キックボクシング。
グローブをはめ、足にサポーターを穿き、トランクス姿で、
蹴り技・パンチング・肘打ち等の技術で持って相手を倒す格闘技。
蹴り技・パンチング・肘打ち等の技術で持って相手を倒す格闘技。
俺の名はケリーオ。36歳。ボギヂオ大佐が戦争時こう着状態に陥った時に、
切り札として投入される『ボギヂオ四天王』の一人。
切り札として投入される『ボギヂオ四天王』の一人。
軍人になる前はアムステラ属星の一つ『モケアケア星』でキックボクサーをやっていた。
階級は軽量級。フットワークの軽さには定評がある。王者にはなれなかったが4位にはなった。
ははは。なかなかのモノだろう。
階級は軽量級。フットワークの軽さには定評がある。王者にはなれなかったが4位にはなった。
ははは。なかなかのモノだろう。
だが王者への壁を感じていたし、モケアケア星の格闘技事情では、
バイトしながらじゃなきゃあキックは続けられなかった。
金にならないのさ、キックボクシングはな。
そんなこんなで、肉体の強さを生かす為、俺は『アムステラ軍人』になった。
バイトしながらじゃなきゃあキックは続けられなかった。
金にならないのさ、キックボクシングはな。
そんなこんなで、肉体の強さを生かす為、俺は『アムステラ軍人』になった。
そこで俺は“ボギヂオ=クラケット”を一躍名大佐へと脚光浴びさせた男…。
闇の軍師。その二つ名“迷宮の道化師”ゲン=ドルベルと出会う!!
ゲンはこう言う。
「貴殿は良い蹴りをしている。」
「その蹴りを再現出来る機体に乗れば、
強力なパイロットとして名を馳せる事が出来るでしょう。」
俺は応える。
「その評価嬉しいな。」
「で、俺に特機を使わせてくれるのかい?」
ゲンは言い放つ。
「良いでしょう。貴殿は“ボギヂオ四天王”の一人として戦う事になるのです。」
それからは無敗だった。
DTS(ダイレクト・トレース・システム=操縦者の動きを機体に反映させるシステム)の機体。
『羅蹴(らしゅう)』を駆り、連戦連勝の成績だった。
蹴れば負けなかった。
だが…。
それが過信になってしまったんだな。
距離が近ければ、蹴りより拳の方が速い。
そんな初歩的な事で敗れるとはな。
俺はメインカメラが破壊された羅蹴を、滅多やたらに殴られて、
その時の衝撃で気を失い、機体ごと運ばれて、捕虜になった。
拘束着を着せられ、暗い無機質な場所に放り込まれている。
はてさて。どんな目に遭うのやらだ。
ギ
ィ
扉が開かれた。光が差し込む…。
真っ暗闇の中に居たせいで、光は目に毒だ。
そ
こ
に
は
それは、黒づくめの男であった。
スーツだって黒いし・・・。靴も黒い。帽子も黒い。手袋も黒い。
スーツだって黒いし・・・。靴も黒い。帽子も黒い。手袋も黒い。
色素の薄い肌が、その黒を際立たせ。黒づくめのその姿が、岩を人型にくり抜いたようなその巨体と顔に映える。
猛禽類のような鋭い目をしている。『油臭(ガソリンしゅう)』と『機械音』がする。
猛禽類のような鋭い目をしている。『油臭(ガソリンしゅう)』と『機械音』がする。
人ならざる臭いと音。そう・・・彼は『サイボーグ』。
生きとし生ける者の喜びの全てを捨て去った存在であるッ!!
生きとし生ける者の喜びの全てを捨て去った存在であるッ!!
そ
の
名
は
!
『耐撃の百文字(たいげき の ひゃくもんじ)』だッ!!
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○クロガネの賛歌 第6章 “アフリカ南部同盟”
最 終 話 「 T o B e C o n t i n u e d 」
ケリーオは口を開く。
「尋問しに来たのかい?」
百文字は答える。
「そうだ。貴様はアムステラの者であろう?」
「情報を吐き出させてもらうぞ。」
ケリーオ。
「悪いが話す事は何も無いな。」
「仲間は売らん。」
百文字。
「貴様は侵略者である。」
「拷問は酷いでは済まぬぞ?」
ケリーオ。
「こうなった以上、覚悟の上だ。」
「やれよ。地球人。」
そう。ケリーオは仲間を売らない。
吐いてしまえば良い。そうすれば苦しみから逃れられる。
しかし、ここまでやってきた仲間の事を思うと、
吐いてしまう事は罪悪に思えてならなかった。
自分はそんなにも仲間思いであったか?
そう思わなくもない。
だが仲間思いだからじゃあない。
いつも自分が戦って来た戦場は膠着(こうちゃく)していた。
ボギヂオ大佐の指揮はどうよ?と思われて来た中だった。
そんな悪評を吹き飛ばすように、自分は戦闘に勝利を重ねてきた。
誇らしかった。そんな自分が誇らしかった。
自分はキックボクサー崩れである。
王者になれず脱落をした男である。
そんな自分が活躍をし続けたと言う事。
それは大きな誇りであった。
そう言う誇りを取り去った時、自分には何が残るか?
- きっと。何も残らない。
だから喋らないと誓った。
そうする事だけが自我を支える事に思えたからだ。
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・
百文字。
「フッフフ。肝のすわった男である。」
ケリーオ。
「そいつぁ、どうも。」
百文字。
「だが、ワシも手段を選んでいられないのでな。」
「レディ。アレを。」
レディ。そう呼ぶと一人の女性が現れる。
黒髪の女性だ。艶やかな髪の持ち主であった。憂いた瞳を持つ女性であった。
ローブに身を包んでいる。露出の控えた服装をしているが、豊満なチチ(胸)と豊満なケツ(尻)を隠す事ができない豊満なバディ(肢体)。
ローブに身を包んでいる。露出の控えた服装をしているが、豊満なチチ(胸)と豊満なケツ(尻)を隠す事ができない豊満なバディ(肢体)。
だが、その女性は『奇妙』な事に・・・。
全身を『ミイラの如く包帯で覆い隠していた』。
ーその名は『 レ デ ィ ・ ミ ィ ラ 』
レゼルヴェ国に置いて、機動兵器の開発、政治的原案、
必要に応じて作戦指揮を執るなど、百文字の女房分として多岐に渡ってサポートし、彼に尽くしている。
必要に応じて作戦指揮を執るなど、百文字の女房分として多岐に渡ってサポートし、彼に尽くしている。
ケリーオ。
「何だい?その女が拷問するのかい??」
百文字。
「貴様は拷問では口を割らぬだろう。」
「なので『自白剤』を打つ事にする。」
ケリーオ。
「自白剤だと!?」
ッ
ッ
- 『自白剤(じはくざい)』
自白剤は諜報機関や警察などの捜査機関等が使うとされる薬物で、
注射されるとあらゆる秘密を自白し、また説によっては自白剤を注射された人物は「廃人」状態または死に至るとされる。
ッ
ッ
レディ・ミィラはこう言う。
「かつてQX団が誇った“魔妖香酋長(まようがしゅうちょう)”プカハンタが調合した自白剤よ。」
「これで口を割らぬ者など存在しないわ。」
百文字は続ける。
「その名も『ジャスティスC』。早速貴様に打つとする。」
ケリーオは喚(わめ)く。
「よ・よせ!うお!話してなるものか!!」
プ
ス
!
百文字はケリーオの首筋を注射で刺し…。
チ
ュ
ウ
!
そして自白剤を注入した。
ケリーオは苦しむ。
「ハ!ハ!ハ!ハオ!!」
「オ・オクレ兄さん!!」
「ハォォオオオオオ!!」
百文字は言い放つ!!
「さぁ話せ!貴様の知る全てをだ!!」
ケリーオは叫び声を挙げる!!
「ハォォォォオオオオオオオオオオオオ!!!」
「ヒフン…!ヒフン…!ヒフン…!ヒフン…!」
ケリーオは痙攣(けいれん)をする。
こうして…。ケリーオは全てを話した。
こうして…。ケリーオは全てを話した。
自分がキックボクサー崩れである事。
自分はボギヂオ大佐の部下である事。
ボギヂオ大佐がアフリカ南部侵略の司令官である事。
敗戦続きで悔しがっている事。
今回の作戦で勝ちを得ないとヤバイ事。
羅甲の総数があと少しな事。
今、攻められるとピンチな事。
基地はQX団の本拠地を流用している事。
自分はボギヂオ大佐の部下である事。
ボギヂオ大佐がアフリカ南部侵略の司令官である事。
敗戦続きで悔しがっている事。
今回の作戦で勝ちを得ないとヤバイ事。
羅甲の総数があと少しな事。
今、攻められるとピンチな事。
基地はQX団の本拠地を流用している事。
等々、今後の戦局に重要な情報が聞き出せた。
そして、百文字は、すぐさまこの情報を同盟各国へと流した。
皆の意見は一つであった!!
今 こ そ 、 侵 略 者 を 討 つ べ し ! !
総 攻 撃 を か け る ッ ッ ! !
- アムステラ基地 アフリカ大陸南部支部
赤い軍服を着た男であった。
ピンクの長髪と顎髭(あごひげ)をした男であった。
長いその髪を、耳近く、側頭部、頭頂と、リングで結んでいる。
刻まれた皺(しわ)が年齢を感じさせるその男。
ピンクの長髪と顎髭(あごひげ)をした男であった。
長いその髪を、耳近く、側頭部、頭頂と、リングで結んでいる。
刻まれた皺(しわ)が年齢を感じさせるその男。
“レッド・スーツ・ボギー”ボギヂオ=クラケット大佐
ボギヂオは神妙な顔をして集めた者達の前で話をする。
「ケリーオは自白剤によって全てを話す…。そうだね?」
尋ねられた男は答える。
「その通りだ。恐らく彼等はQX団が誇った“魔妖香酋長”プカハンタが調合した自白剤を使うだろう。」
尋ねられたその男。その男とは・・。
とても・・・。とても『青い男』であった。
とても・・・。とても『青い男』であった。
先が鋭く。下に曲がった鼻を持ち。
青い外套を身に纏い。
青い外套を身に纏い。
静謐(せいひつ)を覚える、顔立ちをし。
年月(としつき)を感じる、皺(しわ)が刻み込まれ。
年月(としつき)を感じる、皺(しわ)が刻み込まれ。
整った頭髪と。整った顎髭(あごひげ)と。
髪が青くて。顎髭(あごひげ)も青くて。
眉も青い。
車椅子に乗っている、その男の名は・・・。
ー『 鷲鼻のバトゥロ( わしばな の ばとぅろ ) 』
バトゥロは続ける。
「度重なる敗戦により、我等は疲弊(ひへい)した。」
「同盟を結び強大化した、彼等の戦力は大きなモノだ。」
「現状の戦力で、打破するのは難しいだろう。」
「今攻められれば、この基地は落とされると予想される。」
ボギヂオは大きくため息をつきながら。
「そうか…。」
と、短く答えた。
バトゥロはこう言う。
「ボギヂオ大佐。ここは勇気ある『撤退』も、一つの手であると思う。」
「戦うばかりが策ではない。撤退も立派な作戦の一つだ。」
諭(さと)すバトゥロに対し…。
ボギヂオはこう話す。
「バトゥロくん。撤退は出来ないよ。」
「ここまでの戦闘で多くの兵を失う事になった。」
「戦艦も3隻(せき)失った。こんな時の為のボギヂオ四天王も敗れた。」
「どん底だよ。そんなトコロまで来てしまった。」
だから、ボギヂオはこう話すのだ。
「最後まで戦おう…!!」
「此処がボギヂオ=クラケット最後の地になろうとも戦いたい!!」
「ギガント28号!恐るべき相手だと思うよ!!」
「でも逃げられない!恐怖を感じたまま逃げる事は、恥ずべき事だと思うんだよ!!」
ッ
ッ
「 男 と し て 逃 げ ち ゃ い け な い !
そ う 感 じ る ん だ よ バ ト ゥ ロ く ん ! ! 」
そ
の
時
で
あ
っ
た
パ チ パ チ パ チ パ チ パ チ パ チ ! !
( 拍 手 で あ る ! )
そ し て 女 の 声 が 響 き 渡 る ! !
「 『 E x c e l l e n t ( エ ク セ レ ン ト ) ッ ッ ! ! ! 』 」
「 『 良 き ! 指 揮 官 で す ッッ ! ! 』 」
ッ
ッ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
金髪の女性であった。長い髪をし、金縁のサングラスをかけていた。
女にしては大柄ではあったが、サングラスをかけていても解る美しさを持っていた。
そして何より威厳があった。支配者の貫禄である。そうその女とは!その女とは!!
女にしては大柄ではあったが、サングラスをかけていても解る美しさを持っていた。
そして何より威厳があった。支配者の貫禄である。そうその女とは!その女とは!!
ッ
ッ
バトゥロが緊張した声を挙げる!!
「 Q X 団 が 総 統 ッ ! !
Q u e e n X ( ク イ ー ン エ ッ ク ス ) 様 ッ ! ! 」
QueenX答える。
「久しいですねぇ、鷲鼻のバトゥロ(エイグロン)。」
バトゥロは続ける!!
「 『 全ては! QX団の名の下に!! 』 」
QueenXは微笑む。
「HAHAHA!
そう緊張しなくても良いんだよ、鷲鼻のバトゥロ(エイグロン)。
今は私も、アムステラの1軍人なのだからねぇ。」
「それよりも、もう一人紹介をしたい者が居るんだ。」
ッ
ッ
その姿はリトルでキューピットのようであった。
固定されてる『無垢な表情(ベイビィ・フェイス)』。メタリックシルバーに彩られた『身体有色(ボディカラー)』。
控え目なペニス(お○んちん)とポッコリした寸胴腹が『西洋彫刻』を連想させる・・・。
『脳移植型改造式鋼鉄赤ん坊(スーパー・メタリック・ベイベー・カスタム・バディ)』。
そしてその首には、黒い首輪がはめ込まれていた。
特異な体と特異な名前を持つ男・・・。
その名は・・・。
特異な体と特異な名前を持つ男・・・。
その名は・・・。
「 『 ド ク ト ル ・ ベ イ ベ ー ・・・・・ ッッ 。 』 」
ッ
ッ
ス ゥ ・ ・ ・ 。
ドクトル・ベイベーは。
ス ゥ ・ ・ ・ 。
広げた両腕を。
ス ゥ ・ ・ ・ 。
ゆるやかに下げていき・・・。
ス ゥ ・ ・ ・ 。
股間のソレを覆い隠すように・・・。
ス ゥ ・ ・ ・ 。
両の腕を交差(クロス)させ・・・。
ビ ィ ッッ ッ ッ タ ァ アアア ア ア ア ア ーーーー ー ー ー ー ー ッッ ッ ッ ! ! ! !
両 の 手 広 げ る 事 に て 、 完 遂 と し た ッ ッ ッ ! ! ! !
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
そう・・・!
『 SECRET PENIS ( シークレット・ペニス ) 』にて ご ざ い ま ち ゅ ッ ! !
ッ
ッ
ボギヂオは歓喜の声を挙げた!!
「 ホ チ ョ ォ ォ オ オ オ オ ! !
ド ク ト ル ・ ベ イ ベ ー の 帰 還 だ よ ぉ ー ! ! 」
ッ
ッ
そこには『 アムステラの牢獄 』より、帰還した『 ドクトル・ベイベー 』の姿があった!!
『 惑星オオウ 』にて、宇宙・人食い熊『 レッドヘルム 』の掃討を終え、
レアメタル『 スターシルバー 』を手に入れた『 Queen X 』と共に、
地球へと帰還した『 ドクトル・ベイベー 』の姿が其処にあったのだ!!
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ー ク ロ ガ ネ の 賛 歌 第 6 章 “ ア フ リ カ 南 部 同 盟 ” ー
ー 『 完 』 ー
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T o B e C o n t i n u e d ・ ・ ・ 。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー ク ロ ガ ネ の 賛 歌 第 7 章 “ 死 闘 ! 惑 星 オ オ ウ 編 ! ! ” ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー