ビュゥゥゥゥゥウウウウウウウウウー。
風音だけが鳴り響いて居た。月明かりの中・・確かにもと。
首を折られた大蛇毒砲(おろち どっぽ)は動かなくなった。
首を折られた大蛇毒砲(おろち どっぽ)は動かなくなった。
永遠と思える数瞬を得て・・・。
バ・・・。
ジ・ハンドレッドは毒砲は解き放つ。
決着は着いた。そして百文字豪介(ジ・ハンドレッド)は・・・。
否
ァ
!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ムクリ!
ムクリとソイツは立ち上がる!!
左人差し指を左右に揺らし、チッチッチッチ!と!!
死 合 の 続 行 の 意 思 を 指 し 示 す ッ ! !
柳生月心斎(やぎゅう げっしんさい)はこう言う。
「凄いものだよん、古流空手と言うものは。」
「首を捻(ヒネ)られた瞬間に、自ら頭骨から頚椎(けいつい)を外し・・・。」
「 『 骨 折 を 免(まぬが)れ て い る 。 』 」
ッ
ッ
ハンドレッドはこう言い放つ。
「まだ続けるか毒砲よ・・!」
「だが次の一撃でお互い勝敗を決するッ。」
ゴ
キ
毒砲は首を元の位置に戻しながら、返答する。
「ああ。」
ハンドレッド!
「どちらが先に顔面に一撃を叩き込むか・・。」
「ワシの頭蓋骨の縫合は外されている。」
「貴様も、その首、無事ではあるまい。」
毒砲!
「ああ。」
ハンドレッド!!
「決着を着けるぞ、大蛇毒砲ッ!!」
毒砲!!
「おうよ、何時でも来な!!」
○超鋼戦機カラクリオー外伝
クロガネの賛歌・番外 ー F i s t o r T w i s t ー
「 死 合 の 結 末 。 」
ギリ・・・!
毒砲の握りは例の“菩薩の掌”である・・。
ギュ・・!
ハンドレッドは“大車輪キック”の構えを取る。
今
ッ
!
ズサァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!
毒砲が仕掛けた!毒砲が地を蹴り!土を蹴飛ばした!!
「ヌゥ!!」
視界を奪われるはハンドレッド!!
「せりゃァァァアアアアアアアアアアアアア!!」
拳を繰り出すは大蛇毒砲!!
一手遅れて!!
「ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
蹴りを繰り出すはジ・ハンドレッド!!
そ
し
て
!
ド キ ャ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア アア ! ! !
共に顔面を捉え!
共に勢いを相殺し!
共にトドメの一撃と成り得た!!
ハンドレッドが呻(うめ)く!
「グムゥ!」
毒砲が呻く!!
「~~~ッ!!」
共に動きが止まり!
共に額からおびただしい量の出血をする!!
最後まで立っているのはどっちだ!?
な
ん
と
!
二人は止まらなかった!!
二人は攻撃をやめない!!
ハンドレッドは、毒砲の右目を抉(えぐ)り潰すと同時に、脳に損傷を与えていた。
毒砲は、必殺の六波返し(ろっぱがえし)にて、百文字の頭蓋骨の縫合を外していた。
共に脳が損傷(こわ)れ!
ただ肉体(にく)のみが、敵者を欲し!
餓えた狼の如く、互いを壊し合った!!
ゴ!ゴ!ゴ!
ガシィ!
ズ・ズシィ!!
ダ!
ダダ!
ドゴゥ!
バシィ!
ズバババババ!!
ドッコォォォォーン!!
- だが!
- だが、勝負は付かなかった!!
永遠に続くかと思われた破壊の連動・・・!!
月心斎はそれを見かね・・・!!
「・・それまでだよん。」
二人に割って入る。
そして、二人を制した。
- 。
- 。
- 。
訪れるは・・沈黙。
月心斎が続ける。
「最早戦えない事はお互いがよく知っているだろう・・・。」
「どちらが勝ち得ても、あるのは死ばかり。」
「勝敗は引き分けだよん。」
と、月心斎が言い放つと。
ト・・・。
ト・・・。
ト・・・。
ト・・・。
共にユルリとその場を後にした。
後には月心斎一人が残された。
・
・
・
・
・
・
・
○大蛇毒砲
その類まれなる武勇をもって格闘技界に名を広く知らしめた。
また「大蛇流こそ最強の流派」である事を証明する為、
秘密裏に行われる非合法の地下プロレスリングにて前人未踏の連勝記録を樹立する。
また「大蛇流こそ最強の流派」である事を証明する為、
秘密裏に行われる非合法の地下プロレスリングにて前人未踏の連勝記録を樹立する。
地下レスラー「ジ・ハンドレッド」との死闘によって瀕死の重傷を負った後、
格闘家としての現役を退き、その後日本防衛軍陸軍特別顧問として招かれた。
格闘家としての現役を退き、その後日本防衛軍陸軍特別顧問として招かれた。
蔵金芯太郎(くらがね しんたろう)は眠っている。
「・・・・。」
「・・・・・。」
「・・・・・・。」
夢見の中・・。
出会うモノは、父・蔵金馬黒(くらがね ばぐろ)。
「ヒィィィイイイイイイ!助けてくれ!助けてくれ、芯太郎ォー!!」
父は何時も苦しんでいる。
「お父様!今行きます!!」
しかし、どんなに父に近づけど・・。
「芯太郎ォー!芯太郎ォー!!」
父親には辿り着けない。
「お父様ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!」
ガ
バ
!
汗だくの中、目が覚める。
「ハァー。ハァー。ハァー。ハァー。」
「ハァァ・・・・・・・ッ!!」
芯太郎はこう呟く。
「お父様は何時も苦しんでいる。」
「そんなお父様を解放するには、ハンドレッドを殺すしかない。」
「だが僕にはハンドレッドが勝ったか。毒砲が勝ったのか・・。」
「僕は・・それを知らない・・・。」
ド
ス
!
芯太郎はナイフで壁を突き刺す。
「ヒヒ!ヒヒヒヒヒ!!」
「なら答えは簡単だァ・・・!!」
「ハンドレッドが勝ったのなら、ハンドレッドを・・・!!」
「毒砲が勝ったのなら、毒砲を殺せば良いぃぃ・・・!!」
ドス! ドス! ドス! ドス!!
何度も何度もナイフを突き刺す!!
「ヒィーハッハッハッハッハッハッハッハ!!」
「ヒューハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」
暗い自室。
笑い声のみが、響き渡っていた。
・
・
・
・
・
・
・
○蔵金芯太郎
秘密結社ブラッククロスの日本支部幹部。
この後も打倒ジ・ハンドレッドに心血を注ぐが、幾度もの失敗を経験する。 幾年に渡る挫折の後・・・。
『地下プロレス最期の日』。最強の刺客と組む事になるが、それはまだ先の話である。
この後も打倒ジ・ハンドレッドに心血を注ぐが、幾度もの失敗を経験する。 幾年に渡る挫折の後・・・。
『地下プロレス最期の日』。最強の刺客と組む事になるが、それはまだ先の話である。
ジ・ハンドレッドは歩を進める。
ボロボロの体で。
前へ。
前へと。
そしてハンドレッドは・・。
其処へと、辿(たど)り着いた。
- (妻が待ち続けるは、その一室へと…。)
ギィ・・・(そして扉、開くはジ・ハンドレッド。)
帰還をしたハンドレッドは、鮮血に塗れていた。
しかし、こうして『妻』のトコロへと帰ってきた。
しかし、こうして『妻』のトコロへと帰ってきた。
そこに言葉は要らなかった。
パチ・・。 パチ・・。 パチ・・。 パチ・・・。 (生ぬるい速度で、行われる手拍子。)
「クックックッ・・・・。」
抑揚が無く、気味の悪い、薄ら笑みの声が響き渡る・・。
・・・・ッ!! (レディ・ミィラは、視線をドアに向けた。)
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
「『人喰い大蛇』と戦い、生きて帰って来れるとはな。」
「だが、その傷。」
「もう元のような動きは出来まい。」
「大蛇のように『帰れる場所』が無い君達にとって、『それが何を意味するか』解らぬ訳ではあるまいね?」
レディは返答(こた)える。
「その通りだわ。」
「のっぴきがならない位に、耳が痛いお話。」
「けれどね。」
「『無礼』と言う行為に、値するんじゃあなくて?」
「人様の部屋に、ノックもせずに入り込むだなんてね・・・。」
ー 悪魔の頭脳を持つ科学者・・・。
『 D r . 劉 』 ・・ ・ ・ ・ っ !
・
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ー クロガネの賛歌・番外 ー F i s t o r T w i s t ー
ー 『 完 』 ー
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T o B e C o n t i n u e d ・ ・ ・ 。
ッ ッ ッ ッ ッ
ッ ッ ッ ッ ッ
ッ ッ ッ ッ ッ
! ! ! ! !
ー ギ ガ ン ト 破 壊 指 令 ー
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『 激 闘 ! サ イ ボ ー グ 編 第 7 話 』