ!!
ルイヌーヴォーの震えが止まった。
そして、ルイヌーヴォーは直感をする。
全細胞が生きていたい事を望んだ彼等(百文字とレディ)と。
生きていてごめんなさいと感じた彼(ドクトル・ベイベー)。
この先、どんな恐怖があるのか解らない。
この先、どんな恐ろしい目に遭うのか解らない。
だが、彼は心の底からそれを『 直 感 』し た の だ 。
ただ・・・。 生 き て い た い そ の 事 一 つ を 。
「 『 バァァァァアア ア ア ア ブ バ ブ バ ブ バブバブバ ブ バ ブ ゥ ゥ ウ ウ ーーーーーーーーー ッッッッ ! ! ! 』 」
依然。キンキンとノイズする ドクトル・ベイベーの 金切り声が響き渡る。
怖い。怖くて仕方がない。
勝てるのか?百文字と言う男は?
勝てるのか?ギガント28号は!!!?
「『レスラーへの賛歌その3・・・・。』」
それは・・・。誰にも解らない。
ーーーーーー