惑星オオウの…。とある地域の名。『カイ』。
先の戦争。200年前に戦死した『ベン王』の故郷である。
先の戦争。200年前に戦死した『ベン王』の故郷である。
王都は『リキキャピタル』であるが、代々王はこの『カイ』で生まれ育つ。
そして、この『カイ』には、とある兄弟が住んでいた。その名も…!
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○クロガネの賛歌 第7章 “死闘!惑星オオウ”
第 3 話 「 カ イ の 三 兄 弟 」
○惑星オオウ カイ 山奥深く
森を行く者が2人。
一人は大柄な淑女(しゅくじょ)。
QueenX(クイーンエックス)である。
一人は大柄な淑女(しゅくじょ)。
QueenX(クイーンエックス)である。
もう一人は2足歩行の白毛の犬顔獣人。
イガ忍犬の総帥・アカメ。
イガ忍犬の総帥・アカメ。
2人は森奥深くを目指していた。
目指すその先に『カイの三兄弟』が居るからである。
- カイの三兄弟
その昔、山奥に捨てられた三つ子の兄弟が居た。
地球で言うトコロの『甲斐犬』の特徴を持った黒いオオウ星人である。
地球で言うトコロの『甲斐犬』の特徴を持った黒いオオウ星人である。
長男 アカトラ
次男 チュウトラ
三男 クロトラ
次男 チュウトラ
三男 クロトラ
そんな苦境の中ではあるが、
どんな時も3人力を合わせて生きて来た。
どんな時も3人力を合わせて生きて来た。
気性が荒く、兄弟以外誰とも打ち解けないが、
命を助けてもらった『ベン王』にのみ心を開く。
命を助けてもらった『ベン王』にのみ心を開く。
それぞれがオオウ八犬士の一人。
戦争に敗戦後、カイの山に籠(こも)り、
ベン王の復讐を誓い、修練の日々を過ごしている。
ベン王の復讐を誓い、修練の日々を過ごしている。
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アカメはこう言う。
「彼等のアムステラへの憎しみは強い。」
「わしが仲介しても、話すら聞いてくれぬかも知れぬ。」
Queenは答える。
「その時はその時です。まずは会ってみましょう。」
2人は歩を進める。
そしてQueenは耳にする…。
クチャ。
クチャ。
クチャ。
クチャ。
Queen。
「どうやら食事中のようですね。」
アカメ。
「聞こえるのか、Queenよ?」
Queen。
「ええ、よく。風下なのか、匂いは詳しく解りませんがね。」
「恐らくは地球で言うトコロの『猪(イノシシ)』でも食しているのでしょう。生でね。」
アカメ。
「この辺りはケモノが多い。カイの三兄弟が食していても不思議は無い。」
Queen。
「行きましょう、ミスター・アカメ。食事中ならば機嫌も良いでしょう。」
アカメ。
「だと良いがな。」
そして2人は先へと進み。
食事中の“カイの三兄弟”と遭遇する。
2足歩行の姿ではなく、4足歩行の姿をしていた。
皆、猪のような生き物に貪りついていた。
文字通りの犬食いである。
ディ・モールト、ワイルドと言うヤツだ。
一心不乱で、メシを喰っている。
クチャリ。
クチャリ。
クチャリ。
クチャリ。
Queen。
「Excellent(エクセレント)!野性に震えます!!」
その一言に。
ジ
ロ
リ
!
カイの三兄弟がQueenをジロリと見る。
長男のアカトラがこう言う。
「女!目障りだ消えな!!」
片耳。次男のチュウトラが続く。
「おい!お前もエサにしてやろうか?」
片目。三男のクロトラがこう言い放つ。
「俺達は人間が大嫌いだ!殺されたくなければ早く去りな!!」
Queen。
「ワァ~オ。印象は最悪のようですね。」
そこにアカメが割って入る。
「おい、三兄弟。話がある。」
アカトラは遮(さえぎ)る。
「久し振りだな!だがだまれ!アカメ!!」
チュウトラが叫ぶ。
「そうだアカメ!貴様いつから人間の犬になった!!」
クロトラが吼える。
「知っていよう!人間は殺す!さっさとこの場を去れ!!」
アカメは舌を巻く。
「やはり聞いては貰えぬか…。」
Queenはこう言う。
「Fum(フム)…。」
「私はあなた達に用があるのです。」
「此処を去る訳にはいきません。」
「ですので、こうしましょう。」
Queenは言い放つ。
「Battle(バトル)です!!」
「命を賭けて戦いましょう!!」
「そうして私が勝ったのなら、話を聞いてもらおうじゃありませんか!!」
アカトラ。
「ほう…。女、面白い事を言うな!」
チュウトラ。
「命知らずな女だ!」
クロトラ。
「では兄者!兄弟最強の俺が相手をするぜ!!」
アカトラ。
「おう!乱・蛇龍身抜刀牙(らん・だりゅうしんばっとうが)見せてもらうぞ!!」
チュウトラ。
「長年の修練でその技を身に着けたのは、お前だけだからな!!」
クロトラ。
「ありがとよ!!兄者!!!」
「人間!貴様、死んでもらうぜ!!」
Queen。
「素敵な言葉です。」
そうして、Battleが始まった…!!
刃物ですね。
Queenの第1感想はそれであった。
Queenの第1感想はそれであった。
牙とは刃物の如し。喰らえば致命傷の可能性もある。
まして噛みついて来るとなれば、刃物より厄介かも知れない。
まして噛みついて来るとなれば、刃物より厄介かも知れない。
Queenはクロトラの“牙”を警戒した。
そしてQueenは体を横にし、半身になる。
左脚が前であり、右足が後ろである。
こうする事により、被弾面積を狭くする。
左脚が前であり、右足が後ろである。
こうする事により、被弾面積を狭くする。
耳と鼻を集中させる。
目が見えないQueenは、その二つで相手を捕捉する。
目が見えないQueenは、その二つで相手を捕捉する。
(プンプンと匂いますよ…。獣臭がね。)
ジリ…。
ジリリ…。
Queenはすり足でクロトラに近づき始める。
そ
の
時
で
あ
っ
た
!
ビュオッ!!
クロトラがQueenの左足首を狙って跳びかかる!!
「グロロロガァー!!」
着弾するッ!!
今
ッ
!
ギュォオオ!!
Queenは左脚を踵落としの如く大きく蹴り上げた!!
その破壊力に、クロトラがぶっ飛ぶ!!
クロトラ!
「口だけではねぇな、人間!!」
「いや、只の人間じゃあねぇな!」
「オイルの匂いがするぜ!!」
Queen!
「そうです。実は私。“サイボーグ”なのですよ。」
クロトラ!
「だが、コイツでお終いだ!死ね!人間!!」
Queen!
「乱・蛇龍身抜刀牙(らん・だりゅうしんばっとうが)ですね?」
クロトラ!
「その通りだ!」
クロトラは身を屈(かが)め…!!
グ オ オ オ ! !
跳 び か か る ッ ! !
ギ ” ュ ” ウ ” オ ” ォ ” オ ” オ ”オ ”
ギ”ュ” ル”ル” ル” ル” バ” ォ” ゥ” ゥ”
ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ゥ”オ”ォ”オ”ォ” ン ” オ ” ォ ” ン ” オ ”
ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! !
ー さながら蛇の如くッ!
ー 螺旋(らせん)を描きながら 突 進 するッ!!
Queen!
「(想像以上ですね…!)」
「(反撃をするには回転力が強過ぎますし、
回避するには広範囲に攻撃をしています…!!)」
クロトラ!
「 奪(と) っ た ァ ー ! ! 」
ッ
ッ
ド ッ ッ ッ ッ パ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ン ン ! ! ! ! !
ッ
ッ
Queen!
「Muu(ムゥゥ)、腕が飛びましたね…。」
Queenの左腕がぶっ飛んだ!!
腕の根元から、ダラダラと、オイルが垂(た)れる…!!
クロトラ!
「間髪入れず!次は“首”を掻っ切るッ!!」
ッ
ッ
「 乱 ・ 蛇 龍 身 抜 刀 牙 ( ら ん ・ だ り ゅ う し ん ば っ と う が ) ッ ! ! 」
ギ ” ュ ” ウ ” オ ” ォ ” オ ” オ ”オ ”
ギ”ュ” ル”ル” ル” ル” バ” ォ” ゥ” ゥ”
ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ゥ”オ”ォ”オ”ォ” ン ” オ ” ォ ” ン ” オ ”
ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! !
ー 再び蛇の如くッ!
ー 螺旋を描きながら 突 撃 するッ!!
ー さしものQueenXも、
これにてTHE ENDかぁ~!?
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
Queen!
「(腕の切り口から判断をしました。)」
「(この螺旋の回転は、
中心の方向に向かうにつれ、
その切れ味は決して鋭くないとね。)」
な
ら
ば
!
「 す る 事 は 一 つ で す ッ ! ! 」
ド
ン
!
「 愛 も あ る ! 悲 し み も あ る ! ! 」
そ
し
て
!
「 凌 辱 ( り ょ う じ ょ く )が あ る で し ょ ! ! 」
ッ
ッ
ゴ ォ ォ ヴ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ン ン ! !
ー 跳 ん だ ァ ー ! !
Q u e e n が 跳 ん だ ァ ー ! !
ー 跳 ん だ 先 は 螺 旋 を 描 き 突 っ 込 ん で く る !
乱 ・ 蛇 龍 身 抜 刀 牙 ( ら ん ・ だ り ゅ う し ん ば っ と う が ) の、
ど 真 ん 中 だ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! !
ッ
ッ
ク ロ ト ラ は 舌 を 打 つ !
「 く ッ ! 見 破 り や が っ た か ッ ! ! 」
「 だ が 、 中 心 は 最 も 抜 刀 牙 が 激 し い 箇 所 だ ! ! 」
「 切 れ 味 が 鈍 ろ う と 只 で は す ま ん ぞ ッ ! ! ! 」
ガ
シ
ィ
!
Q u e e n は ク ロ ト ラ の 右 足 を 掴 ん だ !
「 本 来 な ら 、 腕 で 首 を 絞 め る の で す が 、
こ の 度 は S E R V I C E( サ ー ビ ス )で す ッ ! ! 」
「 コ マ ン ド サ ン ボ プ ラ ス 喧 嘩 殺 法 の ミ ク ス ド ッ ! ! 」
ッ
ッ
「 『 Q u e e n ! D y n a m i t e ・ S w i n g ( ク イ ー ン ! ダ イ ナ マ イ ト ・ ス イ ン グ )ッ ッ ! ! 』 」
ギ ” ュ ” ッ ” オ ” ォ ” ォ ” ォ ”ォ ”
オ”オ” オ”オ” オ” オ” オ” ォ” ォ” ォ”
オ ” オ ” オ ” オ ” オ”ォ”ン”オ”ォ” ン ” オ ” ォ ” ン ” オ ”
ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! !
ギ ” ュ ” ッ ” ォ ” オ ” オ” オ” オ”オ”オ”オ”オ” グ ” オ ” オ ” オ ” ~~~~ ~ ~ ~ ッッッ ! ! ! !
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「 『 G o o d L u c k ( グ ッ ド ラ ッ ク ) ! ! 』 」
それは!凄まじい、GIANT SWING(ジャイアント・スウィング)であった!!
螺旋を描きながら、突進してくる、クロトラの右足を掴み!!空中で思い切り、怪力に任せぶん回したのだ!!
クロトラの乱・蛇龍身抜刀牙(らん・だりゅうしんばっとうが)の勢いも合わさり、
回転は大地に向け落下し、回転力の限りを尽くし、クロトラは頭を地に叩き付けられた!!
吹き上がるは鮮血…!!
クロトラはピクリとも動かない。
それを見た長男・アカトラは!
「ク・クロトラァー!!おのれ!弔(とむら)い合戦だッ!!」
片耳。次男・チュウトラも!!
「生きて帰れると思うな、女ァー!!」
しかし、程なく声がする。
「ま…まて、兄者。」
アカトラ!
「クロトラ!!」
クロトラはこう言う。
「あの人間。投げる瞬間、腕を曲げ、威力を緩和(かんわ)させやがった。」
「だから、こうして生きている。」
「こんな真似されるとはな。敵に塩を送られちまったぜ。」
Queenは話す。
「私の目的はあなた達を殺す事ではありませんからね。」
「ミスター・アカメ。詳しい説明をお願いします。」
アカメは、三兄弟に説明する。
「実はな、三兄弟よ…。」
三兄弟は聞き入る。
“オオウの祭壇”には、“ベン王”の息子、
ー “ ケン・グレーデン ”
と、
ー “ ジョージ・グレーデン ”
が、冷凍睡眠されている事。
彼等を起こす為、祭壇に巣食う“宇宙・人喰い熊”レッドヘルムを倒す事。
レッドヘルム退治は巨大操兵『暴顛贅(アバレテンゼイ)』を用意している事。
それに乗り込む為の勇士『オオウ八犬士』を集めている事。
暴顛贅は咆牙型、4足歩行の獣タイプの巨大操兵の弐式を用意し、
DTS(ダイレクト・トレース・システム=操縦者の動きを機体に反映させるシステム)を反映させている事。
アカメの説明を聞き…。
三兄弟の答えは一つであった…!
「協力するぜ!アカメ!!」
かくしてQueen達は、オオウ八犬士の3人、
『 カイの三兄弟 』の協力が得る事が出来た!!
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